料亭から旅客機まで、さまざまな場所で料理に腕をふるう専門家です。
料亭から旅客機まで、さまざまな場所で料理に腕をふるう専門家です。
調理師は、いろいろなところで活躍しています。
料亭や高級レストランなどで腕をふるうのも、学校や病院などで給食をつくるのも、旅客機の機内食をつくるのも調理師です。
日本料理では板前、西洋料理ではコックやシェフなどと呼ばれています。
外食が日常的になり、イタリア料理やエスニック料理をはじめ、さまざまなジャンルの料理店が増えてきました。
テレビ番組に料理人が登場することが多くなってきたこともあって、調理師への関心も高まっているようです。
以前は調理師といえばほとんどが男性だった時代もありますが、現在では、女性も活躍しています。
修業時代は厳しいものの、自立すれば働く場は全国にあるといえます。
入社試験を行うところは少なく、知り合いや養成学校の紹介によって就職することが多いようです。
調理師はさまざまな場所で必要とされており、調理師免許を取っておけば、大都市や地方など場所にかかわらず、就職のチャンスがあると言えるでしょう。
1人前になるまでは、厳しい修業期間を経る必要があり、その間の給料はどうしても低くなりがちですが、食事と住むところは提供してくれる職場もあるようです。
調理師は経験と腕がものをいう世界で、調理師どうしのあいだには、はっきりとした序列があります。
年齢に関係なく、最初はだれでも見習いからスタートします。
料理長やほかの調理師から料理の技やコツなどさまざまなことを学ぼうとする、熱心な姿勢が必要です。
長いあいだ立ったまま作業するので、体力も必要です。
また、料理に対して強い探究心をもっている人は、料理の腕も早く上達します。
食生活のバリエーションがふえ、調理師の人気は高まっています。
食生活が豊かになった今、本格的な料理を求める人々が増えていることから、調理師の活躍の場もますます多くなっています。
とくに腕のいい調理師は、他の店からよりよい条件で引き抜かれることもあります。
また、和食の人気は外国でも高まっているので、海外でうでをたよりに勝負してみる手もあります。
養成施設を卒業すれば自動的に調理師免許が取れます。
調理師になるには、調理師試験に合格するか、厚生労働大臣指定の調理師養成し設を卒業するかのどちらかが一般的です。
調理師試験を受けて調理師免許を取るには、飲食店や給食施設などで2年以上、実際に仕事をした経験が必要になります。
養成施設では、卒業するだけで調理師免許が取れます。