『期末テストは何点取ればいいの?』

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2022.12.23
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「期末テストって、何点取ればいいの?」
こんな悩みを抱えている中学生は多いと思う。同時に、この質問にはっきりと答えられる中学生はそれほど多くないかもしれない。もちろん、中2生や中3生は、ある程度中学校の定期テストを受けてきたはずだから、自分なりの目標点や最低〇〇点以上は取りたいなど、なんとなく答えがあるとは思う。でも、その目標は本当に適切なのだろうか?
  小学校を卒業したばかりで、定期テストを受けたことがない中1生は、最初は何点取ればいいのかなんて、全く検討がつかないかもしれない。
今回は、学校のテストで何点取ればいいのか、そして目標点別にどんな勉強をしていけばいいのかについてくわしく紹介していくよ!

期末テストは何点取ればいいのか

それではさっそく、中間テストや期末テストで何点をめざせばいいのかについて紹介していくよ。
といっても、実は人によって異なるんだ。「そりゃそうでしょ!」というツッコミが聞こえてきたような気もするけれど、より具体的に教えるから安心してこの先を読んでほしい。

キミが行きたい高校によっても変わる!

学校の定期テストの点数で「行きたい高校」にも影響が出てくるよ。
なぜなら、多くの公立の高校受験が「内申点」と「当日の試験」で合否を決めるからだ。なので、行きたい高校に合格する可能性を上げたいなら、内申点を取っていくことが、中学生活において非常に重要になってくる。そして、学校のテストの結果は、その「内申点」に大きくかかわっている。「5」が欲しければテストで90点は取っておきたいし、「4」が欲しければ80点は取っておきたい。
(内申点は、テストの点数だけで決まるわけではないので、あくまで目安だよ。くわしくは、後半で解説するよ。) まとめると次の3STEPだ。
① 行きたい高校のレベルを調べる
② 取りたい内申点を知る
③ そのために必要なテストの点数の目安を知る

とはいえ、まだ志望校なんて決まってないという人も多いはず。そんな人は、まず学校の平均点を目安に目標を設定してみよう。次でくわしく見ていくよ。

定期テストの平均点の目安

平均点は、学校のテストの際に最もよく使われる指標の1つだ。知っていることも多いかもしれないけれど、改めて平均点について確認していこう。

平均点の目安は60点なことが多い!?

テストの平均点は、以下の計算方法で求められる。
「テストを受験した人全員のテストの合計点÷テストの受験人数」
平均点が取れれば、だいたい真ん中くらいの実力だったということになる。
では具体的に平均点とは何点なのか。それは、先生の作成するテストの難易度にもよるし、テストを受験した人たちの学力の高さにもよるから決まってはいないんだ。とはいえ、一般的には平均点がだいたい60点くらいになるようにテストを作る先生が多いみたいだぞ。1つの目安として頭の片隅に入れておこう。

まずは平均点越えを目指そう!

勉強が得意な人は、5教科平均や9教科平均で80点とか90点を目指してほしいけれど、そうでない人はまずは各教科平均点を基準にして目標にしてみよう。
平均点が取れていれば、行ける高校の選択肢は大きく広がるよ。
ここで1つ注意点。簡単なテストは自分もいつもよりいい点数が取れるけれど、それはみんなも同じ。つまり、簡単なテストだと平均点も上がってしまうんだ。つまらないミスで減点されてしまうと、せっかくできたと思っても案外平均点を取れないこともあるよ。簡単なテストのときほど、ケアレスミスには気をつけよう。

目標点別! 定期テストで取りたい点を取る勉強法

さて、ここからは5教科の合計点別の勉強方法をみていこう。なぜ1教科単位ではなく、5教科全体の合計点で考えるのか。それは、ある特定の教科だけが平均点を超えていても内申点は大きく上げられないから。
まずは得意な教科から平均点越えを目指して、高い学力の高校に行きたい人は、最終的には5教科で80点平均、90点平均を取れるようになろう!

