『ひとりの休日の過ごしかた』

ミライ科
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#放課後
2024.09.13

わいわい楽しく過ごした夏休みが終わって、学校生活のリズムも戻ってきた。
まだ暑い日は続くけど、涼しい日もあってほんのり秋の気配。
友だちと過ごす日常はそれなりに楽しいけど、だれもつかまらないって日は、ひとりでのんびり過ごす日があってもいいんじゃない?
おすすめのひとり休日の過ごしかたを紹介するよ。

目次

ひとりで過ごす自分みがきの時間

ひとりで過ごすといっても、なにも考えずにダラダラ過ごすのとはちがう。
もちろん、今自分に必要なのはダラダラすることだ! という場合はそれでもOK。
要は、自分で決めて、自分が納得いくように休日を過ごせることが大切なんだ。
でもそれには、ちょっとしたコツが必要だ。
コツをおさえて、ひとりで過ごす休日を大切な自分の時間にしよう。

一日のテーマを決めて過ごしてみる

まずは、一日どう過ごすか、テーマを決めてみよう。
たとえば、ふだんの疲れをしっかりとるためのリフレッシュ方法を試してみる「とにかくリラックス」の日。
思い切ってスマホもタブレットもテレビも電源オフ! の「デジタルデトックス」の日、なんてのもいいね。
ほかにも、気合いを入れて大掃除や模様替えの「お部屋チェンジ」。
映画や読書の「芸術三昧」。
いつもはしないことをやってみる「チャレンジデー」。
どんなことでもいいから、自分でテーマを決めて休日を一日過ごしてみよう。

電子機器から離れてリラックス

中学生におすすめのテーマの一つが、電子機器から離れてリラックスするデジタルデトックス。
スマホにタブレットにテレビにゲーム・・・常に電子機器に囲まれている現代。
じつは気づかないうちにストレスになっていることもあるんだ。
スマホやタブレットの画面を見ていなくても、電子機器や機械は動いているだけで熱を発したり、小さなノイズを発し続けたりしている。
ためしに一度、部屋中の電子機器のさしつかえないものは電源オフにしてみよう。
全部消してみると、なんだかけっこう部屋にノイズがあったことに気づいたり、それが消えたせいで、窓の外から聞こえてくる鳥の鳴き声や風の音、近所の生活の音に気づいたりする。
そんな発見や気づきが、心からのリラックスにつながるはず。

お部屋の大掃除や模様替え

部屋の大掃除や模様替えもおすすめのひとり休日の過ごしかただよ。
かたづけがあまり得意じゃなくて、散らかっている部屋をどうにかしたいって人は、一念発起、気合いを入れて一日で大掃除! というのもいいね。
それまでの散らかる生活習慣を一新するために、納得いくまで模様替えするのもいい。
気力も体力もけっこう必要だから、なかなかふだんは取り組めないかもしれないけど、やりきったときの達成感はハンパないはずだ。

ふだんできない自分みがき

ヘアケアにスキンケア、頭のてっぺんから足の先まで全身自分みがき、なんていう休日はどうかな。
ついでにファッション研究や自分のクローゼットの中身の見直しもしてしまおう。
新しい服を買わなくても、今あるもので新しいコーディネートを考えるのも楽しい。
セルフケアやファッション研究をするなら、ネットもいいけど、図書館もおすすめだ。
ファッションや美容の本、雑誌の最新号も読めるので、新しい視点を発見するにはオススメだ。
今ある服と次に試したいコーディネートをリサーチしておいて、次のショッピングのチャンスに生かしていこう。

おうちで過ごすひとりの休日時間

キミは休日はアウトドア派? それともインドア派?
どちらも楽しいことがたくさんあるよね。
ここからはまず、おうちで過ごすひとりの休日時間のおすすめを紹介しよう。
ここまでに紹介したリラックスやお部屋掃除、自分みがきのセルフケアもおうちで過ごす方法だけど、今から紹介するのは、休日一日集中するからこそできる、趣味やエンタメの楽しみかただ。

映画やドラマの一気見

映画やドラマの一気見はまさにひとりの休日だからこそできるぜいたくな時間の過ごしかただよね。
チェックして見てなかった長編シリーズの制覇に、お気に入り映画リレー。
テレビドラマ版から映画版、実写ドラマ版からアニメ版みたいに、いろいろなメディアで作られた作品の全バージョンを見比べる、なんていうのもおすすめだよ。
一気見したら、シリーズの中での意外な伏線に気づくかもしれないし、より深くその作品を味わえるはず。

