『オタクあるある オタクと呼ばないで 好きなことで生きていく』
目次
オタクとはなにか
アニメファン、マンガファンがおたがいを「オタク」と呼び合っていたことが由来なんだなあ。「あなた」や「きみ」となかなか言えなくて、ちょっと距離をおいて「オタクは・・」と話しかけていたんだね。その後、一般的に使われるようになったんだ。
今では、その対象がなんであれ、「もうめっちゃ愛してます!」「すきやねええん」という場合、「オタク」と呼ばれるよね。
オタクとヲタク
●ゲームやアニメなど広く浅く興味を持っている→「オタク」
●一つのことに深く掘り下げていく→「ヲタク」
とする説もある。
「ヲタク」のほうがよりのめり込んでる感じなんだねえ。
オタクあるある
オタクという言葉ができたころにそういう傾向があったから、マイナーなイメージが強いのかもしれないね。
でもすでにオタクは広く拡散している。
「わたし実はオタクなんだ。キャピっ」くらいの明るいオタクもたくさんいる。コミュニケーションが苦手なオタクなんていまや少数派じゃないかな。 オタクあるあるでいわれるのは、以下のようなことらしい。きみは思い当たることあるかな?
オタクあるあるはこんなかんじ
・自らがアニオタなことを隠す。偏見を持たれたくないため!
・アニメで徹夜をしてしまう
・推しアニメを海外の人が評価しているとうれしい
・制作会社や監督をこまかくチェックする
・疲れてても、アニメや漫画で復活する
・まんがの台詞だけで生活できる
・つい擬音を発してしまう
・脳内にキャラがいる
・好きなキャラクターの誕生日を祝う
・イベントDVD買うときは7千円くらい迷いなく払うのに、服買うとき3千円でも悩む
・チラシは必ず2枚以上もらう
・やけに早口
・店内でアニソンが流れだすとそわそわしてしまう
・初回限定版と通常版のどちらを買うか迷ったあげく、両方買う
・家に同人誌専用コーナーがある
・モテない
・仲間はほしいがオタバレしたくない
・初恋はもちろん二次元
・ツンデレに癒されるー
・普通の番組のナレーション等にも「あの声優」と反応する
・TV番組に声優が出てると嬉しい
・なにかと擬人化してしまう
・ハルキという名前の人を間違えてハルヒと言ってしまう
・英単語をアニメの台詞やラノベで覚える
・雑誌とか服買うのがばかばかしくなる
オタクのマンガ ドラマ 映画
それだけ市民権を得たってこと。
その一部を紹介しよう。きっときみも知っているはずだよ。
オタクの作品
●「ヲタクに恋は難しい」
高畑充希主演で映画化。原作は「ふじた」によるマンガだ。アニメーションにもなったよね。
主人公の桃瀬成海は交際相手に腐女子であることがバレてフラれ、転職する。転職先で、成海は幼馴染の二藤宏嵩と再会する。宏嵩は自分の趣味を隠すことなく付き合えるオタク友達。ある夜、宏嵩は成海に自分と交際した際のメリットを説き、それを受けて2人は交際を始める、というラブコメ。
●トクサツガガガ
こちらはNHKでドラマ化されたね。小芝風花主演。原作は丹羽庭によるマンガだよ。
主人公の仲村叶は、特撮全般を愛する特撮オタク。自身の趣味をひた隠しにしてきた彼女だが、偶然同じ特撮好きの吉田さんに出会ったのを皮切りに、多様なジャンルのオタク仲間を得ていくというお話だ。
●映像研には手を出すな!
