『自信を持つ意味 ポジティブでいこう!』

ミライ科
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2025.02.28

「今回のテストは自信がない」とか、「あの人は自分の発言に自信がありそうだ」とか使うこともあるけれど、「自信」って何なんだろう?
なんとなくあったほうがよさそうだけど...実際のところ自信を持つ意味って何なのかな?
それに、自信を持って、と言われても、どうやったら自信が持てるようになるのかなんてわからない...という人もいるよね。
今回は、「自信」について考えてみよう。

目次

自信を持つ意味

自信って何?

そもそも自信って、何なんだろう?
なんとなく使うことはあるけれど、その意味や定義についてくわしく考える機会は少ないよね。
自信をつけようとか、自信を持ってとか言われても、そもそも自信が何なのかがわからなければどうしていいかわからないと思う。
まずは自信って何なのか、そこから知っていこう。

自信ってどんな意味?

自信とは、「自分の能力や価値を信じること」。
また、「自分の言葉や行動について正しいことだと信じること」、「自分自身を信じること」ともいえる。
自分を信じるっていうことなんだね。
何か成功体験をしたときのことを考えてみるとイメージしやすいかも。
何かをやってみたら上手くいって、自分の行動は正しかったんだと思うことが何回かあれば、自分の行動を信じることができるようになっていくよね。
それが自信なんだ。

自信と自己肯定感のちがい

自分を信じるということを考えてみると、少し似ている言葉に「自己肯定感」というものがある。
聞いたことがあるかな?
「自己肯定感」とは、自分自身をこれでいいと認められる感情、ありのままの自分を肯定する感覚のことだよ。
自信と自己肯定感はどう違うのかな?
一つの違いは、根拠があるかどうか。
自己肯定感は、根拠を必要とせず自分を肯定する感情なので、成功体験の有無や、他者からの評価は関係ない。
それに対して、自信は行動したことの結果などから生まれてくるもの。
キミの行動次第でどんどんつけていくことができるのが、自信なんだ。

中学生にとっての自信

自分の能力や価値、言動の正しさを信じるといっても、中学生にとってはまだまだ未知の部分もあるよね。
「そんな特別な経験なんてしていないし、自分の能力に自信なんてない...」と、ネガティブになる必要はない。
小さいころから中学生の今にいたるまで、キミはいろいろなことに挑戦しているはず。
勉強や運動、人間関係など、自信をつけるチャンスはたくさんあるよ。

自信があるといいこと

自信があると、いいことはたくさんあるよ。
気持ちが落ち着いて、他人の評価を必要以上に意識しなくなる。
上手くいった経験を持っているので、何か上手くいかないことがあっても、落ち込んだりあきらめたりすることなく、前向きに行動することができる。
また、自信があるとまわりの人にもポジティブな影響をあたえることができる。
自信があることで、次の行動に前向きにチャレンジすることができるので、また次の行動へとつながっていきやすくなるよ。

自信を持つ意味

自信がない人の特徴

自信があるといいことがいっぱいあるんだなって、わかったかな?
でも、「自分は全然自信がないや...」と不安にならないで。
実際、中学生で「自分に自信がある!」と胸を張って言える人って、そんなに多くないと思う。
どうしてもまわりと自分を比べてしまい、ダメなところを探してしまうこともあるだろう。
だけど、成功体験が少ないままでは、いつまでも自信はつかない。
自信がない人ってどんな感じだろう?
自信がない人の特徴について、ちょっと考えてみよう。

いつも他人と比べる

自信がない人は、いつも他人と比べてしまうことがよくあるよ。
必要以上にまわりの目を気にしてしまったり、人からの評価を気にしてしまったりする。
他人から批判されることにも、とても敏感になってしまうことがあるよ。

失敗をすごく怖がる

自信がない人は、失敗を怖がる傾向がある。
成功体験が少ないので、「チャレンジしてもうまくいかないのではないか」「失敗したらどうしよう」という気持ちが出てきてしまうんだ。
また、自分の思い描いた通りに上手くいかなければ、「自分はダメだ」と思ってしまうこともあるよ。

褒められても信じない

自信がない人は、他人の目を気にしてしまい、「評価が低いのではないか」「批判されているのではないか」と心配してしまう傾向がある。
そのため、褒められても疑い深くなってしまい、素直に受け取ることができなくなってしまう。

すぐにあきらめちゃう

自信がない人は、「失敗するのではないか」という気持ちが強く、なかなか行動することができないことがある。
新しいことを始めるのをちゅうちょしたり、何かを始めても「上手くいかなそうだ」と思うと、すぐにあきらめてしまったりすることもあるよ。

自信を持つ意味

自信をつけるコツ

自信がない人の特徴は、程度の差こそあれ、だれでも少しはあてはまるところがあるんじゃないかな。
でも、だいじょうぶ。
これから、少しずつ自信をつけていくことができるよ。
それには、いきなり無理をしないこと。
勉強でも運動でも人間関係でもいいので、「これならまあまあ好きかも」と思える分野で始めてみるのもいいよ。
自信をつけるコツを少しずつ実践してみよう。

