『謝る時の言葉 友達に謝るには』
素直に言えない「ごめんね」のひとこと。
仲が良いからあらめて言うのが恥ずかしい、時間が経てば経つほど、気まずくなっちゃうんだよね。
その気持ちはとても良くわかる。でも、自分の行動を反省していること、相手のことを考えずに感情に任せた発言をしてしまったのを後悔していること、そんな正直な気持ちを伝えて、すっきり謝罪することがふたりの関係修復には一番いいんだ!
目次
自分が悪かったと思うけど、謝りかたがわからない
今回のケンカ、悪かったのは自分だと認めている。でもどうやって謝ったらいいのかわからない、という場合もあるかもしれないね。謝る場合のポイントを紹介するよ!
直接会う
最初のポイントはこれ、相手の顔を見て直接謝ることだよ。メールやSNS経由だと、文章の読み取り方によってさらにトラブルを呼んでしまうことも。直接会えば、キミの気持ちは表情や行動からも伝わるはず。
すぐに謝る
続いてのポイントは謝るタイミング。相手が激怒してしまって取り付く島もない......そんな場合は、少しクールダウンする時間があってもいいかもしれない。
でもなるべく早いうちに謝ることで、誠意が伝わることが多いよ!
真剣さが伝わるように
恥ずかしさや気まずさから、ついつい茶化したりふざけたりするのはやめよう。
相手の怒りが強ければ強いほど、関係修復は難しくなってしまうよ!
言い訳はNG
絶対に避けたほうがいいのがコレ。
「だって」から始まる言葉はグッと飲みこんでがまん。ごめんのひとことで解消されそうだった怒りが、言い訳によってぶり返してしまうかもしれない!
自分の非を認めること
自分が悪いと思っているのなら、素直に非を認めること、そしてそれを相手にも伝えよう。
非を認めるのは勇気とパワーが必要だけど、それができるかどうか、人間関係を築いていく上でとても重要だ。
謝る時の態度は?
少しだけ、相手に気持ちを伝えるためのテクニックも紹介しておくよ。
態度によっては気持ちが伝わらないことや、かえって誤解を招くことだってあるからね。
悲痛な表情を崩さない
真剣な気持ちであることが伝わるように、悲痛な表情をキープすること。
悲痛とまではいかなくても、真剣な表情はくずさないようにしよう!
声はいつもより低いトーンで
自分の気持ちを落ち着かせるためにも、真剣であることを伝えるためにも、低いトーンで話すように意識しよう。話すスピードもゆっくりとね。
言葉の選び方に気をつける
謝罪の言葉、伝えたい気持ちを伝える自信が無かったら、前もって台本を書いておいてもいいかもしれない。
ケンカの度合いによってはそれくらいていねいに言葉を選んで伝えたいね。
なぜ謝るのか整理してからのぞむ
さあ、次は謝るシーンを想像しながら、相手に伝える言葉を具体的に考えてみよう。
相手がどうして怒ったのか、怒らせた原因である自分の行動はなにが悪かったのか、一度頭のなかから外に出して、整理してみるのがとても大切だ。
だれに何を謝る?
まずは、だれになにを謝るのか、言葉にしてみよう。自分がなにをしてしまったのか、言葉にできない場合は、怒らせた理由がわかっていないということ。
そのまま謝るとあやふやな言葉しか出てこないよ!
原因はなんだっけ?
キミは、どうして怒らせる原因となる行動をとってしまったのかな? 「~だから」という形で答えてみよう。
実は、キミの思う「原因」は謝るときには言ってはいけないことだ。言った瞬間、相手にしてみたら「言い訳」にしか聞こえないからね。
謝られる側になって被害を考えてみる
キミの立場から考えたら、次は視点を変えてみるよ。
キミがとってしまった行動を相手の立場に立って考えてみよう。どんな被害を受けたと思うかな?
自分のどこが悪かったかを考えてみる
相手の「被害を受けた」という気持ちを想像しながら、自分の行動のなにがいけなかったのかを考えてみよう。
きっと、自分の立場で考えた「行動の原因」が言い訳にしか思えなくなるんじゃないかな?
今後このようなことが起きないために何ができるか考える
相手の気持ちになってみたところで、今後はどうしたらいいのかを考えてみよう。
二度と同じことをくり返さないように、現実的な対策を考えてね。
謝る言葉を考えてみよう
ここまで考えたら、謝罪の言葉を考えてみてね。まずは「ごめんね」のひとことを伝える。
そのあとに、ここまでで考えた「相手にしてしまった行動」「その行動によって相手にどんな被害を与えて、どんな気持ちにさせてしまったのか」「自分の行動の悪かったところ」「これから変えようと思うこと」をまとめよう。
まとめ
「ケンカするほど仲が良い」という言葉もあるように、距離が近づけば近づくほど、ときにぶつかることも出てくるし、ふだんはかくしているような面も見せていくことになる。
そんな距離で接することができる、良い友達は作ろうと思って作れるものじゃない。なくしてしまわないように、仲直りがんばって!