『手持ち花火 仕組み知っている? 花火は手持ちも楽しい!』

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2022.08.05

夏の夜の楽しい遊びと言えば花火。
花火大会で豪華な打ち上げ花火を見るのも感動だけど、家族や友達と手軽に楽しむなら家庭用の手持ち花火(手で持つタイプの花火)も盛り上がる~!
ところで花火の色は、炎に金属を入れると炎の色が金属特有の色に変わる現象を利用しているのは有名だよね。
だけどシューッと音の出る明るい光とか、パチパチ細い光が静かに飛び散るなど花火の種類によって火花の形がいろいろ違うのはどういう仕組みだろう?
というわけで今回は手持ち花火の種類と仕組みなど、花火のうんちくを紹介するよ。
これを知れば手持ち花火が一層楽しくなることまちがいなし。

目次

夏の定番 手持ち花火

まずはいろいろな家庭用花火の種類と特徴を紹介。
手持ち花火の代表といえば、「ススキ花火」「スパーク花火」「線香花火」の3タイプ。
ほかにも「変色花火」「手筒」がある。
さらに(手持ち花火ではないけど)地面に置いて着火する「噴出し花火」、「ねずみ花火」、「へび花火」、「ロケット花火」なども、家庭用花火としてよく知られているよ。
さあ、まずはそれぞれの花火の特徴を知って、「これはススキ花火だ」「こっちはスパーク花火」など見分けられる花火通(つう)になっちゃおう!

ススキ花火


定番の手持ち花火と言えば、ススキ花火。
ススキ花火は火薬の入った細長い筒状の紙の管を、竹棒に巻きつけた花火だよ。
火をつけるとまるでススキの穂のように「シューッ」という大きな音を立てながら、前方へ明るい光を放ちながら噴き出す。

sparkhanabi.jpg

スパーク花火

スパーク花火も手持ち花火の定番と言えるよ。
「スパークラー」「スパークル」とも呼ばれることがある。
火花の形はススキ花火とちがって、雪の結晶(けっしょう)のような形の細い火花が、四方八方へパチパチと飛び散るのが特徴。
持ち手が針金のタイプは煙(けむり)が少ないので、屋内でケーキやパフェにさして誕生日のお祝いなどの演出によく使われているよ。
ススキ花火とスパーク花火、火花以外のわかりやすい見分け方を教えちゃおう。
スパーク花火は火薬がむきだしで棒に直接塗(ぬ)られていて、ススキ花火は火薬が紙に包まれているんだ。

senkouhanabi.jpg

線香花火

線香花火は古くから日本で楽しまれてきた花火。
ススキ花火やスパーク花火のような明るさはないけど、だいだい色に小さく静かに燃える線香花火には、はかない不思議なムードがあるよね。 恋人同士とか家族で落ち着いて楽しむときにピッタリかも。
線香花火は東日本と西日本では、別のタイプの線香花火が存在しているって知っている?
東日本ではカラフルな和紙で作られた「長手(ながて)」と呼ばれるものが、西日本では持ち手が「藁(わら)」で作られている「スボ手」と呼ばれるものが多い。
これはなぜだろう?
江戸時代に米作りが盛んだった関西地方には藁が豊富にあったので、「スボ手」が親しまれていた。
一方「スボ手」が関東に伝わってきたごろ、関東では米作りが少なくて「紙すき」が盛んだった。
だから和紙が藁の代用品として使われて「長手」が作られたんだそう。
「長手」は和紙で火薬を包んで、長い「こより」のような姿をしているよ。
キミの知っている線香花火は「長手」「スボ手」、どっちのタイプかな。
←スボ手(西日本)
↓←長手(東日本)
ところで線香花火の火の玉が点火してすぐにポタッと落ちてしまったことはないだろうか?
東日本の「長手」タイプは「斜め下」に傾けて持ち、西日本の「スボ手」タイプは「斜め上」に向けて持つと火の玉が長持ちしやすいんだって。

