『2月の行事といえば節分! 豆まきと恵方巻の由来』

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2024.02.01

もうすぐ2月。
お正月も終わっちゃったしなあ...とがっかりしている人、2月の季節行事といえば節分があるじゃないか!
節分といえば豆まきと恵方巻だよね。
実は節分というのは、昔の暦(こよみ)でいうと、春をむかえる準備をするために大切にされた日なんだ。
今回は、節分や豆まき、恵方巻などについて、由来を知って少々オトナぶりつつ、楽しむ方法をお伝えするよ。
節分を思いきり楽しんで、寒さもふき飛ばしちゃおう!

目次

知ってる? 節分と恵方巻の由来

節分というのは、立春をむかえる前に邪気(じゃき)をはらい、「無病息災」つまり病気をせず健康に過ごせることを願う季節行事だ。
自宅などで豆まきをして鬼を追い出すという風習がある。
また、もともと大阪から始まった「恵方巻」という太巻を食べるという風習も、最近ではだいぶ定着しているね。
節分や豆まき、恵方巻の意味や由来を知れば、行事をより楽しめることまちがいなし!

節分の日はどうして毎年変わる?

節分というと2月3日に豆まきをする、というイメージがあるよね。
でも、節分の日は2月3日とは限らない。
2月2日や2月4日になる年もあるんだよ。
なぜかというと、節分は、春の始まりである立春の前日というふうに決められている。
立春の日にちは太陽の動きをもとにして決められているので、年によって微妙に変わるんだ。
立春の日にちが変われば、節分の日にちも変わるというわけだ。

2024年の節分はいつ?

2024年の節分は2月3日の土曜日だよ。
ちなみに来年2025年の節分は2月2日になるそう。
豆まきをしようと思ったら節分が終わってた...なんてことのないよう、覚えておいてね。

イマドキ楽しみな恵方巻

恵方巻というのは節分のときに食べる太い巻き寿司のこと。
その年の神様がいると考えられている方角(=恵方)を向いて、恵方巻を丸かぶりで食べるといいことがあると考えられているんだ。
恵方巻を食べる習慣がポピュラーになってきたのは最近だけど、おいしいものを食べる機会が増えるのはうれしいよね。
人気の恵方巻には、最近ではいろいろなバリエーションのものがある。
定番の太巻から、豪華な海鮮の太巻、お肉を使った太巻など、好みの恵方巻をさがしてみるのも楽しいね。

節分・豆まきの意味や由来を知ってオトナぶる!

節分や豆まきのことは知っていても、その由来や豆まきをする理由、くわしいやり方などは意外と知らないという人も多いんじゃないかな?
せっかくだから、節分のことにくわしくなって少し知ったかぶっちゃう?
節分の行事にこめられた意味を知ると、家族の健康を願った昔の人の気持ちがちょっとわかるようになるかもしれない。
ちょっとオトナな気分で、節分をむかえられるかもね。

節分の意味や由来は?

そもそも節分という言葉は、「季節を分ける」という意味。
季節の変わり目である「立春・立夏・立秋・立冬」の前日をすべて節分と呼んでいたんだ。
季節の変わり目には邪気が入りやすいと考えられていたため、悪いものを追い出して幸せを呼びこむための行事として定着したとされている。
節分の行事が行われるようになったのは、平安時代や室町時代からなどと言われているから、昔から続いてきた伝統的な行事なんだね。

なぜ豆まきをするの?

節分のときに豆をまくのは、悪いものを外に追い出し、いいものを中に呼びこむためと考えられている。
豆をまく=「魔目(まめ=鬼の目)」をほろぼすというところから、豆まきが始まったとも言われている。
立春は春の始まり、つまり一年の始まりでもある。
いわば新年をむかえる前に邪気をはらうことが豆まきの目的なんだね。

豆まきの正しいやりかたってあるの?

