『先輩後輩関係 良い先輩ってどんな人?』
学校生活で避(さ)けては通れないのが、先輩(せんぱい)後輩という人間関係。学校によっては「先輩が言うことは絶対!!」なんていうところもあるだろうし、「あまり上下関係がなくて先輩ともタメ口で話せる雰囲気(ふんいき)」という場合もあるかもしれないね。
実は、年齢(ねんれい)や学年が上ということで相手を敬う「先輩」「後輩」という人間関係って、世界的に見たら案外レアだったりするみたい!どうして、日本の学校ではそんな関係が生まれたんだろうね。
実は、年齢(ねんれい)や学年が上ということで相手を敬う「先輩」「後輩」という人間関係って、世界的に見たら案外レアだったりするみたい!どうして、日本の学校ではそんな関係が生まれたんだろうね。
先輩 後輩が生まれた背景
「先輩」「後輩」という関係には、中国の「儒教(儒学)」の教えがあるといわれているんだ。
なんとも歴史が古かった...!儒教には「五倫」という、5つの人間関係と、その関係の中で人が守るべき道が示されているんだ。その道というのがコレだ!
そして、「先輩」「後輩」という関係は、その中の「長幼の序」の考え方がベースになっていると考えられているよ。
なんとも歴史が古かった...!儒教には「五倫」という、5つの人間関係と、その関係の中で人が守るべき道が示されているんだ。その道というのがコレだ!
・父子の親(しん)...親は子を愛し、子は親によく仕える
・君臣の義...君主と臣下の間では道義を守る
・夫婦の別...夫婦にはそれぞれの役割がある
・長幼の序...年上の人と年下の人との間には守るべき礼儀(れいぎ)がある
・朋友(ほうゆう)の信...友達同士では互(たが)いに信頼(しんらい)し合う
・君臣の義...君主と臣下の間では道義を守る
・夫婦の別...夫婦にはそれぞれの役割がある
・長幼の序...年上の人と年下の人との間には守るべき礼儀(れいぎ)がある
・朋友(ほうゆう)の信...友達同士では互(たが)いに信頼(しんらい)し合う
そして、「先輩」「後輩」という関係は、その中の「長幼の序」の考え方がベースになっていると考えられているよ。
先輩と後輩がうまくやっていくには
年上を敬い慕(した)いたいところだけれど、先輩みんながそうしたいと思えるタイプばかりじゃない...とか、後輩をかわいがりたいけれど、残念ながらアイツはちょっと...なんてこともあったりするのが現実の中学校生活。
そうは言いつつも、毎日顔を合わせることだってある相手とはなるべくうまくやっていきたいよね。
どうしたらいい関係性が築けるんだろう?って悩(なや)むよね。ひとつの答えは、それぞれが互いの「役割」を認識(にんしき)すること!
そうは言いつつも、毎日顔を合わせることだってある相手とはなるべくうまくやっていきたいよね。
どうしたらいい関係性が築けるんだろう?って悩(なや)むよね。ひとつの答えは、それぞれが互いの「役割」を認識(にんしき)すること!
先輩は後輩を指導する
まずは「先輩」の役割として絶対外せないのが「指導」だ。
学校生活全般(ぜんぱん)において経験値が高いのが「先輩」だよね。
だから、部活動では技術的な指導や雑務のやり方の指導まで、先輩は後輩に教えてあげるということが第一の役割だ。
学校生活全般(ぜんぱん)において経験値が高いのが「先輩」だよね。
だから、部活動では技術的な指導や雑務のやり方の指導まで、先輩は後輩に教えてあげるということが第一の役割だ。
先輩は後輩の面倒(めんどう)を見る
「指導」とは少し違うのが「面倒を見る」ということ。
これは、部活動での先輩・後輩関係だとしたら、部活以外の生活に対してアドバイスをしてあげるということ。
例えば、テスト勉強のコツや怖(こわ)い先生の対応の仕方、学校の施設(しせつ)の使い方といった、日常生活においての壁(かべ)にぶつかった後輩を、導いてあげる...というイメージだ。
これは、部活動での先輩・後輩関係だとしたら、部活以外の生活に対してアドバイスをしてあげるということ。
例えば、テスト勉強のコツや怖(こわ)い先生の対応の仕方、学校の施設(しせつ)の使い方といった、日常生活においての壁(かべ)にぶつかった後輩を、導いてあげる...というイメージだ。
後輩は先輩のお世話をする
反対に、後輩にも「これは自分の役割だ!」と認識するべきことがあるよ。
まずは「お世話をする」ということ。
部活動などで技術的な指導をしてくれる先輩に対して、自分たちは技術指導ではお返しできない分、道具の手入れをしたり会場整備をしたり、そうした働きでお返しするというイメージ。
まずは「お世話をする」ということ。
部活動などで技術的な指導をしてくれる先輩に対して、自分たちは技術指導ではお返しできない分、道具の手入れをしたり会場整備をしたり、そうした働きでお返しするというイメージ。
後輩は先輩の恩に報(むく)いる
「恩に報いる」というのは、受けた恩に対してそれに見合う行動をすること。
例えば、運動部で先輩にていねいに指導してもらったら、次の大会で何かしらの結果を残すことを目指す!...といったことだ。
例えば、運動部で先輩にていねいに指導してもらったら、次の大会で何かしらの結果を残すことを目指す!...といったことだ。
こんな先輩が「良い先輩」
キミがもし先輩だったら、後輩たちがあこがれるような良い先輩を目指したいよね!?
