『部屋を涼しくする工夫』

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#からだのケア#季節の行事
2024.08.02

暑い...とにかく暑い!
猛暑ならぬ酷暑という言葉がすっかり耳になじんでしまった日本の夏。
こんなに暑けりゃ、夏休みの宿題もはかどるわけがないよね。
そう、やる気も起きなくて、宿題が進まないのは部屋が暑いせいだ!
つまり、この暑ささえなんとかなれば、やる気も出てきっと宿題だってスラスラ進むはず!?
そのためにも、部屋を涼しくする工夫を考えてみよう!

目次

暑さから体を守る!

もはや、部屋を涼しくすることは「快適に過ごすためにすること」ではなく、「身を守るためにすること」と考えたほうがいい。
イマドキの夏は本当に暑い。
暑さで体力は消耗(しょうもう)するし、汗をかくと体の水分だけじゃなくてミネラルも失われてしまう。
朝でも夜でも、暑い部屋にいるだけで熱中症になってしまうこともある。
だから、自分の体を暑さから守るためにも部屋を涼しくしよう。

エアコンを使う

エアコンがあるなら、節電は気になるけど、この時期は遠慮なく使おう。
がまんは禁物だ。
がまんして熱中症になってしまったら、そのほうが時間もお金も損失が大きい。
ただ、それぞれのおうちの考えかたもあると思うから、エアコンを使うときのルールはあらかじめ話しておけるといいね。

湿度に気をつけてみる

暑さは温度だけでなく、湿度もかかわってくる。
湿度が高いとなんだか空気が重いし、むしむしするし、体中べたべたして気持ち悪い!
なんて思うけど、それだけじゃなくて、湿度が高いと汗が蒸発しにくくて体温が下がりにくくなる。
だから、体に熱がこもりやすいんだ。
家に温度計や湿度計があるなら、自分の過ごしている部屋の温度だけでなく湿度も気をつけて、どれくらいなら快適に過ごせるかを確認してみよう。

どうしても暑いときは涼しい場所に

部屋にエアコンがなかったり、どうしても暑い! ってときは、涼しい場所に避難するのもひとつの方法だ。
おすすめはやっぱり図書館。
涼しいし、静かだし、学習スペースもあるから、夏休みの宿題もできて一石二鳥。
場所が変わると気分も変わって、家でやるよりもはかどるかもしれない。
夏休みの期間中は、公民館や市役所で自由に使えるスペースを開放しているところもあるから、キミの住んでいるエリアで調べてみて。
ショッピングモールやスーパーも広いところは休憩スペースがあったりするので、家族や友達との買い物やおつかいついでにちょっと休んでいくのもいいね。

窓を使って工夫する

部屋を涼しくする工夫のポイントは窓。
「窓なんて、とりあえず開けとけばいいんでしょ?」
なんて思うかもしれないけど、じつはやりかた次第で逆効果! なんてこともあるんだ。
ここからは効果的な窓の使いかたを見ていこう。
窓を開ける以外にも部屋を涼しくできる方法があるから、それも紹介していくよ。

窓を開ける

まずは、窓を開けて換気することで部屋を涼しくする方法。
あたりまえだけど、朝晩は日中に比べて涼しくなるので、外が少し涼しいときや、いい感じの風が吹いてきたら窓を開けよう。
そのときのポイントは、風の通り道を意識すること。
窓を1つだけ開けるんじゃなくて、対角になるように開けたり、部屋のドアを少し開けたりしておこう。
風が通り抜けて、部屋の熱気を外に出してくれるよ。
ちなみに、外がものすごく暑いときは、熱気が外から部屋のなかに入ってきてしまうので、むしろ窓は閉めておいたほうがいい。
雨が降ったあとは涼しくなっていることもあるけど、場合によってはむっしむしの湿気が押し寄せてくるので要注意!

遮光カーテンやグッズを使って日差しをさえぎる

窓から直射日光が当たると、壁や床をあたためてしまって、それで部屋がどんどん暑くなってしまう。
だからカーテンを閉めて、直射日光が当たるのを防ぐことで、部屋の温度を上がりにくくしよう。
とくに効果的なのが遮光カーテン。
ふつうのカーテンは昼間はカーテン越しでも部屋が明るいけど、遮光カーテンは日中でも部屋が真っ暗になるほどしっかり光をさえぎることができる。
日光をしっかりさえぎることで、部屋の温度が上がるのを防ぐ効果があるんだ。
おうちの人と相談して、カーテンを遮光性の高いものにするのも、効果的な暑さ対策になるよ。