読書三昧

本好きなキミには、読書三昧がおすすめ。
今まさに読んでいる作品を読み進めてもいいし、昔読んだお気に入りの作品を読んでもいい。
思い切って、分厚い長編大作に挑戦したり、タイトルは知ってるんだけど読んだことがない古典文学、名作もいい。
読もうと思って読んでなかった積ん読(つんどく)本がある人は、せっかくなので手に取ってみて。
一日、活字におぼれてみよう。

創作活動に打ち込む

見たり、読んだりするだけじゃ満足できない! ってキミは、創作活動にトライしてみては。
絵を描いたり、曲を作ったり、どんなことでもいいから集中してやってみよう。
いろいろなジャンルで初心者でもできるやりかたを紹介している動画があるイマドキだから、やってみたいと思っていたことに取り組むチャンス。
イラストや作曲、小説に短歌に俳句など、いろんな創作に打ち込んでいる人たちが世の中にはたくさんいる。
自分にはムリなんて思わず、チャレンジしてみよう。

料理やお菓子作り

料理やお菓子作りも、おうちでの休日のステキな過ごしかたの一つ。
ふだんはやったことない人でも、ひとり休日なら、時間に余裕があって焦らずじっくり挑戦できるんじゃない?
それに、料理は生きていくうえで、身に付けておいてぜったいソンはないスキル。
将来、ひとり暮らしをしたり、ステキな人と家庭をもつなんてときに、いきなり料理しようとしてもそうそううまくはいかないもの。
料理やお菓子作りをすることで、食材の扱いかたや作った食べ物の保存方法を知ったりもできる。
これを機に挑戦してみることをおすすめするよ。
「今日は自分が作るよ」なんて言ったら、きっと家族も喜んでくれるはず。
ふだんから料理やお菓子作りをやっているよって人は、ちょっと時間のかかるレシピに挑戦してみては。
たとえば、手作りぎょうざ、生地を寝かせる必要があるクッキー。
よりおいしくするための工夫を調べてみたり、こった飾りをしてみたり、今までからワンランクアップしたものを作ってみよう。

ひとりで出かける自由な休日時間

休日のひとりでのおでかけは、自由でのびのびとした時間を過ごせるはず。
みんなでわいわいおでかけするのも楽しいけど、ショッピングや美術館や図書館は、じつはそれぞれ見たいものが違ったりして、「もう次に行きたいんだけどなー」なんて、思ったりすることもあるよね。
それもまた楽しいやりとりだけど、ひとりなら行き先を決めるのも、滞在時間を決めるのも、いきなり行き先を変えるのも自由。
なーんにも気にしなくていいのがひとりで出かける休日の魅力だ。

公園でのんびりピクニック

公園でただただのんびり、ピクニックなんてどうだろう。
近所の公園にでかけてのんびりしてみると、知らなかった魅力を知ることができるかもしれないよ。
この際、家の近くだけじゃなくて、ちょっと遠くにある大きな公園まで足をのばしてみるっていうのも楽しい。
大きな公園の場合は、特別な施設があるところもあるから、事前に下調べしてみよう。
神社やお寺とつながっていたり、大きな池があって野鳥がいたり、リラックスだけじゃなく、いろいろな発見があるはず。
お気に入りのドリンクやおやつを持って、公園へ行ってみよう!

動物園や植物園でリラックス

動物園や植物園でもリラックスした休日が過ごせるよ。
たいていの動物園や植物園は、広い屋外にあって、空は広いし、自然も多い。
なかなかひとりでは行きにくい場所かもしれないけど、ひとりで行くからこそ、自分のペースで思いっきり楽しめるんだ。
あらためてひとりで行ってじっくり見てみると、あちこちに丁寧な解説があったり、動物や植物についての理解を深めるための工夫がたくさんあることがわかる。
じつはお気に入りの動物がいるというキミは、だれに気をつかうことなく、一日その動物をながめていることだってできる。
植物園は見たことのない熱帯の植物や、色とりどりの花々など、キミの興味や感性を満たしてくれそうなものがたくさんあるし、ここでもお気に入りの植物をじっくり観察していたら、時間が過ぎるのも忘れるほど熱中できちゃうかも。

