『なりたい職業がないとき 中学生からやってみること』

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2023.07.21
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「なりたい職業」とか聞かれても、すぐに思いつく人も、ずっとあこがれている職業がある人もいるよね。
でも、よくわからないよ~って思う人も多いみたい。
そもそもやったこともない職業になりたいか、なりたくないかなんてよくわからない...という気持ちもわかる。
そこで今回は「なりたい職業」だけにとらわれない、新しい進路の考え方や将来やりたいことを見つけるヒントを紹介しよう!

なりたい職業はどうやって見つける?

なりたい職業ややりたいことを見つける方法を紹介するまえに、なぜ中学生になると将来の夢が見つからない、という人が増えるのか、原因をさぐってみよう。

将来の夢がない?

キミは自分には将来の夢がない。夢がある人がうらやましいなあって思ってない?
もともとなかったんだろうか。
もっと子どものころには、いろいろやりたいことやなりたいものがいっぱいあったんじゃないかな。
なんで、いつのまにか将来の夢がなくなったんだろう?
なくなった理由はなんだろう?

なりたい職業ややりたいことが見つからない中学生はめずらしくない

キミが小学生のとき、なりたい職業はなんだったかな?
2022年に「進研ゼミ小学講座」が行ったアンケート調査によると、小学生のなりたい職業ランキング男子の1位はユーチューバー、2位はゲームクリエイター・プログラマー、3位は野球選手、4位はサッカー選手、5位は研究者・科学者だ。
女子の1位は漫画家・イラストレーター・アニメーター、2位は芸能人、3位はユーチューバー、4位はパティシエ・パティシエール、5位は学校の先生だったよ。
もしかすると、キミもこんなふうに、小学生のころにはキラキラした自分の憧れの職業を思い描いていたんじゃないかな。
でも、中学生になったころから、「自分に本当になれるかな?」「収入は安定するだろうか?」「親の期待していることは?」など、いろいろ考えるようになるよね。
その影響で、自分のやりたいことがだんだんわからなくなって、とりあえず「会社員」や「公務員」と答えたり...という人もめずらしくないんじゃないかな。
中学生になって、現実的なことを考えるのは決して悪いことではない。
小学生のころの憧れや夢がなんだか遠く感じてしまうことも、ある意味成長過程のひとつといえるんじゃないかな。

夢を見つけるさまざまなヒントを紹介

そんなふうに自分の夢がわからなくなっているときは、「将来やりたい仕事はなんだろう」と考えても、なかなか見つからないかもしれない。
いよいよここから、やりたいことを見つけるためのさまざまなヒントを紹介していくよ。
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中学卒業後の進路の選択肢から考えてみる

自分の将来の仕事と考えるとピンと来なくても、中学卒業後どういう方向に進みたいか、なら少し考えやすくなってこない?
中学卒業後の進路の選択肢を知ることも、将来やりたいことを見つける大きなヒントになるよ。
それに、中学卒業後の進路は、意外といろいろな選択肢があるんだ。
その選択肢について考えてみよう!

全日制高校

一般的に「高校」というと、みんなが思い浮かべるのがこの全日制高校じゃないかな。
全日制高校の学科は大きく分けて、普通科、専門学科、総合学科の3つがあるよ。

3つの学科の違いは?

・「普通科」は国語・数学・理科・地理歴史・公民・外国語(英語)・保健体育・家庭・芸術・情報・総合的な探究の時間など、いろいろな教科をまんべんなく学べるコース。現在は全国の高校生の約7割の人が「普通科」に通っているよ。
・「専門学科」は「理数系学科」「国際・外国語系学科」のほか、「芸術系」「農業系」「工業系」「商業系」「看護系」など、専門分野の知識や技術を多く学べるコース。
・「総合学科」は「普通科」と「専門学科」の2つを組み合わせた学科。自分の進路や興味に合わせた時間割をつくれるコースだよ。

「理数系学科」と「国際・外国語系学科」も人気

普通科に通う高校生は全国で約7割と多数派だけど、最近は理科と数学を多く学ぶ「理数系学科」や、語学や国際関係について多く学ぶ「国際・外国語系学科」も、中学時代に得意な教科や好きな科目がはっきりしている人や、将来就きたい職業分野がある人に人気だよ。

SGH・SSHって何?

