『友達と絶交した、絶交された 仲直りはできないの?』
「あんたなんか絶交だよ!怒」
「喜んで絶交してやるわー!怒」
まあまあ、ちょっと落ち着いて。一体何があったの? え、言いたくもない? そうだよね、「絶交」っていう、喧嘩の切り札であり、最強の技を繰り出したってことは、キミとその友達の間で何か大きな事件があったんだよね。
じゃあ、ちょっと気分を変えて「絶交」について考えてみよう!
え? 忘れたいのに...って? まそう言わずにさ。キミにはトラブルさえも楽しむ余裕があるっていうことで。
キミは友達と絶交! なんてことになったことはあるかな?
絶交とは友達と交際を断つこと。
なにか許せないことがあって、これ以上友達を続けられないってことだ。
絶交に似た言葉には「断交」というものがある。
断交とは、交際することをやめるという意味で、「絶交」と似ているんだけど、断交はおもに国家間の関係で用いられる言葉なんだ。
小学生の頃から「もう絶交だからねー!」なんて案外軽く使われているこの言葉。その意味は読んで字のごとく「交際を絶って関わらないようにする」ということだから、冷静に考えると案外重いひとことだ。
とはいえ、小さい頃は「『絶交だ!』って使ってみたいだけ」ということも多々あるよね。前の日に「絶交!」と言い合ってたふたりが、次の日には何事もなかったかのように一緒に遊んでいる...というのはちびっ子あるある。
でも、中学生ともなるとそうはいかない。その場の勢いも多少ありつつも、「絶交」という言葉の重みを知って使ったふたりの間では、そんなに簡単に「なかったこと」にはしづらいものだ。「絶交」の使い方をゆめゆめ間違ってはいけないよ。
ひょっとしたら、絶交に行き着くまでのふたりの間には、気付かぬ間に積み重なったストレスがあったのかもしれない。
ケンカのきっかけが何だったのか、ぜひ自分をふり返ってみようじゃないか。
大きくなってからの絶交にはどんなきっかけがあるんだろう? 例えばこんなことかな。
「意見のすれ違い」
クラスや部活で、互いに「こうした方がいい」と考えていることがズレているときに起こりやすいやつだ。考えが違っていても、うまくいくときは、真正面から意見を戦い合わせて、よりよい状況を作れるのかもしれない。でも、いつもきれいな議論にはならず、思うようにはいかないのが現実なんだよね。
「趣味の違い」
例えば自分が大好きなアイドルグループ、面白いと思っているアニメ、ゲームなんかを否定された! 「え~どこがいいのかわかんない。クスッ」なんて言われた日には、「はぁぁぁ?」ってなるんじゃないかな。
自分の趣味についてだれかに話すときって、「いい」「悪い」を判断してもらうために話をしているんじゃない。「素晴らしさを伝えたい!」「ただ話したい!」っていう気持ちのはず。そこで否定されたら、「好き」という気持ちの大きさの分だけ「ゆるさああああん!」という気持ちが湧き出てくるものなのかも。
「相手との関係」
自分が思う「人との距離感」と、相手が思う「距離感」は違うってことがある。
例えば、距離が近いタイプはこんな感じ。「友達だから何でも話すし話してほしい!」「いつでもどこでもいっしょにいたい!」「おそろい大好き!」...という感じ。
それに対して、ほどほどの距離がいいタイプはこう。「たまには一人でいたい」「自分のことは自分で決めるから相談は不要」っていう人。
こういう、まったくタイプの違うふたりが意外なほどに仲良くなることもあれば、互いのストレスを伝えられなくてモヤモヤした気持ちがつもり、ある日爆発...!なんてこともある。
う~ん、人間関係って難しいね!
「絶交だ!」となってしまったとしても、本当にこのまま絶交なのかな? 自分にとって、その相手との関係は「もう必要ない」のだろうか?
