『失恋した友達にかける言葉』
なんだか落ち込んだようすの友達。
どうしたのかと聞いてみると、なんと失恋したと！
そんなときはいったいどんな言葉をかけたらいいの！？
目次
どんな気持ちで言葉をかける？
傷ついていることが明らかな友達に、なんて言葉をかけたら元気になってくれるのかな。
うわべだけの言葉をかけるのは嫌だし、変なことを口走って傷を深めてしまうのもまずい。だから、こんな気持ちで声をかけてみたらどうかな。
いつでも隣にいるよという気持ちで
傷ついているようすを見たら放ってはおけない。
つらいときは、いつでもとなりにいるよという気持ちで。
励ますために声をかけよう
友達は、失恋した原因を冷静に分析してほしいわけじゃないはず。
まずは、元気を出してね、とはげます気持ちで声をかけてみよう。
満足するまで話を聞いてあげよう
「ああだったのか」「こうだったのか」「どうしてなのか」と、友達の頭のなかはきっと今頃大混乱。ごちゃごちゃになっている頭のなかを、すっきりさせるのを手伝う気持ちで、「うんうん」と話を聞いてあげよう。
否定せずに共感してあげよう
友達が話してくれたなら、それは否定せずに聞いてあげよう。
気持ちを吐き出せる場所があるだけでも、気持ちは落ち着くはずだよ。
言葉をかけるとき、注意すべきこと
基本的には、友達の話を聞くことに集中するけれど、途中でひとこと、ふたことは声をかけるはず。
そんなときに注意したほうがいいことがあるよ！
否定しない
まずは否定しないこと。「うんうん」「そうだね」と、すべてを受け止める姿勢で話を聞こう。
アドバイスはいらない
「こうしたら？」「こうなんじゃない？」というアドバイスが必要なのは、もう少し時間が経って傷が癒（い）えてから。
ひとりでいる時間を減らしてあげよう
つらいときにひとりでいると、どんどんマイナスな考えになってしまうことも。
友達が、ひとりでいるのが寂しそうなら、一緒に過ごしてあげるだけでも力になるはずだよ。
失恋した相手も否定しない
友達を傷つけたことが許せない！
そんな気持ちがわいてくることもあるかもしれない。
でも、相手は友達が好きだった人。
否定されたら友達もつらい気持ちになってしまうかもしれないよ。
だから失恋相手を否定するのはやめよう。
自分の話を始めない
「私の場合はね」と、自分の話にもっていかないこと。
とにかく、今は話を聞くことに集中だ。
説教しない
突然、人生の先輩のような顔で説教し始めるのもやめておこう。
ただでさえへこんでいるのに、そこで説教されたら立ち直れない。
こんな言葉ならGOODかも！
なにかしら声をかけたい、励ましたい。
そんなときはこんな言葉ならいいかもしれないよ。
相手のようすを見て、選んで使ってみよう。
「辛かったよね」
相手に共感の気持ちを伝えるなら「辛かったよね」のひとことを。
「うん、辛かった」と素直に気持ちを表しやすいはず。
「よくがんばったね」
つらいけれどがんばっているのを認める意味で「よくがんばったね」と伝えるのもいい。
告白した勇気をたたえることもできる。
「きみはなにも悪くないよ」
ふられたことで、自分の行動などを責めているようなら、「きみはなにも悪くないよ」と受け止めてあげよう。
「いつでも話して」
別れるときには、ぜひ「いつでも話して」と伝えたい。
味方でいて、応援しているということが伝わるはず。
「いつでも味方だよ」
失恋すると、まわりが敵のように思えるかもしれない。
そんな気配があったら、自分が味方であることをきちんと伝えておきたい。
「無理しないでね」
がんばって笑おうとしているようすなら、「無理しないでね」のひとことを。
「あ、この子なら甘えてもいいかな」と思ってくれるかもしれないよ。
「ほんとうに大好きだったんだね」
友達が、失恋相手のことを責めている場合は、大好きだったことの裏返しかもしれない。
そう感じたら、その気持ちを受け止めてあげることで友達も落ち着けるかもしれない。
こんなことはBADかも！
避けたい言葉も、頭に入れておくのをお勧めするよ。
「失恋なんてたいしたことない」
言われたら「カチン」ときちゃうかも。たいしたことないかどうかは、本人が決めることだもんね。
「あいつとは別れてよかったよ」
今の段階で、別れたことがよかったかどうかなんてわからないはず。
軽はずみに結論を出すのはやめておこう。
「わたしもひどい失恋をしたことがあってさ」
今、友達はだれかの経験談を聞きたいわけじゃないかもしれない。
だれかの失恋話を聞くどころか、自分の失恋のことで精いっぱいのはず。
「え？ 振られたんだ！」
失恋で傷ついているときは、ささいなひとことがぐさりと刺さる。
とらえかたによっては、「ふられたことが意外！ ありえない！」と言われているような気持になってしまうかも。
まとめ
友達を心配するのはとても優しい、大切なこと。
でも、その伝えかたを一歩間違えると、修復不可能な溝を生んでしまうことがある！ ぜひ、慎重に動いてね。
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