『授業中にお腹が鳴る! 女子ならなんとかしたいこと』
朝イチのテストはまだいい。でも4時間目のテストはかんべんしてほしい。だって、シーンとしているなかで絶対お腹が鳴るんだもん! 大音響で「グー」っと鳴り響いたあと、「クスクス」という声が周りから聞こえると今すぐその場から逃げたい気持ちになって、もはやテストどころじゃない。
それにしても、どうしてあんなに大きな音でおなかが鳴るんだろう。しかもなぜ、いつも最悪のタイミングで鳴るの!?
「あはは、鳴っちゃったよ~」ってごまかせるあの子はいいな...。ああ、お腹の音をなんとかしたい!
目次
お腹が鳴る原理は
そもそもどうしてお腹が鳴るのかな? 「グー」とか「キュルルル」と、かわいいようで静かな教室に響きわたるあの音。正体は「胃や腸が収縮する音」なんだって。
健康な胃は、空っぽになるとぎゅ~っと収縮するんだ。すると、続いて小腸も収縮して、なかにあるモノを次々と運んでいく。まさにそのとき「グー」「キュルルル」といった音が鳴るんだ。
ちなみに、音にもバリエーションがあるよね。それにも理由があるんだ。
胃が収縮すると、なかにあった食べ物や水分、空気などがグネグネと混ぜられて音が鳴る。そのときにあるモノによって音が変わるから、いろんなバリエーションが生まれるんだって。鳴る場所が「胃」か「腸」かでも変わるらしい。
そして、「グー」「キュルルル」がひと通り過ぎると胃や腸の中身は空っぽ、お昼ご飯を食べる準備万端な状態になるんだ!
ちなみに、どうしていつも同じ時間に鳴るんだろう? 実は、食事から4~7時間後にお腹はなる仕組みになっているらしいよ。逆算してみると、例えば朝7時に朝食を食べたら、11時~が「なりどき」。う~ん、まさに3,4時間目だね。
お腹が鳴りやすい人の特徴
「また鳴ったよ...」って人、まわりにいるよね?
じつは鳴りやすい人にはいくつか共通点があるんだ。
生活習慣とか食べるもの次第で差が出るってわけ。
何が原因なのか、さくっと見てみよう。
食事の内容と摂取方法
- 早食い:急いで食べると、食べ物だけじゃなく空気まで飲み込んじゃう。そりゃ鳴るよ。
- 炭酸飲料:炭酸はガスの塊。
腸内でガスが暴れると音も出る。 - 冷たいものや辛いもの:胃腸がびっくりして暴れ出す。刺激が強いと余計鳴るよね。
生活習慣
- 朝食を抜く:朝ごはんを抜くと空腹の時間が長くなる。それで鳴りやすくなるんだ。
- 座りっぱなしで勉強している:動かないと腸にガスが溜まる。
精神的要因
- ストレスや緊張:これも意外と原因。
胃腸が「緊張モード」になると鳴りやすくなるんだ。
お腹が鳴りにくい人の特徴
逆に、「お腹? まったく鳴らないけど?」って人いるよね。
あれズルいよな。
でもね、鳴らない人にはそれなりの理由がある。
そのライフスタイルをちょっと覗いてみよう。
食事習慣
- ゆっくり噛む派:早食いと逆で、空気を飲み込まないから鳴りにくい。のんびり食べるのがコツみたい。
- バランスの良い食事:脂質を適度に摂ると、空腹感が遅れてくる。その結果、鳴らない。
生活習慣
- 運動してる派:動くことで腸内のガスがスムーズに流れるから音が出にくくなるんだ。
- 姿勢を正してる人:背筋を伸ばすと胃腸の圧迫が減る。これも音防止になる。
精神的安定
- ストレス管理が上手い人:自律神経が整うと胃腸の動きも安定して鳴りにくくなる。やっぱリラックス大事だよね。
※くわしくは「お腹が鳴る人と鳴らない人]
お腹が鳴らない食べ物の選び方
腹持ちがよくて消化に優しいものを選ぼう
どんな食べ物が「鳴らないお腹」に近づけるか気になるよね。
腹持ちが良くて、消化が穏やかな食品がポイントだよ。
食物繊維が豊富な食べ物
玄米やオートミールはゆっくり消化されて、満腹感が続くよ。
白米よりもおすすめ。
全粒粉パンなんかもいい感じ。
これらには腸内環境を整える食物繊維もたっぷり含まれてるんだ。
低GI食品を選ぶ
ヨーグルトやナッツ、りんごは低GI食品で、血糖値がゆっくり上がるから、空腹になりにくいんだ。
低GI食品ってなに?って思うよね。
簡単に言うと、体の中でエネルギーに変わるスピードがゆっくりな食品のこと。
たとえば、白米や普通のパンは高GI食品で、食べるとすぐエネルギーになるけど、持続力があまりないんだ。
でも、ナッツやヨーグルト、りんごみたいな低GI食品ならエネルギーが長く続くから、午後の授業や長時間の勉強中にも空腹で集中力が切れにくい。
たとえば、お弁当にりんごのスライスを入れたり、おやつにナッツを取り入れるのはどうかな?
空腹を感じにくくなって、勉強も部活も最後まで全力を出せるはず!