「普通科」「専門学科」だけでなく、文科省から将来国際的に活躍するリーダーになる人材を育てるための「スーパーグローバルハイスクル―ル(SGH)」に指定されている高校や、将来国際的に科学技術分野で活躍する人材を育てるための「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に指定されている高校では、先進的なカリキュラムや設備の中で学べることも知っておこう。
興味のある人は、自分の住んでいる地域の高校について、くわしく調べてみよう。

このように、一般的な全日制高校に進学する場合にも、自分の得意科目を多く学べる専門学科や、SGHやSSHのように先進的な教育を受けられる高校を選んだり、時間割の自由度が高い総合学科を選んだりするなど、たくさんの選択肢があるんだ。
たんに自分のめざせそうな高校を選ぶというのではなく、さまざまな学科のカリキュラムや制度について、一度調べてみよう。

定時制高校

定時制高校は、朝・昼・夜のどこかの時間帯に登校して授業を受ける高校だよ。
かつては定時制といえば、夕方~夜の時間に勉強する高校が多く、中学卒業後、働きながら学ぶ人が通う高校という印象が強いかもしれない。
でも、今の定時制高校は、朝や昼の時間帯に学べる高校も増えているんだ。
1日の授業時間は通常4時限で全日制より短いので、4年間で卒業をめざす人が多く、卒業すると「高校卒業」資格を得られるよ。

通信制高校

通信制高校は、学校に毎日通うのではなく、基本的に自宅で授業を受けたり、課題をこなすことを中心にした高校で、公立の通信制高校もあるよ。
自宅で教材やオンライン授業などで学んだり、決められた登校日(スクーリングと呼ばれる日)に参加するほか、レポートを提出したり、テストを受けることで単位を取得する。
登校日は1週間に1回ぐらいの高校や、年に数回の高校など、高校によっても学び方やスクーリングの頻度(ひんど)は異なるよ。
「高校卒業資格」は、全日制高校や定時制高校と同様に、通信制高校を卒業することで得られる。
働きながら「高卒資格」を取りたい人、自分のペースで勉強を進めたい人、またはスポーツや芸能活動など、学業以外に打ち込みたいことがある人は、通信制高校に進むことを選択肢に入れてもいいかもしれない。
また多くの通信制高校には、全日制高校と同じような一般的なカリキュラムを学ぶコースに加えて、さまざまな専門分野を学べる「専門コース」もある。
美容・服飾デザイン、調理、IT・情報処理、福祉、看護など、それぞれの通信制高校が強みとするコースがあるので、中学卒業後、学びたいことがはっきりしている人や、将来就きたい職業が決まっている人には通信制高校の「専門コース」もおすすめだよ。

高等専門学校(高専)

高等専門学校、一般的には「高専(こうせん)」と呼ばれる学校は、中学卒業後、5年間かけて技術者(エンジニア)を育てる学校だよ。
専門的な教育課程から、卒業生に対する産業界からの評価はとても高く、就職率もいいことで知られている。
「高専」は全国に国公私立合わせて57校あって、全体で約6万人の学生が学んでいる。 学科は大きく工業系と商船系の学科に分かれているよ。(※2023年6月現在)
高専の最大の特色としては一般科目と専門科目をバランスよく学びながら、高い技術をもつエンジニアに必要な教養と専門知識を身につけられることや、学んだことを応用する力を身につけるために実験・実習に重点が置かれているところ。
「ロボットコンテスト」「プログラミングコンテスト」「デザインコンペティション」「体育大会」など、全国大会も開催されている。
卒業すると、「準学士」という短期大学を卒業するのとほぼ同等の資格が得られる。
卒業後は、各産業界のメーカーなどに就職する人、大学へ編入する人、さらに2年間の専攻科に進んで大学の学部卒と同じ学位を取る人など、さまざまだよ。

専修学校(高等専修学校)・フリースクール・就職など

そのほか、将来に向けての教養やスキルを身につけながら、専門的な知識や技術を学ぶ専修学校や、さまざまな理由で学校に通えなくなった子どもたちを対象にした民間の教育機関であるフリースクール、あるいは就職などの選択肢もある。
ただし、専修学校やフリースクールでは「高校卒業資格」は得られないケースが多い。
中学卒業後にすぐ就職した場合でも、あとでとりたい資格があっても受験資格がないこともあるので、高校卒業資格についてはあらかじめ考えておいたほうがいいよ。
働きながら「高卒認定試験」に挑戦する方法もあるので、こうした進路を考えている場合は、調べてみよう。
※「高卒認定試験」とは高校卒業と同等の学力があることを認める文部科学省主催の国家試験のこと。

