『悪口を言わない人 言わない方法』
ふと通りかかったろうか、盛り上がって話していた友人たちが、ぱっと話をやめて気まずそうな顔。
え、なにか聞かれたくないこと話してた?
もしかして悪口?
悪口や陰口は、言うほうも言われるほうも後味が悪いもの。
だけど、悪口は言わないと決めている、とか、一度も悪口を言ったことがない、なんていう人はいるのかな。
難しいけれど、それができたらちょっとすごいよね?
目次
なぜ悪口を言ってしまうの?
悪口の後味の悪さ、トラブルの元になるというリスクを知っているのに、人はどうして悪口を言ってしまうんだろう?
自分の怒りを消すため
悪口を言う人は、なにかに怒りを感じていることがある。
その怒りを、人を責めることで解消しようとしている、そんな悪口もあるんだ。
ストレスが溜まっている
なんだかむしゃくしゃする、ストレスが溜まっている、そんなときに憂(う)さ晴らしのように、だれの悪口を言う場合も。
マウントを取ろうとしている
相手の足りないところ、悪いところを責めることで、自分が相手よりも上だということをアピールして、マウントを取ろうとしている、なんていう場合もあるかもしれない。
癖になっている
口を開けばだれかの悪口、というタイプは単に癖になっているということも。
そういう場合は、自分では悪口を言っている意識はあまりないのが厄介(やっかい)でもある。
悪口で失うもの
悪口を言うことで、どんなデメリットがあるのかな。
「悪口はよくない」と知ってはいてもやめられないなら、具体的なデメリットを考えてみるといいかもしれない。
キミが嫌われるかも
悪口は嫌いな人のことを責める行為だけれど、逆に悪口を言っているキミのほうが嫌われてしまうこともある。
それだけリスクのある行為だっていうことがひとつめ。
自分が傷ついてしまうかも
悪口を言うことで、自分が嫌われるとか、だれかに悪口を言われてしまうとか、自分の行為が跳ね返ってくることもある。
すると自分が傷ついてしまうかもしれない、というのがふたつめだ。
悪口をまったく言わないこともデメリット?
でも、悪口をまったく言わないでいるのも難しい。
なぜかというと、悪口を言わないデメリットがあるからだ。
おまえどっちの味方? と思われる
みんなでだれかの悪口を言って盛り上がっているときに、ひとりだけなにも言わない、同調しないという態度を取っていたら、それに気づいただれかが「おまえどっちの味方なの?」なんて突っ込みをしてくる可能性がある。
そこから、自分が悪口を言われる立場になっていく、という可能性も......。
仲間とより親密になるチャンスをなくす
残念だけど、悪口に同調し合うことで仲良くなる、親密になるということもある。
悪口で深めた親密さは、実際のことろあっさり解消されてしまうことも多いけれど、親密になるチャンスを逃すという意味では、デメリットのひとつかも。
悪口を言いたくなったときどうしたらいいの?
結局、悪口は言わないほうがいいのか、言ってもしかたないのか。
難しいところだけど、必要以上には言わないほうがいいだろう。
じゃあ、言いたくなったらどうしたらいいかな? 対策方法を考えてみたよ。
悪口を言いたくなったら質問してみる
もしも、だれかの言動に納得いかないな、と思ったらその人に「なんでそう考えたのか」「どうしてそんな行動をしたのか」ストレートに聞いてみよう。
理由がわかれば納得できる可能性も高い。
言い方に注意する
悪口にもいろいろ言いかたはある。
ヒステリックにわめきたてるのはいちばんNG。
そして、相手の存在を否定するような悪口ではなくて、気にさわった行動に対して文句を言う、ということを意識してみよう。
一度紙に書いて客観的に見てみる
悪口を口に出してしまうまえに、一度紙に書いてみるのもおすすめだ。
紙に書くと、客観的に見ることができる。そうしたら、それほどたいしたことじゃないなと、気持ちがおさまるかもしれない。
書いてすっきり、気が晴れることだってあるよ。
悪口を楽しんではいけない
悪口って、けっこう盛り上がる話題だったりもする。
でも悪口を楽しむのはやめよう。
どうしても納得いかない、腑(ふ)に落ちない、その言動に対して文句を言っていたはずが、盛り上がるとその人自体を否定するようなことになってしまう場合も。
それはよくないことだ。
ストレスの発散方法を見つけよう
自分のストレスを悪口で発散してしまう、そんな自覚があるならば、別の方法を考えてみよう。運動でもカラオケでもマンガを読むのでも、なんでもOK!
まとめ
悪口は、言ってすっきりしたような気がしても、案外しこりが残るもの。少しずつ悪口を減らす努力をしてみることをおすすめするよ!