変色花火


変色花火は「カラーチェンジャー」とも言われていて、比較的(ひかくてき)歴史の浅い新しい花火。
燃えている途中で火花の色がどんどん変化していく花火だ。
10変色するものや20変色、25変色をするような花火もあるよ。
色の変化はいろいろな種類の金属粉を使うことで実現しているんだ。
ちなみにすすき花火やスパーク花火にも5色など変色するものがある。
でもカラーチェンジャーのほうが広がりのある火花が出るのが特徴。

tedutsuhanabi.jpg

手筒花火

手筒花火は手持ち花火のうち全体が「筒状」の花火を言うよ。
手筒花火は、手で持つタイプと、抱きかかえて持つ巨大なタイプの2種類に分かれる。
手で持つ「手筒花火」は着火すると筒先から迫力満点のハデな火花が吹き出すのが特徴。
ふつうは1mほどの火花が出るけど、最大2.5mも火花が出るタイプもある。
手持ちの「手筒花火」は勢いよく吹き出す火花の特徴から、次に紹介する「噴出し花火」とも分類される場合があるよ。
手筒花火は、周りの人に火花があたらないように周囲の安全確認をして楽しもう。 もう一つの「手筒花火」は地方の神社のお祭りで使われる1メートルほどの大きな筒状の花火。
これは手に持つというより「抱きかかえて」使う花火で、一般人は自由に遊べない花火だよ。
火をつけると大量の火花が勢いよく噴出(ふんしゅつ)して、10メートルくらい火花が上がることもあるんだって。
お祭りで使う手筒花火は、愛知県豊橋市の吉田神社が発祥(はっしょう)と言われている。
この花火は花火師ではなく、資格を持った地元の男性が作るよ。

nezumihanabi.jpg

ねずみ花火(手持ちではありません)

ここからは手持ち花火ではなく、地面に置いて着火するタイプの家庭用花火を紹介。
「ねずみ花火」は、「花車」とも呼ばれている花火。
「ねずみ花火」は、着火するとくるくると回転が始まり、そこら中に火花を飛ばして回転しながら動くのが特徴だよ。
まるでねずみが動き回るように速く動くので、「ねずみ花火」と呼ばれている。
「ねずみ花火」はどっちの方向に動き回るかはまるで予測不能。
だから「キャーこっちに来た~!」「今度はこっちだ」とみんなで逃げ回るのが楽しい。 最後はパンッと軽く爆発して終わるよ。

dragon.png

吹き出し花火(噴出し花火)(※手持ちタイプは前述の「手筒」を参照)

吹き出し花火は「噴出し花火」とも書くよ。
噴出し花火は、火花がまさに噴水のように噴き出す花火で、地面に置くタイプが一般的。
※手に持つタイプの噴出し花火は、手持ちの「手筒花火」とも呼ばれるので、花火の特徴は、「手筒花火」のところを読んでね。
噴出し花火の元祖の商品に「ドラゴン」という名前のものがあって、昔はそれが有名だった。
だから昭和世代の人たちは「噴出し花火」そのものを「ドラゴン」と呼ぶことがあるよ。
今の「噴出し花火」はいろいろなバリエーションのものが販売されていて、音が小さいもの、火花が派手なもの、長く燃え続けているもの、ふんわりとした癒(いや)し系のものなどがあるよ。

へび花火(へび玉)(※手持ち花火ではありません)


「へび花火」はへび玉とも呼ばれる。
わずか直径1cm高さ1cm前後の小さな円筒形の黒い花火だ。
へび花火(へび玉)に火をつけるとへびのようにウネウネとしながら伸びていく。
そして火花を散らすこともないまま、やがて黒い燃えカスになる。
ほかの花火にくらべるとかなり地味~な展開の花火だけど、黒いへびのようにウネウネと伸びていくのが不思議で、おとなから子どもまで昔から根強いファンが多い花火なんだ。

rocket.png

ロケット花火 (※手に持ってはいけないよ)