豆まきには、炒(い)った大豆を使うことが多い。
炒ったものを使う理由は、まいた豆から芽が出てしまうとよくないことが起こると考えられていたというものや、「豆を炒る」=「魔目を射る」に通ずるためというものなど、諸説ある。
大豆を使うことが多いけれど、落花生やほかの豆を使う地域もある。
昔はその家の代表とされる人がまくものだったけど、今はみんなでまいて楽しむことのほうが多いよね。
年男や年女、厄年(やくどし)の人がまくという習慣を持つところも多いよ。
また、鬼は深夜にやってくると考えられていたため、夜に豆まきを行うのがいいのだそう。
家の玄関や窓を開け、一か所ずつ「鬼は外!」と言いながら豆をまく。
豆をまいたら鬼をしめ出すため、ドアや窓を閉めて戸じまりをする。
次に「福は内!」と言いながら、部屋の中に向かって豆をまく。
豆まきが終わったら、自分の年齢に1をたした数の豆を食べよう。
というのが一般的とされる豆まきのやり方だけど、豆まきのやり方やかけ声などは地域によってもちがうことがあるよ。
また、内にまいた豆は福を呼び込んだ豆なので、すべて拾って食べるのが風習。
逆に外にまいた豆は邪気(鬼)を払うためのものなので食べずに捨てるものだけど、外にまいた豆もきちんと掃除をすることが大切だよ。
家族や地域の人に聞いて、自分の住んでいる地域独自の習慣について調べてみるのもおもしろいね。

節分といえば恵方巻! 由来や中身は?

豆まきと並んで節分の定番といえるのが、恵方巻。
何となくおいしそうな恵方巻が売られていることは知っていても、その発祥や由来については知らないという人もいるんじゃないかな?
恵方巻の中身や食べ方、意味なども知っておけば、節分がもっと楽しく過ごせるかも?
おいしい恵方巻を用意して、福を呼び込んじゃおう。

そもそも恵方巻の発祥は?

恵方巻の発祥には諸説あるけれど、比較的近代に関西方面からその風習が始まったとされることが多い。
大阪で商売繁盛を願って太巻き寿司を丸かぶりして食べるようになったといった説があるよ。
全国に広まったのは20〜30年くらい前からで、大手のコンビニエンスストアやスーパーマーケットで、恵方巻が大々的に販売されるようになったんだ。

恵方巻に入っている楽しみな具材

恵方巻の具材は、七福神にあやかって7種類入れるのがよいとされている。
太巻き寿司にすることで、「福を巻きこむ」という意味がこめられているそうだ。
定番の具材は、しいたけ、かんぴょう、きゅうり、厚焼き卵、えび、うなぎやあなご、桜でんぶの7種類とされる。
ほかにも最近ではいろいろな具材の恵方巻があるから、どんな恵方巻を食べるか考えるのも節分の楽しみ方のひとつとなっているね。

恵方巻の食べかたにルールはある?

恵方巻を食べるときは、その年の「恵方」を向いて食べるのがルールとされているよ。
恵方というのはその年の福徳をつかさどる歳神さまがいると考えられている方角なんだ。
恵方は節分の日と同様に、毎年変わる。
節分が近くなると「今年の恵方は◯◯◯の方角」などと書かれているのを見たことがあるかもしれないね。
2024年の恵方は東北東だから、その方角を向いて恵方巻を食べるということになる。
さらに、恵方巻は切らずにそのまま食べるのがルールとされている。
恵方巻を切ってしまうと、縁が切れると考えられているからだよ。
そして、恵方巻を食べるときにはとちゅうで話をせず、最後まで食べきるようにしよう。
とちゅうで話してしまうと、福がにげると考えられているんだよ。
とはいえ、食べきれなかったりあわててむせたりしてもいけないので、一気には食べられないよ~という人は、無理しないようにしよう。

恵方巻のおいしいバリエーション

恵方巻には、定番の具材のほかにも最近はいろいろなバリエーションがあるね。
好みに合わせて好きな具材のものを選ぶのも恵方巻の楽しみ方のひとつだ。
もし家族でそれぞれ好みがちがう場合は、一人ひとり自分の好みの恵方巻を選ぶのも楽しい。
家で手作りするという人もいるかもしれないね。

太巻き・海苔巻き お寿司系恵方巻

太巻き寿司や海苔巻きなどの恵方巻には、いろいろなバリエーションがあるよ。
具材は7種類入れるのが縁起がいいとされているけれど、必ずしも7種類にこだわらなくてもいいだろう。
アレルギーがある食材が入っていないかなどは、おうちの人にも確認しよう。
定番の具材のほかにも、まぐろ、いくら、サーモン、カニカマなどの具材を使えば、組み合わせ次第で好きな海鮮太巻き寿司を楽しむことができるよ。

豪華(ごうか)具材やスイーツなど変わり種恵方巻も!

