『テストあるある! 困ったときの対策法!』

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2022.09.01
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忙しい中学生にとって、必ずやってくる定期テストは大きな悩みの種。「ついこの間中間テストが終わったと思ったら、もう期末テスト⁉」なんて思いながら一年を過ごす人も多いんじゃないかな。
でもこれは誰にとっても同じ。みんな何とかしようともがいている。
ここでは、テストでみんながやりがちなあるあるネタを紹介するよ。

テスト勉強中についやってしまうあの行動

言わずもがなだけど、テストで成功するかどうかはテスト前の勉強のやり方にかかっている。
でも、実際は部活や習い事に忙しく、時には疲れてやる気が起こらないことだってある。
そんな中、計画的に勉強を進め余裕をもってテストに臨むことは至難の業だ。
やらなきゃいけないと思えば思うほど、つい...、なんてこともよくある話。
ここで9つの例を挙げてみよう。キミにも同じような経験をしたことがあるんじゃないかな。

①机の上の片付けや本棚の整理、部屋の掃除をしてしまう。
➁ほんの数分休憩するつもりが、なぜかSNSやマンガに没頭してしまう。
③無理な勉強スケジュールを立てて、結局実践できずに終わる。
④ノート整理に時間をかけすぎて、暗記や演習がおろそかになる。
⑤ちょっとだけ仮眠のつもりが、朝までぐっすり眠ってしまう。
⑥勉強しなきゃいけないとわかっていながら、ついだらだらと過ごす。
⑦今からやっても間に合わない、どうせ自分には無理だとあきらめて勉強しない。
⑧今日は勉強する気分じゃない、部活が忙しいからと勉強しない理由を探す。
⑨寝たら覚えたこと忘れちゃうから、一夜漬けで詰め込んでそのままテストに臨む。

現実逃避タイプ

あてはまる例)
①机の上の片付けや本棚の整理、部屋の掃除をしてしまう。
➁ほんの数分休憩するつもりが、なぜかSNSやマンガに没頭してしまう。
頑張ろう!と机に向かうものの他のことが気になってしまうのは現実逃避タイプ。勉強よりも集中できる何かを見つけて没頭することで「勉強しなきゃ」という気持ちを紛らわせてしまう。
部屋がきれいになったり、気になっていたマンガを読破できたりすれば満足感は得られるかもしれないが、肝心な勉強は少しも進んでいない。
そう。問題を先送りしているだけだ。とくにテスト期間中は、あらかじめ部屋を片付けておく、手の届くところに誘惑になるものは置かないなど、身の周りから気になりそうなものを排除しておこう。
どうしても気になったら「15分だけ息抜きしよう。」などと時間を決めて行おう。短時間なら良いリフレッシュになるよ。

計画倒れタイプ

あてはまる例)
③無理な勉強スケジュールを立てて、結局実践できずに終わる。
④ノート整理に時間をかけすぎて、暗記や演習がおろそかになる。
意気込みは十分!でもツメが甘く結局計画倒れに終わるのがこのタイプ。苦手教科や好きな教科だけに力を入れすぎるのもこのタイプだ。
計画を立てるときはできると思っても、予定通りに進まなかったりイレギュラーなことが起きたりするのがテスト勉強だ。
また、ノート整理は想定以上に時間がかかる。だから、闇雲に勉強を始める前にこれだけはやってほしい。
まず、テスト当日から逆算してそれぞれの教科にどのくらい時間が割り当てられるかを考えよう。
次に、各教科必要な勉強は何か、教科書やノート、プリントを使った授業の振り返り、漢字や英単語、重要語句の暗記、問題集を解くなど、やることを洗い出し、それぞれどのような順番で、どのような割合で取り組むのかを決めよう。
それを一日ごとの勉強スケジュールに振り分けていく。先ほども書いたが、テスト勉強中は様々なアクシデントが起こり得る。
予定通りにいかなかった場合のリカバリー策も用意しておけば、テスト前日一夜漬けして本番で全く集中できなかったなんてことは避けられるよ。