美術館や図書館で新しい知と出合う

ちょっとオトナっぽく、新しい知と出合うことができるのが美術館や図書館。
友だちや家族と行くと、気になる作品があってもじっと見続けることは難しいけど、自分ひとりの休日時間ならそれができる。
美術館を選ぶときは、常設展示はなにか、今展示している内容はなにかをチェックしておこう。
西洋画、日本画、彫刻に現代アート、漫画やアニメとコラボした展示や、広告ポスターの展示なんていうのもあるよ。
休日を一日使えば、ちょっと遠くにある美術館でも、じっくり楽しむ時間をもつことができるから、計画を立ててみよう。
図書館に行くなら、ふだんは利用しない棚も見てみよう。
おすすめは大型の美術作品集や写真集。
美術館や写真展で本物を直接見るのもいいけど、ずっと立ちっぱなしだし、歩き回るのもけっこう疲れちゃう。
海外の書籍をながめてみるのも、なんだかインスピレーションをかきたてられるかも。
図書館ならゆったり座って、じっくり本の世界に没頭できるよ。

クラシックや伝統芸能に親しむ

クラシック音楽や伝統芸能に親しむ休日もいいよね。
クラシックコンサートや伝統芸能の公演は、観覧料金が高いからムリって思われがちだけど、市民ホールやショッピングモールのイベントなどで、無料で開催されていることがある。
無料のイベントは、そのぶん短めだったりするけれど、初心者でもとっつきやすい。
曲目や演目も、聴いたことのあるメジャーなものだったり、わかりやすいものだったりすることが多いので、ちょっと背伸びして体験してみるにはおすすめだ。
市役所や図書館の催事コーナーに情報があるので、一度チェックしてみて。

いつもと違う休日を過ごして新しい発見を

ひとりの休日、いつもとは違う過ごしかたをすることで新しい発見がある。
それは、遠い所への旅行のような、大きなイベントでなくても、ちょっとした工夫で見つけられるよ。
ふだんとは違う道を選んでみたり、いつも通る道の、いつもは見ないところに目を向けてみたり。
新しい発見に出合う、いつもと違う休日の過ごしかたを紹介しよう。

ふだんと違う道を散歩する

近所でも、じつは一度も通ったことがない道、ないかな?
通学のときは寄り道するなって言われちゃうし、毎日のように通り過ぎている道がたくさんあるよね。
そんな、ふだんとは違う道、今日はそんな道を選んで散歩してみよう。
じつはこの道とあの道がつながってたのか! とか、こんなところに公園が、なんて発見があるはず。

いつもよりこだわって写真を撮ってみる

キミはスマホで写真をどれぐらい撮るかな?
友だちと自撮りしたり、スイーツやドリンク、帰りに見かけた変な看板・・・。
なんの気なしに撮っていることが多い写真だけど、この休日は一日、いつもよりこだわって写真を撮ってみるのはどうかな。
ドリンクだったら、カフェの広告写真をマネしてみるとか、プロの写真と重ねて、同じ角度で撮影できるポイントを探してみるなんてのもおもしろい。
そこには構図とか、光の向きや強さ・・・奥深いスキルがたくさんある。
たった一日でもこだわって写真を撮り続けたら、きっと写真のおもしろさを感じるとともに、これからの写真撮影のスキルアップができるはず。
一日で撮った写真をあとで見返す楽しさもいいよね。

学校とは違う勉強をしてみる

学校ではやらない、学校とは違う勉強をしてみるっていうのはどうかな。
ふだんの勉強はやれっていわれるから...なんて思ってない?
じゃあ、自分がやりたいと思う勉強をやってみよう。
なにを勉強してみたらいいのかわからないというときは、図書館や公民館、大学の無料公開講座など、中学生でも参加できる手軽で無料の講座もあったりする。
漫画の描きかた講座や、落語、朗読のやりかたなんて文化的なものから、起業のしかたや経理のやりかたという、ビジネスや経済にかかわるもの、郷土の歴史だけじゃなくて、映画の歴史などなど。
そういう講座に参加できそうなら参加してもいいし、タイトルから気になる言葉を調べていくのも立派な勉強。
学校でやる勉強も大事だけど、キミが自分で興味を持ったことを調べる勉強の楽しさを知ることができたら、ちょっとオトナになった気がしない?