断熱シートで熱が入ってこないようにする

光だけでなく熱自体をさえぎるのも大事。
冬でも、窓が開いていないのに窓際は寒い、なんて感じたことはないかな。
外の熱気や冷気は、たとえ窓を閉めていても部屋に入ってきてしまうんだ。
それを防ぐのが断熱カーテンや断熱シート。
遮光&断熱効果のダブルで部屋が暑くなるのを防いでくれるものもあるし、透明でも断熱効果のある製品もある。
熱はさえぎりたいけど、部屋が真っ暗になるのはちょっとな...という人は、そういう効果のある商品を探してみてもいいかもしれない。
カーテンを替えるのが難しい場合は、100円ショップでもすだれや遮光シート、断熱シートがあるので、試してみてもいいね。

扇風機やサーキュレーターを使う

部屋に扇風機やサーキュレーターがあるなら、絶対に使ったほうがいい。
風が体に直接当たって涼しいっていうだけじゃなくて、部屋の空気自体を快適にするための重要な役割があるんだ。
それに、エアコンの効果をアップするのにも役立つといわれているよ。
扇風機やサーキュレーターをじょうずに使って、部屋を効率よく涼しくしよう!

空気を循環させる

扇風機やサーキュレーターを使うと、部屋の空気を循環させて部屋を涼しくすることができる。
空気は、温度が低いと下に、温度が高いと上に行く性質がある。
そして、空気が循環していないと、冷たい空気は下に、温かい空気は上にたまって滞留してしまう。
扇風機やサーキュレーターで空気を循環させると、床にたまりがちな冷たい空気を循環させて、部屋をまんべんなく涼しくしてくれるんだ。

エアコンと併用して効率アップ

エアコンの効率をよくするためにも、扇風機やサーキュレーターは効果的。
エアコンは、湿気や温度の高い空気を吸い込むほうが負担が大きく、電気代もよりかかるといわれている。
だから、使い始める前に、扇風機やサーキュレーターで部屋にこもった熱い空気を少しでもならしておくといいんだ。
エアコンを使っているときも、それは同じ。
温かい空気は上にたまりがちっていう性質があったよね。
空気の循環がよくないと、エアコンをかけていても温かい空気は上にたまってしまうので、エアコンが温かい空気ばかり吸い込んでしまう。
だから、空気の循環をよくすると効率よく部屋が涼しくなるんだ。
エアコンを使いながら扇風機やサーキュレーターを使うときは、エアコンの対角線上に置くと、エアコンから出る冷たい空気が循環しやすくなるよ。

濡れタオルや保冷剤などの活用

扇風機やサーキュレーターは、空気を循環して冷房効果を上げたり、その風に直接当たることで涼しくしてくれる。
けれど、エアコンがなくて部屋が暑いままだと、扇風機から熱風を浴びることになってしまう。
じつはこれ、場合によっては熱中症になりやすくなってしまうから気をつけて。

扇風機やサーキュレーターだけでも、どうにか部屋の温度を下げたい! というときに使えるのが、濡れタオルや保冷剤だ。
扇風機やサーキュレーターの前後のガードに濡れタオルや保冷剤を置いて、冷たい空気を循環させる。
ただし、濡れタオルや保冷剤から落ちる水のしずくが扇風機やサーキュレーターにかかると故障の原因になってしまうので、置く位置には注意しよう。

体感温度を下げる工夫

ここからは、部屋を涼しくする工夫だけじゃなくて、体感温度を下げる工夫も紹介するよ。
「ちょっと暑いけど、エアコンを使うほどじゃないかも」っていうときや、エアコンがない部屋にいるとき、外出するとき使えるものもあるから、ぜひ参考にしてみて。

冷却シートや保冷剤などのグッズを使う

スーパーやホームセンター、100円ショップに行くと冷却シートや保冷剤、水をつけると冷たくなる冷却タオルといった、猛暑・酷暑対策アイテムがたくさんあるよね。
コレを利用しない手はない。
今、暑くてたまらない! というキミにまずおすすめするのは保冷剤。
保冷剤にタオルを巻けば、あっという間に暑さ対策グッズのできあがりだ。
今すぐ冷蔵庫に保冷剤が入っていないかチェックしよう。
そのほかにも、冷却シートや冷却タオルなどのグッズがあるけど、効果的な使いかたは、首やわきの下をひやすこと。
大きな血管があるところを冷やすことで、冷えた血液を全身に送って体を冷やすことができるんだ。
あと、あたりまえだけど「涼しい服装」をこころがけよう。
スポーツウェアのような、汗が蒸発しやすい工夫のある生地や、冷却効果や涼感を感じやすい生地のものを選んだり、風通しのいい服装をこころがけよう。
最近は服にかける冷却スプレーもあるので、いろいろなグッズを試してみてね。