喧嘩したあと、2,3日は気持ちが落ち着かないかもしれない。でも、高ぶった気持ちのまま、周りに相手の悪口を言いふらす...なんてことはしない方がいい。それを言ったらおしまい、ふたりの関係は修復不可能になってしまうかもしれないよ。
「今、ムカつく」相手でも、「でもそのうち、元の関係に戻るだろうな」って感じない? もしそう感じるなら、きっとその人はキミにとって大事な人だ。
まずは、これまでの楽しかった思い出をできる限り思い出してみよう。それでほんわかした気持ちになってきたら、これから一緒にやりたいことを思い浮かべてみて。
「あ、楽しそう」
その気持ちが出てきたら、さあ「絶交解除」のタイミング!
友達は単なる知り合いとは違う。キミの毎日に欠かせない人たちを指している。
そんな大切な人だもん。一度絶交したとしても、もう一度冷静に振り返ってみることが必要だよ。
激しいケンカであればあるほど(自分や相手の気持ちが高ぶっていればいるほど)、しばらくは冷静に話せない可能性が高いよね。
冷静なつもりの自分だって、思っている以上に興奮しているかもしれないし、落ち込んでネガティブな思考になっている可能性が高いよ。
だから、相手と少し距離を置いてみるのはいい方法だ。
いつも一緒に登下校していたならば、しばらくは別々に行ってみる。休み時間も一緒に過ごしていたなら、しばらく別の友達と過ごしてみる。そうすると、だんだんと相手と過ごした時間がお互いに恋しくなってくるかも。
距離を置いて、時間を置いて、ケンカのことを思い出しても怒りがこみ上げなくなった...そんなタイミングまで待ってみよう。
少し落ち着いてきた? 今すぐ謝りに行きたいかもしれないけれど、もうちょっと待って。
「ごめん」を言う前に、「自分にとっての相手の存在」「どんなところが好きなのか」をじっくり考えてみよう。
ケンカしてしまった相手は、キミにとってどうして大切なの? 今までどうして仲良しだったの?
それまでは何となく「気が合うな」と思っていたところも、具体的に何について気が合うのか、どんな時にそう思うのか、考えてみよう。
それから、相手の良いところを書き出してみるのもおすすめ。キミが、相手のことをどんな風に思っているのかを見直してみることで、「ごめん」の一言に込める思いの強さも、「ごめん」の一言の重みも変わってくる!
※くわしくは「仲直りする方法 友達にもう一度!」
「絶交」するか、仲直りするのか? これからのキミの中学生生活がかかっている。よーーーーく考えてみよう!
どんな仕事かな?と思ったら「ミライ科」を見てみてね!
「喜んで絶交してやるわー!怒」
まあまあ、ちょっと落ち着いて。一体何があったの? え、言いたくもない? そうだよね、「絶交」っていう、喧嘩の切り札であり、最強の技を繰り出したってことは、キミとその友達の間で何か大きな事件があったんだよね。
じゃあ、ちょっと気分を変えて「絶交」について考えてみよう!
え? 忘れたいのに...って? まそう言わずにさ。キミにはトラブルさえも楽しむ余裕があるっていうことで。
絶交ってどんな状態?
絶交とは友達と交際を断つこと。
なにか許せないことがあって、これ以上友達を続けられないってことだ。
絶交の類語「断交」絶交とは違うの?
断交とは、交際することをやめるという意味で、「絶交」と似ているんだけど、断交はおもに国家間の関係で用いられる言葉なんだ。
絶交の意味ってなんだろう?
