『ムダ毛処理のしかた中学生は肌に優しい方法で』

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: 2022.08.09

半そでにノースリーブ、キャミソール...と肌の露出（ろしゅつ）が増えるにしたがって気になり始めるのが、そう「ムダ毛」。
授業中にふっと目に入った自分のうでにガクゼンとして、急にはずかしくなる...なんていう経験をしたことがある人もいるかも。ムダ毛処理の良い方法を知りたい！

中学生にムダ毛処理って必要？

体毛は、体がおとなに近づくにつれて量も増えてくる。
そしてそれがまさに中学生くらいのタイミング。
日本では「ムダ毛」と呼ばれるくらい「ないほうがいい」存在と考えられがちな体毛だけど、世界を見渡すと「気にしない」という国もあるのだとか。
まずはムダ毛を処理するメリットから考えてみよう。

清潔感が向上し印象がよくなる

「ないほうがいい」という意識が大半をしめている環境（かんきょう）だと、ツルッとムダ毛のないほうが、清潔感がアップ、相手にあたえるイメージも良くなるかも。

ムダ毛を気にせず夏のおしゃれが楽しめる

夏のオシャレで、処理を忘れるといちばんつらいのがワキ...。
気になる部分はきちんと処理していれば、どんな服装でも、海やプールでもムダ毛を気にせず楽しめるよね！

においやムレなどの肌トラブルがおきにくくなる

汗をたくさんかく夏は、においがこもったり、ムレてかゆくなったり...といったトラブルが発生しやすい。
ムダ毛処理をしていると、ニオイやかゆみなどのトラブルを減らすことができる。

剃（そ）ると毛が太くなるって本当？

ところで、ムダ毛は剃ると太くなるという話を聞いたことはない？
実は、これはウソ。毛は、先よりも根元のほうが太いから、カミソリで剃ると太い部分の断面が見えるようになるんだ。だからそんな話が生まれたんだね。

ワキをカミソリで処理し続けると黒ずむって本当？

これは「可能性アリ」という意味では本当。
カミソリは肌に直接刃が当たるから、その刺激（しげき）で肌荒れを起こしてしまうことがある。その肌荒れが原因となって、色素沈着（ちんちゃく）がおきることがあるんだって。

毛の仕組みを知っておこう

夏の大敵「ムダ毛」に対抗するためには、まずはその仕組みを知ることが大切。
体毛ってどれくらいあって、どんな周期で生え変わるのか知っているかな？
まず、体毛の本数は約100～150万本といわれている。
すごい数だ。そして、今まさに見えている、肌から出ている部分が「毛幹（もうかん）」、皮膚（ひふ）のなかにある部分が「毛根」だ。そして、抜（ぬ）いた毛の先っぽをよく見ると丸い形になっていて、そこを「毛球」というんだ。
そして、体毛は一定のサイクルで抜けかわる。
毛が伸びる「成長期（数か月～数年）」、伸びた毛が成長を終えて抜けるまでが「退行期（1か月半～2か月）」、そして次の成長期になるまでの活動停止期間を「休止期（1か月半～2か月）」と呼ぶんだ。

ムダ毛処理「剃る」編

ムダ毛処理の代表的な方法が「剃（そ）る」。
おふろなどでカミソリを使って処理をする方法で、痛みもほとんどないし手軽な方法だ。
この方法のデメリットは、処理した状態が保たれる期間が短いということ。新陳代謝（しんちんたいしゃ）の良い夏は、どんどん伸びてくるからすぐチクチクに...！

ムダ毛処理「抜く」編

「もっと、ツルツルの状態を長くもたせたい」そう思って始めるのが「抜く」という方法。毛抜きで1本ずつ抜く方法、テープを使う方法、脱毛器（だつもうき）を使う方法、などいろいろあるけれど、デメリットはやはりちょっと痛いこと。

ムダ毛の処理ツール

ムダ毛処理の道具って、ドラッグストアなんかにたくさん売られているよね。
自分に合ったものはどれなのか迷ってしまう！参考までに、それぞれの特徴（とくちょう）を見てみよう。

カミソリ

いちばん手軽で、簡単にできる方法だけど、注意点があるよ。
・カミソリの刃などが直接肌に当たるのでダメージを受ける可能性
カミソリの刃はれっきとした刃物。切れにくいような仕組みになっているものが多いけれど、万が一、刃が直接肌に当たると、処理が終わった後にもヒリヒリ、出血することも。
・空剃（からぞ）り　逆剃りはNG
クリームなどを付けずに、そのままカミソリで剃るのを「空剃り」、毛の生える向きに逆らう方向で剃るのを「逆剃り」というよ。どちらも肌を傷つける可能性が高いから、必ずシェービングクリームやワセリンなどをぬって、毛の流れに沿って剃ろう。
・切れ味の悪いカミソリを使うのはNG
カミソリは、使うたびに切れ味が落ちていくもの。他にも、保管場所がしめっているとさびてしまうこともある。そんな、切れ味が悪くなったカミソリは肌を傷付けやすいから、あきらめて新調しよう！

除毛クリーム

除毛専用のクリームを使う方法で、クリームを肌に塗り、しばらく置いてふき取る方法が主流。部屋でも手軽にできる。
けれども、人によっては除毛クリームが肌に合わなくて荒れてしまう可能性がある。
除毛クリームは、たんぱく質をとかす薬を塗ることでムダ毛を除毛する仕組み。敏感肌（びんかんはだ）の人は皮膚が荒れてしまうこともあるから、使用前に必ずパッチテストをしよう。

シェーバー

除毛専用の電気シェーバーなどを使う方法。
肌への負担も少ないように設計されていることが多いけれど、値が張るのがデメリット。
機械ごとに使いかたがちがうから説明書などをよく読んで使おう！

ムダ毛の処理で気をつけること

中学生の肌は、おとなに比べてまだ柔らかくて傷つきやすい。
きれいな肌にしたくてムダ毛処理をしたのに、逆に傷つけてしまった...なんてことにならないように、注意すべきポイントをもう少しくわしく紹介するね。

2週間に一度程度にとどめる

ムダ毛の処理は、毎日やればいいというものじゃない。
肌を傷つけることで色素沈着が起こったら悲しすぎる！
だから2週間に一度程度にしよう。

保護者の方に相談するのも良い方法

ムダ毛の処理についてみてきたけれど、柔らかくて敏感な肌を傷つけるリスクも高いから、まずはおうちの人に相談してみるのがオススメだよ！自分で満足できる状態にして、夏を満喫（まんきつ）しようね。

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