「ロケット花火」は空に向かって飛ばして遊ぶ打ち上げ花火。
ロケット花火は音もなく上がり上空で破裂する「音ロケット」と、ひゅーんと音を鳴らしながら上がる「笛ロケット」の2タイプがあるよ。
ロケットのように飛ばせるヒミツは、本体の下の方についている細長い竹ひごにある。
この竹ひご部分は、凧(たこ)あげのたこの足と同じ役割をしている。
着火したあとの前進する力が、この竹ひごで一定方向に制御されるので真っ直ぐ飛んでいくことができるよ。
「ロケット花火」は花火に書かれている安全な遊び方など注意事項にしたがい、点火したらすばやく5メートルほど離れよう。
ロケット花火は手に持つと手をやけどするなど危険なので絶対に手に持って遊ばないでね。
また点火してから時間差で打ち上がることもあるので、不発だと思ってもすぐにのぞかず、しばらく様子を見て近づかないようにしよう。 うっかりのぞいて顔などをけがしたら大変だ。

手持ち花火の仕組み

ここからは手持ち花火の仕組みを解説しよう。 花火は火薬に点火して楽しむものだけど、それぞれ火花の形が違うように、仕組みも違う。
ススキ花火、スパーク花火、線香花火、噴出し花火の仕組みを順番に紹介していくよ。
仕組みを知りながら遊ぶと、おもしろさも倍増だね。

ススキ花火の仕組み


ススキ花火は、火薬が紙に包まれていて竹ひごに巻きつけてある花火。
この紙に包まれた火薬部分の構造を説明するね。
まず点火する側の先端には火をつけるための「着火用火薬」がつめ込まれている。
そのあと火花の火薬がつめ込まれているけれど、火花の色の数によって、詰め込む火薬の種類も変わる。
たとえば3色に変化するススキ花火の場合は、3種類の火薬が順番につめ込まれているよ。
そしてすべての火薬を詰め込んだら、最後に火薬がもれないように「底止め」という作業がされている。
ちなみに火花の色を変えるため、火薬には異なる金属の粉が含まれている。 ススキ花火の火薬には、粉の薬と、粉を水で練ったねり物がある。
ただ単純に火薬を詰め込んでいくのではなく、それぞれ決めた火薬の量をはかって入れて、少し振動(しんどう)を加えてスキマができないように詰めていく。
火薬にスキマがあるとそこだけ早く燃えるか爆発するように燃えてしまうんだって。

スパーク花火の仕組み


スパーク花火は練り火薬をそのまま直接針金や竹ひごに巻き付けた花火。
ススキ花火と違って、火薬は紙に詰め込んだりしないで、「むきだし」状態。
ススキ花火よりシンプルな構造になっている。
火薬部分を手でさわると、指に火薬がついてしまうので注意。

線香花火の仕組み


さきほどもちょっと紹介したけど、線香花火の「スボ手」タイプは、「藁」の柄(え)の先に、黒色火薬がむき出しについている。
「長手」タイプは和紙の「こより」の先に、黒色火薬が包み込まれている仕組みだよ。
どちらも黒色火薬と藁(または和紙)のみを使う最も基本的な花火。
ほかの手持ち花火と違って色を出すための金属粉などは一切使用していないのが特徴。
線香花火は、液状の火玉がふくらんで火花が四段階に変わっていく。
その4段階の状態にはそれぞれ「蕾(つぼみ)」「牡丹(ぼたん)」「松葉(まつば)」「散り菊(ちりぎく)」という名前がついているので紹介するよ。 1 まず火薬の先端部分に火をつけると、これから花を咲かせる前のつぼみのように火の玉が大きくなる。この状態を「蕾」と呼ぶ。
2 やがてパチッ、パチッと小さく音を立てて、1つずつ火花が散りだす。 この状態を「牡丹」と呼ぶ。
3 次にだんだん勢いを増してきて次々と火花が飛び出した一番華やかな状態を「松葉」と呼ぶ。
4 火花の勢いが収まり、火花が菊の花びらのようなすっとした形になり、光が消える。この状態は「散り菊」と呼ばれる。
近年高速撮影技術によって,線香花火が4段階に変化していく様子を直接観察することができるようになった。
線香花火の火花がどうしてこのように変わっていくのか研究されている。
でもくわしい原理については今なお完全にはわかっていない部分も多いようだ。

噴出し花火の仕組み


噴出し花火の仕組みのポイントは、せまく作られている噴出し口。
噴出し口がせまいので、火薬が点火して発生するエネルギーに圧力がかかり、そのエネルギーが噴出し口から出るときに勢いよく噴出する仕組みだよ。

この夏は花火を楽しもう!

