『部活辞めたい 疲れた まずは1日サボってみる』


目次
部活辞めたいなあ。
辞めたいかも?
いやいや辞めてどーする?
でも辞めたい。
もしかして今のキミはそういう感じ?
部活を辞めたいと思うのは、多かれ少なかれ誰でも一度は経験あるかも。
疲れたときとか、なかなか上達しないとき、人間関係が面倒なとき、ほかに興味のあることがみつかったとき、もっと勉強しなきゃって思ったときとかね。
でも部活を簡単に辞めてしまったら、辞めた直後はパラダイスでも、時が経つにつれて後悔する人も意外に多いもの。
だから辞めたいと思ったらまずは、辞めたときのシミュレーションをしてみよう。
これから「もしキミが部活を辞めたら・・・」のシミュレーションの仕方を順に解説していくよ。
部活を辞めたくなる瞬間って?
部活を辞めたくなる理由って、いくつもある。
自分の気持ちや周りの状況次第で、その瞬間はやってくる。
とくに中学生は、勉強、受験、友達付き合いなど、いろんなことが絡み合って大変な時期だよね。
それぞれの原因を深掘りすることで、何が本当の理由なのかを見つけられるかもしれない。
勉強と両立ムリゲー!
部活と勉強の両立って、まるで無理ゲーだと思う瞬間がある。
遅くまで練習して帰ったら、宿題やテスト勉強が待ってる。
とくに受験生になると、「このままで内申点が大丈夫かな?」って不安が押し寄せるよね。
内申点や成績が部活のせいで悪化してるかもと思うと、部活を続けるモチベーションも下がるのもしかたないかも。
体も心も限界突破中...
「今日も練習か...」と疲れた体にムチを打つ日々。
体力の限界が近づいてくると、次第に気持ちも追い込まれていく。
顧問の先生の厳しい指導や、レギュラー争いがストレスになることもあるよね。
体と心、どっちもボロボロになる前に、自分の限界を見極めるのも大事だ。
レギュラーになれそうもない
このままがんばって練習を続けても、レギュラーになれない。
引退まで一度も試合に出られないこんな部活、嫌だ!
そんな限界を感じて部活を辞めたくなるのもよくあることかも。
わかる、わかるよ~。
サッカーやバスケ、野球などの運動部系で、同級生の部員が多いとか、
小学校からやっていて自分よりずっとうまい人がたくさんいる、な~んて状況だととくに気持ちがなえてきそう。
こんな環境だと、自分が将来部活でキラキラ輝く目標も見つかりづらい。
いっそ他の少人数の部活に乗り換えて青春したい!と考えても無理はないかもしれない。人間だもの。
人間関係でギクシャク...
部活の仲間って、学校生活の中で大きな存在だけど、ときにはギクシャクすることもある。
同級生とのケンカや先輩からのプレッシャー、後輩の態度が気になることだってある。
こういった人間関係が原因で、部活に行くのがイヤになることもあるよね。
ほかにハマるもの見つけちゃった!
部活以外のことに興味を持つことも、辞めたい理由のひとつ。
たとえば、新しい趣味や習い事に夢中になったり、バイトを始めて新しいコミュニティに飛び込んだり。
「今はこれに専念したい!」って思う気持ちに素直になることも大切だよね。
※くわしくは「部活辞める理由 ホントの理由 ウソの理由」
ウソの理由、言ったことある?
