『中間テストの勉強はこう進めるのが正しい!』
目次
中学生のテスト勉強は、どうしても大変で時間がかかる。部活も1週間前からしか休みにならない中学校がほとんどのはず。小学生のころに比べると、テストの出題範囲の広さも難しさも段違いになったんじゃないかな。だからこそ、みんな必死になって勉強をする。
でも、勉強量を増やして頑張って準備したのに、テスト当日の結果があまりよくなかった経験がある人はいないかな?
ひょっとしたら、もったいないやり方で勉強しているかもしれない。この先高校入試もひかえているからこそ、もっと効率よくグンと成績アップができる、上手なテスト勉強のコツを今のうちに知っておこう! 高校生になってもきっと役に立つはず!
テスト勉強を効率的に行う方法
「テスト勉強は、とにかく量をこなすのが大事!」そう思ってる人は案外多いかもしれない。もちろん、やればやるだけ成績が上がる可能性はある。でも、中学生は忙しい。部活や習い事をやりつつ、何日も前からテスト勉強なんてなかなかできない。
そこで、限られた時間の中で、効率的に最大限の成果を上げられる方法を紹介しよう。
ここから具体的な方法をいくつか紹介していくから、ぜひ自分にとって一番いいやり方を見つけてね。
それじゃあさっそくひとつずつ見ていこう!
やったことがないものがあったら、とりあえずだまされたと思って挑戦してみてね。
これならできるぞ!っていう気持ちを持つことが大切だよ。
科目ごとに目標を立てる
教科ごとに取りたい点数の目標を立てることで、テスト勉強の時間配分の計画を立てやすくなるよ!
大事なのは、具体的に考えること。いい点をとりたい! というのは90点のことなのか、80点のことなのか、平均点のことなのか...。人によっていい点っていうのは変わってくるよね。だからこそ、英語は80点、数学は85点、国語は75点みたいに、具体的に教科ごとに目標の点数を決めよう。
そうすれば、いったい何の教科に時間をより多くあてるべきなのかがわかってくるよ。
そのなかで、「苦手教科」と「得意教科」を分けよう。
苦手教科は、伸びしろがたくさんある教科ともいえるよ。目標点は他の教科と比べて低くても大丈夫だけど、苦手だからってテスト勉強をしないのは絶対NGだよ!
苦手をなくすのか、得意をさらに伸ばすのか、自分なりの戦略を立ててみよう。
加えて、目標点を決めるときのポイントについても紹介するよ。ポイントは「達成できそうな目標を立てる」こと。
無理のある目標は、かえって逆効果になるかも。
「どうせできるわけがない」って思った瞬間、人は本来の力を発揮できなくなってしまうんだ。
サッカー部の試合で、「次の対戦相手は大人のプロのチームだよ。」って言われたら、「絶対負けねー!」とは思えないよね。きっと試合に向けた練習も気合いが入らないし、勝てるわけがないって思いながら試合に出ることになって、面白くないはずだ。
勉強だって同じなんだ。無理な目標じゃなくて、頑張れば取れるかもしれない点数を目標にしよう。そうすれば、毎日のテスト勉強もやる気が出るはずだし、もし目標を達成することができたら、自信がついて次のテストのモチベーションにもつながるよ!
出題傾向を事前に把握しておく
テストには出題傾向があって、出題傾向を理解できれば、集中的に覚えておくべき問題がわかるよ。
さて、「出題傾向ってなに?」って思った人もいるかな?
簡単にいうと、テストに出やすい問題を知ろうということなんだ。たとえば国語であれば、主人公の心情の変化が生じる場面で、その理由を情景描写と関連づけて問われたりする。理科であれば、よく出る実験があった際に、なぜその操作をするのかの理由が問われたりする。そういった傾向を理解できれば、テストに出そうだなというアンテナを張ることができるから、そこを意識的に集中して覚えればいいんだ。学力が高い人ほど、このアンテナを張るのが上手なんだ。
さらに、作問を担当するによってもテストの傾向は異なるんだ。だから、その先生の特徴を知るのもテストを受けるにあたって重要な情報だ。英単語を1つの大問でたくさん聞いてくる先生や、最初は計算問題をたくさん入れてくる先生など、本当にさまざまなんだ。先輩や後輩や隣のクラスの友達に、その先生の授業を受けたことがある人がいれば、出題傾向を聞いてみよう! そうすれば、効率よく学習を進められて、高得点がねらえるよ!