タンパク質を積極的に摂る
タンパク質は満足感が得られて腹持ちもバツグン。
納豆や卵、チーズなんかはおすすめ。
少量でもしっかり効果があるよ。
脂質のバランスも大事
ナッツやアボカドみたいな良質な脂質を含む食材も腹持ちを助けるよ。
ただ、食べ過ぎには注意!
※くわしくは「お腹がならない食べ物」
授業中のまずい音の対策 音出し系対策
音が鳴るのをなんとか止められないか!? みんな、いろいろな対策を考えて涙ぐましい努力をしているみたい。まずは別の音を立てて打ち消す方法を紹介しよう。
「セキ払いをする」「イスを動かす」「筆箱のなかのペンをガチャガチャ鳴らす」などなど。でも、突然ゴソゴソ動き出すと怪しさ満点。「あ、今の腹の音はあいつだな?」と逆にバレる可能性もあるよね。だから「ポーカーフェイスを貫く」「自分じゃないけどだれ? という雰囲気を出して周りを見る」といった知らんぷり作戦の方が効果はあるかもしれない!?
体ねじり系対策
音の正体は「胃」や「腸」の動きだから、残念ながら意識して止めることはできないんだ。でも「おなかをなでる」「胃の辺りを中心に体をねじる」「おなかを凹ませて、力を入れて息を止める!」といった力業も。
これは、姿勢を変えることで胃の中身の状態を変えて音を調節できることがある...かもしれない! 絶対効くとは言えないけれど、試してみる価値はあるかもしれないぞ。
食べる飲む系対策
休み時間にこっそりなにか食べておく、水を飲んでおくという対策もよく聞くけれどその方法はどうなんだろう。
胃や腸を動かしてお腹を鳴らす役割をしているのは、腸から分泌される「モチリン」というホルモン。モチリンは食物が入ってくると分泌が止まるから、3,4時間目の前にアメなどをなめるのは比較的効果が期待できる方法なんだって! ただし「ノンシュガーはダメ」らしいから、甘いものを口に入れる回数が増えることによる虫歯などのリスクを考えたらあまりオススメはでいないかも。
ちなみに、ひとしきり「グー」となってしばらくすると空腹感も消えていることってない? これは血液中の「モチリン」が減るからなんだって。そして、また90~120分くらいたつと、再び「モチリン」登場。「グー」が始まるんだ。
お腹が鳴るということは、今日も元気に胃腸がはたらいている証拠。だから「恥ずかしい」と思わずに「おなかすいたよ...お腹なっちゃったよ」と、笑いにしたほうがストレスにもならないかも!
なんで? 授業中におならしたくなる悲劇
授業中の音対策としては、おならもあるね。
なんとなくガスがたまってきたような、おならが出そうな予感がしてくると、もはやそのことしか考えられなくなってくる!
まったくどうして授業中に限っておならがしたくなるんだろう。なにか原因があるのかな?原因がわかれば、効果的な対策も考えられそうだよね。
どんなときにおならが出るのか?
おならって、なにからできているか知っている?実は、呼吸や食事のときに知らずに飲みこんだ余分な空気や、腸の中で食物が分解されたときに発生したガスが材料になっているんだ。 じゃあおならをしたくなるのって、どんなときが多いんだろう?タイミングや原因がわかれば、出ないように調節することができるかも!
おなかを圧迫(あっぱく)する体育すわり
体育の授業中や行事、集会などでよくやる「体育座り」。この姿勢でおならの危機に見舞われたという人もいるのでは!?両ひざを立てて両手ですねを抱きしめるこのポーズは、内臓が圧迫されるといわれている。おなかがぐっと押されることで内臓が刺激(しげき)されて、おならが出そうになるんだね!
緊張(きんちょう)して腸が刺激されたとき
ほかにも、代表としてみんなの前でなにかを発表する役割になったときなどに、緊張しておなかがグルグル...そんな経験はないかな?実は、強いストレスがかかることでつばを何度も飲みこみ、そのときいっしょに空気を飲みこんでしまうことで、おならが増えるということがあるんだ。
おならが出そうになったとき、これやってみよう!
お待たせしました、おならが出そうになったらどうしたらいいの!?困ったときの対処法を紹介するよ。ただし、おならは健康のためには出したほうがいいもの。だから「がまんする」という選択肢(せんたくし)は最初からない!!と覚悟(かくご)しておいてね。
授業中でもトイレに行かせてもらう
まずはコレ。先生に「おなかが痛い」など正直に伝えてトイレに行こう。トイレに行くことができればもう安心。
保健室に行かせてもらう
「トイレに行きたい」というのがはずかしければ、「保健室に行かせてください」と言ってしまうのもありかも。ただし、保健委員の人がいっしょに行ってくれる...という、思ったようにはいかない事態になる可能性もある!
音を出さないように少しずつする
案外、みんなこっそりやっているかも、という方法。こっそりしてしまう!先生や友達が話すタイミングに合わせてみたり、なんなら自分がしゃべってごまかしたり、みんな涙ぐましい努力をしているみたいだよ。
※くわしくは「授業中のおならを止める方法!」
授業中の音対策は万全に!
お腹の音や、おなら。授業中には厄介な存在だよね。
でも生理的な現象だからあまり心配しすぎるのも良くないよ。
お腹の音もおならも対策すればだいじょうぶ。
授業や部活を楽しんでね!
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