大学や専門学校で学びたいことから考える

高校では部活などをがんばって、その先の大学や専門学校で学んでみたいことを考えるのも、将来やりたいことを見つける大きなヒントになるよ。
今の大学や専門学校には、新しい学問分野やおもしろい学問分野もたくさんできているので、それを調べるだけでも、将来のいろいろな仕事のヒントが得られるはず。
とりあえず知っている大学や専門学校のWebサイトを開いて、どんな学部や学科があって、何を学べるのかを「中学生のうちはまだ早い」なんて思わずに、調べてみよう。
「これやってみたいなあ」「おもしろそうだなあ」「そんな楽しいこと研究してるの?」って思えることが見つかるかもしれないよ。
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なりたい職業 年収や月収で考えてみる

次は、将来やってみたいことを探すために、「収入」という観点から仕事や職業を考えてみよう。

収入について考えるのは大切なこと

お金を稼(かせ)ぐことで、経済的な安定や自立をめざすのも、将来の仕事を考えるときの大切なポイント。
現在の日本で高い収入を得られる可能性のある職業には、医師、大学教授、弁護士、一級建築士、公認会計士など、資格や高い学歴が必要な職業が多い。
また自分でビジネスを興して会社を経営している経営者(起業家)も、成功すれば高収入の可能性のある職業といえる。

仕事に必要なスキルや資格を調べる

それでは、収入がいいとされる職業に就くには、なにが必要なんだろう?
先ほどあげた職業のうちの多くは、専門性の高いスキル(能力や技)や知識・経験が必要だったり、一人前になるまでに長い期間学ぶ必要があったりする職業だよ。
試しに高収入とされる職業に就くための必要な資格やスキルを調べてみると、それらの仕事が自分に向いていそうか、やりたい仕事かどうかを考える大きなヒントになるよ。

なりたい職業を今決めなくていい

ただし、今高収入の職業が10年先の世の中でも高収入をもらえる職業であり続けるかというと、それは予測できない。
ChatGPTをはじめとして、これからはAIと人間が協力して働くような新しい社会に変化していくと言われている。YouTuberだって20年前には存在してなかったし、これからもまだ世の中にない新しい職業がどんどん生まれて、伸びていくことも考えられるよ。
だから、今の職業のなかから、自分の将来のやりたい仕事を選ばなくちゃいけないわけではない。
それよりも、これからの社会の変化に注目しながら、自分はどんなことをやりたいのか、仕事をするうえで自分が大事にしたいことはなにかを、自分で考え続けていくことが大切だよ。
キミがどんなふうに働くのが幸せなのかは、親や先生、親友でもわからない。
キミにしかわからないことなんだ。

なりたい職業 最強の仕事は自分で作ってみる!

最後に、最強の仕事は自分で作れる、という話をしよう。
どこの会社に就職するか、なんの資格を取るかと考えるより、自分が夢中になれる仕事を自分で作ってしまえば、キミはその仕事のパイオニア的存在になれる。
ここからはそんな「キミの最強の仕事」を作り出すヒントを紹介していくよ。

夢と職業は違うもの?

「将来の夢は?」って聞かれると「なりたい職業」と考える人が多いよね。
でも考えてみると将来の夢って職業だけじゃないはず。
将来、「仲間とずっとわいわい楽しく暮らしたい」とか、「世界中を旅したい」とか、「世の中を変えるような大発明をしたい」とか、キミが人生でやってみたいことは、ぜんぶキミの素直な夢なんじゃない?
最強の仕事を自分で作るには、そういう本音のいろんな夢を思い出すことが第一歩。
だってそれはキミが夢中になって打ち込める情熱の源になるから。
だから将来の夢=なりたい職業という制限をはずして、本当にキミがこの人生でやりたいことを自由に考えてみよう!

