『給食の食品ロス? どう防ぐ? 松丸奨の給食たべまSHOW! 第2話』
小学校の給食づくりの現場で管理栄養士として働く松丸奨さんが、給食を通してSDGsについてお話ししてくれる新シリーズの第2話だよ!
第1話は「給食で地産地消 そのメリットは?」だったね。見てくれたかな?
今回は「給食で食品ロスにならないためのテクニックとは?」だよ。さっそく動画を見てみよう!
松丸さんのお話、どうだったかな?
給食は、みんながおいしく食べられるようにたくさんの工夫がされているんだね!
それに、まさか残食量を細かく計っていたなんて驚きだよね。
その理由をもう一度まとめておこう。
目次
食品ロス問題と学校給食の現状
給食で残されてしまって無駄になる食べ物は、たくさんあるんだ。
それが「食品ロス」と呼ばれる問題なんだ。今回は食品ロスが何かを知って、学校給食でどのような問題があるかを見てみよう。
食品ロスとは?
まず、食品ロスって何だろう?
答えは、食べ物が無駄に捨てられること。食品を作るために使われた資源やエネルギー、お金が無駄になるだけでなく、廃棄するのにも設備やエネルギーが必要だよね。
これは、地球資源の有効活用の点からももったいないことだよね。
食品ロスの発生原因
食品ロスが発生する原因って何だと思う?
実は、いくつかあるんだよ。例えば、食べ残しや、料理の過程での廃棄がその一部なんだ。これらの原因を探って、改善する方法を考えていこう!
学校給食における食品ロス
実際、学校給食でどれくらいの食品ロスがあるのか気になるよね。好き嫌いや、量が多すぎること、そして給食時間が短いことによる食べ残しが多いんだ。
好き嫌いや量が多すぎることによる食べ残し
食べ残しは、学校給食でよくある問題の一つだよ。みんなが好きなものばかりを選んで嫌いなものを残してしまうんだね。それが食品ロスの原因になっているんだ。
給食時間が短い問題
給食時間が短いと、給食を食べきれなくなることがあるよね。それが食べ残しの原因になることもあるんだ。
食品ロス削減の必要性とSDGs
食品ロスを減らすことは、SDGs(持続可能な開発目標)にも関連しているんだ。
SDGsは、世界をより良い場所にするための目標で、その一つが「飢餓をゼロに」というもの。
食品ロスを減らすことで、飢えに苦しむ人々に食料を回すことができ、支援することにつながるんだ。学校給食で食品ロスを減らすことがSDGsに貢献することもあるんだよ!
目標達成への学校の役割
学校は、みんなに持続可能な生活の大切さを教える場所でもあるんだ。食品ロス削減に取り組むことで、学校はSDGsの目標達成に向けて一役買えるんだ。教育と実践が、未来の地球を守るための力になるんだよ!
給食における具体的な食品ロス削減対策
じゃあ、学校給食でどんな対策が取られているのかを見てみよう。食品ロスを減らすために、どんな取り組みがされているのかな?
調理方法の工夫と給食時間の調整
まず、調理方法に工夫をこらすことが大切だよ。食材を無駄にしないように、効率的な調理方法を採用することで、ロスを減らすことができるんだ。
そして、給食時間を調整して、ゆっくり食べられる時間を確保することも、食品ロスを減らす秘訣(ひけつ)の一つだよ。
嫌いな食べ物への対策と食育活動
動画でも紹介したように、学校給食ではみんなが嫌いな食べ物を減らす工夫もしているんだ。
さらに、食育活動を通じて、食べ物の大切さやおいしさを伝えることで、食べ物を無駄にしないようにしているんだよ。
食べ物に感謝し、大事に扱うことを心がけよう!
家庭における食品ロス対策
学校給食の取り組みを知って得た知識を、おうちでも使ってみない?
家庭でも食品ロスを減らすための工夫をいろいろできるよ。食材の選び方や生活習慣を見直して、一緒に取り組もう!
家庭でできる取り組み
家庭で食品ロスを減らすためには、食材の選び方や冷蔵庫の整理方法、調理の仕方を工夫するなどが考えられるね。
無駄を減らすことで、家計にもやさしいし、地球にもやさしくなれるんだよ!
食材供給者への期待と今後の展望
ここまで消費者の立場で取り組めることを見てきたけれど、生産者や食品製造業、流通、販売といった食材供給も、食品ロス削減に貢献できるんだ。
食品ロス問題の課題と今後の取り組み
食品ロス問題はまだまだ解決しきれていない部分があるよ。ここで、食材供給者に期待するポイントを見てみよう。
食材供給者に期待することはたくさんあるけれど、一つは持続可能な農業や漁業に取り組むことで、環境への負荷を減らすことができるよ。
温暖化や資源の枯渇など、環境への影響を考え、サステナビリティ(持続可能性)に貢献していけるんだ。
また、食品の出荷や運搬においても貢献できるよ。食材の梱包の仕方や運搬方法を工夫することで、食品ロスを防ぐことができるんだ。
効率的な配送システムや適切な保管方法を考えて、ロスを減らす取り組みが大事だよ。
また、食材に関する情報を提供し、消費者に提供することもできる。
たとえば、消費期限の情報や食材の使い方のアドバイスを通じて、食品を無駄にしないようにサポートできるんだ。
松丸奨の給食食べまSHOW! を見てみよう!
●松丸奨さん 給食日本一に輝く栄養士 人生をかけて給食を作る
●学校給食で地産地消のメリットは? 松丸奨の給食たべまSHOW! 第1話
●給食人気メニューとレシピを大公開! 松丸奨の給食たべまSHOW! 第3話
●昔の給食はどんなものだった? 松丸奨の給食たべまSHOW! 第4話
●伝統食を取り入れた給食 松丸奨の給食たべまSHOW! 第5話
●松丸奨の給食たべまSHOW! 最終回「環境問題に配慮した給食」
まとめ
食品ロス問題について学んできたね。ここで、大切なポイントをまとめてみよう。
食品ロス問題への理解と意識改革
食品ロス問題は、食べ物を無駄にしないことが重要なポイントなんだ。
食べ物を無駄にすることは、飢餓問題や環境問題につながってしまうということを、まず理解しよう。
持続可能な未来のために、食品ロス削減の重要性を認識しよう。
自分たちにできることと行動の重要性
食品ロス削減には、一人一人の努力が必要だ。食材を無駄にしないように、食べ物を大切に扱い、余った食材を工夫して使おう。
でもまずは、身近な給食を残さず食べることで、食品ロスを減らす努力をしてみるのはどうかな?
松丸奨
1983年千葉県生まれ。東京都の小学校に勤める現役の管理栄養士、栄養教諭。2013年、実際に提供されている給食の美味しさなどを競う「全国学校給食甲子園」(第8回・応募数2266枚)で、激戦を戦い抜き男性栄養士として初めて優勝。フジテレビ系ドラマ「Chef〜三ツ星の給食~」(2016年)で給食の監修・調理指導を担当。 全国各地での講演を行い、2017年より台湾、フィリピンなどの貧困地域での食育指導を行う。メディア出演多数。 著書に、「日本一の給食メシ 栄養満点3ステップ簡単レシピ100』(光文社)「給食が教えてくれたこと 「最高の献立」を作る、ぼくは学校栄養士」(くもん出版)など。