『祭りは秋! ロマンチックに楽しもう』

ミライ科
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#季節の行事#恋愛
2024.10.04

実りの秋。
秋は、各地の神社などでお祭りが開かれることも多いよね。
暑い中楽しむ夏祭りもにぎやかでいいけれど、気候の落ち着いてきたこの時期に楽しむ秋祭りというのも、風流なもの。
季節を感じながら、しっとりと秋祭りを楽しんでみては?

目次

秋祭りの魅力って?

秋祭りは全国各地の神社や町内などで行われることが多い。
おみこしや山車(だし)、太鼓など、地域によって特色はさまざま。
地域の人や子どもたちが秋祭りの運営に参加できる場合も多いから、おみこしをかついだことがあるという人もいるのでは?
さわやかな秋晴れの日に行われるお祭りはわくわくするよね。

そもそも秋祭りとは?

一般的に秋祭りというと、10月を中心として、9月から11月ごろにかけて開催されるお祭りのことを指すよ。
神社などで行われるほか、町内会などの地域や、子ども会、学校などで開催される場合もある。

季節と祭りの関係 

秋祭りは農耕と深い関係がある。
秋は、お米や野菜、果物などの農作物が収穫を迎える時期だよね。
農作物を育てるには大変な苦労があり、その年の天候にも左右される。
だから無事に収穫ができるということはとてもすばらしいことなんだ。
その実りと収穫に感謝し、祝うという意味で行われているのが秋祭り。
地域やお祭りによって由来が異なる場合もあるけれど、秋のお祭りはそんなふうに続いてきているんだ。

秋ならではの楽しみかた

盆踊りや花火大会などで楽しむ夏祭りも楽しいけれど、秋のお祭りもいいものだよね。
何といってもその気候。
晴れて青空は高く、気温も高すぎず、お出かけしやすい。
時期によってはきれいな紅葉が見られることも。
また、秋は祝日も多いので、行楽を兼ねてお祭り見物をしたり、お祭りを理由に、少し遠出して散策してみたりする楽しみもあるね。

日本の伝統的な秋祭りを知ろう

秋は全国各地で、大規模なものから地域密着型のものまで、たくさんのお祭りが行われている。
古くから行われている歴史や伝統のある秋祭りもたくさんあるよ。
きみの地元ではどんな秋祭りが行われているかな?

全国の有名な秋祭り

秋の豊作を祝うお祭りは、「新嘗祭(にいなめさい)」といって、宮中祭祀(さいし)の一つとしても行われている。
毎年11月23日に、天皇陛下がその年の収穫への感謝を神様に伝えるため宮中で祈願するんだ。
新嘗祭には一般の人は入れないけれど、ニュースなどで見聞きすることもあるかもしれないね。
また、新嘗祭に合わせて全国の神社でも収穫への感謝のお祭りが開かれることが多いんだ。
ほかにも、京都の平安神宮で行われる「時代祭り」、東京の浅草や新宿で行われる「酉(とり)の市」、すごいスピードで山車をひいて町内をまわる、大阪の「岸和田だんじり祭り」、長崎の奉納踊(ほうのうおど)りとして国の重要無形民俗文化財にも指定されている「長崎くんち」など、全国各地に有名なお祭りがたくさんあるよ。

各地の秋祭りの特色

秋祭りには、必ずそれを行う意味が込められている。
たとえば京都の「時代祭り」では、約2000人が各時代の衣装をまとって京都の町を練り歩き、京都の歴史や文化を紹介する「風俗行列」が有名。
古都としての歴史が長い京都だからこその催しだよね。
また、東京の「酉の市」は、秋の収穫を祝って鶏(とり)を奉納したのがはじまりといわれ、次第に商売繁盛や開運を祈るお祭りになったのだとか。(※諸説あります。)
11月に行われるため、お正月に飾る華やかな「熊手」が並び、活気あふれる秋の風物詩となっている。
「だんじり祭り」は、西日本の各地で秋祭りとして行われている。
山車をひくスピードがとても速く、角を曲がるときにもその速度をゆるめないという勢いのはげしさで、とくに「岸和田だんじり祭」が有名なんだ。
江戸時代に外国との交流があった長崎で行われる「長崎くんち」では、「龍踊(じゃおどり)」という踊りが行われる。
この龍踊に使われるのは、中国の龍をかたどった人形であることからも、長崎という地の歴史や文化が感じられるよね。

