『勉強 頭に入らない問題』
テストは目の前にせまっている。
勉強しなくちゃ!
って、わかっているのに、こんなときに限って勉強しても頭に入らない。
こんな中学生のテスト前あるある、みんなどうやって解決してる?
なかなかいい解決策が見つからなくて、悩んでいる人も多いんじゃないかな。
テスト前に限って勉強が頭に入らない問題、今回はこの、中学生にとっての大命題の解決方法を考えてみよう!
目次
「勉強が頭に入らない」のはなぜ?
そもそもなぜ「勉強が頭に入らない」んだろう。
「勉強がスラスラ頭に入ってくることなんてあるわけないよ」と思う人もいるかもしれない。
でも、頭に入っているときはそんなこと気にならないよね。
勉強が進まないときこそもやもやして、イヤな印象が残りやすいんだ。
集中力が欠けている?
勉強が頭に入らないな、というときは集中力が欠けているのかもしれない。
「自分には集中力がぜんぜんないんだ」なんて思わないで。
だれだって、バリバリ集中できるときと、ぜんっぜんダメだ...っていうときがある。
今は集中力が欠けているんだな、と、開き直って、そういうときはダラダラ勉強しないで切り替えることも大切だ。
もしかして睡眠不足?
睡眠不足も勉強が頭に入らない原因になるよ。
勉強や部活動で、いろいろ忙しい中学生活。
授業中どうしても眠くて集中できない!
先生の言葉が頭に入ってこない!
なんてこと、あるよね。
睡眠不足はどうしても、頭がうまく働かない原因。
そんなときはまず、その原因を解決することが肝心だ。
内容が難しすぎる?
勉強が頭に入ってこないときは、ひょっとすると内容が難しすぎるのかもしれない。
いきなりまったく知らない外国語を聞いて覚えろっていわれても頭に入ってこないよね。
そこまで極端じゃなくても、内容が難しすぎるときはなかなか頭に入ってこない。
どうしてもできないときは、勉強の内容を見直してみよう。
集中力を高めて「頭に入らない」を解決する方法
集中力がもたない、気が散って誘惑に負けてしまう。
それでも、どうにか勉強をがんばりたい!
と思ったら、これから紹介する集中力を高める方法を試してみよう。
集中力を高めるのは、おとなだって難しい。
だから、中学生の今のうちに集中力を高める方法を試して、今の悩みも解決しつつ、将来に向けても必要な、自分に合ったやりかたやスキルを身につけちゃおう。
環境を変える
集中力を高めるには、環境が大事。
すぐそばで家族がテレビを見ている部屋より、静かな自分の部屋のほうが集中できるよね。
そんな自室でも集中できないという場合は、その環境を見直してみよう。
実は集中力をさまたげる原因は、音だけじゃなくて、光やまわりの状況にもあるんだ。
散らかった部屋や机より、スッキリした部屋や机のほうが集中しやすい。
まずは部屋を整理して、集中をさまたげる誘惑のもとを視界の外に追い出そう。
図書館や自習室の個別ブースのように、勉強するときだけパーテーションを立てるなんてのもありだね。
勉強する時間帯を変える
勉強する時間帯を変えるのも、集中力を高めるコツのひとつ。
朝ご飯の前、帰宅してすぐ、おやつを食べる前後、お風呂の前後などなど、いろいろ試して、自分がいちばん集中できる時間帯を見つけよう。
部活や体育の授業がある日はあんまり集中できないなど、曜日でのちがいもあるかもしれないよ。
勉強する内容や教科を変える
「集中力が落ちてきたな」と感じたら、勉強する内容や教科を変えてみるのもひとつのテだ。
よほど好きなことでもない限り、集中してなにかをやり続けるのは難しい。
たとえばタイマーをセットして、時間がきたら別の教科に切りかえてみよう。
それと、ヒトが集中しやすい勉強の内容は、簡単すぎても難しすぎてもダメ。
自分の能力よりちょっと難しいぐらい、全力で取り組んでやっと解けるぐらいがいいらしい。
自分の実力を見極めて、ちょっと難しいかもと思うような問題に挑戦してみてもいいかもしれない。
「頭に入らない」を解決する効果的な休憩と睡眠
記憶には、休憩や睡眠が大事だ。
でも、実際どれくらい休憩したらいいのか、よくわからないよね。
ちょっと休憩のつもりが、うっかりマンガを読み始めてしまったとか、ちょっと昼寝のつもりが寝過ごしてしまったなんてこと、あるあるだよね。
適度な休憩と睡眠で、「頭に入らない」を解決する方法をみていこう。
適度な休憩ってどれくらい?
