爪や指先を健康的に美しくする専門家です。
ネイルアーティストは、客のつめや指先を健康的で美しく保つことを専門とする仕事です。
一人ひとりの客と向き合い、話をしながら、ていねいに指のマッサージや甘皮の処理などをしたり、マニキュアを塗ったり、人工のつけつめをつくったり、ネイルアートをほどこしたりします。
一人の客と30分~2時間ほど接することになるので、ただ技術を提供するだけでなく、いやしを求めて訪れる客がリラックスできるように環境を整えたり、気持ちのよい会話をしたりすることも大切な仕事になります。
ネイルサロンや美容室などで働き、中には独立して自宅開業する人もいます。
ネイルアーティストが活躍する場はネイルサロンだけにとどまらず、美容室やエステティックサロンの中でネイルアーティストとして働く場合もあります。
新しいサロンが増えてきているため、募集が多く、すぐに活躍できる知識や技術があれば、就職先は多いようです。
ネイルサロンなどに勤めて腕をみがき、独立する人も多く、自宅などで開業する人もいます。
予約制をとっているお店が多く、働く女性のために、夜遅くまでや土曜・日曜も営業しているお店が多いようです。
センスがよく、手先が器用で細かな作業が得意なことはネイルアーティストにとって大切なことですが、長い時間客と接することになるため、気配りができ、社交的でだれとでも気軽に会話を楽しめる人が向いています。
また、新しい技術が次々に導入され、ネイルアートのデザインも流行の移り変わりが激しいため、常に勉強する向上心の高さも必要です。
ネイルアート人気の高まりに伴い、活躍の場は増えるでしょう。
ネイルアーティストはアメリカで生まれた職業です。
日本でもネイルアートへの関心が高まり、ネイルサロンの数が増えつつあります。
最近では、ネイルだけでなく、エステやフットマッサージなども行うトータルサロンが人気です。
これらの技術も身につけておくと、より活躍の場が広がるでしょう。
専門学校などで学び、技能検定を受けて資格を取ると就職に有利です。
ネイルアーティストになるために特に必要な資格はありませんが、日本ネイリスト協会が行う「ネイリスト技能検定試験」などの資格を取ると有利でしょう。
試験では専門の知識や技術が求められるので、まずは専門学校などに通い、試験を受ける人がほとんどのようです。
資格を取った後は、サロンに勤め、経験を重ねた後に、さらに上の資格を目指す例もあるようです。