秋祭りを通じて地域を知ろう

有名な秋祭りをいくつか紹介しただけでも、各地でいろいろな特色のあるお祭りが行われていることがわかるね。
秋祭りを知ることは、その地域の歴史や文化、昔の人々の生活にねざした願いなどにふれることでもある。
今きみが住んでいる地域や、親せきや友人が住んでいる地域などに、どんな秋祭りがあるのか、ぜひ調べてみよう。
秋祭りという名前でなくても、「例祭」や「例大祭」、「秋季例大祭」といった名前がついていることも多いよ。

地元の秋祭りを楽しむ方法

地域などで秋祭りがあったら、ぜひ行ってみよう。
いろいろ見て楽しむのもいいけれど、みこしの担ぎ手や山車の引き手として参加するのも楽しい。
法被(はっぴ)などを着て参加するのも、気分が盛り上がって楽しいよね。
地域のお祭りであれば運営の手伝いをするボランティアなどで参加できる場合もある。
中学生が参加すれば、周りの大人も喜ぶし、季節感や日ごろの生活への感謝を感じることができて、きっと大切な一日になるよ。

お祭りだけじゃない! 秋のイベントを楽しもう 

とっても楽しそうな秋祭り。
きっときみも参加したくなったはず。
秋には、ほかにもたくさんのイベントがある。
気候もよく、祝日も多い秋を思い切り楽しめるよう、行ってみたいイベントにはぜひ参加してみよう。
「〇〇の秋」というように、芸術の秋、スポーツの秋などにちなんだイベントや、ハロウィーン、お月見といった季節行事もいろいろなものがあるよ。
きみはどんなイベントに参加してみたいかな?

音楽やアートのイベント

秋は、音楽やアートを楽しむのにもぴったりな季節。
各地のコンサートホールや美術館、博物館などで、演奏会や展覧会、アートイベントなどが行われているよ。
また、秋は文化祭や学園祭も多く開催されている時期。
高校や大学の文化祭、学園祭などに参加してみるのもおもしろい。
同好会などの発表が多数あるので、音楽や演劇、美術作品などを鑑賞することもできるよ。
いいなと思ったものがあれば、ぜひ行ってみよう。

スポーツイベントも涼しくなる秋がオススメ

「スポーツの秋」にちなんで、スポーツイベントに参加するのもいいね。
暑さもやわらぎ、秋晴れのさわやかな天候の中で、思い切り体を動かせばいいリフレッシュになるよ。
2024年10月14日は「スポーツの日」という国民の祝日。
この日は地域やスポーツセンターなどでスポーツ関連のイベントが開かれることも多いはず。
自分の好きなスポーツのイベントに参加してみよう。
とくに好きなスポーツがないという人も、キャンプやピクニック、アウトドアなどにも目を向けてみよう。
お弁当とレジャーシートを持って近くの公園に遊びに行くのも楽しいね。

お月見やハロウィーン、秋はイベントがもりだくさん

ほかにも、お月見やハロウィーンなど、秋ならではのイベントはたくさんあるよ。
中秋の名月を愛でる十五夜は9月だけれど、10月には旧暦の9月13日にあたる日にお月見をする「十三夜」がある。
秋の収穫に感謝し、美しい月を愛でる、古くからの日本の風習だよ。
また、毎年10月31日の夜に行われる「ハロウィーン」は、キリスト教における「万聖節(または諸聖人の日)」の前夜祭として、古くからヨーロッパなどで行われてきたもの。
秋の収穫を祝い、悪霊を追い払うための宗教的な行事なんだ。
ハロウィーンの夜に、悪霊の格好にふんした子どもたちが家々を回り、お菓子をもらうという風習があるほか、かぼちゃをくりぬいて顔の形を作る「ジャック・オー・ランタン」を飾るなどの習慣もある。

秋のイベントをロマンチックに過ごすには?

秋にはいろいろなお祭りやイベントがあることがわかったね。
読んでいるだけでも、どこかに行きたくなっちゃった! という人も多いのでは?
秋のイベント、元気いっぱいに楽しむもよし、しっとりと過ごすもよし。
楽しみかたは人それぞれだけれど、秋のイベントをめいっぱい満喫してほしいと思う。
ワイワイ盛り上がるだけではない、秋のイベントの上級の楽しみかたも紹介しちゃうよ。

秋イベントはロマンチックに過ごすヒントがいっぱい

どの季節にもそれぞれのよさはあるけれど、秋はなんとなくしっとりとした、ロマンチックな気分にもひたれる季節。
太陽が照りつけ、暑かった真夏から、だんだんと朝晩に涼しい風が吹くようになり、気温も下がっていくとき。
豊かな実りや美しい紅葉がありながら、だんだんと日は短くなっていき、長い夜を過ごすとき。
自然の豊かさや美しさに目を向け、五感をフルに使って秋という季節を感じると、ロマンチックな気持ちがわいてくるのでは?

