『中学生のスキンケア方法はこれで決まり!』
できたニキビが治らない...。日焼けで肌(はだ)の色が気になる...。
「なに言ってるの!いちばん肌がきれいな時期だよ!」なんて言われても、中学生にだって肌にまつわる悩みはあるよね。キミたちにピッタリなスキンケア方法はどんなものかな?
中学生のスキンケアの方法を知ろう!
世のなかにはいろいろな肌の悩みについての情報があふれているけれど、本当のところはどうなのか!?まずは、キミたちの肌がどんな状態なのかを見てみよう。
中学生の肌はこうなっている
基本的に大人も子供も肌のつくりは同じ。違うところといえば、思春期で皮脂分泌が活発になる時期だということ。ストレスや生活習慣によって、ニキビができやすくなるなど肌荒れをすることがある。肌荒れで悩んでいるときなどは、迷わずお医者さんに相談するのがいちばん確実なんだけど、その前に自分の肌の仕組みについて知っておこう。
肌の構造について知っておこう
皮膚(ひふ)は外側から順に「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」「皮下組織(ひかそしき)」という構造になっているよ。表皮はさらに5層に分かれていて「角層(かくしつ)」「透明層(とうめいそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層」と呼ばれる。
ターンオーバーについて知っておこう
表皮のいちばん深い層である「基底層」では毎日新しい細胞がつくられているんだ。それがだんだんと表面に押し上げられていくと、やがてそれが角層となり、最後は垢(あか)となってはがれ落ちる。これが「ターンオーバー」と呼ばれる仕組みだよ。ターンオーバーの周期は約1か月~3か月と人によって差があるんだそうだ。
肌のバリア機能について知っておこう
肌は、微生物(びせいぶつ)や紫外線(しがいせん)など、体の外からの刺激(しげき)から体を守ったり、体内の水分が失われたりするのを防ぐ機能があるよ。この役割はなんと厚さ0.2㎜の「角質層」が担(にな)っているんだ!
大切なのは洗顔と保湿
中学生の肌にとって必要なのは、まずきちんとした洗顔だよ。きちんとやりかたを知ってそれを実行するだけでも十分効果があるはず!
洗顔のやりかた
中学生の肌の悩みとしてまずあがるのが「ニキビ」。中学生のニキビの原因は大きく二つあって、一つ目はホルモンバランスの変化だ。成長期である中学生の体内では、ホルモンバランスの変化の影響で皮脂の分泌が増えて、ニキビができやすくなる。まずは1日2回の洗顔からスタートだ。
まず手を清潔に
洗顔の前に、まずは手をきれいにしよう。せっかくの洗顔料が手のよごれを落とす役割だけで終わってしまったら残念すぎる...
顔をしっかりすすぐ
次は顔についたホコリなどを落とすイメージで顔をすすごう!
しっかり泡立てた洗顔剤で優しく洗顔
ここでようやく洗顔料を手に取るよ。使っている洗顔料に書いてある分量を手に取って、しっかり泡立てた泡で顔を優しく洗おう。ごしごしこすると傷つけてしまうからとにかく優しくね!
すすぎ残しのないように洗顔剤を落とす
そして、大切なのはここ、すすぎ!顔の輪郭部分やおでこの髪の生えぎわあたりはすすぎ残しをしやすい場所。洗顔料が残っていると、それがニキビなど肌荒れの原因になってしまうからよくすすいでね。ただし、強くこするのはNG。
水分を取り除く
洗顔料を落とせたら、次は清潔なタオルでそっと水分を取り除こう。このときもゴシゴシこすってはだめだよ。優しくタオルを当てるようなイメージでふきとろう。
保湿のやりかた 化粧水・乳液
洗顔ができたら次は保湿。カサカサや顔がつっぱるように感じるときは化粧水を使ってみよう。オススメは「低刺激」「サッパリ肌用」といった表記のものだよ。
化粧水(けしょうすい)をなじませる
化粧水は肌になじませると、もっちりすべすべ肌になる!両手をうまく使って顔になじませよう。
顔を包みこむ
じょうずになじませるためには、パチパチたたきこむのではなくて、優しくかつギューッと顔を包みこむようなイメージだよ。
紫外線対策もしっかり行おう
スキンケアをきちんとしたら、紫外線対策もぜひ覚えておこう!登下校や体育の時間、部活動など外での行動も多い中学生は、どんな対策を取ったらいいのかな?
紫外線の強い時間帯の外出を避ける
紫外線が強いのは10時~14時ごろだそうだ。この時間の外出を避けるというのは学校があるとなかなか難しいけれど、休みの日のお出かけなどは意識してみるといいかもしれない。
日焼け止めを塗る
時間を調節するのがむずかしいときは、日焼け止めを塗るというのがいちばん手軽で確実な方法だよ。日焼け止めの性能はSPFという数値を使って表されているけれど、日常使いであればそれほど高い数値のものでなくてもだいじょうぶ!ただし、1日に何回か塗り直しは必要だ。
日かげを歩く
直射日光をさければだいじょうぶ...? 残念でした、紫外線は日かげにも届いている。多少はさえぎられるとしても、地面からの反射などもあって、日焼けの危険性ゼロではないんだ!
帽子や洋服でカバー
とはいえ、紫外線は太陽の光とともに上から降りそそいでくるから、帽子をかぶってかみの毛や顔まわりを守ったり、UVカット効果のある長そでの洋服を着ることで肌を守ったりするのはオススメだよ! スキンケアや紫外線予防は、今の段階からキミの肌への紫外線ダメージを最小化することができる! ただし、いろいろな情報に惑わされることなく、自分に合う方法を探してみてね。