『ナチュラルに失礼な人 悪意がないのはわかるけど』



たわいもない会話でも、話したあとにはいい気分になる友だちもいれば、なんだかもやっと嫌な気分になる人もいるもの。本人に悪意はないのは分かっている。でもナチュラルに失礼なことを言われると、言われた本人は傷つくこともあるんだよね。
目次
なんであの人は失礼なの?
ナチュラルに失礼な人、どうしてそう感じさせるんだろう?
「失礼だなアイツ」と感じてしまう理由を考えてみたよ。
デリカシーがない
話す内容や発言にデリカシーがないという場合がまず考えられる。
だれにでも、言われたくない言葉や、突っ込んでほしくない話題ってあるものだよね。でも、失礼な人はそんなことはおかまいなしで切り込んできがち。
とにかく主張したい
自分の意見をとにかく主張したい、という人もいるよね。
話していても、ガンガンかぶせてくるタイプだ。
主張ばかりされていては、会話をしている気持ちにはなれない。
だから、いっしょにいる相手も話していていい気分にはなれないもの。
勝ち負けが判断基準
良いか悪いか、判断基準は「勝つか負けるか」。
勝てばOKだし、負けることは絶対に避けたい、という負けず嫌いなタイプは、自分の話をするときも、だれかの噂話をするときも、会話のはしばしから「ああ、勝ったと思っているから気分が良いんだな......」なんて、その判断結果が伝わってきちゃう。
自分の基準で他人を評価する
勝ち負けが判断基準という人もそうだけど、自分だけの基準があって、それで他人を評価するタイプにも、「失礼だな......」と感じさせられることがある。
しかも、その基準はだれも崩せないくらい強く固いものだったりするから、「いや、私はそうは思いませんけど?」と、思っても伝わらないし、そもそも口には出しづらいものなんだよね。
失礼な人の心理とは?
「なんでこんなこと言うんだろう?」って思うこと、よくあるよね。
でも、じつは失礼な発言をする人にも、それなりの 心理的な理由 があるんだ。
たとえば、相手を見下すことで安心する人、共感力が低い人、自分を守るために攻撃的になる人とか、いろんなパターンがある。
つまり、失礼な人の言動って、その人の考え方とか性格の現れでもあるわけ。
ここでは、そんな心理をちょっと掘り下げてみよう。
相手を見下すことで安心する心理
人を軽く見たり、ちょっと小馬鹿にするような発言をする人っているよね。
こういう人は 「自分のほうが上だ」 って思いたい心理が働いてることが多い。
たとえば、恋愛の話で 「え? まだ恋人いないの?」 って言う人。
これ、じつは相手を下に見ることで、自分の立場を上げようとしてるんだよね。
こういう発言をする人ほど、意外と自分に自信がなかったりする。
共感力が低いとこうなる
ナチュラルに失礼な人って、 「そんなことで悩むの?」 みたいな言葉をポンッと言っちゃうことがある。
これは、 相手の気持ちを想像する力(共感力)が低い から。
共感力がある人なら、相手の気持ちを考えて言葉を選ぶけど、これがないと遠慮なしにズバッと言っちゃうんだよね。
本人は「ただ思ったことを言っただけ」って感じだけど、まわりは 「この人、デリカシーないな」 って思ってることが多い。
自分を守るための攻撃的な態度
失礼な発言をする人の中には、 「先に攻撃しておかないと、自分が傷つく」 って考えてる人もいる。
たとえば、仕事や学校で何か指摘される前に 「え、それっておかしくない?」 って先に突っかかるタイプ。
本人にとっては 「自分を守るための行動」 だけど、まわりから見たら 「ただの嫌な人」 になっちゃう。
相手に興味がないから雑な発言になる
そもそも相手に関心がないと、言葉選びが雑になりがち。
話を適当に流しながら 「へぇ、そうなんだ。まあ、でもさ...」 みたいに話をぶった切ることも多い。
人間関係を大事にしようって意識が低いから、相手がどう思うか深く考えないんだよね。
結果、まわりから 「この人、ちょっと失礼だな」 って思われやすくなる。
※くわしくは「失礼なことを言う人の心理」
失礼な人 あるある
失礼な人は、どんな行動をしがちだろう?「わかる!」「ああ、あの人に当てはまる......」なんて感じるものはあるかな?