友だちや仲間で楽しく過ごす

自然の豊かな実りがある秋の季節、自分のまわりにも目を向けて、今ある環境に感謝しながら過ごすというのもいい。
いっしょに楽しく過ごせる友だちや仲間がいることは、とても貴重でかけがえのないこと。
いつもとちょっとちがう秋のお祭りやイベントも、友だちといっしょに過ごせばきっと楽しい思い出になるよ。

気になる人を秋祭りに誘ってみる

もし、好きな人や気になる人、もっと仲良くなりたいなあと思っている人がいたら、秋祭りなどに誘ってみるのもチャンスだよ。
「近くで〇〇がやっているから」とか「〇〇が楽しそうだよ」など、ふだんとちがうものがあれば誘うきっかけにもしやすい。
にぎやかな雰囲気が好きなら盛り上がるおみこしを見る、マイペースに過ごすのが好きならのんびり屋台を回るなど、相手の好みにも合わせてみてね。

秋イベントは恋の気持ちを深めるのにぴったり

秋は外にも出やすいし、天気もいい。
紅葉など自然がきれいだし、食べものもおいしいものがたくさんあるよね。
きれいなもの、おいしいもの、楽しいことを、だれかといっしょに見たい、いっしょに経験したい、と思う気持ちはとても大切なもの。
秋を思い切り楽しむイベントをきっかけに、きっときみの心もよりいっそう豊かなものになるはずだよ。

まとめ

実りの秋、きみはどんな秋のイベントに参加してみたいかな?
秋は楽しいもの、美しいものがたくさん。
そうした季節の変化に目を向けて、思いきり楽しもう。

季節の自然や風物に興味があるというキミは、庭師という仕事に向いているかも?

「造園技能士」「造園施工管理技士」の国家資格も

庭師は5年先、10年先の変化をイメージしながら、庭石や樹木、池、水路、芝などを含めて庭を設計しつくります。
また、庭に植えた樹木や植物を管理し、定期的に枝を切るなどして整え、庭をつくった後の維持管理も仕事のうちです。
庭師は一般の家庭だけでなく、ビルの屋上や壁面、公園、街路樹など、都市の緑化計画のような公共の大規模工事の現場でもたくさん活躍しています。
庭師の仕事の幅を広げたり、大規模な造園工事を行うリーダーをめざしたりしたい人は、「造園技能士」「造園施工管理技士」といった資格に挑戦し、専門的な知識を学ぶ必要もあります。

屋外が中心の仕事で体力が必要

庭師は造園会社や住宅会社の造園部門、エクステリアデザイン専門の会社などに就職して働きます。
休日や給与などは就職先の規定によります。
基本的に屋外での仕事がメインなので、作業時間は日照時間、天候に左右されることも多くなります。
夏は炎天下、冬は寒さに耐えながらの作業が多くなります。
デスクワークではなく、屋外の仕事が好きな人に向いています。

お祭りのようなイベントを自分で企画してみたい! と思ったキミは、イベントプランナーという仕事に興味が持てるかも?

さまざまなイベントを企画する仕事

目的に沿って企画や演出を考案し、イベントの全体を仕切るのがイベントプランナーの仕事です。
スポーツやライブ、また最近ではウェディングプランナーなど、イベントを企画実施するプランナーの活躍の場は多岐(たき)に渡っています。

イベントプランナーの仕事は幅広い

規模が大きく国際的なイベントの場合などでは、複数のイベントプランナーがそれぞれのもち場を分担します。
企画が決まったら、情報を集めたり、イベントを行う現場を見に行ったりして、イベントの目的に最もふさわしい演出方法を考えます。
それから、会場づくり、パンフレットなどの制作物、会場内の音響や照明、美術効果、宣伝にいたるまで、総合的にプロデュースします。
企画を立ち上げるだけではなく、予算の管理やスケジュールの調整、スタッフやゲストの人選、当日のイベント運営・終了後のフィードバックまでがイベントプランナーの仕事の範ちゅうです。

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