思いとは裏腹タイプ

あてはまる例)
⑤ちょっとだけ仮眠のつもりが、朝までぐっすり眠ってしまう。
⑥勉強しなきゃいけないとわかっていながら、ついだらだらと過ごす。
勉強しなきゃ、という思いとは裏腹な行動に出てしまうのがこのタイプ。
何かと忙しい毎日にテスト勉強まで重なれば当然疲れは出てくる。
眠気に襲われても「今ここで仮眠を取ったら起きられないかもしれない...」という不安があれば、目覚ましアラームを設定する、家族の助けを借りるなど、確実に起きられる方法を考えよう。
どうしても確認しなきゃいけないポイントに絞って、そこだけはチェックしてから仮眠を取るようにするのもよい。
また、勉強が手につかずだらだらとしてしまう人はプレッシャーをかけすぎているのかも。自分ならできる!と思い込むことも時には必要だ。
まずは深呼吸をして心を落ち着かせよう。やるべきことを細かく洗い出して、優先度の高いものから一つ一つ着実にこなしていこう。

テスト勉強から逃れる言い訳を考えるタイプ

あてはまる例)
⑦今からやっても間に合わない、どうせ自分には無理だとあきらめて勉強しない。
⑧今日は勉強する気分じゃない、部活が忙しいからと勉強しない理由を探す。
何かと言い訳をして勉強しないのもよくあるタイプ。確かにテスト範囲は膨大で科目数も多い。
そのうえ忙しくて疲れていたら勉強する気が起こらないのもわかる。それでも今日頑張って復習したところがテストに出るかもしれないし、ここは出そうだと山を張ったところが当たるかもしれない。
だから、勉強しない言い訳を並べる前に今やれることを探そう。ノートを見直して授業中先生が言っていたことを思い出したり、間違えた問題を解き直したり、何か一つでいい。
また、「苦手教科で10点UPを狙う!」など明確な目標をもつことも、やる気を引き出すには有効だ。

当日さえ乗り切れればよいと考えるタイプ

あてはまる例)
⑨寝たら覚えたこと忘れちゃうから、一夜漬けで詰め込んでそのままテストに臨む。
こちらのタイプも意外と多い。勘違いしている人も多いけど、寝たら覚えたことを忘れるというのは誤解だ。
学習したことは寝ている間に頭の中に定着する。
睡眠不足で注意力散漫な状態よりも、しっかり睡眠を取り、記憶が定着した頭を使ってテストに向かうほうが良い結果が得られるよ。

テスト中のあるある話

いくら事前の準備が万端でも本番でしくじったら意味がない。テスト当日実力を最大限発揮できるように、本番こそ注意したいみんなのあるある体験談を紹介するよ。

選択式の問題で同じ記号の解答が続くと不安になる。

問題を解いていて「問1イ、問2イ」とくると問3の答えがイだと思っても「どこか間違えているんじゃないか...」と不安になることがある。
確かに解答が続けて同じ記号になることはあまりないかもしれないが、時にはそういう出題もある。
素早く見直して間違ってないと判断したら自信を持って答えを書こう。
くれぐれも迷って時間を取られすぎて、最後まで解き終わらなかったなんてことがないように気をつけて。

全問解き切った!と思ったら問題用紙の裏にまだ続きの問題が...

こちらは定期テストというより模試などによくある失敗談。
気づかずに解き残してしまった問題が正解できる問題だったらこれほど悔しいことはない。
試験開始後すぐに問題用紙全体を確認して、解き忘れる問題がないようにしよう。

お昼前のテスト、大きな音でおなかが鳴って教室中に響き渡った。

こちらも成長期の中学生ならではの失敗談。昼食直前の試験時間にはどうしてもおなかが空いてしまうもの。
おなかの音が気になるとテストへの集中力もそがれてしまうよね。普段から規則正しい生活を心がけて、試験当日は朝ご飯をしっかり食べるようにしよう。
牛乳やヨーグルト、バナナ、ゆで卵、豆類やさつまいもなどは食物繊維やたんぱく質が多く腹持ちがよい。こうしたものを朝食にとると空腹を感じにくくなるのでおすすめだよ。
ただし、朝ご飯を食べ過ぎてテスト中に眠くなったら本末転倒。テストに集中できるように朝ご飯は腹八分目を意識しよう。

テストの日は「この教科は捨てた。だから全く勉強しなかった。」「どうしよう~。全然できなかった。」というクラスメートの声が聞こえてきて、そんな声に勇気づけられることもある。
でも、そう言っている人ほどちゃんと勉強していたり、平均点以上を取ったりすることもあって、結果、自分が傷つく。大事なことは人との比較じゃないよ。
人は人、キミはキミ。テスト当日は自分の頑張りだけを信じて、力を発揮することとそれに伴う結果だけに気を向けよう。