ちっちゃな目標を決める

自信というのは、目標を達成したという成功体験から生まれるという話をしたよね。
人生の大きな目標を持つことはすてきなんだけれど、あまりに大きい目標だと何からやっていいかわからないし、達成したと言えるようになるまでとても長い時間がかかりそうだよね。
だから、目標は小さなものから立てていくのがいいんだ。
それも、最初は本当にちっちゃい目標にしよう。
できれば、短期間ですぐに達成できそうなものがいい。
そして、達成した成果がわかりやすいものがいいね。
数字で表すことができるものや、「こういう状態になったら達成とする」とあらかじめ決めておくのがいいよ。

成功体験を積み重ねる

できそうな小さな目標を立てたら、それを達成できるように行動してみよう。
同じ目標に対して何回も実行してみてもいいし、似たような目標だけど少し違うものを考えてみて、それをやってみてもいい。
ちっちゃい目標をたくさん達成するのがコツだよ。
できれば、ノートやスマホなどを使って記録を残し、「できたらチェックをする」など、目に見えるようにするといい。
少したまってくると、「けっこうやったな」と実感できるからおすすめだよ。

失敗してもOKな気持ち

小さな目標をたくさん達成していくときに、完ぺきにやろうと思わないでほしい。
ロボットじゃないんだから、もちろん失敗することもあるだろう。
でも失敗するということは、キミが挑戦したという証拠でもある。
だから、「失敗してもOK!」と思って、どんどん挑戦してみてほしい。

前向きな考え方をする

失敗するとネガティブになってしまうことがあるかもしれないけれど、ぜひ考え方を変えてみてほしい。
失敗するということは挑戦したということだし、挑戦しただけでキミは絶対に成長しているんだ。
しかも、失敗するということは「のびしろ」があるということ。
成功するにはどうしたらいいかを考えたり、何度も挑戦したりするようになったら、それはとてもカッコいいことだと思う。
もし少し工夫してもうまくいかなかったら、そのときは目標を少し簡単なものに変えてみよう。

自信を持つ意味

まわりの応援も大事

自信をつけるには成功体験を積み重ねることが必要だということ、そして成功体験を得るには小さな目標を立てて少しずつ達成していくことがコツだということがわかったよね。
うまくいかなかった場合は目標を修正したり、挑戦のしかたを変えたりする必要があるんだということも、なんとなくわかったかなと思う。
でもそれって、一人でやるのってなかなか難しそうだと思わない?
もちろん、キミが一人でがんばる必要はない。

意見をちゃんと聞く

どんな目標を立てるか、どうやって達成していくかなど、自分に合ったちょうどよいものを設定するのは、意外と難しいことかもしれない。
勉強や運動などで考えてみても、キミの現在の実力がどのくらいか、どうなりたいと思っているのか、そのためにどんな目標を立てたらいいのか、何をしたら達成できるのかなどを、一人ですべて理解してやるのは困難だよね。
だから、家の人や先生、先輩や後輩、友達などの意見を聞くといいよ。

がんばりを褒める

何かに挑戦するということは、たとえ小さな目標であっても勇気のいることだよね。
そんなとき、キミの挑戦を一緒に応援してくれる人がいたら心強いはず。
目標を立てたこと自体や、それに挑戦したこと、また達成することができたならその成功についても、話を聞いてもらったり、気持ちを共有したりして見守ってもらえるといいよね。

失敗も受け止める

目標を立てて挑戦していると、もちろん失敗することもある。
そんなときでも、一緒に応援してくれるまわりの人がいれば、失敗を受け止めやすくなるかもしれない。
なぜ失敗したのかを考えて次につなげることができれば、とてもすばらしいよ。

優しい言葉をかける

もし途中で心が折れそうになったり、次の目標を立てることに気乗りしなくなったりしてきたら、まわりの人にはげましてもらおう。
優しい言葉をかけてもらって、自分がこれまでがんばってきたことを認め、次もがんばってみようと思える力になっていくよ。

自信を持つ意味

自信を育てる毎日

小さな目標を立てて挑戦する、という経験は、毎日の生活の中で日々していることかもしれないね。
そうすると、キミが毎日をどのように生活しているのかということも影響してくることになる。
生活を送るのに精いっぱいだったり、つかれきっていたりすると、自信をつけるための目標どころの話ではなくなってしまうよね。
毎日の生活がバタバタしていて目標どころじゃない、という人は、まずは生活を見直すことから始めてみよう。

生活リズムを整えよう

いきなり生活リズム?と思うかもしれないけど、結局は基盤になるのはこれなんだ。
とくに睡眠のリズム。
起床・就寝の時間を決めて、それを守れるように逆算して食事や勉強、スマホの時間などを決めよう。
とくにスマホやインターネットを使っていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。
それに、他人と比較するような記事や投稿などが目に付いてしまうと、それだけで自信を失ってしまうことにもつながるから、要注意。