5教科合計で300点取る方法

それでは、まず5教科合計で300点を取る方法を紹介しよう。ちなみに、300点とは、60点平均のこと。時期や先生によっては、60点以上の平均点のテストもあるけれど、だいたい平均点くらいと思われるラインだ。まずはここを目標にがんばろう。定期テスト対策は、当日までの準備がすべてだぞ。 やることはシンプル。テスト範囲の提出物をテスト前までに必ず早めに終わらせて、間違えた問題の解き直しまで行おう。 教科書の基礎レベルの習得は必須だぞ! また、暗記も教科書の太字などの重要用語や英語の新出ワードなどは必ず覚えよう。また、300点を必ずとるという目標を見失わないことも重要だ。気持ちからすべてが始まるぞ。テスト後に笑っている自分をイメージしよう!

5教科合計で350点取る方法

それでは、次に5教科合計で350点を取る方法を紹介しよう。ちなみに、350点とは、70点平均のこと。時期や先生によっては、70点以上の平均点のテストもあるかもしれないが、基本的には平均点を超えていると思われるラインだ。
300点を達成することができたら、350点を次の目標にしよう。
300点のときの勉強に加えて、日ごろからより勉強の意識を高めよう。例えば、
・毎日朝起きたら必ず10分以上暗記をしてから学校に行く
・先生が授業中に話していた大事なことも、意識的にノートにメモをする
・先生が出題しそうなところを、授業中にメモしておく
・寝る前に、学校で習った重要語や単語を少しでも覚えてから寝る
・テスト本番でのミスをなくすために、必ず見直しをていねいに行う

...
このように、いままで取り組めていなかったことを、日常の中で"少しだけ"取り入れて実践することができたら、350点を取ることも難しくないぞ。

5教科合計で400点取る方法

400点以上は、少し大きな壁があるかもしれない。この段階までくれば、間違いなく上位層の仲間入りだ。5教科で80点平均という、まさに高得点の領域だ。
400点以上を取るためには、350点のときの勉強に加えて、
・学校のワークなどの提出物は、間違えた問題が解けるようになるまで何度も取り組む
・苦手が積み重ならないように、日々の授業でわからないことはその週までに必ず先生に聞くなどして解消する
・日々の小テストなどがある場合、毎回満点を目指す
...
このように、量だけではなく、"質"を上げていくことがポイントになるぞ。

5教科合計で450点取る方法

450点以上取れたら、完全に最上位だ。100点をとる必要はないけれど、5教科で90点平均を取らないといけない計算だ。
ここまでくれば、学年1位や2位だって可能かもしれない。
ただ、もちろんそのためには並々ならぬ努力が必要になる。
"勉強の質"はもちろんのこと、さらに"勉強量"も増やして、圧倒的な演習量が必要になるぞ。つまり必要に応じて、いままでのやり方を変えて、勉強時間をより確保する必要も出てくる。
450点以上を取るためには、400点のときの勉強に加えて、
・テスト1週間前には、ワークなどの提出物においてできない問題を完全になくす
・暗記は日々行い、ちょっとしたすきま時間も逃すことなく頭にたたきこむ
...
もちろん、ずっと勉強しろというわけではない。
むしろ成績上位者ほど、たくさん遊び、部活も一生懸命取り組んでいることが多い。
違いは、"切りかえ"だ。勉強する時間と、そうでない時間をしっかりと切りかえて、勉強に取り組むときは、かなり集中していることがほとんだ。
このレベルまで達したら、みんなからあこがれの目で見られるのは間違いないぞ!

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偏差値ってなに?

さて、ここで少し話を変えよう。
行きたい高校について調べたり、模試などを受けたりしたことがある人は、"偏差値"という言葉を聞いたことがあるかもしれない。
高校受験をするにあたって、嫌でも聞くことになっていくこの"偏差値"ということば。簡単にみていこう。

偏差値とは

偏差値とは、平均点をとった人を50として、ある集団の中での位置を示す数値のこと。
つまり、平均点を取った人は、偏差値50ということ。平均点より低い点数だった人は、偏差値50未満で、平均点より高い点数だった人は偏差値50を超えてくるんだ。
偏差値について中学校では習わないよ。複雑な計算が必要になるけれど、高校生になって数学ときちんと向き合えれば、理解できるようになるよ。
ちなみに...
偏差値は、以下の計算式で求めることができるよ。偏差値の出し方は、覚える必要も理解する必要もないよ。
偏差値=(個人の得点-平均点)÷標準偏差×10+50
※標準偏差とは、集団の得点の散らばり具合を表す数値のこと。集団にいる個人個人が取った得点のばらつきが大きいほど、標準偏差も高くなる。標準偏差は平均点と同じく、模試や科目によって毎回値が異なるのが特徴。

