『6月に祝日がないのナゼ?』
大型連休は終わったし、夏休みはまだ遠く...。
そういえば6月って、カレンダーの平日は黒い色ばかり。
祝日が1日もないんだよね。
おまけに梅雨に入る地域も多くて、天気がすっきりしない。
せめて休みのひとつもあれば気も晴れるのに、なぜ? なぜ6月には祝日すらないの~??
目次
そもそも祝日ってどうして祝日?
ウツウツとしやすい6月、なんとか祝日を増やす方法はないのかな?
そもそも祝日って何だろう?
祝日は、正式には「国民の祝日」という。
「美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために定められた『国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日』」なんだって。
年間16日あって、「国民の祝日に関する法律」で定められているんだよ。
日本の祝日の数は世界と比べても多い?
なんと法律で定められている祝日だけど、じゃあ世界と比べて祝日が少ないなら多くしろ~! って主張もできるのでは?
ところが実は世界の祝日の平均日数は約10日。
日本は世界的にも祝日が多めな国なんだ。
祝日ってどうやって制定されるの?
そんな祝日を定めている法律は、昭和23年に制定されたもの。
日本国憲法が施行された翌年のことだ。
もともと皇室の祭典が行われていた「祭日」と、国や国民一般の恒例の祝い日である「祝日」を再検討して一本化したのが「国民の祝日」。
祝日に追加や変更がある場合は、議員立法によって祝日法が改正されるんだ。
6月は祝日の理由になる特別な日がない?
なるほど、政治家のセンセイ、ぜひ6月に祝日をつくることを検討してほしい!
と思うところだけど、祝日はいつでもいいわけではなく、きちんと趣旨(しゅし)が定められている。
「国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日」だから、そのようにお祝いする理由がある日ということになるんだね。
6月に祝日がないのは、そうしたお祝いや感謝、記念になる日として設定されている日がこれまでたまたまなかったからなんだ。
6月には祝日なしは正直ツライ! 6月に祝日プリーズ!
祝日の意味や決め方はわかったし、法律で決まっているっていうことも理解した。
けれど、そうはいってもやっぱり6月にも祝日がほしいよ〜って思うよね。
新年度がはじまったばかりだし、5月には祝日がたくさんあったのに急に祝日がないひと月はツライ。
祝日法はさておき、いったんマジメに考えてみようじゃないか。
5月の大型連休後の長~い祝日なし、どう乗り越える?
5月は祝日も多かったから、よけいに祝日なしがこたえる6月。
だけどこれまでも、「山の日」などのように新たに作られた祝日もあるし、祝日は変わることがある。
ということは、今後6月に祝日が新たに作られても不思議ではないってことなんだ。
6月に祝日をつくるとしたら?
実際、6月に祝日を作ろうと主張している人たちもいる。
仕事などが忙しくて体調をくずしてしまう人が多いため、6月に祝日があったほうがいいという意見も昔からあるみたい。
うんうん、大賛成!
6月の祝日候補のひとつとして挙げられるのが、6月10日の「時の記念日」。
時間を尊重することを意識してもらうためにできた記念日だよ。
1920年(大正9年)に、東京天文台(現在の国立天文台)と生活改善同盟会によって制定されたんだ。
近代化を進めていた当時、欧米人のように時間を意識し、生活を改善したり合理化したりすることをめざして作られたんだって。
なぜ6月10日かというと、671年4月25日、太陽暦で6月10日は、天智(てんじ)天皇が初めて水時計で時刻を計り、世の中に時刻というものを知らしめたという故事に由来しているんだ。
滋賀県大津市の近江神宮という神社には、天智天皇がまつられていて、時の記念日である6月10日には『漏刻祭(ろうこくまつり・ろうこくさい)』というお祭りが行われているんだって。
神社の境内には「時計博物館」があって、時の記念日には無料公開されているそうだよ。
みんなきっと6月に祝日がほしい!
こんなふうに、祝日は増える可能性もある。
一方で、6月に祝日があると、授業日数が減って学校は困るとか、会社が忙しい時期に休みが増えると会社が困るとかいう意見もあるみたい。
6月に祝日がほしいと思う人も、なくていいという人も、いろんな立場があるんだ。
でもやっぱり、ゴールデンウィークと夏休みの間にひと息つける祝日があったらいいなと思っているのは、キミだけじゃない!
