『部活をストレスにしない! 人間関係の極意』

ミライ科
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#先輩後輩#友だち#部活
2024.04.19

4月。
新しく部活を始める人も、進級して新たな気持ちでがんばろうと思っている人もいるよね。
1年生は初めての部活。
2年生は、初めて後輩(こうはい)が入ってきて部活をひっぱっていく存在に。
3年生は、最終学年としてこれまでのがんばりの集大成としての結果を出していく時期。
そのスタートのこの時期、みんながこれからの一年、部活をめいっぱい楽しめるように、ときにはストレスの原因となる人間関係について考えてみよう。

目次

人間関係の極意はすべてに通ず

たくさんの人と関わり合いながら生活している以上、人間関係はかならずついてまわるもの。
今回は部活を楽しむための人間関係の極意を紹介するよ。
でも、人間関係の極意は部活だけでなく、学校生活や家庭、地域でのつきあいなどいろいろなものに共通している。
一度コツをつかめば、いろんなところで役立つよ!

笑顔・あいさつは人間関係のキホン

人間関係をスムーズにするうえで大切なのは、笑顔やあいさつ。
そんな基本的なこと? と思うかもしれないけれど、だからこそ大切なんだ。
とくに入学したばかりの1年生は、「先輩(せんぱい)」というものにちょっと緊張しちゃうかもしれない。
緊張していても、慣れていないんだからそれは当たり前。
緊張していてもいいから、できるだけ明るくあいさつしよう。
とはいえ、必要以上に大きな声を出したり、自分のキャラ以上に無理して明るくふるまったりすることはないよ。
一人ひとり性格はちがうのだから、張り切りすぎる必要はない。
大切なのは、相手に自分なりの思いをこめて、ていねいにあいさつすること。
自分らしく素直な気持ちであいさつできれば、きっと伝わるよ。
友だちどうしとはちょっとちがう、先輩とのコミュニケーションにはじめはとまどうかもしれない。
でも部活の先輩とコミュニケーションするコツは、これからもいろいろな場面で役に立つから、身につけておいてソンはないよ。

コミュニケーションのしかたは相手によって変わる?

自分らしくというけれど、相手に合わせてある程度コミュニケーションのしかたを変えることは大切だ。
部活には、先輩のほかにも後輩(こうはい)や顧問(こもん)の先生、コーチなど、いろいろな人がかかわっているよね。
目上の人には基本的な敬語を使うなど、相手や場面によって変えるようにしよう。

ストレスの原因は人間関係と決めつけない

もし部活をやっていて、ちょっとストレスだなあ...と感じてしまったとき、きみならどうする?
人がストレスを感じやすいのは人間関係による部分が大きいのは確かだけど、きみのストレスの原因はどこにあるのか、よく考えてみよう。
ニガテな人がいる、部活内でもめてしまったなど、はっきりした理由がある場合もあるかもしれないけれど、ほかのことが原因という場合もある。
たとえば、自分の目標設定が高すぎるとか、目標に対して練習方法が合っていないとか。
ストレスを感じたときは、自分の気持ちにしっかり向き合ってみよう。

部活はなんのため? モチベーションをたもつには

そもそも、きみが部活をやっている目的はなんだろう?
部活でのストレスをためこまないためには、あらためて目的を考えてみるといいかもしれないよ。
やっているスポーツや活動が好き、練習してうまくなるのが楽しい、みんなで協力して結果が出せるとうれしいなど、いろいろなモチベーションがあるよね。
もし部活でストレスを感じたり、人間関係でもやもやしたりすることがあったら、その部活をやっている目的に立ち返ってみよう。

そもそもなんでその部活?

きみが今やっている部活を選んで入ったときのことを思い出してみよう。
なぜその部活に入ったのかな?
やってみたいこと、目標にしたいことがあったはず。
そしてなにより、楽しそうだから、とも思ったはずだ。
仲のいい友だちが入るからなんとなくいっしょに入ったという場合でも、それは友だちがいるから楽しく部活ができるかな、と思ったからだよね。
最初のきっかけはなんとなくでも、入ってから目標ややりたいことができた、ということもあると思う。
きみが部活で何を得たいと思っているのか、自分で考えておこう。

部活の目標をしっかりもつ

もし最初に部活に入ったときの目標がはっきりなかったとしたら、今この機会に改めて考えてみよう。
具体的にめざしているものはあるかな?
試合に出たい、大会で優勝したい、スキルとしてここまで上達したいなど、いろいろあると思う。
毎日練習を続ける、リーダーシップを身につけるなど、結果に向かうまでの過程についての目標でもいいと思う。
目標がはっきりしていれば、なにをすればいいかわかってくるはず。
人間関係に限らず、ストレスは成長の糧(かて)でもあるので、それが自分がめざすものにつながっていれば、ストレスなんのその! と迎え撃てるはずだ。

人に相談したりグチをいってもいい

もし部活でストレスを感じたら、その気持ちは信頼できる人に話してもいいんだ。
内容によって、同じ部活ではない人に話したほうがいい場合もある。
身近な家族や仲のいい友人などに聞いてもらったり、先生やスクールカウンセラーさんなどに相談したりと、安心して話ができる相手を見つけよう。
話すだけですっきりするという場合もあるので、ためこまずにはきだしてみることも大切だよ。

部活にストレスを感じたらどうする?