偏差値を使うメリットとは

偏差値で測るメリットは、点数や順位に左右されず、集団の中で自分の学力がどれくらいの位置にあるかを知ることができること。
難しすぎたり簡単すぎたりしたテストでも、自分がその集団の中でどの位置にいるかを把握することができるんだ。
だから、同じ高校を目指すライバル同士の位置関係を知るために、とっても大切な目印になるんだ。

偏差値の注意点

偏差値の数値は母集団(受験者)によって異なるため、「学力が幅広い層の受ける模試」と「学力が高い層に偏った模試」では、偏差値が異なるよ。つまり、模試の種類によって偏差値が変わってくるので注意が必要だ。
ある模試では偏差値55だったのに、他の模試では偏差値が50くらいしか取れないこともある。あくまで、そのテストを受けた集団の中での位置づけを数値化したのが偏差値だから、模試を受験した層が異なれば偏差値も変わってくることに注意しよう。
また、学校のテストでは、わざわざ偏差値を出すことはほとんどないよ。

定期テストだけじゃない! 内申点の本当のつけかた

さいごに、内申点について少し紹介しておくよ。
ここまで、「定期テストの点数が内申点に直結するからしっかりと点数を取ろう」という話をしてきたけれど、内申点はテストの点数だけでは決まらないことを、どれだけ知っているだろうか? 定期テストの点数だけを重視するのは、絶対にNG。このあと説明していくよ。

定期テストの点数が良くても、成績がいいとは限らない?

「前回より定期テストの点数がかなり伸びたのに、内申点の数字が変わらなかった」
中学3年生にもなると、こんな経験をしたことがある人も少なくないだろう。
もちろん、テストが前回より簡単になっていた場合、点数が上がっても内申点が変わらないことは十分ありえる。しかし、もしそこまで平均点が高いわけではない場合は、ひょっとするとテスト以外の影響かもしれないんだ。

大事なのは、3観点のポイントをコツコツ日々の生活の中でためること

そもそも、内申点は、以下の3観点で決まる。
■知識・技能
■思考・判断・表現
■主体的に学習に取り組む態度

つまり、"テスト"という項目があるわけではないんだ。テストは、あくまでこれらを判断する方法の1つ。
例えば、主体的に学習に取り組んでいるかは、テストではあまり判断できないよね? 
だから、上記3観点をいかにしてためていけるかが、内申点UPの最大のポイントなんだ。

定期テスト/提出物/授業態度が内申点のポイント

内申点UPのための手段で、わかりやすいのが以下の3つだ。
・テスト
・提出物(学校のワークやプリントなど)
・授業態度

先生たちは、だいたいこれらを総合的に判断して、内申点をつけている。だから、定期テストだけ頑張っても、内申点が上がらないということが起こるんだ。
対策としては、"日々"真面目に授業に取り組み、提出物も遅れずに出して、小テストも含めたテスト全般でも結果を残すこと。大変だけど、やっぱり日ごろから頑張れている人ほど評価をしてもらえるしくみというわけなんだ。テスト以外意味がないっていう考えは、今すぐ捨て去ろう!
先生に、どこを頑張れば内申点が上がるのかを直接相談しにいくのも1つの手だよ。快く教えてくれるはず!
授業でわからなかったところも気軽に聞いてみよう!

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どうだったかな? テストで何点取ればいいかは、一人ひとりの目標によってそれぞれ変わってくる。
けれど、目標を勝ち取るために努力しなくてはならないことに変わりはない。
次のテストでは、日々の学校の授業を真面目に受けて、計画的に「進研ゼミ」の〈予想問題〉や〈暗記BOOK〉を利用しよう。そうすれば、より効率的に確実に目標点に近づくから、かなりおすすめだよ...! 各教科を前回より10点上げることを意識してみるといいよ。
この記事が、キミのテスト勉強の際の参考になるとうれしいな。
キミのテストでの成功を願っているよ!

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2022.12.23

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