まとめ

今回は、ひとりの休日時間の過ごしかたを紹介したよ。
休日の過ごしかたはひとそれぞれ。
おおぜいの友だちとわいわいしたり、気心知れた仲良しの友だちと語り合ったり。
いろいろな楽しみかたがあるけれど、ひとりだからこそできる、有意義で充実した休日時間の過ごしかたがあるね。
友だちがみんな忙しくて休日ひとり、なんて日に、ひとりで楽しめる方法を知っているのは強い。
ひとりの休日をたしなむ達人になってみよう。
ただし、出かけるときは家の人にきちんと伝えて、ふだん通らない道などは、危険がないかじゅうぶん注意しようね。

ひとりでじっくり過ごすなら、気持ちのいい音にかこまれたい。音にこだわりのあるキミは、音響エンジニアをいう仕事について調べてみては?

音の調整や編集で演出をする

音響エンジニアの仕事は、放送局やライブ、イベントなどで音を使った演出をすることで、音響機材を使用して音の調整や編集をしています。
映画やテレビ、ラジオ、舞台などでは音楽だけでなく、ドアの開く音や風の音といったさまざまな効果音が使われています。
それらの音楽や効果音を調整しているのも音響エンジニアで、「ミキサー」と呼ばれることもあります。放送局では、スタジオから送られる音を調整し、効果的な音をつくっています。また録音スタジオでは、レコーディングの音の質をよくする作業をしています。
イベントやライブで、PAと呼ばれる音響拡声装置をあつかう音響エンジニアもいます。PAをあつかうエンジニアは、PAエンジニアとも呼ばれます。

音響エンジニアはどんな働きかたをするの?

音響エンジニアのおもな就職先には音響会社や録音スタジオ、放送局などがあります。
音響関連の会社、映画やテレビなどの制作会社、レコード会社の音楽制作にかかわる部門などに就職してアシスタントとして経験を積んでいくのが一般的(いっぱんてき)です。
大手の放送局やレコード会社は非常に倍率が高く、狭き門といえます。
音響エンジニアの仕事はイベントや放送スケジュールなどに合わせて進めるので、勤務時間や休けい、休日は不規則なものとなりがちです。
コンサートや舞台となれば、事前のリハーサルから本番、終了後のミーティング、撤収作業など、丸1日~数日間かかることもめずらしくありません。
また、制作が予定どおりに進まず夜遅くまで作業が続いたり、長時間の労働になったりすることもよくあります。
音響エンジニアは、音感がするどく、微妙な音の違いを聞き分けられることが大切です。音の大小や楽器の音色、チューニングなどを聞き分け、機材の調整による音の変化を正確につかみ、音でさまざまな作品や舞台・ライブづくりに貢献します。

乗り物に乗ってひとり自由に動くのが好き! さらにスピード感もいいね! というキミは、レーサーという仕事に向いているかも?

高度なドライビングテクニックを駆使する仕事

レース競技には、自動車、モーターバイク、ボートなど様々な種類がありますが、ここではF1ドライバーなどに代表される、カーレーサーの仕事を紹介します。
レーサーは「レーシングドライバー」とも呼ばれ、国内外のレースでマシンを運転し、高度なドライビングテクニックを使いながら優勝をめざす仕事です。
プロのレーサーはエンジニアやメカニックの人たちのいるレーシングチームとドライバー契約を結んでおり、そのチームのマシンを運転します。
レーサーは走行中はたった一人で、燃料を含めたマシンのコンディションを把握しながらどんな状況にも瞬時に判断して対応しなければなりません。
そしてコースを走るライバルと駆け引きをしながら優勝をめざします。
レースの結果は、マシンの性能改善に役立てられます。レーサーは走行中に起こったことやその時の対処法などをスタッフに的確にフィードバックすることも必要です。

レーサーの活躍の場は?

レーサーの活躍の場は、世界や国内で行われるレーシング大会です。
レースにもF1のようなフォーミュラカー※レース、ル・マンで有名な耐久レース、乗用車を使って行われるツーリングカーレース、公道やオフロードを走るラリーなど様々な競技があります。
どのレースに出場するかによって、レーサーのトレーニング方法が変わってきます。
※フォーミュラカー (Formula car) は、「車輪とドライバーがむき出しになっている」という規格(フォーミュラ)のレーシングカーです。フォーミュラカーで行われる自動車競技がフォーミュラレースです。

レーサーは200〜300キロの速さで走るマシンに乗るので、スピードに対する恐怖心の少ない人が向いています。
走行中、状況が刻々と変わるなか、常に冷静な判断をしていくためには、並外れた集中力、判断力が求められます。

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