『テストの勉強してないとき 1日まえにあがく方法』
目次
「ヤバい、ヤバいヤバいヤバい...だって明日からテスト!」「今、なにか読んでいる場合じゃないんだよ本当は!」というキミに「テスト1日まえにあがく方法」をお届けしよう!
「これを読んだら100点が取れる!」なんて夢のようなことは残念ながら起こらないけれど、少しでも希望を持てるように。
だいじょうぶ、どんなにスタートがギリギリだったとしても、勉強しないよりいい。やればやっただけの点数アップが期待できるはずだからね!
これを読んだらすぐにでも、机に向かうんだよ~。
テスト勉強はいつからやるのが正しい?
お説教からスタートするみたいだけど、そもそもテスト勉強はいつからやるのが正しいんだろう?
「3日前」?「1週間前」?「1か月前」?...実はこの問いに正解は無いんだ。だって、その人の「普段の勉強のやり方」によって、テスト勉強に必要な時間が変わってくるから。
そもそも学校の定期テストは「ここまでに学んだことがちゃんと定着しているか?」を確認するもの。だから、普段の予習復習をバッチリやれていれば、「テスト勉強はいらない」なんていう人もいるんだよ!
「わ~次からは絶対そうする!」ハイ、ぜひそうしてください。今回に限っては、テストまであとわずかな時間しかないよね。テスト1日前にやるべきこと、やってはいけないことはなにか、を考えてみるよ!
キーワードは「よくばるな、ポイントを絞って立ち向かえ!」だよ。
テスト前日にやってはいけないこと その1...ノートを作り出す
さあ、勉強を始めよう! と思ったらまずなにをする?
たぶん教科書で範囲を確認するよね。テスト直前って、パラパラと教科書をめくっても心のなかにあせりがあると、たぶんなにも頭には入ってこない。そんなときに、「あせってやりがちだけどやってはいけないこと」の1つめが「ノートを作り出す」ことだ。
教科書の範囲をざっと読んでみて「ヤバい、全然覚えてない...まずはまとめノートを作ろう!」というのが、実はいちばんダメ! まず、まとめノートは時間に余裕があるときに取りかかるもので短期決戦には不向きだ。そもそも、テスト前日から作っていたらまず間に合わない。
それでもノートを作るなら「わからないところだけまとめたノート」を作ろう。
教科書に載っているテスト範囲の問題、範囲のドリルなどの問題を見直してみて、自分が間違えた問題、解けなかった問題だけをもう一度解きなおすノートを作ってみよう。1問でもいいから「これは解ける」という問題を積み上げていくんだ。
テスト前日にやってはいけないこと その2...全範囲を解こうとする
やってはいけないことの2つめは「全範囲を解こうとする」こと。まず、キミが向き合っている現実を認めよう。
「今から全部やるのは無理!」じゃあどこを攻めるべきなのか?
それを見極めるために教科書の範囲をざっと読んでみよう。そして「おや? なんのことだ?」「あ~やったね、こんなこと」と思ったところがあれば、そこがポイント!
覚えていない&理解が足りない部分だということがわかるよね。まずはその部分を重点的に見直してみるんだ。暗記科目の場合は、教科書の太字ワードを暗記してみよう。
ポイントを絞って地道に繰り返すことが、今できる最善の策だ!
テスト前日にやってはいけないこと その3...徹夜で勉強をしようとする
「オレ、昨日は徹夜で勉強しちゃったよ~」なんて聞くとちょっとカッコ良さそうに感じるかもしれないけれど、徹夜明けの頭は動かない! 最悪の場合はテストを解きながら気づいたら夢のなか...なんてことも起こりえるし、やり慣れないことをすると体調を崩すことだってある。
「徹夜しなきゃ無理かも...」と思ったなら、ぜひおすすめなのは「早起きすること」だ。眠い目をこすって1時まで勉強するよりも、朝5時に起きてみよう。直後にテストが控えている状態で勉強する朝の2時間のほうが絶対に有意義だから!