好きで始めたはずの部活なのに、それでもストレスでつらくなってきてしまうことはある。
なんにもしなければストレスもないけど、それを乗り越えて得られる達成感や喜びもない。
ストレスは、自分の体や心を守るために必要なものでもある。
ストレスや緊張を感じることは、悪いことばかりではないという考えかたもあるよ。
なにがストレスなのかを考えて、どうすれば解消できるのか、冷静に考えてみよう。

練習がキツイ

練習日数が多い、時間が長い、練習が厳しいなどの理由で、部活がある日はへとへとになって体力的にキツイ、ということがあるかもしれないね。
その気持ちのなかには、そこまでして練習したいと思えなくなっているとか、ほかに優先してやりたいことがあるといった気持ちがかくれていることもある。
練習のキツさを乗り越えても達成したい目標があるなら、現状を解決するために顧問の先生やコーチに相談してみよう。

試合に出られない/レギュラーになれない

人数の多い部活や運動部などの場合、部活に所属していても試合や大会に出られない、レギュラーになれないといったこともある。
せっかく練習をしていても試合に出られないとモチベーションが下がるのはしかたがないよね。
試合に出ること以外に楽しさや達成感を感じられるものはないか、試合のサポートなど部活内で役割としてできることはないかなど、考えてみよう。

部活と勉強の両立がむずかしい

中学生になると、予習・復習など日々の家庭学習や、定期テストに向けての学習など、勉強はいそがしくなる。
部活がいそがしくて勉強にかける時間がとれなかったり、つかれてしまって勉強する気力・体力が残っていなかったりするときは、ストレスを感じてしまうよね。
勉強と部活、それぞれでの目標をもう一度はっきり考えて、自分が大切だと思うものに優先順位をつけて考えてみることも大切だ。
それでも両方がんばりたいと思うなら、効率的な時間の使いかたや、学習方法などを研究して乗り越えよう。
週末や祝日など、ゆっくり休める日を利用して、両立のための方法を考えてみるといいよ。

目標がない

部活をやっていて、具体的な目標がない、思いうかばないということもあるかもしれない。
友だちが入るからなんとなくいっしょに入ったとか、ほかにやりたい部活がなかったから消去法で選んだといった場合など、とくに目標なんてないという場合もあるよね。
スポーツや活動の成果だけでなく、みんなで仲良く練習したい、という目標でもいい。
これから部活を続ける目標ってなにかをあらためて考えてみよう。
どうしても思いうかばないというときは、今の部活にこだわらず、自分がやりたいことを考えてみてもいいかもしれない。

ほかにやりたいことができた

部活以外のことでやりたいことができたという場合もあるよね。
習いごとや学校外の活動、委員会や学校行事の運営、勉強や語学、趣味など、部活以外にも中学生活で打ちこみたいものはいろいろあると思う。
もし自分にとって部活よりも大切でがんばりたいと思うことができたなら、思いきってそれをがんばってみる選択をするのも、意味のあることだよ。

やっぱり人間関係がツライ

同じ部活の仲間と合わない、先輩がコワイ...など、部活そのものは好きなのに、やっぱり人間関係でストレスを感じてしまうことはある。
目標に立ち返ってみても、自分なりに歩み寄ってもやっぱりツライ...ということもあるよね。
そういうときは、まずは顧問の先生やコーチ、カウンセラーの先生などに相談してみよう。
それでも解決しない場合は、その部活を続けることがほんとうに自分自身のためになるのか、改めて考えることも必要かもしれない。

部活はやめるという選択肢(せんたくし)もある

部活でやりたいことや目標と、今感じているストレスの原因を整理して考えてみると、自分にとってなにが大切なのかが見えてくると思う。
もしそのときに、部活を続けることよりも大切なことがあるなら、部活をやめるという選択も決してネガティブな選択ではないと思う。
部活は、なにがなんでも続けなきゃというものでもない。
自分で納得できる答えを出すことがいちばん大事だよ。

部活はぜったいやらなくてはいけないものではない

学校では部活に入っている人が多いと思うけれど、そもそも部活はぜったいに入らなくてはいけないものではないはず。
キミの学校ではほとんどの人が部活に入っているかもしれないけど、中学生の帰宅部生はたくさんいる。
もし自分の思いこみやまわりからのプレッシャーによって、部活はやるべきもの、途中でやめてはいけない! と思っているのであれば、そこは一度とりはらって考えてみよう。