本当の理由を言うのが難しい時ってあるよね。
部活を辞めたい気持ちはあるけど、正直に伝えると相手を傷つけたり、反対されたりするかも...と思うと、ついウソの理由を口にしてしまうことも。
でも、それが逆に自分を苦しめたり、周りとの関係を悪化させる原因になることもある。
ここでは、よくあるウソのパターンと、それぞれの裏に隠れた気持ちについて解説するよ。
「家の都合で...」って言っちゃうパターン
「家族の事情で続けられません」というのは、辞める理由としてよく使われる言い訳だよね。
家庭の事情なら、顧問や仲間も納得してくれることが多い。
でも、本当は自分の気持ちやモチベーションの問題だった場合、後から説明が難しくなることも。
「勉強が忙しいから」って逃げちゃう
勉強を理由に辞めるのは、中学生ならではの言い訳。
とくに受験生の場合、「受験勉強が忙しくて」と言えばだれも反論できないよね。
でも、もし本当の理由がほかにあるなら、勉強が終わった後もその気持ちは残るかもしれない。
「ケガしたから無理」ってことにする
「ケガのせいで続けられない」というのも、説得力がある言い訳のひとつ。
でも、本当に辞めたい理由が心の問題だったりすると、ケガが治った後にどうするか悩むことになる。
一時的な言い訳に頼らず、本音で話す勇気も必要だよね。
本当は気持ちの問題だったりする
実は、「もうやる気が出ない」とか「楽しくなくなった」などの気持ちの問題が原因の場合も多い。
でも、それを正直に伝えるのは難しいよね。
相手にどう思われるかが気になって、ついウソをついてしまうけど、結局は自分が一番苦しくなる。

人間関係の極意はすべてに通ず
たくさんの人と関わり合いながら生活している以上、人間関係はかならずついてまわるもの。
でも、人間関係の極意は部活だけでなく、学校生活や家庭、地域でのつきあいなどいろいろなものに共通している。
一度コツをつかめば、いろんなところで役立つよ!
笑顔・あいさつは人間関係のキホン
人間関係をスムーズにするうえで大切なのは、笑顔やあいさつ。
そんな基本的なこと? と思うかもしれないけれど、だからこそ大切なんだ。
とくに入学したばかりの1年生は、「先輩(せんぱい)」というものにちょっと緊張しちゃうかもしれない。
緊張していても、慣れていないんだからそれは当たり前。
緊張していてもいいから、できるだけ明るくあいさつしよう。
とはいえ、必要以上に大きな声を出したり、自分のキャラ以上に無理して明るくふるまったりすることはないよ。
一人ひとり性格はちがうのだから、張り切りすぎる必要はない。
大切なのは、相手に自分なりの思いをこめて、ていねいにあいさつすること。
自分らしく素直な気持ちであいさつできれば、きっと伝わるよ。
友だちどうしとはちょっとちがう、先輩とのコミュニケーションにはじめはとまどうかもしれない。
でも部活の先輩とコミュニケーションするコツは、これからもいろいろな場面で役に立つから、身につけておいてソンはないよ。
コミュニケーションのしかたは相手によって変わる?
自分らしくというけれど、相手に合わせてある程度コミュニケーションのしかたを変えることは大切だ。
部活には、先輩のほかにも後輩(こうはい)や顧問(こもん)の先生、コーチなど、いろいろな人がかかわっているよね。
目上の人には基本的な敬語を使うなど、相手や場面によって変えるようにしよう。
ストレスの原因は人間関係と決めつけない
もし部活をやっていて、ちょっとストレスだなあ...と感じてしまったとき、きみならどうする?
人がストレスを感じやすいのは人間関係による部分が大きいのは確かだけど、きみのストレスの原因はどこにあるのか、よく考えてみよう。
ニガテな人がいる、部活内でもめてしまったなど、はっきりした理由がある場合もあるかもしれないけれど、ほかのことが原因という場合もある。
たとえば、自分の目標設定が高すぎるとか、目標に対して練習方法が合っていないとか。
ストレスを感じたときは、自分の気持ちにしっかり向き合ってみよう。
※くわしくは「部活をストレスにしない! 人間関係の極意」
部活で人間関係がユーウツになるとき