休憩として効果的なのが昼寝だ。
昼寝のポイントはタイミングと長さにある。
まず、昼寝をするのは午後3時まで。
それ以降に昼寝をすると、夜眠くならなくて睡眠時間が短くなり、かえって睡眠不足になってしまうことも。
昼寝の長さは30分未満がいいといわれている。
授業の合い間に昼寝している人を見ることがあると思うけど、案外論理的な行動ともいえるんだ。
昼寝以外の休憩方法
昼寝以外にも、勉強の合間の小さな休憩や、リフレッシュのための休憩は効果的。
勉強の合間に集中力をキープする場合は、5分以内の休憩を15~25分に1回とるといいといわれている。
遠くを見て目を休めたり、軽く筋トレやストレッチをしてもいいかもしれない。
スマホにマンガ、ゲームはおもしろくて夢中になりすぎてしまうので要注意。
休憩時間を決めて、夢中になりすぎないものにしよう。
好きな飲み物を飲んだり、ストレッチをしたり、自分に合ったリフレッシュにちょうどいいものを探してみるのも楽しいんじゃないかな。
睡眠時間は絶対確保
そして、超重要なことは、夜の睡眠時間は絶対確保すること。
ヒトは1日に見たことややったこと、覚えたことを寝ている間に整理しているんだ。
実際に睡眠時間と記憶の関係を研究している研究者もたくさんいる。
中学生の理想的な睡眠時間は8時間から11時間といわれているけど、今、睡眠時間は確保できているかな?
寝だめは効果がないといわれているから、毎晩しっかり眠るのが大事だよ。
勉強した内容が頭に入るアイデア5選
ここからは、勉強が頭に入るアイデアを5つ紹介するよ。
慣れるまではちょっと時間がかかるかもしれないし、合う合わないもあるかもしれない。
まずは試してやってみて、自分なりの「頭に入る」やりかたを見つけてみよう。
計画を立てて見通しをもつ
計画を立てるときのコツは「実現できる計画を立てる」ことだ。
無理な計画を立てて実行できないことが続くと、「どうせ自分は計画どおりにできないんだ」と、自己嫌悪におちいってしまう。
まずは、自分が実現できる計画を考えよう。
計画は、起床、睡眠、授業や部活、習い事といった、絶対に確保しなくてはならない時間や、自分では自由に動かせない時間をはっきりさせてから、そのほかの時間をどう使うかを決めよう。
そして、やるべき勉強の量や内容を確認して、15~30分ごとに何をするか決めていく。
こうすれば、集中力をキープする休憩もセットで計画が立てられるよね。
週末など、まとまった自由時間がある日に、計画どおりにいかなかった分を取り戻す「調整時間」を作るのを忘れないように。
「絶対にやりきる」というのを、1日の中で実現しようとすると、どうしてもムリが出てくることもあるので、1週間単位で考えよう。
そして、たとえ計画どおりにいかなかったとしても、睡眠時間は絶対に確保してね。
くり返し書く・声に出して覚える
なんだかんだと、やっぱりくり返し書くというのは大切だ。
そのとき、同時に声に出して、目と耳、両方で覚えると、さらに効果アップ。
その後、今解いた問題を、どうやって解いたか説明するように再度声に出すと、説明するスキルも身についてさらに効果的。。
自分で勉強したことを、一度頭の中で整理して、しかも声に出してくり返すから、頭に入りやすいんだ。
音楽で脳のα波を引き出してリラックスする
少し音楽を聴いて、脳のα波を引き出してリラックスした状態で勉強してもいい。
眠ったり休んだりするときのリラックスというよりは、脳が勉強を受け入れられる余裕を作るイメージだよ。
たとえば、スポーツ選手もいきなり動くのではなく、体をほぐしてから試合にのぞむよね。
それと同じように、脳をほぐして勉強にのぞもう。
ただし、脳のα波を引き出してリラックスしやすい音楽は、歌詞のないゆったりした音楽がいいといわれている。
好きなアーティストのアップテンポの曲や、歌詞に思い入れがある曲だとテンションが上がりすぎたり、感情移入しすぎちゃうから要注意。
そういう曲は休憩時間に聴いてリフレッシュに使うといいかもね。
ごほうびを準備する
計画どおりに勉強を進められたら、自分のごほうびを準備してあげよう。
ごほうびをゲットするためにも、テストに向けた実現性のある確実な計画を立てることが大切だ。
マンガやゲームは、休憩よりも計画どおりに勉強したあとのごほうびにしたほうが、1日の予定もコントロールしやすくてオススメだよ。
