『朝スッキリ起きる方法 中学生 アサイチからやる気MAX!』
毎日部活で忙しいからか、はたまた昨日ベッドのなかで遅くまでスマホを見ていたからか、朝の寝起きがツラい。
そんな毎日を送っていないかな? 中学生活を充実させるためには、朝から元気はつらつ!でいきたいものだよね。では、朝の目覚めをどうやって改善すればいいのかな?
目次
朝、スッキリ目覚めるための方法
ではなるべくその辛さを感じずにすっと起きる方法はないのだろうか。
あるんだなー。
●目が覚めたらカーテンを開ける
●布団のなかで体を動かして体温をあげる
●顔を洗う
●シャワーを浴びる
起き抜けは、まだ副交感神経が活発で頭がぼんやり。シャワーで交換神経に切り替わり、体が活動モードなるよ。少し熱めの40℃~43℃くらいがいい。また水圧は高めにしてみよう。水流の刺激が皮膚から脳に伝わり、交感神経を刺激してくれるよ。
● 鏡に向かって笑顔を作る
●新聞を読む
便利だけど、脳を覚醒するには「情報を自分から求める」行動も大切なんだ。朝に新聞紙を広げて隅から隅まで見て必要なニュースを探すことで目が覚めるよ!
睡眠の役割
ところで、睡眠はキミの体にとってどんな役割があるのか知っているかな?
人は眠らないと死んでしまう、と言われているように、毎日活動し続けるためには睡眠がとっても重要なんだよ。
体の疲れを回復させる
まずは、体の疲れを解消すること。
そして、ケガを修復したり、ストレスを発散させたりといった効果もあると考えられているよ。
成長ホルモンが分泌される
キミたちが「夜更かししないでちゃんと寝なさい」と言われる理由のひとつがコレ。
睡眠には、浅い眠りである「レム睡眠」と、深い眠りの「ノンレム睡眠」がある。
1回目のノンレム睡眠のときに、成長ホルモンが分泌されて骨や筋肉を発達させるといわれているんだ。
寝ているあいだに背が伸びた、というのはあながち間違いではないんだ!
記憶の整理・固定が行われる
脳にとっても睡眠は重要で、レム睡眠時には記憶の整理や固定が行われると言われているよ。
眠る前に勉強したことが、寝ているあいだに整理されて記憶される。
徹夜して一夜漬(づ)けで暗記するよりも、きちんと眠ったほうがいいということだね。
実は、睡眠時間が長いほど成績がいい、という調査結果もあるくらいなんだ。
眠れないのはどんなとき?
人が眠れなくなるのは、心配事があるときや眠りにくくするものを食べたり飲んだりしたときなどがある。
だから、その原因を取り除くことでぐっすり眠れる可能性は高くなるよ!
人間関係や勉強などの不安があるとき
「あれ、だいじょうぶかな」「勉強がわからない、テストどうしよう」など、不安があってあれこれ考え出したら止まらない、そんなときはぐっすり眠りづらい。
眠る前にはいったん不安なことは忘れる、考えないようにするという努力が必要だよ。
カフェインを摂り過ぎてしまったとき
コーヒーや緑茶、エナジードリンクなどにも入っていることがあるカフェイン。
カフェインは覚醒(かくせい)させる作用があるから、寝ようとすればするほどに、頭が冴え渡っていく......といった状態になりがち。
人にもよるけれど、夕方以降はカフェインをとらない、などルールを決めておくのがオススメだよ。
ベッドでスマホを見てしまった
いちばんやりがちなのがコレかもしれないね!?
ついつい、ベッドのなかで検索したりSNSをながめたり。
スマホから発せられるブルーライトは、太陽の光のように脳を覚醒させてしまうよ。
眠りたくても眠れない、眠ってもぐっすり眠れた気がしない......というキミは、スマホはベッドから手の届かない場所に置いておこう!
眠る直前に飲食
寝る前にお腹いっぱい食べるのも、良い睡眠のためにはよくないんだ。
寝る1,2時間前には食べ終えているのが理想的。
お腹が空いて眠れない......そんなときは、消化にいいものを少なめに。
※くわしくは「眠れないまま朝になった 学校に行く前にできること」
まずはしっかり睡眠時間を取ろう
「えー、わたし、しっかり寝てるけど?」
そうだよね。まずはしっかり寝るを定義づけないと、できているのかどうかわからないよね。
●就寝時間と起床時刻
ここから計算すると、平均的な睡眠時間は中学生では7時間46分、高校生では6時間54分となっているんだ。
どうだろう? きみが寝ている時間はこの平均睡眠時間と比べて多いかな? 少ないかな?
「なんだ、おれ、しっかり寝てたよ。ちょうど平均だよ」というきみ。
甘い。
それでも授業中に眠くなっているんじゃない?
実はアメリカの「国立睡眠財団」からの報告では14歳から17歳のティーンに必要な睡眠時間は8―10時間を推奨しているんだ。
絶賛成長中のきみたちの健康のためには睡眠は8―10時間なんだって。幅があるのは、個人の状況に差があるからだよ。
●睡眠不足になると・・
なにより、身体的、精神的に不調が出てしまうことがあるよ。
しっかり睡眠するためには
以下のことに気を付けて快適な睡眠を追求してみてはどうだろう?