とはいえ祝日のない6月の乗り越えかた
6月に新しい祝日ができて、休みが増えたらいいなとは思うものの、今すぐ休みができるわけではないのが現実。
だったら、祝日がない中でなんとか6月を乗り切る方法を考えることも大切だ。
祝日がない6月だからこそできること、祝日がない6月を乗り切るための工夫をちょっと考えてみるとしよう。
祝日がないからこそ生活リズムを整えよう
祝日はうれしいけれど、ついつい夜ふかししたりなんてこともあるよね。
祝日が続く5月や夏休みには、生活リズムがくずれてしまって、後が大変だったという経験アリな人は多いんじゃないかな?
祝日がない6月は、生活リズムを整えて規則正しい生活を習慣づけることを目標にしてみては?
祝日なしの6月を乗り越えるための新祝日を夢想してみる
もし自分が6月に祝日をつくるとしたら...なんていうことを考えてみるのもおもしろいかも。
たとえば「梅雨の日」や「雨の日」といった案や、「海の日」「山の日」があるから「川の日」を作ったらどうか、といったアイデアもあるようだよ。
ほかにも、「父の日」をもっと盛大に祝うとか、「春分の日」や「秋分の日」が祝日なのだから「夏至の日」も祝日にしようという案なども。
キミならどんな祝日にする?
いろいろと考えて、祝日のないひと月を楽しんでみよう。
正式な祝日にはならなくても、「わが家の祝日」「マイルールでゆっくりする日」なんていうのを作ってもいいかもね!
7月以降の祝日と夏休みの予定を考えて気をまぎらわす
祝日が1日もないのは、今のところ6月と12月。
12月は冬休みや年末年始もあるし、なんだかんだ休みが多い。
だから乗り越えるのがいちばんハードなのは、この6月。
でもちょっと考えてみて。
6月を乗り越えたら、夏休みが待っている!
ここは、早めの予約が必要な夏休みの予定を中心に、今から考えて計画するというのはどう?
人気のイベントなどはすでに予約がスタートしていることも多いし、今から計画を立てることで、夏休みをめいっぱい楽しむことができる。
夏休みに入ってからイザ! と思ったらどこもかしこも予約がいっぱいだった、なんて経験、いちどはあるよね?
今から夏休みの計画を立てることで、ハードな6月を乗り切るとともに、夏休みを思いきりジュージツさせることができるんだ。
梅雨対策を楽しんでみる
梅雨がある地域では、この時期ならではの楽しみを見つけてみるというのもいいかも。
最近はおうちで楽しく過ごす方法や、梅雨ならではの楽しみかたもたくさんあるから、ぜひ「今」を楽しんでみよう!
6月といえば梅雨でもある
祝日がない6月だけれど、梅雨の地域なら連日の雨ということも。
もし祝日が6月にあっても、おでかけしたいのに雨ばかり...ということにもなりかねない。
休みがあっても雨だと楽しみかたが限定されてしまうので、ちょっと残念だよね。
そう考えると、今の時期は祝日がなくても、今のうちにせっせと学校での勉強にいそしんでおいて、外出しやすい季節になったら思いきり楽しめばいい! という考えかたもできるかもしれない。
梅雨にかこつけて自主的に休養日を設定してみる
公式な祝日はなくても、自分なりに休養をとる日を設定したっていいと思う。
1日まるまる休むのではなく、ちょっと早めに帰宅して家でゆっくりする日を作ってみたり、あえて予定を入れない休日を作ってみたりすると、ちょうどよく休養がとれていいかもしれない。
たとえば部活や習い事がない日や、学校の時間割がちょっと早めに終わる日。
天候などに合わせて、たとえば雨だったら早く家に帰るとか、梅雨の晴れ間の日だったらちょっと近所を散歩するとか。
予定や体調、天気などに合わせて自分なりの「マイブレイクタイム」を作ってみてはどうだろう。
「今日は雨だし」とか「せっかく雨が上がったから」というのは、休憩をとる立派な理由になると思うよ。
雨の日なりの楽しみかたを見つける
雨の日って、意外と楽しいこともあると思う。
雨の日を楽しむ方法を今から見つけておけば、1年の中で楽しく過ごせる日がぐんと増えるはず。
たとえば、お気に入りの雨具を見つけてみる。
傘はもちろんのこと、レインコートやレインシューズなど。
傘についた水滴をとるためのおしゃれなグッズなんかもいろいろ出ているから、雑貨屋さんなどで探してみてはどう?