そのためにぜひやってほしいことを紹介するよ!
そのためにぜひやってほしいことを紹介するよ!
部活の中の役割をわかりやすく説明
例えば部活の先輩だったら、後輩たちが何をやるべきなのかわかるように、役割をきちんと説明してあげること。
経験者だったら次に何をしたらいいのか、考えなくてもわかるようなシーンでも、初心者にはサッパリわからないなんてこともよくある!
経験者だったら次に何をしたらいいのか、考えなくてもわかるようなシーンでも、初心者にはサッパリわからないなんてこともよくある!
ちょっとずつ教えてくれる
なにかが「初めて」という人にとって、一気に教えられても覚えきれない!「ていねいすぎる?」と思うくらい、カメの歩みで少しずつ教えてあげよう。
自主性を重んじながら失敗しそうだったらアドバイス
キミだったら、教えてもらった後にずっと後ろにくっついて「違う!次はコレ!」「やる前に全部聞いてくれ!」って言われるのと、ある程度任せてくれて間違いそうだったら教えてくれるのと、どっちがいいかな?全部指示してみはって...では、いつまでたっても後輩は自分でできるようにはならない。
だから、ドキドキしながらも少し離れて見守るくらいのつもりで関わろう。
だから、ドキドキしながらも少し離れて見守るくらいのつもりで関わろう。
責任をとってくれる
後輩が、頼んだ仕事や教えたことを間違えても、責めるのではなくどうしたらいいのかを教えてあげよう。
もしも、だれかにあやまる必要があったら先輩であるキミが先頭に立って謝ろう。それが先輩だ。
もしも、だれかにあやまる必要があったら先輩であるキミが先頭に立って謝ろう。それが先輩だ。
良いところをほめてくれる
ほめられてイヤな気分になる人はいない!危険なことは止め、間違いは正しつつ、ほめて育てよう!
良い後輩のルール
先輩にかわいがってもらう後輩になるためには、最低限のルールがある。
実は、これは社会に出て仕事をするときにも覚えていて損はないルールだ!
実は、これは社会に出て仕事をするときにも覚えていて損はないルールだ!
あいさつのルール
幼稚園(ようちえん)や小学校でも習ったはず!あいさつは大きな声でハッキリと。
しっかりあいさつができる人が嫌い、なんていう人はいない!
しっかりあいさつができる人が嫌い、なんていう人はいない!
言葉づかいのルール
最低限の敬語、ていねい語を使うようにしよう。
最初のうちは、顔見知りの先輩にていねいな言葉を使うのがくすぐったいかもしれないけれどいつの間にか慣れるよ!
最初のうちは、顔見知りの先輩にていねいな言葉を使うのがくすぐったいかもしれないけれどいつの間にか慣れるよ!
マナーのルール
これも、人と付き合ううえでの最低限のマナーを守れるようになって損はしないよ。
社会に出るうえでの練習だと考えて、マナーを学ぼう。
「先輩」「後輩」の人間関係は、うまく築き上げることができれば一生の宝物になるかもしれないよ。
せっかくだから、いろいろな年齢の人との関係の作り方を練習していこう!
社会に出るうえでの練習だと考えて、マナーを学ぼう。
「先輩」「後輩」の人間関係は、うまく築き上げることができれば一生の宝物になるかもしれないよ。
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