部活をやめたいと思ったときに考えること

もし部活をやめたいと思ったら、まずはやめたいと思う原因を解消できないか考えてみよう。
部活内でのコミュニケーションの取りかたを変えてみるなど、楽しくできる方法はないか考える。
目標としていたことをふり返る。
今やめていいのか、それとももう少し目標に向けてやりたいのか。
部活のなかで、もっと楽しみやモチベーションにできることはないか。
それでもどうしてもモチベーションが上がらないなと思ったら、ためしに1日休んでみるといい。
部活をやめて、そのかわりにどうやって放課後を過ごすイメージなのか、また部活を休むことについて自分がどう感じるか、やめても後悔しないかを考えるいい機会になる。

まとめ

部活を続けていると、やめたいなと思うこともときにはあると思う。
人間関係なのか、そのほかの理由なのか。
本当につらい、ほかにやりたいことがある、などの場合は、無理に続けるものでもないのでやめるという選択肢もアリだ。
きみの毎日は、今しかない大切な時間。
自分が大事だと思うことに時間を使い、どんな自分をめざすのか少し長い目で見てみるといいよ!

人が集まるところ、そこには必ず人間関係が発生する。その最小単位ともいえる家庭の中の問題を解決するために動くのが家庭裁判所調査官だ。

専門知識をもって家庭内の紛争を解決に導く

家庭裁判所調査官は、心理学、社会学、社会福祉学、教育学といった専門的な知識やメソッドを使いながら、家庭裁判所などに相談を持ち込まれた家庭内の紛争解決や非行少年の立ち直りに向けた調査活動などを行います。
「家庭内の紛争」というのは、例えば離婚や子どもの親権争い、養子縁組の許可などの家庭内のトラブルのことです。
家庭裁判所調査官は、今起きている問題だけでなく、これまでの背景、今後の家族のあり方を考えながら、家族の問題を解決し、当事者たちが新たな一歩を前向きに踏み出せるように調査や調整を行なっています。
また、非行少年の問題については、少年に自分の過ちを自覚させ、更生させることを目的として、少年や保護者について詳しく調査します。

社会の変化を受けて今後も重要性を増す仕事

家庭裁判所調査官の仕事には、専門知識だけでなく、さまざまな人の立場で考えられる視野の広さや人生経験、人間的な温かみが必要です。
近年は社会の構造の大きな変化を受けて、家庭内のトラブルや子どもの非行問題の内容がひと昔前より複雑化してきています。
そのようななか、専門的な知識を持って家庭問題を解決に導く家庭裁判所調査官の仕事の重要性は、一層増していくでしょう。
家庭裁判所調査官になるには、国家公務員試験の中でも非常に難関とされる裁判所職員採用試験の総合職試験(家庭裁判所調査官補、院卒者区分・大卒程度区分)に合格することが必要です。
早い段階から高い学力を身につけ、高い志を持ち続けていく必要があるでしょう。

人間関係だけでなく、さまざまなストレスを抱えている人や、困っている人を助ける仕事に興味がある、というキミは、ソーシャルワーカーという仕事について知ってみよう。

本来は「社会福祉士」や「精神保健福祉士」の資格をもつ人をすす

ソーシャルワーカーは病院や福祉施設、学校などで、病気やケガ、高齢、障害などを抱える人やその家族に対し、日常生活の困りごとや不安に対する支援を行う仕事です。
ソーシャルワーカーは、一般的には国家資格の「社会福祉士」や「精神保健福祉士」をもつ人のことを指しますが、資格を必要としない職種も多いようです。
医療機関や福祉施設、教育機関など、活躍の場は幅広いです。

さまざまな場所で活躍するソーシャルワーカー

ソーシャルワーカーは、勤務先に応じて職業の名前が異なり、仕事内容にも違いがあります。
・医療ソーシャルワーカー
病院や保健所などの医療機関で働くソーシャルワーカーは医療ソーシャルワーカーと呼ばれ、入院中や退院後の生活の不安、医療費などの不安、社会復帰に向けての不安などの相談に乗り支援を行います。
・ケースワーカー
ケースワーカーは、基本的には地方公務員で、公共の施設や福祉事務所で働いています。
仕事内容は身体・精神上などの理由で日常生活に問題を抱える人に対し、生活保護などの相談や支援を行います。社会福祉主事任用資格が必要です。
・スクールソーシャルワーカー
スクールソーシャルワーカーは、学校に勤務し、不登校やいじめなどの問題や、家庭でのDV、育児放棄、貧困などを抱える子供や保護者の支援を行います。
など、ソーシャルワーカーはさまざまな場所で活躍しています。

どんな仕事かな? と思ったら、「おしごと事典」を見てみよう!

おしごと事典
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