『中学生の夏休み やることやってオモシロク!』
いよいよ夏休み!
4月からの新学年での生活でちょっとおつかれ気味の人も、部活に遊びにめいっぱい楽しみたいという人も、夏休みはしっかり休みながらも、充実した毎日を過ごしたいよね。
時間のある夏休みだからこそ、勉強もばん回のチャンス!
やりたいことがいろいろある夏休みだからこそ、作戦を立てること=スケジュールが大切。
スケジュールがうまく立てられれば、夏休みがますますオモシロクなるはずだ。
目次
中学生の夏休み まずは規則正しい生活を!
夏休みに入ったからとりあえず思い切り寝たい!
...と思うのも当然なんだけど、生活リズムがくずれてしまうと、人間のカラダは逆に疲れやすくなってしまう。
それに、せっかくの休み、ダラダラしたい気持ちもわかるけど、昼間ずっと寝ているのももったいないよね。
夏休みを満喫するためにも、体調は万全にしたいし、時間は有効活用したい。
そのためにも、規則正しい生活を送ることがすごく大切なんだ。
夏休み中のスケジュールはやっぱり立てよう!
夏休みの予定とか計画を立てて、最初のうちはそのとおりにがんばるけれど、夏休みの後半にはすっかり予定がくずれてしまう、というのは中学生あるある。
かといって、スケジュールを立てることに意味がないわけじゃない。
予定がくずれるということは、もともと考えていたスケジュールがあるからこそ。
そもそもスケジュールを立てていなかったら、目的もなくダラダラして生活が乱れてしまうよね。
今年の夏は、まず自分の考える過ごしたいスケジュールを立ててみて、うまくいかなかったら見直して修正する、というやりかたをしてみるのはどうだろう?
生活リズムを整えてキープする
夏休みのスケジュールを立てるときにまず考えたいのは、食事や睡眠、入浴などの生活に必要な時間。
できれば毎日同じ時間に起床し、3食もだいたい決まった時間にとるのが理想だ。
いちばん大切なのは、睡眠時間を確保すること。
就寝したい時間から逆算して、食事の時間や入浴の順番など、あらかじめおうちの人とも相談して一定に保つようにしておこう。
勉強の時間は、生活時間とセットで毎日同じ時間帯に組み込んでしまうといいよ。
ふだんからそのあたりはきちんとしているよ、という人は、夏休みの夜ふかしなどで、それをくずさないことが大切だ。
それもこれも、すべては夏休みを満喫するためだよ。
夏休みのルールを設定する
生活時間に加えて、自分でこれは守りたいと思う夏休みのルールも考えておこう。
ふだん、もっとこういう生活をしたいなと思うことを、夏休みのルールとして設定してみよう。
あまりよくばらず、夏休みのテーマとして1~2個程度、設定してみよう。
中学生の夏休み 勉強時間は確保する!
夏休み前までの学習で、学習内容が難しくなったなあと感じている人もいるかもしれない。
夏休みは、これまでの学習で不安なところをつぶして得意なことを伸ばす絶好のチャンス。
この長い休み中に勉強の時間を上手に作り出せるようにしよう。
宿題を計画的にこなす
優先的に取り組んでほしいのは、学校の宿題。
夏休みの宿題は、夏休み前までに習ったことの復習になっているので、「これだけは必ず身につけておいてほしい」というわかりやすい指標になる。
宿題といってもワークや自由研究など、さまざまな種類のものがあるよね。
まずは宿題として何が出ているのか全体量を確認しよう。
それぞれだいたい何日くらい(合計何時間くらい)で終わりそうかを見積もり、宿題に取り組む期間をスケジュールに組み込もう。
夏休み後半になってまだ宿題が残っている場合、頭の片隅に宿題がちらついていると、楽しいことも100%楽しみ切れないよね
今年こそは計画をしっかり立てて、ゆとりをもって終わらせられるようにしよう。
せっかくなのでニガテを克服
長い夏休みは、ニガテな教科を克服するのにぴったりのチャンス。
4月から7月までの定期テストや小テストを整理して、まちがえたところをチェックして、解けるかどうかを確認してみよう。
解けなかったら、それはニガテのサイン。
ワークやドリルなどで基礎的な問題を解いたり、教科書の例題にもどって確認しよう。
ふだんテスト勉強中だとそこまでできないけれど、時間のある夏休み、じっくり取り組んでみよう。
トクイ教科を思いきり勉強しまくる!
