『DMでの話しかけかた』
キミはSNSを使っている、使ったことがあるかな?
自分がフォローしている相手や、投稿内容について質問をしてみたいと思った人に、直接メッセージを送れるのがDM、ダイレクトメッセージの機能だ。
連絡先を知らなくても、アカウントを知っていればやり取りができるこの機能は、便利でもあるけれど、守るべきマナーや注意点があるよ。
話しかける前に考えておくことはこれ!
友だち同士なら遠慮なくやり取りができるDMだけど、直接の知り合いでない場合は、話しかける前にきちんと準備をするのがおすすめだ。例えば、前もって考えておくべきことはこんなこと!
自分の目的を明確にしよう
まずは、どうしてDMを送るのかを考えることだよ。
DMは何か直接伝えたいことがあるから送るもの。その目的に合わせたメッセージを作ることが大切だ!
相手の立場に立ってみる
相手の表情を見ることなく送れるメッセージは、予想以上に失礼な印象を与えることも。
受け取った相手がどう感じるかをよく考えて、嫌な気持ちにならないか、失礼な内容になっていないか、など配慮あるメッセージを心がけることが大切だよ。
タイミングの選びかた
メッセージは、自分が見たいタイミングでチェックするようにしている人もいれば、受け取ったときに発信音が鳴るように設定している人もいる。
いつ送るかはよく考えてみてね。
プロフィールや過去の会話をチェックする
何か聞いてみたいことがある場合、まずは相手の発信している内容を過去にさかのぼって確認してみよう。
もしかして、既に発信済みの内容かもしれないよね。過去の発信内容やプロフィールに書かれていないか、一旦チェックしてみよう。
効果的なDMの話しかけかた
では、早速DMの話しかけかたを見てみよう。
初めてのDMには軽い挨拶を添えよう
初めてDMを送るなら、まずは簡単に挨拶を添えよう。
挨拶が無く突然質問を投げかけられるのは、道の向こうから他人がやってきて、キミに質問をしてくるようなもの。
シンプルで分かりやすいメッセージを心がける
メッセージの内容は、無理に複雑な言葉を使わずに、わかりやすいメッセージを作ることを意識しよう。聞きたいこと、返事がほしいのかどうか、どの質問に対して返事がほしいのか、一回読んだら伝わるような表現を意識しよう。
質問を使って会話を広げる
DMでいろいろとやり取りをしてみたいというときは、相手が返しやすい質問をはさんでみよう。
イエス、ノーで答えられる質問や、相手のインスタに登場するアイテムに対する質問などがいいかもしれないよ。
絵文字やスタンプで柔らかい印象を与える
DMは文字だけよりも、適度に絵文字やスタンプを混ぜることで、相手の警戒心も和らぐかもしれない。
DMでの話しかけかたの例はこれ!
では、早速使えるような話しかけかたの例を紹介するよ。
挨拶
まずは挨拶から。
どういう経緯で相手のことを知って、ざっくりとしたDMを送る理由も盛り込んでみよう。
例文1
「こんにちは!前から〇〇さんをフォローさせてもらっている〇〇といいます。いつも投稿を楽しみにしています。」
例文2
「はじめまして!突然のDM失礼します。〇〇さんの趣味の〇〇についてもっと話を聞きたいなと思い、DMを送らせていただきました!」
例文3
「こんにちは。いつも発信されている〇〇について、私も興味があってDMさせてもらいました!」
相談
続いては、少し相談してみたいときの例だよ。発信している内容を見て、自分も同じことを悩んでいたり、相手の経験を聞いてみたいと思ったりしたときに使ってみよう。
例文1
「いつも楽しく拝見しています!実は〇〇について悩んでいます。
もしよければ相談させていただけないでしょうか?」
例文2
「こんばんは!突然のDM失礼します。
〇〇さんに▲▲についてぜひ相談したいと思っています。少しお時間をいただけたら嬉しいです!」
例文3
「〇〇についてお聞きしたくてメッセージしました。〇〇さんの経験を参考にさせていただきたいのですが、ご意見を聞かせてもらえませんか?」
共通の話題の振りかた
「この人とは趣味が合いそう!」とか、「推しが同じ!」とか、共通の話題で盛り上がれそう、友だちになりたいと思ったときに使える例はこちら。
例文1
「〇〇さんも▲▲がお好きなのですね!私も最近ハマっています。よかったら一緒に盛り上がりませんか?」
例文2
「〇〇さんが紹介されていた映画、私も観ました!〇〇さんはどこが一番良かったと思いますか?」
例文3
「私も〇〇を始めたばかりです!同じ趣味があるなんて嬉しいです。いつも投稿を参考にさせていただいています。」
DMで話しかけるときのNG行動
相手にとっては突然送られてくることになるDMは、「この人は自分のことばかり考えているな」「突然なのに失礼だ」と思われる可能性もあるから気を付けたいことがあるよ!
事前に確認しておこう。
長すぎるメッセージは避ける
まず、相手が読み解くのに時間がかかるような、長すぎるメッセージは避けること。
突然長文のメッセージが届いたら「え、なに!?」と相手もびっくりするよね。
5、6行でまとまるくらいにおさめよう。
返事を急かさない
DMに対する返事は、相手が「書こうかな」と思ってくれて初めて受け取れるもの。
返事はまだか、いつまでに返事をくれるのか、とプレッシャーを与えるのはNGだ。
「返事をもらえたらラッキー」ぐらいの姿勢で待とう。
一方的な話題の押しつけ
たかぶる気持ちのままに送るDMは、受け取ったほうはちょっと怖い印象を受けるかも。
一方的にDMを立て続けに送ったり、重い、長いメッセージを送ったりするのは避けよう。
不適切な表現や誤字脱字に注意
DMを送る前に、誤字脱字がないか、受け取った相手が嫌な気持ちになるような表現が無いかをチェックしよう。
効果的なのは、メッセージを作ったら、何か別の用事を済ませるなど少し時間を置いてからチェックすること。
冷静な目で見られるよ。
まとめ
SNSを通して気の合いそうな人や話を聞いてみたいと思える人と出会えると、嬉しくていいことしか想像できなくなりがち。
でも、DMを送って相手と直接やりとりをすることは、メリットもあればデメリットもあることを忘れずにね。
メールなどで初めての人に連絡をする機会は大人になっても必ずあることだから、どんなことを考えておく必要があるのか、練習と思ってみるのもおすすめだよ!