目的がひとつに決まっているのが部活。
違う学年の人が集まる場所だから役割もある程度ハッキリしているのが、クラスの人間関係とは違うところ。ユーウツだと感じる相手によってどんな原因があり得るか考えてみたよ。
先生がユーウツ
まずは、顧問の先生との関係。
ものすごくスパルタだったり、求められることのレベルが高すぎたり...。先生の期待にこたえられない、認めてもらえない、そういう状態だとたぶんユーウツになっちゃう。
先輩がユーウツ
上下関係にやけに厳しい先輩、冷たい先輩、なかには「世話焼き過ぎてめんどう」なんてこともあるかも。
相手が先輩だと、どれくらい自分の意見を伝えていいのかわからない、ガマンしたほうがいいの?なんてモヤモヤしだすとユーウツだよね。
同級生がユーウツ
人間関係がこじれると先輩よりもやっかいなのが同級生かも。
先輩は先に卒業していなくなるけれど、同級生は部活が終わるまでいっしょだし、部活が終わっても卒業まで顔を合わせる相手だし...。
後輩がユーウツ
なれなれしい後輩、生意気な後輩、自分が指導担当になった後輩との関係がうまくいかないと、先輩としてどうしたらいいのか途方(とほう)に暮れちゃう。
なぜ人間関係が悪化するのか
相手がだれであれ、どうして人間関係が悪化するのかな?いくつか考えられる原因をあげてみるよ。
コミュニケーションが少ない
まず考えられるのがコレ。会話不足からすれ違いや誤解が生まれてしまう、つまりコミュニケーション不足だ。
仲の良い相手なら、テンションが低そうな日は「あれ、調子が悪いのかな?」と思えても、コミュニケーションが不足している相手だと「感じが悪いな」「自分のことが嫌いなのかな?」なんて思ってしまう場合がある。
価値観が違う
大切だと思うことが違う、それが価値観の違いだ。
たとえば「学年に関わらず、フラットな人間関係が大切」と考えている人と「先輩後輩の関係はきっちり区別すべし!」と考えている人では、付き合い方も違ってくるよね。
練習がハードすぎる
そもそも練習がハードすぎて、みんなが疲れ果てている。相手のことまで考える余裕がない、そんな原因も部活ならではだね。
人間関係を改善する方法
人間関係がユーウツに感じる場所では、実力もなかなか発揮できない。
「あれ?」と感じるくらいの、軽い違和感の時点で何かしら手を打てるように、すぐに使える方法を紹介するから試してみてね!
明るくあいさつ
「おはようございます」「お疲れさまでした」「ありがとうございます」といった基本的なあいさつを大きな声でしっかりすること。あいさつの威力(いりょく)は絶大だ!
相手の良いところを見る
やり取りするのがユーウツな相手だと、ついつい悪いところにばかり目がいってしまいがち。でもグッとガマンして、良いところを見て、口に出してほめてみよう。
相手の立場になって考える
「相手の身になって考えてごらん」って、小さいころから言われてきたよね?今まさにその技を使うべきとき。「もしも自分があの先輩の立場だったら?」「自分みたいなやつにこう言われたら?」そんな風に考えてみると、「あ、この態度は嫌かも」なんて気づきがあるかもしれない。
ネガティブ発言をひかえる
ユーウツな気分の時ってネガティブ発言が増えがちだ。ネガティブ発言は伝染力があるから、文句や人の悪口は「言わない」ようにしよう。
適度な距離感が大切
やり取りするのがユーウツな相手とは、無理に距離を縮めなくてもいい。
部活以外の会話はしない、休み時間や下校時は別々に過ごす、など自分でルールを決めて距離を置くのもいい方法だよ。
感謝の気持ちを伝える
相手への不満が強すぎて、なにかしてもらってもちゃんとお礼を伝えられていない、なんてことはないかな?「ありがとう」のひとことをきちんと伝えることは忘れずに。
相手の話をしっかり聞く
特に練習が忙しすぎてギクシャクしているときなどは、相手の目を見て話をしている?感情に任せた受け答えをしていない?適当に返事をしていない?と自分をふり返ってみよう。
※くわしくは「部活の人間関係がユーウツ 辞める前にやってみること」
部活辞めたいと思ったとき、相談するのは
さて部活を辞めたいと思ったら、キミは最初に誰に相談する?