前日の勉強で気をつけること
残された時間でなにをするのか計画する
テスト前日、まず最初にやるべきことは計画を立てること。
どの科目やトピックに焦点を当てるか、なにを復習するかを考えよう。
最初に計画を立てることで、残された時間の有効活用が可能になるよ。
気が散るものはまわりに置かない
勉強する場所を選ぶとき、気が散る要因を排除しよう。
スマホやゲーム機は遠ざけ、集中力を高める環境を整えよう。
睡眠時間はしっかりとる
適切な睡眠は、記憶力と集中力を向上させてくれる。
十分な休息を取ることで、テスト当日に元気な状態で臨むことができるよ。
テスト前日にやるべき勉強
基礎項目と最重要事項だけに絞る
テスト前日には、時間が限られているよね。
だから、基礎的なトピックと最も重要なポイントに絞る必要がある。
余計な情報に時間を費やすのは避けるべきだよ。
深く考える問題より暗記に時間を使う
テスト前日に深く考える必要がある問題よりも、暗記に時間をかけよう。
公式やキーワードは得点に直結するからね。
その意味からは前日になんとかする場合は、社会、国語、英語など、暗記部分の多い科目のほうが点数を上げやすいよ。
この時点から新しいことに手を出すのはやめておく
テスト前日に新しいトピックや問題に取り組むことは避けておこう。
この時点で手をつけていなかった部分まで攻略しようとするのは無理だよ。
それよりも基礎事項や暗記の確認をしたほうが得点に結びつきやすいよ。
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ギリギリ当日の朝にできること
早起きして昨日覚えた範囲を復習
当日の朝、早起きして昨日までに覚えた内容を復習しておこう。
これにより、記憶に新しいうちに復習でき、自信を持ってテストに臨むことができるよ。
夜遅くまで勉強するよりもその分早起きしたほうが効率的に勉強を進められるんだ。
食事は抜かない
時間がないから朝食を食べないのはお勧めできない。
脳はエネルギーを必要とし、適切な栄養をとることで集中力を高めることができるからだ。
消化がよく食べやすい朝食メニューをとるようにしよう。
休み時間にも最後の復習
テスト前日の授業や休み時間を有効活用して、最後の復習をしよう。
この短い時間でも、情報を確認し、自信をもってテストに臨むことができるよ。
もちろん、いまさら難しいことや新しいことを覚えるのは無理なので、これまでの確認に徹しよう。
ギリギリなときの科目別勉強法
具体的に1日まえに科目別にやるべきことはなんだろう?
「これだけはやっとけ!」のエッセンスをお伝えしよう!
ギリギリの勉強法:英語
英語はとにかく教科書の英文をひたすら読み返そう。
英単語は重要な得点源だから、わからない単語のみノートに書き出してチェック。
英文と和訳がセットで頭に入るように繰り返していこう。
ギリギリの勉強法:国語
英語同様、国語でも漢字が得点源になる。赤シートを活用するなどで、読みや意味、書き取りを頭に入れてほしい。
教科書の文章を読み返し、できれば授業中に先生がどんな説明をしていたかを思い出しておこう。先生のコメントが問題を解く鍵になるはずだ。
ギリギリの勉強法:数学
章末問題を解いておこう。章末問題はその単元のエッセンスがつまっている。その問題を解くだけで、単元のニガテな部分、不安な部分があらわになるはず。
また、公式はしっかり押さえて基礎問題は必ずとける状態にしておこう。
ギリギリの勉強法:理科
理科には「暗記」の要素が強い生物系と公式などを使って解いていく物理系がある。
前日からの勉強であれば、とにかく覚えることで急場をしのげるかもしれない暗記系を優先。教科書を読み込んでいこう。
物理系は公式を覚え、基礎的な問題を1問づつでも解いておこうね。
ギリギリの勉強法:社会
歴史の全体的な流れをしっかりつかむことが第一。教科書を声を出して読むことで脳を刺激し、暗記が進むよ。
教科書でいっぱいいっぱいかもしれないけれど、できればワークの問題も解いておこう。問題を解いたらすぐに解答で答えを確認。答えがすぐに頭に浮かばないなら、暗記があやふやな証拠。もう一度教科書の該当(がいとう)部分を声を出して読んでおこう。
どうだったかな? キミの健闘を祈っているよ!!