好きなことや興味のあること

キミの人生の夢と同じくらい、キミが今大好きなことや興味のあることも、キミの最強の仕事を生み出すエネルギーになる。
だって好きなことや興味のあることには、情熱を注げるし、ほかの人にはできない努力もできるから。
自分はなにが好きなのか、なにに興味があるか、ノートに書き出してみよう。
とくになにも思い浮かばないキミは、まだ世の中にあるキミの「好きなこと」に出会っていないだけかも。
キミの好きなことはこの世の中のどこかに必ずある。
中学生の今からいろいろなことにアンテナをはって、好きなことや興味のあることの出会いの確率を高めていこう。

ニガテなことややりたくないこと

好きなこと・興味のあることがよくわからない人は、とりあえず今ニガテなことややりたくないことを書き出してみる方法もおすすめ。
そしてそれ以外のことに気軽にいろいろ挑戦しながら、好きなことや夢中になれることに出会っていこう。

得意なことや人にほめられること、楽にできること

キミにとって「なんだか知らないけどすぐできちゃう」とか、「ふつうにやっただけなのにほめられちゃう」ことはなんだろう?
それってキミの得意、もっといえば才能といえるよ。
自分の「得意(才能)」を仕事に生かせば、そんなに大変じゃないのに、人から感謝されたり稼げたりすることも。
だから、自分の夢や好きな分野の「得意(才能)」を生かすことが、キミの最強の仕事につながるかもしれない。

身近なオトナに仕事の話を聞いてみる

身近なオトナに仕事についてあれこれ聞いてみるのも、自分では気づかなかった視点をもらえて最強の仕事をつくるときの参考になるかも。
キミの家族や親せき、知り合いにどんな仕事をしているのかなど具体的に聞いてみよう。
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やりたいことはいくつあってもいい!

キミは一生のうちにやりたい仕事は1つにしぼったほうがいいと思ってない?
でも人生は長い。平均寿命がのびている今は、人生100年時代とも言われているよ。
これからの時代は、人生でいくつか職業を変えながら生きる人も多くなるかも。
やりたいことは1つだけじゃなく、いくつあってもいいんだよ。

いろいろな知識や経験がなりたい・やりたいにつながっていく

「...そうは言ってもやりたい仕事が2つも3つも見つかるかな? 1つだって見つかるかどうか...」って心配なキミは、運動や習いごとのことを思い出してみよう。
最初はそこまで楽しくなくても、やってみたら楽しくなったという経験はない?
仕事も同じで、最初はそんなにやりたいことじゃなくても、実際に仕事をしながらその分野の知識や経験を積んでいくと、その仕事のおもしろさがわかって好きになることも多いんだ。
そしていつのまにかその仕事が自分のやりたい仕事になったり、さらに関連したなにか別のやりたい仕事が見つかったりすることも多いよ。

やりたいことはたくさんあっていい

人生にやりたいことがたくさんあっていい理由は「人生100年時代だから」というほかにも2つあるよ。
1つはやりたいことがたくさんあるほうが、人生が楽しく豊かになるから。
もう1つは、やりたいこと候補がたくさんあるほうが、たとえ1つの分野でうまくいかなくなっても別の分野で活躍できるかもしれないから。
複数の分野の知識や技を持っていれば、組み合わせてオリジナルの新しい仕事を生み出すことだってできるかもしれない。
中学生のうちからいろんなことに興味のアンテナを広げて、人生でやりたいことをいろいろ見つけて、いっぱい夢を見ていこう!

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いろいろな職業があるけれど、たとえば組み合わせで考えて、自然が好き×安定した公務員を目指したい、という場合、森林官という仕事があるよ

森林官

林業の知識を持ち国有林を守る国家公務員です

森林官は林野庁の出先機関である各地域の森林事務所に所属して、国有林を守り育てる仕事をします。
具体的な仕事内容は、管轄(かんかつ)の区域にある国有林を歩いて、森林の育成状況の調査をし、植林や収穫、「間伐(かんばつ)」と呼ばれる樹木の間引きの計画を立てています。
実際に間伐や植林や収穫をするのは専門の業者に依頼をしており、森林官はその現場監督を行います。
また、林道の建設計画や、不法投棄などの不正もパトロールしています。
そのほか地域の住人と交流して山の祭りなどの行事に参加したり、森林教室の講師の仕事をしたりすることもあります。

