『へそのごま 取るの? 取らないの?』
湯舟(ゆぶね)につかってボーっとしているとき、ふと気になったのは......へそのごま! とくに気に留めることもなく過ごしていたけど、久しぶりに見てみたら、おや? ごまがある。
「へそのごまを取るとおなかが痛くなるから、触(さわ)っちゃダメだよ!」
「へそは内臓とつながっているからさわると痛くなるよ!」
そんなことを言われ、へそのごま掃除(そうじ)を止められた経験が脳裏にうかんで手を止めたキミ。
へそのごまにまつわる話は、それがただの都市伝説なのか、本当の話なのか、今日こそハッキリさせるよ。
「へそのごまを取るとおなかが痛くなるから、触(さわ)っちゃダメだよ!」
「へそは内臓とつながっているからさわると痛くなるよ!」
そんなことを言われ、へそのごま掃除(そうじ)を止められた経験が脳裏にうかんで手を止めたキミ。
へそのごまにまつわる話は、それがただの都市伝説なのか、本当の話なのか、今日こそハッキリさせるよ。
へそのごまの正体はなに?
そもそも、へそのごまっていったいなにものなんだろう? 本当のごまがへそにあるわけじゃない、ということにはもう気付いているよね。そうです、へそのごまは食べられません!
垢(あか)や皮脂(ひし)、ほこりなどが固まったもの
へそのごまの正体、それはキミの体から生まれたもの。
古くなった皮膚がはがれた「垢」や、洋服から出る「ほこり」などが、皮膚(ひふ)から出た「皮脂」や「汗」と混ざって固まったものなんだ。「垢」や「ほこり」、そう言われると「今すぐ取らなきゃ!」なんて思うかもしれないね。
古くなった皮膚がはがれた「垢」や、洋服から出る「ほこり」などが、皮膚(ひふ)から出た「皮脂」や「汗」と混ざって固まったものなんだ。「垢」や「ほこり」、そう言われると「今すぐ取らなきゃ!」なんて思うかもしれないね。
へそのごまが悪さをすることはない
でも、へそのごま自体はとくに体に悪いわけではないんだ。ただし、あまりに放置しすぎるのもよくないよ。
よごれがたまった状態だと、なにかのきっかけで細菌(さいきん)が繁殖(はんしょく)してしいまい、皮膚が荒(あ)れたり炎症(えんしょう)を起こしたりすることがあるんだ。
よごれがたまった状態だと、なにかのきっかけで細菌(さいきん)が繁殖(はんしょく)してしいまい、皮膚が荒(あ)れたり炎症(えんしょう)を起こしたりすることがあるんだ。
へその役割って知っている?
「へそのごまがたまって炎症を起こすくらいなら......いっそ、へそなんて無くていいんじゃない!?」
そう思うよね。へこんでいるからほこりや垢がたまるんだし、とくに役立っている気もしない場所だからね。
でも、今でこそ役割が無いへそだけど、過去には大役を果たし、今はゆっくりと引退生活を送っている、そんな存在なんだ。へそが無ければキミは生まれなかった、そんな重要なへその役割が何だったか、知ってるかな?
そう思うよね。へこんでいるからほこりや垢がたまるんだし、とくに役立っている気もしない場所だからね。
でも、今でこそ役割が無いへそだけど、過去には大役を果たし、今はゆっくりと引退生活を送っている、そんな存在なんだ。へそが無ければキミは生まれなかった、そんな重要なへその役割が何だったか、知ってるかな?
へそはへその緒(お)を切ったあと
へそは、キミが生まれたときに切られた「へその緒」の「あと」だ。
へその緒はお母さんと赤ちゃんを結ぶパイプのようなものだけど、つながってどんな役割を果たしていたんだったかな?
へその緒はお母さんと赤ちゃんを結ぶパイプのようなものだけど、つながってどんな役割を果たしていたんだったかな?
へその緒の役割は?