親、顧問の先生、部活の仲間などが思いつくけど、相談相手によって、アドバイスの視点が違ってくることはまちがいない。
相談したらそれぞれどんなメリットがあるか考えてから相談してみよう。
ただしアドバイスを参考にしつつ、最後に決めるのは自分。
あくまでも自分の判断の参考にするつもりで相談してみよう。
親
まずは親に相談する場合。
親は口に出さなくても心の中で、子どもが部活を通して大事な仲間を作ったり、成長したり、学校生活をエンジョイするのを応援してくれているもの。
いつもキミの気持ちに寄り添ってアドバイスをくれるタイプの親なら、本音で部活を辞めたいことやその理由を相談してみるとよいかも。
親というのは、キミの根っからの性格や趣味、体力、生活サイクルなどいろいろ知っているゆえに、身近な視点からキミに役立つ、よいアドバイスをくれそうだ。
もしも「部活を途中で辞めると内申点に影響するのでは?」と進学面の心配をされたら、部活を途中で辞めても減点にはならないし、部活の代わりに○○を頑張れば推薦の面接などでもちゃんとアピールできるから大丈夫、と言えばその点については納得してくれるはず。
ただし辞めたいって言うと頭ごなしに「我慢して最後まで頑張りなさ~い!」とか強く言われそう、って相談する前からわかっている場合は、最初には相談しなくてもいいかも。
でも辞める前にはちゃんと報告しておこう。
顧問の先生
顧問の先生がキミにとって談しやすいタイプなら、辞めたい気持ちやその原因、状況を最初に相談するのもいいかも。
顧問の先生に相談するメリットは、主に部活動の内容や部員のこと、上下関係など、部活内のことを知っているし、キミの日ごろの練習なども見て知ってくれていること。
そして顧問でもあるし、生徒に相談されて頼られると嬉しく思ってくれるだろう。
部活の練習が体力的にきつい悩みや、レギュラーになれそうもなくてモチベーションが上がらないこと、勉強との両立の悩み、先輩・後輩関係のストレスなど、正直に相談すれば、自分では思いつかなかったような視点から、問題解決策やアドバイスをくれるかも。
また今の練習を続けると将来どんな効果が出るのかを教えてくれたりするかも。
注意したいのは正式に辞めると決めたわけではなく、まだ迷っている段階であると先に伝えること。
顧問の先生にはほかの部員には言わないでほしいなど一言お願いしておこう。
部活の仲間
部活を辞めたいという気持ちや原因を、部活の信頼できる仲間に相談してみるのも一つの方法。
部活の仲間なら、同じ練習をして一緒に活動しているから、現状を理解したうえで味方になってくれたり、自分ならこうするよ、といった前向きな意見をもらえたりするかも。
同じ部活の仲間がどう考えて練習をがんばっているのか、人間関係をよくするためにどんな努力をしているかを知れば、自分もやる気が出ることもある。
ただし部活を辞めるかはっきり決断する前に周りに広まってしまうと困るので、口のかたい仲間に相談しよう。
注意点としては、メンバーにも「辞めたい」という気持ちや不満が伝染してチームに悪影響を与える可能性があること。
相談するとき、単に部活の「ぐち大会」になると、相手まで負の方向に沈んでいくので、そうならないように相談しよう。
辞めたらどんなことが起きるかな?
信頼できる人に相談しても、アドバイスを聞いても、やっぱり問題は解決できない。
そんなときは、実際本当に辞めたらどんなことが起きるのか、辞めた後のこともいろいろ考えてみよう。
自分の時間が増えるからなにがしたいのかはっきりさせておこう
部活を辞めるとその分、自分の自由時間が増える。
練習がハードだった部活であればあるほど、きっと解放感いっぱいになるよ。
でも憧れていた自由時間も、とくにやることがないと意外とヒマ。
結果、だらだらと動画を見たり、SNSをやったりして、全然充実しない退屈な毎日を過ごしてしまいがちだ。
だから辞める前に、自由時間で自分はいったい何をしたいのか、真剣に考えておく必要がある。
高校生ならバイトをしてみた~いって人も多いけど、中学生のキミは部活を辞めて何がしたいだろう?
やりたいことや趣味など、具体的に書き出してみよう。
辞めたあと毎日充実した時間を過ごすことで、「部活動を辞めて本当によかった!」と言える時がくるよ。
もしキミが部活を辞めて、受験勉強などに専念したい場合も、きちんと目標点などを決めて、1日の勉強時間を増やすプランを立ててみよう。
勉強時間がたっぷりありすぎると、時間の使い方にメリハリがなくなって、かえって勉強の効率が落ちたりしがちだから注意しよう。
本当に後悔しないかよく考えておこう
部活を辞めて、本当に自分は後悔しないかも、一度真剣に考えておく必要がある。
部活をやめたら他人がどう思うか、ではなく、自分自身が後悔しないことが一番大事。
今のところ後悔する理由や原因がよくわからないんだけど??