思いきって基礎に戻る
これまでどおりに勉強しても、どうしても頭に入ってこないときは、思いきって基礎にもどるという方法もある。
「テスト範囲以外をやってる時間なんてないよ!」と思うかもしれないけれど、テスト範囲の内容を支えるのが基礎の部分。
意外と、基礎をやり直したらテスト範囲の部分がスっと頭に入ってきた、なんてこともある。
基礎に戻るっていっても、どこまで戻ればいいのかわからないっていうこともあるよね。
戻るコツは、「1ステップずつ」だ。
数学なら、1つ前の例題をパッと見て、すぐ解きかたがわかるかわからないかでやり直すかを決めよう。
ポイントは、ひとつ前の問題ではなく、例題に戻ること。
パッと見てすぐに解きかたがわからなかったら、もう1つ前の例題に戻る。
例題の解き方がすぐにわからないのは、しっかり身についていないということ。
だから、パッと見て解きかたがわかるところまで戻って、もう1度そこからやり直してみよう。
しっかり身についている問題を解くと、「解けた!」っていう達成感もあってすっきりするよ。
まとめ
中学生の大命題、勉強が頭に入らない問題、ここまで見てきてどうだったかな。
だれにでも集中できないとき、なーんにも頭に入ってこないこと、あるよね。
でも、それにはちゃんと原因があって、解決方法があるんだ。
ここで紹介した方法をちょっとずつ試してみて、自分に合った方法を見つけてね。
中学生の今のうちに身につければ、高校生、大学生、おとなになっても絶対に使えるスキルだよ。
自分に合っている方法はこれだったのか! なんて楽しんで発見できることを祈る!
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勉強のプロといえば塾講師。勉強が頭に入らない問題を徹底的に追及したいキミは、塾講師という仕事に向いているかも?
生徒一人ひとりの能力に合わせて学習指導する
学習塾には、受験を目指した指導をする進学塾と、学校での授業の予習・復習をする補習塾があります。
学習する意欲の高い生徒から、学校の授業についていけないために通っている生徒まで、さまざまです。
塾講師は、生徒一人ひとりの能力に合わせ、学校とはちがった、少人数制や個別指導といった特徴のある指導を行っているところもあります。
進学塾の場合、学年や学力などを考えて指導しやすいクラスをつくり、生徒一人ひとりに合った対策を立て、学力アップを図ります。
学習塾や補習塾で働く
塾講師は、学習塾や補習塾に所属して働きます。
その塾専任で働いたり、時間を受けもって働くこともあります。
生徒の数が多く進学競争もはげしい都市部では、塾講師の募集も多い傾向が見られます。
そのぶん、講師を希望する人も多く、能力が問われることになります。
少子高齢化が進んで生徒の数が減っていることから、塾の間の競争もはげしくなっています。
そのため、塾の経営者は、少しでも優秀な講師を集めることにいっそう力を入れていくと考えられます。
勉強のやりかたは人それぞれ、いろんなやりかたがあるから、人に合わせた勉強方法を考えたいと思うキミは、家庭教師という仕事に興味が持てるかも?
家庭や子どもに合わせた指導を行う
家庭教師とは、小学校から高校生の子どもを対象に、家庭を訪問して勉強を教える先生です。
最近はオンラインで勉強を教える家庭教師のスタイルも増えています。
家庭教師は自分の教える科目と対象学年などを決めて、専門領域をもって教えることがほとんどです。
指導内容は、授業の予習復習、テストの見直し、定期テスト対策、受験対策、苦手克服など、その生徒の目的、要望に合わせて教えることが求められます。
高い教科力とわかりやすい説明力も必須
家庭教師には、教科を指導する高い学力のあることが第一条件です。
また、生徒のタイプやレベルに合わせてわかりやすく説明する力があること、また勉強への興味を引き出す力があること、生徒や保護者とよい人間関係を築くコミュニケーション能力があること、そして結果を出すための強い責任感があることです。
今後、少子化で生徒の数は減少していきますが、熱心な家庭では子どもの教育費を惜しまない傾向が強いです。
将来的にも子どもの教育というビジネス自体がなくなることはないでしょう。
しかし今後はますます市場の競争の激化が予想されます。