また、雨で湿気が高い日はそうじもしやすくて汚れが落ちやすいんだ。
自分のお気に入りの道具やいつも使っている鏡や洗面台、自分の部屋の窓などをみがいてみるのもおすすめだよ。
また、外で遊べないからこそ、読書などインドアを楽しんでみるのはどう?
本のジャンルにもいろいろなものがあるから、自分の興味のもてそうな本をさがしてみてね。
まとめ
6月は祝日がなくて、ちょっと中だるみしやすい時期ではあるけれど、前向きに過ごせる気持ちになってきたかな?
疲れが出やすい時期だけど、マイペースに休養を取りながらぼちぼちやっていこう。
今しかない梅雨の時期も、ちょっとした楽しみを見つけて気分よく過ごせるといいよね。
今から夏休みにやりたいことなんかも考えながら、楽しく乗り切ろう!
6月に祝日をつくるとしたらどう作戦をたてるべきか? いろいろな情報を分析して戦略を考えるのがおもしろそうと思うキミは、アナリストという仕事に向いているかも?
アナリストの仕事内容は?
ここでは金融業界で活躍する「証券アナリスト」「金融アナリスト」と呼ばれる「アナリスト」の仕事内容を紹介します。
この人たちは市場の株価などを分析するスペシャリストです。
金融の専門知識をもち、国家の経済や政治情勢、企業の収益や経営状態などを調査分析して、株価の評価や将来性を予測します。
証券会社や資産運用会社、調査研究所などさまざまな金融機関で働き、会社自体は土日祝が休日になることが多いですが、残業が多く、休みの日も常に情報収集することが欠かせない仕事です。
情報を調べ分析するのが好きな人に向いている
アナリストには分析力や判断力が必要です。
そのため、経済や経営、政治、世の中のトレンドなど、さまざまなことに興味を持ち、情報を調べることや分析することの好きな人に向いています。
また調べた結果をわかりやすく人に説明するのが得意な人にも向いています。
近年は、資産を増やすために投資をする人が増えてきています。
今後も市場や株価を予測するアナリストの需要は増えると期待できます。
6月に祝日がない理由には、ほかにも理由が潜んでいるかも? そんなさまざまな条件やリスクを数学やデータを使って予測して商品化するアクチュアリーという仕事を知ってみては?
数学やデータを使い、将来の分析やリスク管理をする
アクチュアリーは、高校や大学の数学で習う「確率」「統計」などの数学の計算式やデータを駆使して、将来のリスクや不確定な数字を予測して、実社会に応用する専門職です。
アクチュアリーは主に「保険」「年金」「リスク管理」の分野で、分析調査や商品開発のサポート、会社経営のコンサルティングなどを行い、幅広く活躍しています。
生命保険で新商品を出す時は、その商品の対象となる年代の死亡率や金利などの膨大なデータから、商品の価格や積立金の計算や分析を行います。
また、企業で働く人の年金の分析を行う際には、従業員の将来的な給料アップや途中で退職する人の確率などを考えながら、月々の賭け金の計算を行っています。
大学で数学を専攻した人に人気の専門職
「アクチュアリー」は日本ではあまり知られていませんが、大学で数学を専攻した人にとても人気の高い専門職で、資格取得は非常に難関ですが、数学の高度な知識をリアルな社会に活かせることが魅力と言われています。
日本のアクチュアリーは、生命保険会社や損害保険会社、信用銀行、コンサルティング会社など、さまざまな勤務先で活躍しています。
アクチュアリーは専門性の非常に高い仕事で日本では資格を持つ人も少ないため、企業では厚遇されることが多いようです。
今後のアクチュアリーの仕事は、AIを使って行うことも予想されるため、数学を使った専門的な分析を人にわかりやすく解説したり、提案したりするコミュニケーションやプレゼンテーション能力のあるアクチュアリーがますます活躍できると言われています。