とはいえ、小さい頃は「『絶交だ!』って使ってみたいだけ」ということも多々あるよね。前の日に「絶交!」と言い合ってたふたりが、次の日には何事もなかったかのように一緒に遊んでいる...というのはちびっ子あるある。
でも、中学生ともなるとそうはいかない。その場の勢いも多少ありつつも、「絶交」という言葉の重みを知って使ったふたりの間では、そんなに簡単に「なかったこと」にはしづらいものだ。「絶交」の使い方をゆめゆめ間違ってはいけないよ。
ひょっとしたら、絶交に行き着くまでのふたりの間には、気付かぬ間に積み重なったストレスがあったのかもしれない。
ケンカのきっかけが何だったのか、ぜひ自分をふり返ってみようじゃないか。
こんなことが絶交のきっかけに
「意見のすれ違い」
クラスや部活で、互いに「こうした方がいい」と考えていることがズレているときに起こりやすいやつだ。考えが違っていても、うまくいくときは、真正面から意見を戦い合わせて、よりよい状況を作れるのかもしれない。でも、いつもきれいな議論にはならず、思うようにはいかないのが現実なんだよね。
「趣味の違い」
例えば自分が大好きなアイドルグループ、面白いと思っているアニメ、ゲームなんかを否定された! 「え~どこがいいのかわかんない。クスッ」なんて言われた日には、「はぁぁぁ?」ってなるんじゃないかな。
自分の趣味についてだれかに話すときって、「いい」「悪い」を判断してもらうために話をしているんじゃない。「素晴らしさを伝えたい!」「ただ話したい!」っていう気持ちのはず。そこで否定されたら、「好き」という気持ちの大きさの分だけ「ゆるさああああん!」という気持ちが湧き出てくるものなのかも。
「相手との関係」
自分が思う「人との距離感」と、相手が思う「距離感」は違うってことがある。
例えば、距離が近いタイプはこんな感じ。「友達だから何でも話すし話してほしい!」「いつでもどこでもいっしょにいたい!」「おそろい大好き!」...という感じ。
それに対して、ほどほどの距離がいいタイプはこう。「たまには一人でいたい」「自分のことは自分で決めるから相談は不要」っていう人。
こういう、まったくタイプの違うふたりが意外なほどに仲良くなることもあれば、互いのストレスを伝えられなくてモヤモヤした気持ちがつもり、ある日爆発...!なんてこともある。
う~ん、人間関係って難しいね!
本当に絶交なのか? 現在だけではなく、過去や未来を考えてみよう!
喧嘩したあと、2,3日は気持ちが落ち着かないかもしれない。でも、高ぶった気持ちのまま、周りに相手の悪口を言いふらす...なんてことはしない方がいい。それを言ったらおしまい、ふたりの関係は修復不可能になってしまうかもしれないよ。
「今、ムカつく」相手でも、「でもそのうち、元の関係に戻るだろうな」って感じない? もしそう感じるなら、きっとその人はキミにとって大事な人だ。
まずは、これまでの楽しかった思い出をできる限り思い出してみよう。それでほんわかした気持ちになってきたら、これから一緒にやりたいことを思い浮かべてみて。
「あ、楽しそう」
その気持ちが出てきたら、さあ「絶交解除」のタイミング!
すこし冷静になって絶交を考えてみる
そんな大切な人だもん。一度絶交したとしても、もう一度冷静に振り返ってみることが必要だよ。
ちょっと距離を置いてみる
冷静なつもりの自分だって、思っている以上に興奮しているかもしれないし、落ち込んでネガティブな思考になっている可能性が高いよ。
だから、相手と少し距離を置いてみるのはいい方法だ。
いつも一緒に登下校していたならば、しばらくは別々に行ってみる。休み時間も一緒に過ごしていたなら、しばらく別の友達と過ごしてみる。そうすると、だんだんと相手と過ごした時間がお互いに恋しくなってくるかも。
距離を置いて、時間を置いて、ケンカのことを思い出しても怒りがこみ上げなくなった...そんなタイミングまで待ってみよう。
相手の良いところを書き出してみる
「ごめん」を言う前に、「自分にとっての相手の存在」「どんなところが好きなのか」をじっくり考えてみよう。
ケンカしてしまった相手は、キミにとってどうして大切なの? 今までどうして仲良しだったの?
それまでは何となく「気が合うな」と思っていたところも、具体的に何について気が合うのか、どんな時にそう思うのか、考えてみよう。
それから、相手の良いところを書き出してみるのもおすすめ。キミが、相手のことをどんな風に思っているのかを見直してみることで、「ごめん」の一言に込める思いの強さも、「ごめん」の一言の重みも変わってくる!
※くわしくは「仲直りする方法 友達にもう一度!」
「絶交」するか、仲直りするのか? これからのキミの中学生生活がかかっている。よーーーーく考えてみよう!
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