リポーター

リポーターの仕事内容は?

リポーターとはどんな仕事?リポーターになるには?


リポーターとは視聴者に向かって現場の状況を臨場感たっぷりに伝える仕事

・リポーターとは?


リポーターとは視聴者に向かって現場の状況を臨場感たっぷりに伝える仕事です。テレビではマイクを片手に実況中継するリポーターの姿が印象的です。リポーターはテレビに限らず、ラジオやWebメディア、雑誌などで活躍しています。
リポートする内容にはジャンルがあり、多くのリポーターはそれぞれの得意分野で活躍しています。

◯ 事件のリポート
◯ 台風のリポート
◯ 選挙のリポート
◯ 株式市場のリポート
◯ スポーツのリポート
◯ グルメのリポート
◯ 芸能のリポート
◯ 街情報のリポート
◯ 世界遺産のリポート
◯ 動物のリポート

・リポーターの仕事のやりがい


リポーターの仕事は、現場の様子をリアルにスピーディーにわかりやすく伝えることです。リポーターは自分で現場に足を運び、生の情報にいち早く触れる仕事です。目の前に起きていることの中から、視聴者に伝えるべき情報を取捨選択し、その場でわかりやすい言葉でどんどん伝えていきます。瞬発力や判断力、情報処理能力、わかりやすい言語化スキルが必要です。その緊張感、ライブ感、臨場感が好きな人にとって、リポーターの仕事はやりがいになります。

・リポーターの仕事のつらいところ


リポーターの仕事のつらいところは、現場によっては取材を拒否されたり、「迷惑だ」としかられたりすることです。また取材交渉のために何度も頭を下げなければならないこともあります。
リポーターはどんな働き方をするの?

リポーターの働き方は3パターン

リポーターの働き方には3パターンがあります。
1つ目は芸能プロダクションに所属してリポートの仕事を得ている人。
2つ目はテレビやラジオ、Webなどの番組制作会社にリポーターとして就職して働いている人。
3つ目は放送局に就職してアナウンサーや記者としてリポートの仕事もする人です。

リポーターの仕事は取材相手の都合や現場の状況に合わせて働くので、どの働き方でも勤務時間は不規則になりがちです。

リポーターはどんな人に向いているの?

リポーターにはフットワークが軽い人が向く

◯ フットワークが軽い
リポーターは現場の様子をリポートするので、フットワークが軽い人が向いています。情報を追いかけてすぐ駆けつけることに面白さを感じる人がリポーターに向いています。

◯ 臨機応変の対応力
現場では何が起きるかわかりません。生放送や中継の場合は、臨機応変に冷静に対応する力がとても大切です。

◯ 情報処理能力
現場では目の前に様々な情報が飛び込んできます。その中から素早く視聴者に伝えるべき情報を取捨選択する力が必須です。

◯ わかりやすく伝える言語化能力
リポーターは聞いたことや見たことをそのまま伝えるのではありません。正しい日本語で視聴者にわかりやすく簡潔に伝える力や、バラエティー番組などではキャッチーな表現力も求められます。正しい言葉づかいができ、かつ人をひきつける面白いリポートができることも大事なスキルです。

◯ ビジュアル&キャラクター
カメラ映りのよさもリポーターには大事な要素です。キャラが立っていることもリポーターには求められます。

◯ 語学力
英語で取材やリポートが必要な場面もあります。語学スキルが高いと活躍の場が広がります。

リポーターの将来展望は?

リポーターの将来展望 ネットを中心に活躍の場が広がる

テレビの視聴率は低調と言われていますが、ネットの動画配信番組が増えている昨今は、リポーターの活躍の場もネットを中心に広がることが予想されます。

しかし今は誰でも気軽に情報を発信できる時代になったため、自分の得意分野を持ち、高い取材力、臨機応変なリポート力を持つ人が長く活躍していくと思われます。
リポーターにはこうすればなれる!

リポーターになるには?資格は必要?

・リポーターになる3つのルート


リポーターになるために特別な資格や学部の指定はありません。
大学や短大、専門高校を卒業後、テレビやラジオ、Web番組の制作会社に就職して、リポーターとして研修を受けて現場で仕事を覚えていく方法が1つあります。

もう1つは専門学校でアナウンスの技術を学び、プロダクションに所属しながら、各テレビ局のオーディションを受けて仕事を得ていく方法があります。

またテレビ局に就職して、アナウンサーや記者として働きながらリポートの仕事をする方法もあります。

・リポーターに役立つ学校


◯ 高校の放送部や大学のアナウンスサークルに入る
高校の放送部や大学のアナウンスサークルでは、アナウンスのトレーニング方法を学べます。話し方の基本や発声法、正しいイントネーションなど、アナウンスの基礎技術をしっかり身につけておくと、リポーターの仕事に役立ちます。

◯ 大学や短大、専門学校で得意分野をつくる
自分が将来リポートしたい分野があれば、大学や短大、専門学校でその分野を学んで、知識を深めておくのもおすすめの進路です。

◯ アナウンス技術を学べる専門学校・短大
アナウンサーをめざせる学部を設置している専門学校や短大、大学もあります。
番組制作会社のリポーター職をめざす人や、芸能プロダクションに所属して活躍したい人におすすめです。

◯ 4年制大学
テレビ局の採用では、民放の中心となるキー局は、4年制大学卒が必須という条件のところがほとんどです。学部は特に問われませんが4年制大学の進学をめざしましょう。※アナウンサーや記者のなり方は「アナウンサー」の記事を参考にしてください

◯ 民放キー局などのアナウンススクール
アナウンサーをめざす大学生に向けて開講している、アナウンススクールがあります。それらのスクールはテレビ局の民放キー局が開講していたり、元アナウンサーが開講したりしています。こうしたスクールでは4年制大学の在学中の1〜2年生のうちからWスクールで基礎を徹底的に学んで、就活の準備をする人が多いようです。