涼感を感じる香り・飲み物や食べ物で工夫する

香りや飲み物、食べ物でも体感温度を下げる工夫ができるよ。
まずは香り。
ペパーミントやハッカのようなミント系の香りは、さわやかにすっと香って涼やかな気持になるよね。
実際、ミント系の冷却スプレーやお部屋の除菌消臭スプレーを見かけたことがあるんじゃないかな。
ほかに涼感を感じるといわれている香りはユーカリ、レモン、ライム、グレープフルーツなど。
キミのお気に入りの香りを探してみよう。
涼感を感じる飲み物・食べ物としてもミントはその代表格だ。
ミントティーやミントあめも涼しさを感じることができるよね。
レモン、ライム、グレープフルーツも、夏にぴったりのさわやかな果物。
ちなみに、夏が旬のきゅうりやゴーヤー、すいかなどは食べると体温を下げるといわれているんだ。
この夏は涼しいデザートやおやつでリラックス、なんていいんじゃない?
アレルギーのある人は、しっかり気をつけて取り入れてみてね。

打ち水をする

昔からある打ち水も、なんとなく涼し気っていうだけじゃなく、ちゃんと科学的根拠がある。
水が水蒸気になるときは、まわりの熱を吸収する効果がある。
汗もそうだけど、水分が蒸発するときにふれているものの温度を下げてくれるから、打ち水をすると道路や地面が冷えて涼しく感じるんだね。
打ち水は地面を冷やすときにそよ風を起こしてくれるから、それも体感温度を下げてくれるよ。
打ち水とセットで、すだれをかけたりして日陰を作っておくとさらに効果的。
日本の伝統的な「打ち水」で涼をとるなんて、ちょっと粋な感じでいいよね。

まとめ

猛暑、酷暑といわれるイマドキの夏。
工夫しながら部屋を涼しくして、体も心も元気になって、宿題や勉強もスラスラっとこなしちゃおう。
この「部屋を涼しくする工夫」、部屋の何か所かに温度計を設置して、どの方法だとどこが何度になったか記録すれば、「効率的に部屋を涼しくする方法の研究」なんて自由研究にもなっちゃうかも??

さまざまなグッズを活用して暑さ対策するのがちょっと楽しいキミは、インダストリアルデザイナーという仕事に向いているかも?

さまざまな製品をデザインする専門職

自動車やカメラ、事務機器など、大量生産を前提にした、さまざまな工業製品をデザインするのが、インダストリアルデザイナーです。
衣類はファッションデザイナー、室内家具はインテリアデザイナーですが、そのほかの製品はほとんどインダストリアルデザイナーが手がけています。
新しい製品の企画が決まると、インダストリアルデザイナーは、情報や資料を集め、ほかの技術者や販売責任者と話し合いながら、デザインを進めていきます。
スケッチをえがいたり、クレイ(特殊なねん土)や発泡スチロール、紙などで立体の模型をつくったりします。

インダストリアルデザイナーは大多数はメーカーに勤務

インダストリアルデザイナーの多くは企業の工業デザインの専門職として働きます。
フリーランスで働くのはごく一部で、大多数の人は工業製品を手がけるメーカーに勤務しています。
その場合、工業デザインの専門職として採用されます。
企業の製品の重要な部分にかかわる情報を扱うため、正社員として雇用されることが多いです。

グリーンのチカラで暑さ対策したいというキミは、グリーンコーディネーターという仕事について調べてみては? 

植物を使って空間を演出する

グリーンコーディネーターは、さまざまな観葉植物を使って、ホテルやイベント会場、商業施設、オフィスなどを、美しいグリーンの癒し空間に変えるプロフェッショナルです。
お客様からの要望やスペースに合わせて、グリーンのコーディネートを提案するだけでなく、植物を設置することや植物の世話、メンテナンスまでを行います。

グリーンコーディネーターのやりがい

依頼主を始めその空間を訪れる人々に、「癒される」「おしゃれ」「素敵」などと本当に感動して喜んでもらえることが、グリーンコーディネーターの一番のやりがいです。
依頼主の期待以上の空間を作り上げることができた時には、大きな達成感を味わうことができるでしょう。

どんな仕事かな? と思ったら「おしごと事典」を見てみよう!

おしごと事典
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2024.08.02

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