大童澄瞳によるマンガ。アニメーションにもなっているね。空想力が暴走ぎみの浅草みどり、金もうけが大好きな金森さやか、カリスマ読モかつアニメーター志望の水崎ツバメの3人の女子高生によるアニメ制作活動を描いているよ。
●俺の妹がこんなに可愛いわけがない
伏見つかさによるライトノベル。スポーツ万能で勝ち気な妹が「実はオタク」だった。それを知った兄が不仲だった妹に振り回されることになるコメディー作品だね。
●推しが武道館いってくれたら死ぬ
平尾アウリによるマンガが原作で、2020年にアニメ化された。地下アイドル「ChamJam」の人気最下位メンバー市井舞菜と、彼女を実質ひとりで支えているトップオタのえりぴよを軸に、リアルなアイドルオタクの生き方がわかる作品だ。
これらの作品に共通しているのは、オタクと呼ばれる人たちの「好きなことへのひたむきさ」だよね。
オタクのすごいところ
・とんでもない知識量
多くの人は「そこそこ好き」「それなりに知っている」レベルじゃないかな。
オタクのように「狂おしいほど好き」なものがある人は少ないよね。
言ってみれば、狂おしいほど好きだから、日常生活や人とのコミュニケーションへ費やす時間やエネルギーを全て「好きなもの」に注ぎ込んでいる。
だから、その分野においての知識は尋常じゃないレベルだよね。
・ひとつのことにものすごい集中力をみせる
長い時間をひとつのことに集中しているので、知識も増えるし、スキルも上がっていくよね。
そのような習慣が身に付いていれば、対象が別のものになっても同じように集中力が発揮できるんじゃないかな?
・横のつながりが強い
オタク間のコミュニケーションは活発で、SNSなどのサービスが一般的になった現在では、広いつながりがあり、コミュニティがある状態だよ。
いざというときに、ほかのひとに頼ったり、頼られたりできる後ろ盾を持っているのは強みだよね。
明るいオタク ライトオタクの増加
以前は学校でオタクであること、そのような趣味を持っていることはちょっと恥ずかしかったかもしれない。
でも、オタクということばのイメージが最近ではポジティブにとらえられ、「わたしオタクなんだ!」とカミングアウトする中学生も多いようだよ。
いってみればライトなオタクだね(笑
フリマアプリ「ラクマ」の調べでは「『自分は〇〇オタク』だと言えるものがありますか?」という質問に女子高校生の83.5% は「ある」と回答したそうだ。
またオタクについての印象も「尊敬できる」13.5%「好きなこと、夢中になれることがあるのは良いことだ」67.9%とポジティブな印象が大多数だ。オタク・・・イケてるのか? 逆に。
オタクをカミングアウトする芸能人が続出
オタクをカミングアウトした芸能人
・アニメ マンガ好きの芸能人
・ゲーム好きの芸能人
・アイドル好きの芸能人
・鉄道好きの芸能人
・昆虫好きの芸能人
※参照「gooランキング」ほかより
「好き」を見つけるには
「好きこそものの上手なれ」のことわざにもあるとおり、好きは上達の早道でもある。
この「好き」を将来につなげられたら、どんなに素晴らしいかと思っている人もいるはずだ。でも難しいのは実は「好き」を見つけることかもしれない。
「好き」を見つけるのにどんな方法があるのだろう?
・紙にやりたいことを書き出してみる
具体的にやってみたいことを紙に書き出してみよう。
現実的にできそうかどうかは考えなくていいからね。
紙に書き出したら、実際に行動に移してみよう。
リストアップしたものの中で、できそうなものから取りかかってみるんだ。
紙に書いたやりたいことが、きみの「好きなこと」なら、その世界にすんなりなじむはずだよ。
・昔やって楽しかったことを思い出す
・友だちのマネをしてみる
そもそも、友だちは楽しそうにやっているわけだから、ちょっとうらやましいし、やり方なども相談できるよね。やってみて自分に合わないならやめてしまってもいいしね。
・得意なことを掘り下げてみる
得意というのは「ほかの人に比べて、自分には苦じゃない」レベルで十分得意なんだよ。
それをもう少し掘り下げたり、そのことに関係する新しいことに挑戦してみるのはどうだろう。
もともと得意なのだから、そこになにか新しいことを足すときみの好きにつながるかもしれないよね。