テスト返却時のあるある話

続いて、テスト返却時にありがちな話を紹介しよう。


予想した結果と違う。

テスト直後は自信があった科目でも、実際にテストが返されると思いのほか点数が低いときがある。
逆に、自信がないテストでなぜか高得点が取れていることもある。実はこれは危険なサイン。勘違いしたまま間違った知識が定着してしまいかねないからだ。
結果に一喜一憂するのではなく、記憶が新しいうちにしっかりと復習しておこう。

友達とOKラインが違う。

返却された答案は74点。自分ではまずまずの出来だと思ったのに、友達は85点でショックを受けている...。
こんな状況に遭遇したことはないかな。でも、気まずく感じる必要は全くない。テスト前の努力が結果に表れていて満足できる成績なら、自信をもって自分をほめてあげよう。

友達のテストの出来は言葉どおりとは限らない。

友達にテストの結果を聞いて「全然ダメだった~。」という答えが返ってきたら、それはたいてい次のうちのどちらかだ。
1.本当に低い点数を取ってショックを受けている。
2.本当は良かったけれど照れ隠しで言わない。
そんな友達からさらに実点数を聞き出すことはおすすめしない。
前者だったら傷つけないようそっとしておいてあげた方がいいし、後者だったら逆に自分がショックを受ける羽目になるからだ。
友達の「できなかった。」は実際はどうあれ、そのまま受け止めよう。

テスト前のおすすめの行動!

テスト前日。もう時間がない!でもテスト勉強終わってない...と、不安になることもあると思う。
でも、大丈夫。残り1日だとしてもやれば得点アップにつながる、当日力を出し切れることも意外とあるんだ。
もう無理...とあきらめそうになったら、次から紹介するテスト直前のおすすめ行動を試してみて。

新しいことではなくこれまでの復習を。

やり残したことが気になるかもしれないけど、前日の勉強では新しいことに手をつけるのは得策じゃない。
覚えたことの確認や、使い慣れたテキストで復習しよう。国語や社会は文章内容や時代背景など、意味や流れをきちんと理解できているかどうかを確認しながら教科書やノートを読み返そう。
丸暗記ではすぐに忘れてしまうような細かい知識が定着しやすくなる。数学や理科は間違えた問題に絞って解き直し、解き方を確認するとよい。
英語や社会、古文の暗記事項は、覚えきれていないもの、忘れやすいものを中心にもう一度確認するようにしよう。

どうしても勉強に手がつかないときは

どうしてもやる気が起きないときや気持ちばかりあせって勉強が手に付かないときは、得意な科目や好きなことだけに取り組むのでもよい。
例えば、好きな古文だけを復習する、ひたすら暗記をする、計算問題だけに取り組むなど。好きなことや得意なことなら始めるハードルは下がるし、やっていくうちに自然と集中できる。
解く問題は、難しい応用問題じゃなく基本問題を中心にしよう。
「テストが終わったらおいしいケーキを食べよう。」「テストで良い成績を取ったら友達と遊びに行こう。」など、テストを頑張った自分へのごほうびを決めて、勉強のモチベーションを上げることも効果的。
また、テスト本番でうまくいく姿をイメージするのもよい。自分はどんなときにミスしがちかを思い返し、計算ミスが多い人は解いたあとに必ず見直すようにする、時間配分がうまくいかない人はわからない問題があっても悩み過ぎないで解き進める、など具体的にイメージすることで、テスト本番であせらずに取り組む準備ができるよ。

当日に実力を全て出し切るために

最後に最も大切なことは睡眠時間を十分とること。寝ている間に脳は記憶を整理する。
つまり、勉強したことを定着させるためには睡眠をしっかりとることが重要なんだ。初めから徹夜するつもりで勉強をするのは厳禁。睡眠不足で頭が働かないばかりか、免疫力が低下して体調を崩すおそれもある。
体調管理も試験勉強の一環。これは学校の定期テストだけではなく受験勉強でも大事なことだよ。前日のうちに明日の準備をして、忘れ物がないかを確認しておこう。

さいごに

どうだったかな? 
みんな色々な誘惑や葛藤とたたかい失敗や後悔を繰り返しながら、テストを乗り越えている。
そう思うと少し気持ちがラクになるんじゃないかな。普段から予習・復習を心がけ、テストに向けて計画的に学習を進めていく、そんな定期テスト対策ができれば理想だけど、なかなかそうはいかないのが現実。
そんなときここで紹介した例を思い出して、テスト期間中の勉強の仕方を少し工夫してみよう。そして、あるある失敗例と同じ失敗をしないように準備をし、テスト本番で持てる力を存分に発揮してほしい。


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2022.09.01

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