へその緒の役割こそ、赤ちゃんをお母さんのおなかのなかで育てるために、無くてはならない大切なもの。
おなかの中の赤ちゃんとお母さんの体をつないで、栄養や血液を送るという仕事だ。赤ちゃんの体ができあがって、外の世界に出るその日まで、赤ちゃんの体に栄養を送り、酸素が含(ふく)まれた血液も送り続けるぞ。
おなかの中の赤ちゃんとお母さんの体をつないで、栄養や血液を送るという仕事だ。赤ちゃんの体ができあがって、外の世界に出るその日まで、赤ちゃんの体に栄養を送り、酸素が含(ふく)まれた血液も送り続けるぞ。
生まれたあと、へその緒が取れるのは?
赤ちゃんがお母さんのおなかから出たら、そこでようやくへその緒はお役目終了。
チョキンと切られるんだ。ここからは、肺で呼吸をして、口から栄養をとれるようになるからね。
へその緒は少し根元が残った状態でへそに残るんだけど、だいたい2週間くらいで乾燥(かんそう)してポロリと取れる。そしてようやく完成するのが、いわゆる「へそ」の形だね。
チョキンと切られるんだ。ここからは、肺で呼吸をして、口から栄養をとれるようになるからね。
へその緒は少し根元が残った状態でへそに残るんだけど、だいたい2週間くらいで乾燥(かんそう)してポロリと取れる。そしてようやく完成するのが、いわゆる「へそ」の形だね。
へそのごまは取った方がいい?
そんな大切な役割を果たした場所であるへそ。感謝の気持ちをこめて清潔に保ちたい......!
ということで、結局へそのごまは取った方がいいのかどうか、ハッキリさせよう。
ということで、結局へそのごまは取った方がいいのかどうか、ハッキリさせよう。
基本的には取る必要はない
くり返しになるけれど、へそのごま自体は悪いものではない。
凹んでいるから汚れがたまりやすい場所ではあるから、たまに掃除をすればいいくらいだ。
凹んでいるから汚れがたまりやすい場所ではあるから、たまに掃除をすればいいくらいだ。
無理やり取ろうとすると皮膚やおへそのなかを傷つけてしまうことも
へそは、おなかのほかの部分と違ってふだんはさわらない場所だから、皮膚もやわらかくて傷付きやすいデリケートな場所。
掃除(そうじ)をするときは、綿棒ややわらかい布などでそっと、がオススメだ。
掃除(そうじ)をするときは、綿棒ややわらかい布などでそっと、がオススメだ。
おへそをさわるとおなかが痛くなる?
さて、いよいよ「おへそをさわるとおなかが痛くなる」のかどうか。気になる答えは「痛くなることがある」だ!
ちなみに、おへそのすぐ下に内臓があるのではない。皮膚や皮下組織、筋肉などがあって、その下に「腹膜(ふくまく)」というものがあり、その下に内臓があるんだ。「腹膜」は神経が張りめぐらされた敏感(びんかん)な場所。
そして、へそは凹んでいる分だけ、他の部分よりも腹膜との距離(きょり)が近いんだ。だから、へその掃除を強くすると腹膜の神経を刺激(しげき)してしまい、おなかが痛くなってしまうことがあるんだよ。
ちなみに、おへそのすぐ下に内臓があるのではない。皮膚や皮下組織、筋肉などがあって、その下に「腹膜(ふくまく)」というものがあり、その下に内臓があるんだ。「腹膜」は神経が張りめぐらされた敏感(びんかん)な場所。
そして、へそは凹んでいる分だけ、他の部分よりも腹膜との距離(きょり)が近いんだ。だから、へその掃除を強くすると腹膜の神経を刺激(しげき)してしまい、おなかが痛くなってしまうことがあるんだよ。
まとめ
へそのごまのナゾ、解けたかな?
「毎月1日はへその掃除の日」、と定期的に掃除をすれば、ごまができる前に、キミのへそはいつもきれいでピカピカのはず!
「毎月1日はへその掃除の日」、と定期的に掃除をすれば、ごまができる前に、キミのへそはいつもきれいでピカピカのはず!
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