というキミは次のことを考えてみよう。
部活の仲間と縁遠くなることも
部活を辞めると、部活仲間と一緒に行動する時間が少なくなって縁遠くなることもある。
最初は部活辞めたって好きな部活仲間は友達のままだし...と思っていても、なんやかんやで部活での共通の話題がなくなってしまうと、縁遠くなりがち。
とくにみんなが試合やコンクールなどで力を合わせてがんばっている姿を見ると、なんとなく孤独を感じることも。
そして部活を途中でやめてしまうと、中学時代の部活の思い出もできないまま卒業することになる。
将来中学の卒アルを振り返ったときに、部活の写真に自分はいない。
ああ、あのとき続けておけば・・・とふとさびしくなってしまうかも...。
部活を続けていたら得られるものを失う覚悟
辞めて後悔するのが嫌だったら、部活を続けていたら得られたはずのものを、失う覚悟ができているかをチェックしよう。
「継続は力」と言うように、部活を続けていたら何かスキルが上がって充実感を得られたり、スポーツで体力を養えたり、仲間や先輩後輩との思い出ができたり、短時間で勉強する集中力を得られたりと、いろいろないいこともあるかもしれない。
楽しいことや辛いコトを経験しながら、精神的にも成長できるかもしれない。
中学時代はこれを頑張った!といえる何かをつかめるかもしれない。
もちろん部活だけが青春ではないけれど、部活を続けていたら得られるはずだったものを失う勇気・・・・。
これが今、自分にあるかどうかを考えてみよう。

辞める前に1日サボってシミュレーションしてみる
部活を辞めたらどうなるか?
頭の中で考えてみてどう思った?
そんなの実際に辞めてみないとよくわからないよ~というキミは、辞める前に1日部活をサボって、「部活のない日」をシミュレーションしてみるのもおすすめ。
でも部活をサボるってドキドキするし、なかなか心のハードルが高いかも。
バレたら顧問の先生や仲間に怒られそうだし、なんとなく罪悪感。
でもこのサボりは、今部活を辞めていいのか?という人生の大事な決断を検討するための、大変重要なサボりである!
というわけで周囲にバレづらい、1日サボるためのうまい言い訳を紹介しよう。
前日までの言い訳
当日急に「休みます」と言ったら、顧問の先生や周りに「あいつサボり?」と思われやすい。
だから前もってその日は予定があることを、顧問の先生に話しておこう。
たとえば「家庭の用事で明日は休ませてください」とか、「妹や弟の送り迎えを親から頼まれたので」とか、「耳鼻科に予約を入れているので」とか「親戚のお見舞いに両親と行くので...」とか、「習い事の用事で...」など。
こんな言い訳だと先生も大人だし、それ以上深く追求せずに許可してくれるだろう。
ただし妹や弟がいないのに妹や弟のお世話系の言い訳をしたり、習い事をしていないのに習い事を言い訳にしたりするのは、やめておこう。すぐばれるし、あとでつじつまが合わなくなるとめんどうだ。
当日の言い訳
当日に急に使う言い訳のポイントは、いかにも緊急な事態が起きた感じを出すこと。
緊急事態といえば、やはり体調不良系の言い訳が最も使いやすい。
そして本当っぽくするには表情や声のトーンなどのキミの演技力も大事。
おすすめのフレーズはこんな感じだ。
「朝から腹痛があったけどひどくなってきていて...うう、痛い...」
「熱があるようで...なんかふらふらしてきて...」
「なんだか吐き気がして辛くなってきて」など。
(あとは自分で良きようにアレンジしてね)
ただ今まで元気で走り回ってたのに急に脚をひきずりだしたり、具合が悪そうになったりすると仲間から絶対疑われるので、朝からおとなしめにして、ちょっとずつそれらしい演技を始めるのも吉。
サボってなにをするか考えておく
晴れてサボれることになったら、「さて今日1日何をして過ごそうかな~」では遅いかも。
サボって何をするか、1日の予定をあらかじめ決めておこう。
たとえば他にやりたいことがあって部活を辞めたいなら、そのやりたいことを実際にやってみる。
部活がとにかくハード過ぎて疲れている人は、1日思いきりゆっくりのんびりするとか、昼寝するでもいいだろう。
人間関係がめんどうで辞めたいなら、心が休まったり楽しくなったりする気分転換をしよう。