相手のプライバシーを気にしない
「これ以上は聞いてくれるな」というオーラを出していても、まったく気にせず聞いてくるのが失礼な人。
残念ながら、失礼な人に「プライバシー」なんていう概念は無いのかも......。
話をさえぎる
自分の聞きたいことを自分のペースで聞きたいし、もちろん話したいときに話したい。だから、相手の話が長いと思ったら、スパッと話をさえぎるなんて日常茶飯事。
いつも否定的な身振り
ただ話しているだけなのに、眉間にしわを寄せて聞かれたり、腕組みをしてイライラしているようなそぶりだったり。
相手は話すのがだんだんと苦痛になるような、否定的な身振りをすることも。
他人には基本的に無関心
自分が中心にある人は、基本的に他人には無関心なもの。
他人がどう感じようが、意に介さないから失礼でいられるのかも!?
「でも」が口癖になっちゃう理由とは?
「でも」をつい使ってしまうのには、ちゃんと理由があるんだ。
無意識のうちに反論の形で意見を言おうとしたり、自分の考えを相手に伝えたかったりするから。
でも、言葉の選び方ひとつで、相手の印象は大きく変わる。
気づかないうちに否定的な言葉を使っていると、人間関係にも影響が出るかも。
ここでは、「でも」が口癖になっちゃう理由を深掘りしていくよ。
「でも」を使うときの心理状態
「でも」を使うとき、どんな気持ちでいることが多いだろう?
相手の意見に対して反論したい、違う視点を伝えたい、あるいは単純に会話をつなげたい......そんな場面でよく出てくるはず。
でも、相手からすると「否定された?」と感じることもあるんだ。
自分の意見を言うのは大事だけど、伝え方次第で印象がガラッと変わるってことを意識してみよう。
「でも」が会話に与える影響
「でも」を多用すると、相手の意見をすぐに否定する人だと思われがち。
たとえば、「この映画面白かったよね!」に対して「でも、ちょっと長かったよね」と返したら、盛り上がるはずの会話がブレーキをかけられた感じにならない?
相手の気持ちを尊重しつつ、自分の意見を伝える方法を考えることが大切だよ。
「でも」を多用することでのデメリット
「でも」を使いすぎると、「この人、話すたびに否定してくるな......」と思われることがある。
特に、学校や友達との会話で「でも」を連発してしまうと、知らないうちに距離ができちゃうことも。
会話の流れをスムーズにするためにも、「でも」に頼りすぎない話し方を意識してみるのがいいかも。
「でも」を使わないための意識改革
「でも」を減らすためには、まず自分がどれくらい使っているのか気づくことが大事。
「録音してみる」「友達に指摘してもらう」など、方法はいろいろあるよ。
最初は難しいかもしれないけど、少しずつ意識すれば自然に使わなくなっていくはず。
「どうしたら会話がスムーズに進むか?」を考えるのがポイントだね。
「でも」を使わないための言い換えテクニック
「でも」をやめようと思っても、いざ話すときにどう言い換えたらいいのかわからない......なんてこと、あるよね。
でも大丈夫。
言葉の選び方を少し変えるだけで、相手に与える印象はぐっと良くなるんだ。
ここでは、「でも」の代わりに使えるフレーズを紹介するよ。
意識して使っていけば、よりポジティブなコミュニケーションができるようになるはず。
「そうですね」で相手の意見を受け入れる
相手の話に「でも」って言いたくなるときは、まず「そうですね」と受け入れてみるといい。
たとえば、「このドラマすごく面白かったよね!」に対して「でも、主役の演技が微妙だったよね」と言うよりも、「そうですね!ストーリーも面白かったしね」と返せば、会話がスムーズに進む。
相手の意見をまず肯定することで、自然な流れが生まれるんだ。
「なるほど」で共感を示す
「なるほど」も便利な言い換えフレーズだよ。
相手の意見に共感しつつ、自分の意見を加えることができる。
「なるほど、そういう見方もあるね!」って言うだけで、相手は「ちゃんと話を聞いてくれてるな」と感じるはず。