くわしくは 中学生のテスト勉強を効率的に行うコツ 教科別、テスト別対策は?くわしくは 中学生のテスト勉強を効率的に行うコツ 教科別、テスト別対策は?
「ヤバい、ヤバいヤバいヤバい...だって明日からテスト!」「今、なにか読んでいる場合じゃないんだよ本当は!」というキミに「テスト1日まえにあがく方法」をお届けしよう!
「これを読んだら100点が取れる!」なんて夢のようなことは残念ながら起こらないけれど、少しでも希望を持てるように。
だいじょうぶ、どんなにスタートがギリギリだったとしても、勉強しないよりいい。やればやっただけの点数アップが期待できるはずだからね!
これを読んだらすぐにでも、机に向かうんだよ~。
テスト勉強はいつからやるのが正しい?
お説教からスタートするみたいだけど、そもそもテスト勉強はいつからやるのが正しいんだろう?
「3日前」?「1週間前」?「1か月前」?...実はこの問いに正解は無いんだ。だって、その人の「普段の勉強のやり方」によって、テスト勉強に必要な時間が変わってくるから。
そもそも学校の定期テストは「ここまでに学んだことがちゃんと定着しているか?」を確認するもの。だから、普段の予習復習をバッチリやれていれば、「テスト勉強はいらない」なんていう人もいるんだよ!
「わ~次からは絶対そうする!」ハイ、ぜひそうしてください。今回に限っては、テストまであとわずかな時間しかないよね。テスト1日前にやるべきこと、やってはいけないことはなにか、を考えてみるよ!
キーワードは「よくばるな、ポイントを絞って立ち向かえ!」だよ。
テスト前日にやってはいけないこと その1...ノートを作り出す
さあ、勉強を始めよう! と思ったらまずなにをする?
たぶん教科書で範囲を確認するよね。テスト直前って、パラパラと教科書をめくっても心のなかにあせりがあると、たぶんなにも頭には入ってこない。そんなときに、「あせってやりがちだけどやってはいけないこと」の1つめが「ノートを作り出す」ことだ。
教科書の範囲をざっと読んでみて「ヤバい、全然覚えてない...まずはまとめノートを作ろう!」というのが、実はいちばんダメ! まず、まとめノートは時間に余裕があるときに取りかかるもので短期決戦には不向きだ。そもそも、テスト前日から作っていたらまず間に合わない。
それでもノートを作るなら「わからないところだけまとめたノート」を作ろう。
教科書に載っているテスト範囲の問題、範囲のドリルなどの問題を見直してみて、自分が間違えた問題、解けなかった問題だけをもう一度解きなおすノートを作ってみよう。1問でもいいから「これは解ける」という問題を積み上げていくんだ。
くわしくは テストの勉強してないとき 1日まえにあがく方法
勉強をしていると、先生の話や教科書の説明がさっぱり理解できないことがある。誰かに聞きたいけれど、どう質問したらいいか分からない。
そんな経験をしたことがある人もいるんじゃないかな。これは、自分が分かっていないことが何なのかが分からないという状態なんだ。
そんなとき、そのまま放置したり分からないことから目を背けたりすると、ますます分からなくなるという悪循環に陥る。
そうならないために、「何が分からないのか分からない」という状態を抜け出す方法や効果的な勉強の仕方を見ていこう。
勉強で、「分からないことが何か分からない」ときにすべきこと
勉強で疑問が生じたとき、自分の分からないポイントが特定できればそこを見直せばよい。
でも、自分が分からないことそのものが分からないときはどうしたらいいんだろう? その対処法を説明する前に、「自分の分からないことが何か分からない」とはどういう状態かを確認しよう。
「自分の分からないことが何か分からない」ってどういうこと⁉
「自分の分からないことが何か分からない」状態とは、たとえば、次のような場合だ。
・問題を解こうとしたが、何を問われているのか、まず何をすればよいか分からない。
・教科書や参考書を読んでも、言葉の意味や言っていることがさっぱり分からない。
こんな状態に陥ると、誰かに聞こうにもどう質問したらよいか分からないから、勉強がストップしてしまう。
これは、土台となる基礎が不十分だから起こることなんだ。基礎知識や考え方は、一つひとつ下から順番に積み上げていかなければならない。イメージにするとこんな感じ。
