『昔の給食はどんなものだった? 松丸奨の給食たべまSHOW! 第4話』

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2023.12.20
2024.07.07

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小学校の給食づくりの現場で管理栄養士として働く松丸奨さんが、給食を通してSDGsについてお話してくれるシリーズの第4話だよ!
第3話は「人気給食メニューとレシピを大公開!」だったね。見てくれたかな?

今回は給食の歴史にまつわる知られざる秘密を教えてもらうよ。
それじゃあさっそく動画を見てみよう!

松丸さんのお話、どうだったかな?
昔はいまとはずいぶん違う給食だったようだね。
時代ごとの日本の状況と強く関係していたって話は、納得できることも多かったんじゃないかな?
※諸説あります。
動画の内容をまとめておこう。

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目次

学校給食のこれまでの歴史

給食は、1889年に山形県でお坊さんが、集めたお金で貧しい子どものために食事を分け与えたことで始まったと言われているよ。そこから全国に広まっていったんだ。
いまではおいしいこともとても重要な給食だけど、当時は栄養補給だけが目的だったんだ。
なぜだろうか?その答えは、戦争にあるんだ。

戦争の影響で給食も質素に?

戦争中は、どうしても食料の確保が難しく、子どもたちのための給食に割く余裕がなかったんだ。
さつまいもや脱脂粉乳だけといったような、本当に質素なものになっていたんだ。
※脱脂粉乳とは、牛乳の脂肪分を除いたものから、ほとんどすべての水分を除去し、粉末状にしたもので、水で溶いて牛乳の代わりに使われていたよ。

戦争後に広まったパン給食

戦争が終わると、アメリカから小麦の輸入が大量に始まったんだ。
そうなると、その小麦をつくってパンを作ろうという動きが広がって、パン給食が全国に急速に広まった。
パンといっても、食パンではなく、運搬に便利なコッペパンが広がったんだ。
さらに、当時は捕鯨が禁止されていなかったので、クジラの竜田揚げなど、クジラを使ったメニューもあったんだって!

学校給食法

1954年に学校給食法が成立して、子どもたちが栄養バランスをきちんととれるように国の制度として子どもたちを支えていけようになったんだよ。学校での栄養士の活躍もここから始まったんだね。

昭和中期から昭和後期の給食

1960年代は、魚中心だったんだ。豚や鶏や牛といった畜産の整備がまだ進んでいなかったから、サバやサンマやクジラがよく提供されていたよ。
1970年代になると、鶏肉やソーセージが給食に登場し始めて、1980年代になると豚肉も使われるようになっていったんだ。
1990年代になると、食材としてはいまと変わらないようなものが使われ始めた。
このように、給食は常においしく進化し続けているんだ。

米飯給食の始まり

1976年に米飯給食がはじまったよ。
最初のうちは、炊飯器の整備がなかなか進まなかったんだけど、少しずつ米飯にしていこうという取り組みとともに広まっていったんだ。

学校の給食室の秘密

学校の給食室(調理室)に入ったことがある人は、ほとんどいないかもしれない。それには大きな理由があるんだ。

徹底した環境整備

1996年に、給食による集団食中毒が起きてしまったのをきっかけに、給食室のルールがとても厳しくなったんだ。給食室では、肉を切る人、味をつける人などすべて作業ごとに部屋も人も区切っているんだ。
アルコール消毒はもちろんのこと、くつもはきかえる徹底ぶりなんだ。宇宙食をつくるのと同じくらい高いレベルでの食品衛生基準だなんて本当に驚きだね。
じつは校長先生であっても、許可なしには入れないらしい!

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海外のメニューも給食に

ここまで2000年くらいまでの給食の歴史を紹介してきたけれど、1980年くらいからは、海外のメニューもたくさん給食に取り入れられてきたんだ。
たとえば、2002年の日韓ワールドカップのときには、選手村の各国の料理を給食に出してみたり、2004年の韓国ブームのときには、辛くない韓国料理を給食に取り入れたりしたみたい。

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防災も給食に

防災の意識を高めるために、あえてレトルトの給食を出したり、備蓄倉庫の食品を給食に利用したりもしているんだ。

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栄養士も先生?

2005年に栄養教諭制度というのが始まり、栄養教諭も食育について教えられるようになったんだ。
各教科に関連した給食など、工夫や研究を重ねた給食や栄養についてなんとか伝えてようとしているんだね。

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学校給食の歴史とSDGs

ここまで見てきたように、時代とともに学校給食は変わっていったんだ。
みんなが成長に必要な栄養素を考えていくことは、「健康と福祉」につながっているよ。
さらに、栄養を摂取してもらうための食材は、各自治体の中でたくさん工夫されている。
遠くから運搬してしまうと、運ぶのにお金がかかるし、二酸化炭素なども多く排出してしまう。
だから地域の食材を使うなどの工夫をするんだ。
これにより、地域社会の経済的な活性化や地球環境の保護にも貢献しているんだね。
給食を通じて、みんなにおいしい食事を提供するだけではなく、大切な社会や地球に貢献しているんだよ。

松丸奨

1983年千葉県生まれ。東京都の小学校に勤める現役の管理栄養士、栄養教諭。2013年、実際に提供されている給食の美味しさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募数2266枚)で、激戦を戦い抜き男性栄養士として初めて優勝。フジテレビ系ドラマ「Chef〜三ツ星の給食~」(2016年)で給食の監修・調理指導を担当。 全国各地での講演を行い、2017年より台湾、フィリピンなどの貧困地域での食育指導を行う。メディア出演多数。 著書に、「日本一の給食メシ 栄養満点3ステップ簡単レシピ100』(光文社)「給食が教えてくれたこと 「最高の献立」を作る、ぼくは学校栄養士」(くもん出版)など。

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