生徒に合った学習指導で学力をのばします。
学習塾には、受験を目指した指導をする進学塾と、学校での授業の予習・復習をする補習塾があります。
学習する意欲の高い生徒から、学校の授業についていけないために通っている生徒まで、さまざまです。
塾講師は、生徒一人ひとりの能力に合わせ、学校とはちがった、少人数制や個別指導といった特徴のある指導を行っているところもあります。
進学塾の場合、学年や学力などを考えて指導しやすいクラスをつくり、生徒一人ひとりに合った対策を立て、学力アップを図ります。
その塾専任で働いたり、時間を受けもって働く方法があります。
塾講師は、学習塾や補習塾に所属し、働きます。
生徒の数が多く進学競争もはげしい都市部では、塾講師の募集も多い傾向が見られます。
そのぶん、講師を希望する人も多く、能力が問われることになります。
学習塾に通ってくる生徒はさまざまで、それぞれ学力に差があります。
塾講師は、一人ひとりに合わせて細かな気配りができ、わかりやすくポイントをしぼって教えられることが必要です。
小学生や中学生、高校生は、人格をかたちづくるうえで大切な時期です。
時には厳しく、時には優しく、愛情をもって接することのできる人が望まれます。
より優秀な講師が求められます。
少子高齢化が進んで生徒の数が減っていることから、塾の数は減っています。
また、塾の間の競争もはげしくなっています。
そのため、塾の経営者は、少しでも優秀な講師を集めることにいっそう力を入れていくと考えられます。
教員免許状をもち、得意な科目があると有利です。
教員養成課程や教育学部のある大学に進み、教員免許状を取っておくと役に立つでしょう。
教員免許状をもっていることが、採用されるための条件になっている塾もあります。
ただ、教員免許状がなくても、自信をもって教えられる科目があれば通用します。
学習塾のなかには、研修システムをもつところもあり、教材や指導方法などについて学ぶこともできます。