『説明が下手なのかも...? 一発で伝わる説明のコツ』
今日のできごとを伝えたいときや自分が好きなことを伝えたいときなど、説明をする場面ってたくさんあるよね。
でも、なんかうまく伝えられない......説明がへたなのかも...? と感じたことがある人もいるかな。
そこで今回は、話したいことが伝わる説明のコツを紹介するよ!
テクニックをつかめば、説明がもっと上手(じょうず)になれるかも!
目次
説明がへたな話しかたによくある特徴(とくちょう)
説明がへただと感じられてしまう話しかたには、どんな特徴があるからなのかな?
要点がまとまらない
まずよくあるのは、要点がまとまらないこと。
説明するなかでいちばん伝えたいことが定まっていないと、この人はなにを説明したいのかな? と思われる原因になってしまう。
説明をするときは、自分がいちばん伝えたいことの要点を決めておくといいね。
感情的に話しすぎてしまう
伝えたい気持ちが強いときほど、ついつい感情的に語ってしまうこともあるよね。
たとえば、「昨日見たアニメが意外な展開でとてもおもしろかったこと」がいちばん伝えたいことだとしよう。
それが、「ヤバかった! 展開にびっくりしたし、主人公がめっちゃかっこよかったんだ!」と説明していたらどうだろう?
感情は伝わってくるけど、肝心(かんじん)のストーリーはあまり伝わってこないよね。
説明をするときに感情を伝えるのはもちろん大切だけど、ときには冷静になって事実を伝えることも必要なんだ。
主語がない
主語がないと、だれがなにをしているのかがわからなくなってしまって、説明が伝わりにくくなるよ。
たとえばさっき例にあげた、「ヤバかった! 展開にびっくりしたし―――」とアニメのストーリーを伝える場面。
最初の「ヤバかった!」に主語がついていないよね。
もし言葉に主語がついて、「『主人公の仲間が敵(てき)のスパイだとわかったシーンが』ヤバかった!」と伝えたられたら、キミがおもしろいと思った場面が相手に伝わりやすくなるよね。
こんなふうに、説明するときは主語を明確にして伝えてみよう。
文章を書くときや読むとき、主語を意識するのと共通しているね。
早口に説明してしまう
緊張していると、早口になってしまいがちだよね。
説明するときは相手が理解してくれることが大切だ。
早口に話すクセがあるなら、相手にもわかりやすいように、ゆっくりと話すことを習慣づけてみよう。
説明下手(べた)に感じられてしまう原因
どうして説明がへたに感じられてしまうんだろう?
ここでは、いくつかの原因を紹介するよ。
話にまとまりがない
話が散漫(さんまん)でまとまりがないと、相手もついていけないよね。
この説明ではなにを伝えたくて、相手にはどう思ってほしいのかな?
話す前に、頭のなかで整理しよう!
相手が理解していなくても話を続けている
相手が理解していないのに、話し続けちゃうのはよくある失敗だよ。
伝えたいことがたくさんあっても、理解できる情報量じゃないと聞いているほうも疲(つか)れてしまう。
相手が説明をちゃんと理解して聞いてくれているか、注意しながら話すことが大切なんだ。
思いやりがない話しかたになっている
説明をするとき、相手にわかりやすく伝えられているかがとても大切だ。
相手にわかりやすく伝えるために、相手が聞きやすいように状況を簡潔(かんけつ)に説明したり、専門用語や仲間内だけの言葉は避けてシンプルな言葉に言い換えてみたり、聞きやすいなと思ってもらえるくふうをしてみよう。
説明下手(べた)のデメリット
説明が得意じゃない気がするけど、具体的にはどんなデメリットがあるんだろう?
ここでは、考えられるデメリットを紹介するよ。
説明に時間がかかってしまう
説明がうまくできないと、何回も同じ説明をすることになって時間がかかってしまうよね。
話が長くなると、相手は聞き飽(あ)きてしまうかもしれない。
できるだけ順を追って簡潔に説明できたらいいよね。
会話がはずまなくなってしまう
説明がへただと、会話がはずまなくなることもあるよ。
伝えたいことがあるのはわかるけど、なにを伝えたいのかがわからないと思われてしまうよ。
説明がじょうずになると、会話をより楽しめるようになるかも!
話したいことが伝わる説明のコツ!
じゃあ、うまく説明するにはどうしたらいいのかな?
話したいことが伝わる説明のコツを解説!
言いたいことを整理する
最初に、言いたいことを整理しよう! 要点をまとめてから話すと、スムーズに伝えられるよ。
授業の発表など、準備する時間を確保できる場面なら、言いたいことは紙に書きだして整理しておくといいかも。
話したいことを正確に伝えられて、聞きやすい発表ができるよ!
5W1Hを意識しよう
5W1Hとは、言いたいことを整理できるフォーマットのことだよ。
英語の疑問詞の頭文字をとっているんだ。
5Wと1Hはそれぞれ、
When:いつ
Where:どこで
Who:だれが
What:なにを
Why:なぜ
How:どのように
を表しているよ。
説明に5W1Hがふくまれていると、より相手に伝わりやすくなるんだ。
授業で発表するときは、これらの要素を事前に書き出しておき、話して伝えられそうか練習をしておこう。
ふだんの会話では、WhyやHowまで伝えていると、説明が長くなりすぎてしまうこともあるから、まずは「いつ、どこで、だれが、なにを」を意識して話してみよう。
ていねいに話す
わかりやすい説明をするには、ゆっくりていねいに話すことが大切だよ。
話すスピードを遅くするだけではなく、相手が理解してくれているかを意識しながら話そう。
相手も理解しやすくなるし、説明の質もぐんと上がるよ。
話のポイントをおさえよう
要点をおさえた説明はとても効果的。
たとえば、いちばん伝えたい話をするまえに、「これがいちばんおもしろかったんだけど、」という言葉をはさんだりすると、伝えたいのはここだ! とわかりやすくなるよね。
相手にとって重要な情報を伝えるように意識してみよう!
「おしごと事典」を見てみよう!
説明がうまくなるコツに興味を持ったキミにぴったりな仕事
説明がじょうずな人の話しかたに興味を持ったキミは、「リポーター」を見てみよう。
数字を使って伝わりやすい説明ができる人になりたい! と思ったなら、「データサイエンティスト」もオススメだ。
説明する力をいかして、宇宙の安全を守っている仕事を知っている?「運用管制官」を調べてみよう。
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