恵方巻にはまだまだバリエーションがある。
牛しぐれなど豪華なお肉を使ったものや、エビフライ・ロースカツなど洋風のもの、アボカドやレタスなどサラダ系のもの、ナムルやごま油を使った韓国(かんこく)風のものなど幅広い。
さらには、オムライス風のものやパンを使ったもの、ロールケーキ風のスイーツ恵方巻まで登場しているよ。
おうちの人や友達といっしょに食べる場合は、それぞれ好きな恵方巻をチョイスして、節分を楽しんでもいいよね。まとめ

まとめ

節分の由来や意味、豆まきや恵方巻の楽しみ方について話してきたけど、春の節分は、昔の暦でいうところの大みそか。
邪気をはらい、健康や幸福を願ってあたらしい季節である立春をむかえることをみんなで祈りながら、豆まきをしたり恵方巻を食べたりしてみよう。
立春からの一年が、いいものになりますように!

季節の習慣や由来のある行事を大切にしたいと感じるキミは、マナー講師という職業に向いているかも?


さまざまな場に即したマナーを教える先生

マナー講師とはマナーを教える先生です。
マナー講師と一口にいっても、教えるマナーの分野や、教える対象には種類があります。
たとえば、会社の新人向けに、社会人として成果が出せるようにビジネスマナーを教える講師、サービス業や医療現場で働く人への接遇(せつぐう)※、マナーを教える講師、就活支援や面接のマナーを教える講師、テーブルマナーを教える講師、冠婚葬祭(かんこんそうさい)のマナーを教える講師、子どもを対象に公共の場やよその家でのマナーを教える講師など、さまざまです。

そもそもマナーとは?

 マナーというのは、「これが正解」と明確に決まっているものではありませんが、周囲の人を思いやり、お互いに気持ちよく過ごすための技術です。
気持ちの良いマナーを実践することで、対人関係や仕事などがスムーズに運び、その人本来の実力が発揮(はっき)できたり、目標がかなったりすることが多々あります。
マナー講師は、マナーを教えることを通して、受講生が自信を持って振る舞えるようになったり、自分の目標を達成するために前向きな気持ちに変わったりなどの成長を促す仕事です。
※接遇とは、お客様や相手をもてなす、思いやる気持ちを持って応対することです。


日本の伝統や文化をもっと取り入れたいと思うキミは、和裁士という職業について知ってみては?


日本の伝統衣装・和服を作る仕事

和服は日本の伝統の衣装で、若い人の中にも現代風のアレンジで、おしゃれに四季折々の着物を楽しむ人たちがいます。
和裁士とはそんな着物の仕立てやリメイクする職業です。
主な仕事には、仕立て、お直し、後継者の指導の3つがあります。

仕立てだけでなく、現代風のリメイクや伝統の継承も

 仕立てとは、反物(たんもの)を1枚の和服に仕立てる仕事です。
「反物」とは着物を仕立てる前の状態で、筒状に布を巻いたものを指します。
小紋(こもん)や紬(つむぎ)、付け下げ、浴衣(ゆかた)などの着物は、円筒の芯に巻かれた反物の状態で販売されており、これをもとに着物を作り上げていきます。
一方で、昔の和服を調整したり、修復したり、リメイクすることで、現代風にアレンジして楽しむ人も増えています。
また、和裁の技術の後継者を育てるために、見習いの人に向けて教室などで指導をする仕事も大切です。
和裁士になる人は、もともと和の文化や和服に強い興味のある人、和装が大好きな人がほとんどで、着物を着るために茶道や華道、日舞などの習い事をしたり、落語や講談を聴くのが趣味だったり、という人もいます。
とはいえ着物の需要は、昔に比べて多いわけではないので、和裁教室や着付け教室の講師、またはリサイクル和服のショップを経営しながら、仕立ての仕事を両立させている人もいます。


季節ごとにさまざまなおいしいものを提供する企画を考えられたら楽しいなあ、と思うキミは、食品メーカーの仕事について調べてみては?

どんな仕事かな? と思ったら、「おしごと事典」を見てみよう!

おしごと事典

 

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