●就寝と起床のスケジュールを決める
8時になったらお風呂、10時半には寝る! とイベントの時間を決めてしまおう。
10時からのテレビ番組は録画する、スマホはベッドに持ち込まないなどマイルールを決めるとスケジュールを守りやすい。
●入浴は毎日湯船に
だからお風呂は毎日湯船につかるのがいいみたい。
シャワーだと体の芯まであたたまらないので、湯船で一度体温を上げておくんだ。
だいたい寝る前の1、2時間前に、熱すぎない湯船につかっておこう。
●快適な睡眠の環境を作る
湿度は50%前後がベスト。
エアコンや加湿器などをうまく使って室温が調整できるといいね。
●パジャマ
快適に眠るとしたらパジャマを使おう。パジャマは快適に眠るために体を締め付けないように作られているから寝返りもうちやすく、リラックスして眠ることができるからね。
●音楽をつけっぱなしにしない
寝る前に音楽を流してリラックスするのはいいけど、スリープ機能なので寝ているあいだは無音の状態にしておこう。
40dB以上の音は睡眠に影響すると言われている。これはテレビの音やドアの開閉音でもすぐに超えてしまう音量なんだ。
経験があるかもしれないけど、深夜2時とかにつけっぱなしの音楽で目が覚めるなんてこと、あるよね。それでは、効果的な深い眠りを妨げてしまうよ。
寝る前に音楽はオフだ。
●枕やマットレスは体に合ったものを
二度寝をしないためには
そのときはまだずいぶん時間があったからヨユーって思っていた。
でも悲劇が起きた。次に起きたとき、絶望的に寝坊していたんだ。
これが「二度寝」。ああ、恐ろしい。キミも経験があるんじゃないかな?二度寝を防ぐためにはどんな対策があるのかな?
●睡眠時間は90分の倍数に
レム睡眠とは、体は寝ているものの、脳は活発に働いており、記憶の整理や定着を行っている。一方、ノンレム睡眠では、大脳も休息し、脳や肉体の疲労回復をしていると考えられているよ。
人間の眠りは、まずノンレム睡眠から始まり、一気に深い眠りに入る。眠りについてから1時間ほどたつと、徐々に眠りが浅くなり、レム睡眠へと移行。その後、またノンレム睡眠に移行して深い眠りに入った後、眠りが浅くなってレム睡眠に移行する。この周期がだいたい90分。
90分の最後、眠りが浅くなったところで目覚めるようにすれば、二度寝はしないという理屈だね。もちろん、眠りの絶対量は必要だけど、さらに90分の倍数で睡眠時間をとるといい。
●カーテンを少し開けておく
●朝のルーティンを決めておく
犬に餌をあげる でもすぐに洋服に着替えるでもいい。ルーティンとしてこなしているあいだに目が覚め、二度寝はしなくなるよ。
●起きやすい環境を作っておく
ぽかぽかしているうちに二度寝。あるあるあるー。そんな場合はエアコンのタイマーで部屋を暖かくしておくのも手だよ。つまり「布団のなか、ベッドにいる理由」をつぶしておこう!
●目覚まし時計を遠くに置く
これもよくある状況だよね。
目覚まし時計の極意はキミが寝ているところから手が届かないところに置くことだ。
これならベルの音を消すために、ベッドから出ることになり、それで覚醒できる。
ベッドのわきには水のペットボトルを置いておこう。寝起きで水を飲むことで腸が動きだし、血流が良くなり、結果脳を目覚めさせることができるんだ。
朝がニガテな人の特徴
朝がニガテな人には共通する特徴があるんだ。
目覚まし時計のアラームが鳴る直前に、自然に覚醒するなんて絶対無理、スヌーズ機能を使っても起きられない、というキミは当てはまるものはあるかな?
体内時計がずれている
その日にやるべきことを全部終えて、ようやくゆっくりできる夜。
朝が辛くなるとわかっていつつ、寝るのがもったいなくて、動画を観たりスマホをチェックしたり、ついつい夜更かししてしまいがち。
そんな人の体内時計は夜型になってしまっているかもしれない。
睡眠の質が良くない
自分ではよく寝ているつもりでも、深く眠れていない、夜中に目が覚めることが多い、そんなときは睡眠の質が良くない状態だ。
どれだけ寝ても寝足りない状態が続いている場合は、ストレスがたまっていたり、心配ごとがあったり、ということも考えられるよ。
夕食の時間が遅い
夕飯をとる時間が遅かったり、夕飯の後に夜食をとっていたりすると、眠るはずの時間になっても胃腸は働き続けていることがある。
すると、睡眠の質に悪影響があるよ。
体内時計を調節しよう
自分に当てはまるかも、と思ったキミ。
眠りの質を少しでも良くして、朝もスッキリ起きられるようにするために、まずは体内時計の調節から始めてみよう。
朝起きたら朝日を浴びる
太陽の光は、体を目覚めさせる力があるよ。
だから、朝起きたらまずは朝日をたっぷりあびよう。
部屋を暗くして寝ている人は、起きたらまずは朝の光を入れること!
朝ごはんは抜かない
寝坊して出発時刻ギリギリで、朝ごはんを抜くことがあるというキミ、今すぐ改善しよう!朝ごはんを食べることも、体が活動を開始する準備として有効な方法だよ。
昼間は体をしっかり動かす
日中にエネルギーを使い切らないと、疲れないし眠れない。
起きている時間は少し疲れるくらい活動的に、休むときはゆったりと、そのメリハリが大切だ。
同じ時間に布団に入る
できるだけ、毎晩同じ時間にベッドに入る習慣をつけよう。体内時計が整ってくると、だいたい同じくらいの時間に眠気がやってくるはず。
休日に朝寝坊しない
平日のあいだにせっかく整えた体内時計も、休日に寝坊をすると混乱してしまう!
休みの日こそゆっくり朝寝坊したい、という気持ちもわかるけどグッとガマンだ。
※くわしくは「目覚まし無しで起きる! 無理? できる?」
朝イチから元気いっぱいなら、キミの1日を充実させることができるよね。
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