コミュニケーションを円滑にするためにも、このフレーズをうまく活用してみよう。
「確かに」で相手の意見を肯定する
「確かに」も、「でも」の代わりに使いやすい言葉のひとつ。
たとえば、「このアニメのキャラ、かっこいいよね!」と言われたとき、「でも、性格が微妙じゃない?」と言うと否定っぽくなるけど、「確かに!見た目は最高だよね」と言い換えれば、肯定しつつ自分の意見も伝えられる。
印象を良くするためにも、積極的に使いたいフレーズだね。
「そうなんだ」で話を引き出す
「でも」の代わりに「そうなんだ」を使うことで、相手の話をさらに深掘りできるんだ。
「この映画、めっちゃ良かったよ!」に対して「でも、途中が長くなかった?」と返すより、「そうなんだ!どんなところが良かったの?」と聞き返せば、相手はもっと話したくなる。
こうやって会話を広げるのも、コミュニケーションのコツだよ。
※くわしくは「「でも」の口癖を言い換えるだけで好印象!」
ナチュラルに失礼な人への接しかた
今まで見てきたような失礼な相手には、どう接するのが正解なんだろう。
いっしょにいてだんだんストレスがたまっていくようなら試してみる価値はあるはずだよ。絶対に効果がある、何ていう万能薬はないけれど。
反応しないようにする
まずはこれ、失礼な人の言動には反応しないようにすること。
いちいちイライラしたり、怒ってみたりしても、残念ながら響かないのが失礼な人なんだから、無反応でいることが正解だ。
距離を保つ
どうしても心が乱されるという場合は、心穏やかでいられる距離を保とう!
ストレスでキミの気持ちがボロボロになる前に離れることも大切だ。気が合わない人と無理に付き合う必要はないよ。
不快感を伝える
相手が、こちらからの働きかけに反応してくれそうなら、正直に不快感を伝えるのもアリ。どんな言動が不快なのか、ストレートに伝えてみよう。たとえ相手には響かなかったとしても、「言えた!」ということでスッキリするかもしれない。
自分がそうなってない?
失礼な人の特徴をいろいろ見てきて、「ドキッ」とした人もいるかもしれないね。
自分が「失礼な人」になっていないか心配になった!?
だいじょうぶ、そんなキミは今から気を付ける習慣をつければいいんだ。
自分を客観的に見る習慣
まずは、たまに自分を客観的に見るようにすることだ。
だれかの気分を害するようなことを言っていないか、振り返ってみることだよ。
行動を振り返り反省する
友だちの話をさえぎる、否定的な身振りをしていなかったか、行動を振り返ってみて当てはまることがあったら反省しよう。
コミュニケーションスキルを向上させる
コミュニケーションは、相手の反応を受け止めて投げ返す、キャッチボールのようなもの。そのスキルを向上させるような努力をしてみよう。
嫌われる口癖10選
しかも、知らないうちに「なんかイヤなやつ」「ちょっと感じが悪い」そんな印象をもたれてしまう口癖だ。
癖って自分が気付かないうちにつくものだから、「あれ?」って思ったら早目に対処すべし!まずはどんな口癖が嫌われるか、自分が使っていないか確認してみよう。
「で?」
「つまり?」
「だから?」
「めんどくさい」
「だからいったのに」
「きまってるじゃん」
「でも」「だって」
「わかったわかった」「はいはい」
「なんでもいいよ」
「これ無理」
口癖(くちぐせ)を治す方法
自分の口癖を意識する
指摘してもらう
理想とする話し方を決める
ペナルティを課す
※くわしくは「「ていうか」って言うか? 嫌われる口癖10選!」
まとめ
「失礼な人」と思われるのはできれば避けたい。
自分が嫌だと感じることは相手にもしないことには気を付けよう!
でも、人と人との相性に「絶対」なんてものは存在しないし、「相性」も存在する。だから、「だれからも好かれるなんてウマい話はない」ということも覚えておくといいかもしれないよ。
『友達』のこの記事もあわせて読む!

修学旅行を計画しよう!

合唱コン直前対策!