優先順位はニガテ克服だけど、時間のある夏休み、トクイで好きな教科をふだんできないところまで深く勉強してみるのはどうかな?
トクイを深めて自由研究に生かしたり、休み明け以降や中学校の学習範囲外まで興味を広げて、思いきり勉強を楽しんでみるのも、夏休みの醍醐味(だいごみ)だよ。
夏休み明けのテストに備える
テスト対策や予習をしっかりすればいいことはわかっていても、ふだんは忙しくてなかなかできないよね。
じゃあ、この夏休みに、テスト対策や予習の先取りストックをしてみてはどうだろう。
夏休み明けのテストに備えて、ノートや小テストの整理を進めたり、2学期の全体スケジュールを確認して、テスト対策をいつからはじめればいいかの計画をしておくだけでもずいぶん違うはず。
また、夏休み明けの学習範囲の予習をやりためておくのもオススメ。
教科書を読んでおくだけでも、こういうことを習うのか、とか、ここはちょっと難しそうだからよく説明を聞いておこうとか見通しが立つし、単語調べなどをまとめてやっておくと、あとで夏休みの自分に感謝しちゃうかも?
自由研究や読書感想文がある場合は早めに手をつける!
夏休みの宿題として自由研究や読書感想文がある人は、早めに手をつけるに限る。
たとえば、夏休み中は、いろいろな博物館、美術館などで自由研究にぴったりなイベントやワークショップを開催していることも多い。
半日~1日で終わるものが多いし、資料やワークシートがもらえることもあるので、そうしたイベントやワークショップに参加して自由研究をまとめてしまうのもひとつのテだ。
読書感想文は、まずは本の準備。
課題図書がある場合はそのなかから選べばいいけれど、そこから悩んでしまうなら、図書館の窓口の人に相談してみると、興味を持てそうなジャンルの本を紹介してくれるはず。
図書館で読書感想文のサポートをしてくれる場合もあるから、地元の図書館をまずはチェックしてみよう。
こうした準備をしておくことで、思い悩む時間を減らして効率的に進めることができるよ。
中学生の夏休み やることやったらオモシロク!
中学生の夏休み、勉強だけじゃなくて新しいことにチャレンジしたり、家族や友達との時間を大切にしたりするのもステキな過ごしかただ。
やるべきことを先に対策してしまえば、あとは楽しむだけ!
夏休みを思いきり満喫しよう。
夏イベントで友情を深める!
夏休みは、友情を深める絶好の機会でもある。
部活の合宿や、地域で開かれる夏のイベントなど、友だちと楽しめる計画もしっかり盛り込もう。
スポーツや夏祭りなどのイベントだけでなく、科学実験、プログラミング、アートや音楽のワークショップなども夏にはもりだくさん。
なにかをいっしょに体験したり、協力して取り組んだりすることで、友情がますます深まるはず。
家族旅行もアイデアプラスでオモシロク!
家族で旅行をしたり帰省をしたりするという人もいるよね。
これまで旅の計画は家の人におまかせだったという人も、自分で計画してみると、意外な発見があって楽しめるかも。
自分が行きたい場所や、やってみたいこと、食べたいもの、見たい景色などを提案してみよう。
ガイドブックやインターネットなどでいろいろな情報が発信されているから、アクセスやスポットめぐりの順番など、いろいろ調べて伝えれば、キミの株も爆上がりまちがいなし。
地理で習った地形や、歴史で習った大きなできごとが起こった土地を訪れて、ついでに自由研究にしてもいい。
おまかせで連れて行かれるのではなく、自分が主体的に関わることで、旅がとても楽しくなるよ。
趣味を極める! トクイをみがく!
せっかくの夏休み。
友だちや家族と楽しむ時間もいいけれど、自分の趣味を極めたり、新しいことにチャレンジしたりするのにもいい機会だ。
新しいスポーツを体験してみたり、絵や音楽の創作を始めてみるのもいい。
すでに好きなことがある人は、それにとことん時間をさいて、夢中で取り組んでみるのも超楽しいよね。
中学生の夏休み ときにはぼんやりリフレッシュ!