好きなことを見つける

何か好きなことがあると、そこから興味関心を広げたり深めたりすることができると思う。
ジャンルは何でもいいと思う。
とにかくキミが、そのことに触れたり考えたりしていると「とても楽しい!」と思えることがいちばん。
好きなことならもっと知りたいと思えることも多いと思うし、自信につながりやすくなるよ。

運動でリフレッシュ

机やパソコンに向かってずっとあれこれ考えていると、どうしても思考が一方向に向かってしまうことがある。
体力をつけるという意味でも、運動は大切。
散歩やストレッチ、家事の手伝いなどでもいいので、休憩を兼ねて体を動かすようにしよう。
いいリフレッシュになるはずだよ。
自信をつけるには、心と体の健康も大切だからね。

ゆっくり休む時間も

心や体がつかれていては、目標を立てたり挑戦したりすることは難しくなってしまうよね。
だから、ゆっくり休む時間も大切にしよう。
つかれ方によって、睡眠などで体を休めるのがいい場合や、音や光などを遮断して五感を休めるのがいい場合、一人の時間を持ってマイペースに過ごすのがいい場合などがある。
自分の心と体の声に耳をかたむけて、つかれをいやすことができるように休息をとろう。

自信を持つ意味

自信で未来が変わる

どうだろう?
「自分ももっと自信をつけてみたいな」と思ったかな?
それとも、「自信をつけるってそんなに必要なの?」と思っている人もいるかな?
たしかに自信は、一朝一夕につくものではないし、目標を立てたり何かに挑戦したりするのっておっくうだなと思ってしまう人もいるかもしれない。
でも、自信がつくといいことがいっぱいあるんだ。
極端な話、未来が変わるといっても過言ではない。
中学生時代に自信がつかなかったからダメということではもちろんない。
自信をつけたいなと思ったときから、いつでも、いつまででも、挑戦はしていけるんだよ。

勉強がもっと楽しくなる

勉強って、めんどうくさいこともあるけれど、やればやっただけ結果が出るものでもあるよね。
わかりやすいのはテストの点数だけど、それ以外にもいいことがいっぱいある。
授業を聞いたり、教科書を読んだりしていても、「あ、わかる!」っていう感覚がもてたり、「そういうことか」と納得したり、「じゃあこれはどういうことなんだろう?」と新たな疑問がわいてきたりする。
やればやるほど、「おもしろい」「もっと知りたい」という気持ちが芽生えてくるのが勉強なんだ。

友達との関係が良くなる

自信がついてくると、性格や表情、言葉などにもそれが表れてくる。
前向きになれたり、明るくなれたりして、意欲もわいてくる。
そうすると、まわりにも人が集まってきて、友人関係にも恵まれやすくなるよ。

社会で役立つスキルがつく

勉強や運動、人間関係などにおいて自信をつけることは、将来社会に出てからもとても役立つんだ。
社会人になって仕事などをするようになると、「やったことのないことに挑戦する」「うまくいくかどうかわからないけれどやってみる」という場面が必ず出てくると思う。
そんなとき、自信のなさから失敗をおそれて挑戦しない、ということになると、せっかくのチャンスを数多く逃してしまうことにもなりかねない。
中学生のうちから少しずつ自信をつけていくことで、だんだん大きなことにも挑戦できるようになっていくんだ。

将来の夢が広がる

いろいろなことに挑戦できるようになっていけば、将来の夢も広がっていく。
なりたい職業や、やってみたい仕事、行ってみたい国など、思い描く夢は人それぞれいろいろあると思う。
自信があると、そうしたことにも挑戦したり、どうしたらかなえられるかを考えたりすることができるようになるよ。

自信を持つ意味

まとめ

もし、思い描いた通りにならなかったとしても、キミが自信をつけようとしてがんばったことは経験として絶対に残る。
目標に対して上手くいかなかったことがあったとしても、「やってみた」「挑戦した」ということ自体が、自信をつける第一歩なんだよ。
いきなり大きな夢を達成する必要はない。
まずは、コンディションを整えて、できそうな小さな目標からスモールステップで始めてみよう。

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自信を持つことの大切さに気づいたキミにぴったりな仕事
自信をつけるプロセスに興味を持ったキミには、「キャリアコンサルタント」の仕事が向いているかもしれないよ。人それぞれの強みを引き出し、自信を持って進めるようサポートする役割だ。将来の選択に迷う人に、前向きなアドバイスを届けることができるんだ。
また、自信のなさから夢をあきらめてしまう人を支えたいと思ったキミは、「作業療法士」を目指してみるのもいいね。リハビリを通じて、できることを増やし、自信を取り戻してもらうサポートができる仕事だよ。
表現することで自信を持つ楽しさを伝えたいなら、「アナウンサー」がおすすめ。言葉で人を勇気づけ、情報を発信することで、聞いている人の気持ちを前向きにできるよ!

おしごと事典
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