勉強したいなら本当に勉強しよう。
とにかく部活があったからできなかったこと、部活のために我慢していたことを、サボった1日を使って思いきりやる予定を決めておこう。

部活を辞めることを決断したときは・・・
まわりのみんなに感謝と報告をしよう
まずは、部活の仲間や先輩たちに感謝の気持ちを伝えよう。楽しい思い出や成長したこと、そして仲間たちとの絆に感謝の意を示すことが大切だよね。
「ありがとう」って心から伝えると、みんなも納得してくれるかもしれない。
そして、辞める理由やこれからの目標もしっかりと報告しよう。みんなに理解してもらうことが、円満な退部につながるんだよ。自分の気持ちを素直に伝えることが大事だよね。
後輩へのサポートは欠かさずに
辞めるとなると、後輩たちへのサポートも忘れちゃいけない。後輩たちは先輩を頼りにしているから、しっかりとサポートしてあげよう。
「次はキミたちに任せるからがんばってね」と後輩たちにエールを送ることで、後輩たちも安心してくれるはずだよ。
経験者としてのアドバイスも忘れずに伝えてあげよう。
キミが本当にやりたい新たな目標を作ろう
部活を辞めることで、新たな可能性が広がるんだ。
自分が本当にやりたいことを見つけて、新たな目標を作ろう。
「これからは○○に挑戦してみたい!」という夢を描くことで、退部後もワクワク感が続くよ。
新たな目標があれば、退部しても悔いはないし、前向きに未来を切り開いていけるよね。
親に退部を反対されたら?
部活を辞めることに決めたけれど、親が反対している...。そんな時はどうすればいいんだろう?
まずは、冷静になって親の気持ちを理解しよう。親は自分のことを心配しているだけかもしれないから、その気持ちを受け止めることが大切だよね。「なぜ辞めるのか?」という親の疑問に、具体的に答えてあげよう。
反対された場合の説得方法は?
自分の将来についてしっかりと説明しよう。
「部活を辞めて新しいことに挑戦することで、これまで以上に成長できると思うんだ」という自分の視点を伝えることで、親も理解してくれるはずだよ。
理解してもらうためのコツはある?
親を説得するには、タイミングや伝え方も重要だよね。
ケンカのあとや急に話しかけるのではなく、リラックスした時間を選んで伝えることが良い結果に繋がるよ。
また、親の立場に立って考えることも大事だよ。
「親が心配するのは当然だな」と理解することで、相手に対する尊重の気持ちも伝わるはずだ。
サボってみたらまた部活がやりたくなるかも
こうして1日部活をサボってみたら、辞めた場合の生活のシミュレーションができるはず。
すると、つきものが落ちたように気が晴れて部活がやりたくなるかもしれない。
部活を続けた方が放課後充実しそうと思うかもしれないし、今辞めたら今まで積み上げたことがもったいないと思うかもしれない。
部活仲間と会えないとさびしいもんだと感じるかもしれない。
やっぱり部活が好き、と思い出すかもしれない。
そんなときはまた部活に戻ってやってみるのもいいんじゃない?
もちろん、1日サボってみたら「もう嬉しいことしかない...!」
となったら無理して嫌な部活を続けても意味がないし、時間の無駄。
スッキリ辞めて大切な時間を有意義に使おう。
部活辞めるか、辞めないか。
自分でシミュレーションしたうえで納得して決めたなら、どっちに決めてもきっと後悔しないよ。
「おしごと事典」を見てみよう!
部活辞めたい 疲れた まずは1日サボってみる に興味を持ったキミにぴったりな仕事
IT機器などの専門知識を持ったうえで、顧客とコミュニケーションを取るのが「セールスエンジニア」の仕事。人とのコミュニケーションが好きな人にオススメ。
スポーツを通したコミュニケーションに興味があるキミは「スポーツインストラクター」がぴったりかも。
先輩後輩関係をうまくやる自信がある!それならば「寿司職人」がはどうかな。
どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!

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修学旅行を計画しよう!

合唱コン直前対策!