そんなことは当然知ってるって思うよね。
だけど、「自分の分からないことが何か分からない」ときは、たいてい積み上げておくべき土台(基礎)をすっ飛ばして、さらに難しいことをしようとしたり、知識に抜けや漏れがあって土台が固まっていないのに、その上に積み上げようとしたりしている状態なんだ。
下の図ようなイメージだ。
くわしくは 勉強の分からないところ、何が分からないか分からない
忙しい中学生にとって、必ずやってくる定期テストは大きな悩みの種。「ついこの間中間テストが終わったと思ったら、もう期末テスト⁉」なんて思いながら一年を過ごす人も多いんじゃないかな。
でもこれは誰にとっても同じ。みんな何とかしようともがいている。
ここでは、テストでみんながやりがちなあるあるネタを紹介するよ。
テスト勉強中についやってしまうあの行動
言わずもがなだけど、テストで成功するかどうかはテスト前の勉強のやり方にかかっている。
でも、実際は部活や習い事に忙しく、時には疲れてやる気が起こらないことだってある。
そんな中、計画的に勉強を進め余裕をもってテストに臨むことは至難の業だ。
やらなきゃいけないと思えば思うほど、つい...、なんてこともよくある話。
ここで9つの例を挙げてみよう。キミにも同じような経験をしたことがあるんじゃないかな。
①机の上の片付けや本棚の整理、部屋の掃除をしてしまう。
➁ほんの数分休憩するつもりが、なぜかSNSやマンガに没頭してしまう。
③無理な勉強スケジュールを立てて、結局実践できずに終わる。
④ノート整理に時間をかけすぎて、暗記や演習がおろそかになる。
⑤ちょっとだけ仮眠のつもりが、朝までぐっすり眠ってしまう。
⑥勉強しなきゃいけないとわかっていながら、ついだらだらと過ごす。
⑦今からやっても間に合わない、どうせ自分には無理だとあきらめて勉強しない。
⑧今日は勉強する気分じゃない、部活が忙しいからと勉強しない理由を探す。
⑨寝たら覚えたこと忘れちゃうから、一夜漬けで詰め込んでそのままテストに臨む。
現実逃避タイプ
あてはまる例)
①机の上の片付けや本棚の整理、部屋の掃除をしてしまう。
➁ほんの数分休憩するつもりが、なぜかSNSやマンガに没頭してしまう。
頑張ろう!と机に向かうものの他のことが気になってしまうのは現実逃避タイプ。勉強よりも集中できる何かを見つけて没頭することで「勉強しなきゃ」という気持ちを紛らわせてしまう。
部屋がきれいになったり、気になっていたマンガを読破できたりすれば満足感は得られるかもしれないが、肝心な勉強は少しも進んでいない。
そう。問題を先送りしているだけだ。とくにテスト期間中は、あらかじめ部屋を片付けておく、手の届くところに誘惑になるものは置かないなど、身の周りから気になりそうなものを排除しておこう。
どうしても気になったら「15分だけ息抜きしよう。」などと時間を決めて行おう。短時間なら良いリフレッシュになるよ。
計画倒れタイプ
あてはまる例)
③無理な勉強スケジュールを立てて、結局実践できずに終わる。
④ノート整理に時間をかけすぎて、暗記や演習がおろそかになる。
意気込みは十分!でもツメが甘く結局計画倒れに終わるのがこのタイプ。苦手教科や好きな教科だけに力を入れすぎるのもこのタイプだ。
計画を立てるときはできると思っても、予定通りに進まなかったりイレギュラーなことが起きたりするのがテスト勉強だ。
また、ノート整理は想定以上に時間がかかる。だから、闇雲に勉強を始める前にこれだけはやってほしい。
まず、テスト当日から逆算してそれぞれの教科にどのくらい時間が割り当てられるかを考えよう。
次に、各教科必要な勉強は何か、教科書やノート、プリントを使った授業の振り返り、漢字や英単語、重要語句の暗記、問題集を解くなど、やることを洗い出し、それぞれどのような順番で、どのような割合で取り組むのかを決めよう。
それを一日ごとの勉強スケジュールに振り分けていく。先ほども書いたが、テスト勉強中は様々なアクシデントが起こり得る。
予定通りにいかなかった場合のリカバリー策も用意しておけば、テスト前日一夜漬けして本番で全く集中できなかったなんてことは避けられるよ。
くわしくは テストあるある! 困ったときの対策法!