『春分の日 食べ物 ぼたもち? おはぎ?』
目次
カレンダーを見ながら祝日探し...あ、そうか、3月は春休みがあるぞ、やったね♪
ちょっと待って!春休みに埋もれてしまいついつい見過ごしがちな、大事な節目の日があるんだ。
それは「春分の日」。春分・夏至・秋分・冬至、の4つは授業でも覚えたかもしれないね。
そして、春分の日ならではの食べものがあるんだけど、なにかわかるかな?
2024年の春分の日はいつ?決め方は?3
さて、2024年の「春分の日」は何日でしょうか?
即答できたキミはエライ!答は3月20日です。
そう、「春分の日」は日付が変わることのないなにかの記念日とは違って、天文学上の「春分日」をもとにして決められる国民の祝日だから毎年変わるんだよね。
2024年の春分の日は2023年2月1日の官報に掲載された「暦要綱」で正式決定とされているよ。
ちなみに、春分の日の意味は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」ということだ。春は芽生えの季節、ぐんぐん成長していく植物や活発に動き出す生物を大切に、自然のありがたみを感じながらおいしいものを食べてみる!?
春分の食べ物
さて、日本では春分の日を中日としてその前後3日間の計7日間を「春のお彼岸」と考えることが多いよ。
そして、昔から「春のお彼岸」に食べられるものがいくつかあるんだ!「毎年欠かさず食べてるよ」という人も「今年は全制覇する!」という人も、改めてどうしてそれを食べるようになったのか、知るとおもしろいかも。
ぼたもち
まず、これは欠かせないというものが「ぼたもち」だ!
普段はごはんとして食べる「うるち米」と「もち米」をつぶしたものを、あんこやきな粉、すりごまなんかで包んだ、心もほっこりするあのお菓子。名前の由来は「牡丹」という春の花にちなんで名づけられたという説が有名だよ。「牡丹餅」と書くと、急に上品なお菓子に感じられるような気がする...?
お赤飯
お赤飯ときくと「なにかのお祝い?」と思うかもしれないけれど、小豆は昔から「厄払い」になると考えられてきたんだ。だから、季節の行事に食べられることも多くて、そのひとつが春分の日なんだって。
彼岸そば・彼岸うどん
お彼岸の時期はちょうど季節の変わり目で、気温や天気も移り変わりやすいから体調を崩しがち。そんな時期は胃腸に負担をかけないように...と食べられるのがそばやうどん。この時期に合わせて「彼岸そば・彼岸うどん」と呼ばれるんだそうだ。
春のお彼岸はどうして「おはぎ」じゃないの?
ぼたもちって、別名がたくさんある。「おはぎ」「夜船」「北窓」などなどどれもぼたもちと同じ食べ物のこと。ちなみに「おはぎ」は秋のお彼岸に食べるときの名前で、春の「牡丹」と同様に秋の「萩」という花にちなんで名づけられたと考えられているよ。 ※合わせて読みたい「秋分の日の食べ物 おはぎとぼたもちの違いは?秋分の日の意味は?」
春分の日の旬の食べ物
ほかにも、春分の日ならではの食べ物や、このころに旬を迎える食べ物はいろいろあるよ!いくつか紹介しよう。
「精進料理」
昔から、お彼岸に食べる料理は肉や魚介類を使わない「精進料理」に仕上げることが多かったんだ。殺生を戒める仏教の教えに基づいていて、出汁(だし)もかつおや煮干しではなく昆布やしいたけ、野菜、豆、海藻、果実などを使った一汁三菜の上品な料理だ。
「つくし」
この時期にニョキニョキ元気に出てくるのが「つくし」。見た目はかわいいけれど、食べると少し苦みのある大人の味。卵とじにしたり佃煮にしたり、春を味わってみては?
「八朔(はっさく)」
冬にたくさん食べる温州ミカンに変わって旬となるのが「八朔」だ。ちょっと大きめの甘酸っぱい柑橘。ジューシーでおいしい!
「真鯛」
おめでたい席などで食べる「真鯛」。真鯛は春に産卵期を迎えるんだけど、産卵期直前の桜の季節であるこの季節にとれるものは「桜鯛」として珍重されるんだ。
「桜餅」
春の和菓子として人気があるのが「桜餅」。葉っぱは食べるのか...とか長命寺と道明寺とか、こちらも話題に事欠かないこのお菓子を食べるのは、まさにこの桜が咲かんとする季節。でも早いところでは3月上旬には販売が終わってしまうこともあるらしいから、タイミングを逃さないように注意! さて、暖かくなってくるのと同時に食欲もぐんぐんわいてくるこの季節。おいしいものをいつ食べようか...カレンダーに書きこんでみてはどうかな!?たくさん食べて元気に春本番を迎えよう!
「おしごと事典」を見てみよう!
春分の日に興味を持ったキミにぴったりな仕事
季節が大きく変動するこの季節、空を見上げるのが楽しいというキミは「気象予報士」の仕事がピッタリかも!祝日を制定する仕組みに興味がわいたら「政治家」の仕事について調べてみよう。春分の日や季節にちなんだ食べ物の販売、売れ行きが気になるというキミは「スーパー・コンビニ店長」がオススメだ!
どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!