『お風呂の過ごし方 ステキなリラックスタイム』
目次
キミはお風呂(ふろ)に入るのが好きかな? 毎日湯船(ゆぶね)につかる派? それともシャワー派かな?
のんびり30分は入るという人がいると思えば「カラスの行水」といわれるように、3分もたたずにあがる人もいるバスタイム。
その人なりのこだわりやルールがありそうだけど、リラックスタイムとして使うアイディアを考えてみるよ。
お風呂ってどんな効果があるの
温泉じゃない、ふつうの家のお風呂でも、ゆっくりと湯船につかるといいことがたくさんあるんだ。
どんな効果があるのか知ってる?
疲(つか)れが取れる
湯船につかると「ふー」っと息をはいちゃう。それと同時に疲れがぬけていく......。
そう、まずはお風呂に入ると疲れが取れるという効果があるよ。
防水機能の付いたスピーカーを持ちこんでお気に入りの音楽をかけてみたり、入浴剤(にゅうよくざい)を使って好きな香りで満たしてリラックスしたり。
気づいたらスッキリ疲れが取れているかも!?
緊張(きんちょう)がほぐれる
お風呂に入って体が温まると、副交感神経が優位にはたらく。
副交感神経は「体の修復」や「リラックス」をつかさどるんだ。
そして、全身で湯船につかると浮力(ふりょく)がかかって筋肉や関節の緊張も和らいで、とぎすまされていた神経がおさえられるよ。
血行が良くなる
体が温まると血管が広がり体全体に水圧がかかる。
するとたくさんの血液が身体中をめぐって、新陳代謝(しんちんたいしゃ)が良くなるんだ。勉強でずっとすわっていた......なんていう日も、お風呂に入ることで足元にたまった血液がおしもどされ、むくみもとれるし、かたこりも解消!
入浴の順番を意識してみよう
ベストな効果を得るためには、おすすめの入浴の順番があるんだ!
湯船につかる
まずは、湯船につかろう。
もちろん、入る前にはかけ湯を忘れずにね。湯船につかることで毛穴が開き、ひふの表面の汚れや皮脂(ひし)が落ちやすくなるんだ。
頭を洗う シャンプー→リンス
汚れを浮き上がらせたら、次は頭を洗おう。
ポイントは、指の腹を使って頭皮をきれいに洗うことだよ。しっかりあわ立てて洗ったら、同じくらいしっかりお湯で流すこと。
そしてリンスやコンディショナーでケアだ。
体を洗う
続いて体を洗おう。
シャンプーやリンスなどが体についているかもしれないから、頭から順番に洗うのがコツ。
ボディーソープもしっかりあわ立てて、洗い残しのないように! 力を入れてこする必要はないから、優しくね。
洗顔
最後は洗顔。
体を洗うのと同じように、顔にシャンプーなどが残ると、ニキビなど肌荒(はだあ)れの原因にもなるよ。
しっかり落とすために、洗顔はいちばん最後がオススメだ。
お風呂のエンタメ
家族からのクレームが入らない程度に、ときには長風呂を楽しむのもいいよね! 楽しみ過ぎてのぼせたり、お湯が冷めるまで入って風邪をひいたりしないように注意だけど。
読書 SNS 動画
お風呂エンタメの定番は読書。お風呂のふたを半分しめて、上にタオルをひいて本が濡れないようにセット。
万が一の可能性を考えて、湯船に落としたら絶対に困るものは持ち込まないこと。スマートフォンやタブレットを持ち込んで、SNSや動画を楽しむ人もいるかもしれないね。
キャンドルの光
ゆっくりとした時間を楽しむなら、明かりを消してキャンドルを持ち込んで、薄暗(うすぐら)い状態で入るのもリラックスできるよ。
だんだんと眠気(ねむけ)もやってきて、そのままふとんへなだれ込んだらなんて幸せ! 疲れがたまったときにはぜひやってみよう。
エッセンシャルオイル
ストレスがたまっている、イライラしている......なんていうときは、リラックスできる香りのエッセンシャルオイルを使うのも、なんだかオシャレでオトナっぽい楽しみかた!
お風呂から上がったら
さあ、お風呂時間を楽しめたかな? ついでに、風呂上がりの過ごしかたのポイントも教えちゃおう!
ローションをぬる
肌が乾燥(かんそう)しやすい人はとくに、お風呂から上がってサッと水気をふいたらまずローションを塗ろう。
時間が経てば経つほどに水分は失われていくから、時間との勝負!
髪の毛を乾(かわ)かす
髪が長い人も短い人も、髪の毛はきちんと乾かしたほうがいい。
冬場はとくに、濡れていると冷えてかぜをひく原因にもなるからね。
それに、濡れたままだと髪はいたみやすいんだ! 乾かしかたのポイントを4つ紹介するからめんどうくさがらずにやってみてね。
ドライヤーは上 横 後ろの順に
ポイントの1つ目は乾かす順番だよ。まず上から、次に左右の髪を横から。
最後に後ろの髪の毛を乾かしてみよう!
同じ場所に当て続けない
ポイントその2は風の当てかた。同じ場所に当てていると、髪に熱が当たりすぎて傷んでしまうこともあるから、風の向きは変えながら!
10~15センチ離す
ポイントその3は距離。ドライヤーと髪の距離が近すぎると、最悪の場合はこげてしまうことも! 髪とドライヤーは10~15センチくらい離そう。
手で風の通り道を作る
最後のポイントは、手で風の通り道を作りながら乾かすこと。手の指をくしのように使いながら乾かすことで、乾く時間も短縮されるよ!
水分補給を忘れない
お風呂時間をゆっくり楽しんだあとは、忘れずに水やお茶で水分補給をしよう! 気づかないうちに汗をかいて水分が失われているはずだからね。
冬は長風呂を楽しむのにピッタリの季節。自分なりのリフレッシュ方法をあみ出すと、疲れたときやストレスがたまったときに自分で対処できるようになるから、オススメだよ!