国有林を守ることがさまざまなことに影響する

自分で森林を調査・計画した間伐や植林の結果が、そのまま山の状態に何年も先の未来まで反映されるため、責任もスケールも大きな仕事と言えます。
例えば間伐をすると残された木が強く育って10年先、20年先、30年先に強い森林に育っていきます。
そうした長い年月まで見通したスケールの大きな仕事ができるのは森林官のやりがいです。
また健全な国有林は、国民の飲料水の確保にも大事な役割を果たしており、土石流などの自然災害を防止するためにも重要なものです。
森林官は森林を守るだけでなく国民生活を守る役割も担っていることも、やりがいの一つです。
自然や森が好きな人が向いているのはもちろん、一日中歩く仕事なので、体力的にかなり自信がある人、登山が好きな人などが向いています。
また日々森林を育てる調査をし、伐採や植林の計画を立てることも重要な仕事なので、事務処理能力が高いことも大切な適性です。

たとえばどこで働きたいかを考えてみよう。もし空港で働きたいなあと思ったら、ディスパッチャーという仕事を知っているかな?

ディスパッチャー

情報を集め、安全な飛行計画をつくる運航管理者です

航空機が安全に飛行できるように、1便ごとに飛行計画(フライトプラン)がつくられています。
着陸地点や飛行中の気象のようす、非常時に着陸する空港など、あらゆる状況を考えて、もっとも安全で効率のよい飛行コースや高度などが決められています。
この飛行計画を立てているのがディスパッチャーです。
運航管理者とも呼ばれています。
ディスパッチャーは、天気図、乗客や貨物の重さなど、飛行機が飛ぶために必要なさまざまな情報を集め、飛行計画をつくります。
また、航空機が目的地に着くまで燃料が使われる具合や飛行状態を監視する業務も行っています。
このため、ディスパッチャーは「地上にいるもう一人のパイロット」とも呼ばれています。

航空会社に入社したのち、国家試験に合格して資格取得します

ディスパッチャーとして働くには、航空会社に入社したのち、国家試験である「運航管理者技能検定」を受けます。
航空会社にもよりますが、夜勤もあり、気象等の情報収集、飛行状況の監視を交代で行います。
ディスパッチャーの仕事には、さまざまなデータをとりまとめ、必要な情報を読み取る力や、万が一のときにも冷静に対処できる判断力が必要です。
また、集中力や慎重さも大切な条件です。
パイロットとの通信は原則英語で行うため、語学力が要求されます。


農業に興味あるけど、きっと大変だよね...と思っているキミ。ビジネスとして農業を考える農業コンサルタントという仕事もあるよ。

農業コンサルタント

農業ビジネスを経営面からサポートする仕事

近年の日本では、農業を「ビジネス」として「経営」していく人が増えています。
農業を仕事に選ぶ若い人が増えたり、農業の6次産業化が進んだり、農業のI T化やロボットの導入が進んだり、農業を取り巻く環境は大きく変化し始めています。
また、一般企業の農業ビジネスへの参入や、海外展開で事業拡大をめざす農家・農業法人も増えています。
農家や農業法人は生産のプロであっても、経営やビジネスのプロではありません。
農業を気候に左右されない安定したビジネスとして経営するには、どんな機械やシステムを導入すればいいのか、人材をどう育てればいいのか、政府からの助成金はどうすれば獲得できるのかなど、農業をビジネスとして発展させたいと思う経営者に、アドバイスとサポートを行うのが農業コンサルタントです。

農業コンサルタントの得意分野、専門分野はさまざま

農業コンサルタントは、農業専門のコンサルタント会社に就職したり、税理士法人や会計事務所で活躍して、主に財政面のアドバイスやサポートを行う人、農業資材メーカーに所属して、資材の効果的な導入についてアドバイスを行うなど、さまざまな所属や働きかたがあります。
経営者は自分の課題に応じてコンサルタントに相談します。
たとえば、農産物の魅力的な商品化、ブランド化、農業カフェ経営をアドバイスしたり、 法人化や規模拡大を目指す農業法人で、リーダーの育成や農業の新人教育など、人材育成面から研修や勉強会を行ってサポートするなど、さまざまな分野でのサポートが求められます。

どんな仕事かな?と思ったら 「おしごと事典」 を見てみてね!
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2023.07.21

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