企業のキャンペーンや自治体のフェスティバル、博覧会、コンサート、いろいろな展示会、スポーツ大会など、さまざまなイベントを企画し、準備から開催までを担当します。規模が大きく国際的なイベントの場合などでは、複数のイベントプランナーがそれぞれのもち場を分担します。企画が決まったら、情報を集めたり、イベントを行う現場を見に行ったりして、イベントの目的に最もふさわしい演出方法を考えます。それから、会場づくり、パンフレットなどの制作物、会場内の音響や照明、美術効果、宣伝にいたるまで、総合的にプロデュースします。

イベントプランナーは、広告代理店やイベント企画会社などに勤めている場合が多いです。また、数は少ないものの、地方の自治体の広報室などに勤める人もいます。フリーランスで活躍している人はまだ少数ですが、独立するチャンスも大いにあります。

イベントプランナーには、イベント好きで、好奇心おうせいな人が向いています。そして、いろいろなことを同時に進められる管理能力と、多くの人を動かすリーダーシップも求められます。また、音響、照明、美術など、イベントに関するいろいろな分野にくわしいことも必要になります。

世の中の注目を集めるイベントは、企業や自治体にとって、その存在をアピールするためにはぴったりの方法です。景気が回復すれば、各地でより活発にイベントが開かれるでしょう。また、イベントプランナーを仕事にする人の数がまだ少ないため、総合的にイベントをしきれるイベントプランナーの育成が急がれています。今後はさらに求められるでしょう。