国民・住民に選ばれた代表として、社会をよりよくするための政治に参加します。
国会議員や地方議会の議員(都道府県議会、市区町村議会)や都道府県知事、市区町村長など、人々の代表として選ばれて国や地域、住民のために働くのが政治家です。
国会議員は、国の法律や予算を決める仕事をします。
地方議会は、その地方の条例や予算を決め、行政全般について話し合います。
都道府県知事や市区町村長は、その地方を代表し政治全般について責任をもちます。
政治家の多くは、政治について同じ考えの人が集まる「政党」に入って活動しています。
よい政治が行えるよう、さまざまな問題について勉強をしたり、人々の意見や要望を聞いたりすることが大切な仕事です。
選挙に当選して、任期中の仕事となります。
国会議員の定数は、2017年の時点で衆議院議員は465人、参議院議員は242人となっています。
地方自治体の数は、2016年10月の時点で都道府県47、市791、町744、村183、東京都内に23の特別区となっています。
地方議会議員の数はその地域の人口をもとに条例で決められます。
国会議員や知事、市区町村長の生活は365日拘束され、土曜・日曜も公務や行事でいそがしく過ごすことが多いようです。
地方議会議員には、もともとの本業をもっている人も少なくありません。
人々の代表として選ばれ、まつりごとを行う政治家は、世の役に立ちたいという奉仕の心をもっている人に向いています。
また、幅広い視野と知識をもち、柔軟な発想力と行動力のある人が望ましいと言えます。
たくさんの人たちに応援してもらえるよう、政治や自分の生き方について、公正で、しっかりした考えをもっていることが求められます。
さまざまな分野で、より公明正大な政治が望まれるでしょう。
政治に求められることは多様になり、政治が公正に行われることが厳しく求められています。
国や地域をよくしていこうとする志の高い政治家や、国際的な感覚をもった政治家が多く出現することが望まれています。
今後は女性政治家のさらなる活躍も期待されています。
一定の年齢以上で選挙に立候補し、当選すれば政治家として認められます。
選挙に立候補し、当選すれば政治家として認められます。立候補できるのは、参議院議員と都道府県知事は30歳以上、そのほかの議員は25歳以上です。
学歴などは問われないので、政治家になる前の職業は、政治家の秘書、弁護士、医師、ジャーナリストなどさまざまです。
地方政治で活躍した後、国会議員を目指す人もいます。
なお、内閣総理大臣や国務大臣の多くは、国会議員から選ばれます。