スケジュールを立てて生活リズムを整えることからはじまって、夏休みをオモシロクするためのいろいろなアイデアを紹介したけれど、これを全部やらなきゃいけないということじゃない。
長い夏休み、ときにはなにかを「する」ことだけでなく、「しない」ということにも目を向けてみてもいいかもしれない。
なにしろ中学生の日常は大忙し。
ゆっくりのんびり、なにも考えない時間をもつのも、すごく特別感があることかもしれないよ。
たまにはのんびり、心とカラダをしっかり休める
朝早く起きて学校に行って、授業を受けて放課後は部活や習い事。
友だちとのコミュニケーションや部活の人間関係など、中学生をやるのもラクじゃない。
そんな毎日をがんばってきたんだから、夏休みには、心とカラダを休める時間をしっかりとってみよう。
学校がないぶん、時間はたっぷり。
自分の心とカラダの声をじっくり聞いてみよう。
意外にストレスたまってるかも? アタマをからっぽにしてみる
いやいや、毎日すっごく充実してるし、夏休みは思いきり楽しみたい! と思っているかもしれない。
でも、知らず知らずのうちに、疲れや緊張などからストレスがたまっているということもある。
一日のやるべきことを早めに片づけたら、意識的に頭をからっぽにして、ぼーっとする時間をとってみよう。
案外すっきりして、その後ますますやる気がパワーアップするかも。
将来のことをぼんやり考えてみる
まとまった時間のある夏休みには、ふだんなかなか考えが回らないことに思いをはせてみるのもいい。
いつもはこの勉強がなににつながるのかとか、この教科が得意だからこんな仕事がいいかななんて、そんなことを考えるヒマもないかもしれない。
でも中学生だったら将来の選択肢はいくらでも広がっている。
自分が好きだと思うことややってみたいことが、どんなふうに社会とつながるのか、どんな大人になって、どんな生活がしたいのかなど、自由な発想で考えてみよう。
この夏休み、ぜひじっくり考えてみてね。
まとめ
長い夏休み。
生活リズムを大きくくずすことなく、やりたいことにたくさんチャレンジできるよう、工夫して過ごそう。
そしてちょっと立ち止まって、自分について考えを深める時間も、ぜひとってみてね。
ゆっくり休んで英気を養い、夏休み明けの生活も思いきり楽しもう!
この夏、家族と楽しむために旅行を計画してみたいと思うキミは、ツアーコンダクターという仕事に向いているかも?
観光地の案内やスケジュール管理など旅行者の世話をする
ツアーコンダクターは、国内や海外の団体旅行に付きそい、観光地の案内やスケジュール管理、トラブル対応など、さまざまな旅行者の世話をする仕事です。
担当のツアーが決まると旅行会社と打ち合わせや下調べをします。
旅行中には参加者の人数確認、旅客機やバスなどの案内、現地ガイドとの連携、ホテルの受付、観光やショッピングの案内など、参加者が集合して解散するまでのすべての進行を担当します。
旅行会社に勤める場合と専門の派けん会社に登録する場合がある
ツアーコンダクターは、旅行会社に勤める場合とツアーコンダクター専門の派けん会社に登録する場合がありますが、派けん会社に登録する働き方が多いようです。
その場合はフリーランス(※)としてツアーごとに仕事をもらう働き方になるため、働いた分だけ収入を得られますが、会社員にあるさまざまな手当や退職金制度などはありません。
ツアー中は24時間が仕事となり、病気や落とし物、スケジュール通りに進まないといったトラブルがあれば、休む間もなく対応することもあります。
※会社に勤めないで働く、個人事業主のこと。
学校の勉強だけじゃない、いろいろな学びをこの夏体験してみたいと思うキミは、社会教育主事という仕事について知ってみては?
地域社会で行われる教育活動のリーダーなどにアドバイスや指導をする専門家
生涯学習が奨励され、地域社会では、学校だけでなくいろいろな団体や施設で、教育活動が行われています。
社会教育主事は、このような教育活動を行っている地域のリーダーなどにアドバイスや指導をする専門家です。
都道府県や市区町村の教育委員会に所属し、さまざまな生涯学習講座や、社会教育講座などの企画を立て、運営のアドバイスや指導をしていきます。
社会教育主事は地方公務員
社会教育主事には、資格をもった公務員や教員が配属になることが多いようです。
ただし、資格をもっていても、すぐに希望どおりになるとは限りません。
まずは公務員や教員として、経験を積むことが必要です。
公民館などでは、夕方からの講座があったり、日曜・祝日の行事もあるので、時間外の勤務があったり、休日も不規則になる場合があります。