『避難訓練「おかしも」の意味はなんだっけ?』
訓練だからといってダラダラしていてはだめ
キミの学校では、避難訓練がもうすぐあるんじゃない?
訓練だからといってダラダラしていてはだめだよ。訓練しておけばイザというときに困らない。
これを「備えあれば憂いなし」と言うよね。聞いたことあるでしょ?
日本は、島国で山が多く、さらには地球の表面をおおうプレートの上にあるということから、昔からずっと自然災害に見舞われてきた。昔の人が書いた日記や本を調べると、他の国と比べても防災や避難にまつわることがたくさん残されているんだって。少しでも、自分の子孫たちの役に立つように、伝えようとしてくれていたんだね。
さて、防災や避難についてはいくつも有名な標語があるのだけど、キミはどのくらい知っているかな?
今日はいくつか紹介しながら、防災について考えてみるよ!
訓練だからといってダラダラしていてはだめだよ。訓練しておけばイザというときに困らない。
これを「備えあれば憂いなし」と言うよね。聞いたことあるでしょ?
日本は、島国で山が多く、さらには地球の表面をおおうプレートの上にあるということから、昔からずっと自然災害に見舞われてきた。昔の人が書いた日記や本を調べると、他の国と比べても防災や避難にまつわることがたくさん残されているんだって。少しでも、自分の子孫たちの役に立つように、伝えようとしてくれていたんだね。
さて、防災や避難についてはいくつも有名な標語があるのだけど、キミはどのくらい知っているかな?
今日はいくつか紹介しながら、防災について考えてみるよ!
「火の用心 マッチ一本 火事の元」
マッチは、今の時代、そんなに使わないかもしれないけど...。
「火の用心」の起源は古くて、1575年の長篠(ながしの)の戦いにおいて、戦場の本多作佐衛門が浜松城にいる家族へあてた手紙の中で使われたのがはじめといわれているよ。
昔は、電気もガスもなかったから「火」は生活に欠かせないものだった。
当然のことながら今のようなコンクリートの建物もなく、建物はすべて木造建築。一度火事が起きたら、あっという間に町中に燃え広がってしまった。
そんな時代に考えられた標語だと思うと、少しイメージが変わらないかな?
今でも使われていて、だれもが知っているということは、「火事」を防ぐための心得がぎゅっと詰(つ)まった、標語の名作といえるよね!
「火の用心」の起源は古くて、1575年の長篠(ながしの)の戦いにおいて、戦場の本多作佐衛門が浜松城にいる家族へあてた手紙の中で使われたのがはじめといわれているよ。
昔は、電気もガスもなかったから「火」は生活に欠かせないものだった。
当然のことながら今のようなコンクリートの建物もなく、建物はすべて木造建築。一度火事が起きたら、あっという間に町中に燃え広がってしまった。
そんな時代に考えられた標語だと思うと、少しイメージが変わらないかな?
今でも使われていて、だれもが知っているということは、「火事」を防ぐための心得がぎゅっと詰(つ)まった、標語の名作といえるよね!
「天災は忘れたころにやって来る」
自然災害はその被害を忘れたときに再び起こるものだ、といういましめのことば。
科学者で随筆家、災害についてのさまざまな研究をしていて、夏目漱石の弟子だという、寺田寅彦の言葉とされることが多い。
でも実は、寺田寅彦が発表した文章の中には、その言葉そのままは見つかっていないんだとか。
ただ、関東大震災などの災害について熱心に研究をしていた寺田寅彦は、自然災害は過去にも何度も起きているのだから、それを忘れて防災をしないことがだめだ、とよく話していたらしい。そういう意味での戒(いまし)めの言葉だと覚えておこう!
科学者で随筆家、災害についてのさまざまな研究をしていて、夏目漱石の弟子だという、寺田寅彦の言葉とされることが多い。
でも実は、寺田寅彦が発表した文章の中には、その言葉そのままは見つかっていないんだとか。
ただ、関東大震災などの災害について熱心に研究をしていた寺田寅彦は、自然災害は過去にも何度も起きているのだから、それを忘れて防災をしないことがだめだ、とよく話していたらしい。そういう意味での戒(いまし)めの言葉だと覚えておこう!
「津波てんでんこ」
2011年3月11日に発生した、東日本大震災以降によく聞く言葉になったね。
この標語は、1990年に開催された第1回「全国沿岸市町村津波サミット」において生まれたものだ。
三陸地方では昔から「津波起きたら命てんでんこだ」と伝えられてきたそうだよ。 「てんでんこ」とは「ばらばらに」とか「各自で」という意味で、「津波てんでんこ」は「津波が来たら、取るものも取りあえず、肉親にもかまわずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」「自分の命は自分で守れ」といった意味なんだ。
それが標語としてまとめられたんだね。
この標語は、1990年に開催された第1回「全国沿岸市町村津波サミット」において生まれたものだ。
三陸地方では昔から「津波起きたら命てんでんこだ」と伝えられてきたそうだよ。 「てんでんこ」とは「ばらばらに」とか「各自で」という意味で、「津波てんでんこ」は「津波が来たら、取るものも取りあえず、肉親にもかまわずに、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」「自分の命は自分で守れ」といった意味なんだ。
それが標語としてまとめられたんだね。
「おかし」「おすし」「おはし」
小学校や中学校の避難訓練で使われる代表的な標語は、というと、「おかし」「おすし」「おはし」じゃないかな? 小学校で言われなかったかい?
「おかし」はスイーツのお菓子のことじゃなくて、「おさない・かけない・しゃべらない」のそれぞれ頭の1文字をとって覚えやすいようにしたものだね。
「おすし」は「おさない・すみやかに・しゃべらない」
「おはし」は、「おさない・はしらない・しゃべらない」
どれもほぼ同じ意味だ。
最近は「おはしもて」も増えているようだよ。
「おさない・はしらない・しゃべらない・戻らない・低学年優先」。
中学校では「低学年優先」をのぞいた「おはしも」かもしれないね。
先生からどの言葉で話をされるかわからないけど、真剣に耳を傾けてね!
避難訓練は、何もないときに行われるから、ついついふざけちゃったり、面倒くさいな~なんて感じたりすることもあるかもしれない。
でも、東日本大震災では、実際に訓練の通りに動いた人が助かったという例も多かった。 自分の命を守る大切な訓練だと思って、ぜひまじめに参加を!
※新型コロナウイルスの影響により一部の地域では生活状況が記事内容と合わない場合があります。ご了承ください。
「おかし」はスイーツのお菓子のことじゃなくて、「おさない・かけない・しゃべらない」のそれぞれ頭の1文字をとって覚えやすいようにしたものだね。
「おすし」は「おさない・すみやかに・しゃべらない」
「おはし」は、「おさない・はしらない・しゃべらない」
どれもほぼ同じ意味だ。
最近は「おはしもて」も増えているようだよ。
「おさない・はしらない・しゃべらない・戻らない・低学年優先」。
中学校では「低学年優先」をのぞいた「おはしも」かもしれないね。
先生からどの言葉で話をされるかわからないけど、真剣に耳を傾けてね!
避難訓練は、何もないときに行われるから、ついついふざけちゃったり、面倒くさいな~なんて感じたりすることもあるかもしれない。
でも、東日本大震災では、実際に訓練の通りに動いた人が助かったという例も多かった。 自分の命を守る大切な訓練だと思って、ぜひまじめに参加を!
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