ところで手持ち花火はどこで遊べばいいのかな?
今は花火禁止の場所も多いし、近所の人に迷惑をかけないような配慮(はいりょ)も必要だ。
花火禁止の場所で遊んで警察がきたり、近所から苦情を受けたりなど、思わぬトラブルにならないように遊びたいよね。
ここでは花火をする場所選びと遊ぶ時間帯についての注意事項を紹介。
(花火は遊び場所を保護者などの大人に相談して決めて、遊ぶときもつきそってもらおう)

花火をする場所を選ぶ


手持ち花火は、煙や火花が人に当たると危険。
だから広い場所で遊ぶ必要があるよ。
みんなが集まれて広い場所といえば公園や河原、砂浜、緑地などが思い浮かぶかもしれない。
でも地域によってそういう場所も花火禁止の区域や全面禁止のところも多い。
市役所や町役場、町内会などのホームページなどで事前に花火禁止になっていないか確認しよう。
自分や友人の家の庭先やベランダが遊ぶ場所の有力候補になりそう。
その場合はとなりの家に煙のにおいや花火の音、声などでご近所トラブルが起きないように気をつけよう。
事前に近所の人に庭で花火を行うことを伝えておくのもおすすめだよ。
またマンションなど集合住宅では、駐車場や屋上、庭先での花火が全面禁止されていることも多い。
保護者のかたにマンションの管理規約や契約書の禁止事項などを確認してもらってね。

何時から始める?


花火の音や煙、騒いでいる声で近所に迷惑をかける可能性があるので、遅い時間に行うのは避けたい。
花火を始める時間は遅くても19時ごろにはスタートして20時前後には終わらせるのがおすすめだよ。
日没前の少し明るいうちから準備しておくといいね。

安全に楽しむために準備するもの

さて次は花火を安全に楽しむために準備するものを紹介。
花火は楽しいけれど、暗い場所で火を使う遊び。
火災ややけど、ケガなどには十分注意して遊ぼう。
ここに紹介するものを準備して遊べば安心して花火を楽しむことができるよ。
忘れないように事前に「持ち物リスト」を作って必要な持ち物を準備しよう。

安全に花火で遊ぶために必要なもの


① 水のはいったバケツ
水のはいったバケツはかならず用意しよう。
遊び終わった花火を確実に消したり、いざというときの消火にも使えたりするので、少し大きめのバケツにたっぷりの水を入れておこう。
② ゴミ袋
花火の包装などのゴミや、使い終わって消火した花火を入れるゴミ袋を用意。
使った花火は一度水の入ったバケツに入れてしっかりと消火してから捨てよう。
使った花火はゴミ袋に入れて、未使用の花火と混ざらないように仕分けておけば安全だよ。
③ ローソクまたは線香
花火に火をつけるのは、ローソクや線香を使うと安全。
最近の花火用ローソクは、煙が少ないものや、風よけできるようにバケツ型になっているものもあるよ。
花火に着火するときは、先にローソクや線香に火をつけて、その炎を使って一本一本に火をつけよう。(一度に何本もまとめてつけるのはNG)
100円ライターやマッチなどで花火の先に直接火をつけるのは、やけどしやすいので、絶対にやめよう。
④ 着火用ライター・マッチ
ローソクや線香に火をつけるために着火用ライター・マッチも必要。
⑤ 懐中電灯(かいちゅうでんとう)
外が真っ暗のなか花火やろうそくに火をつけると手元が見えなくて危険。
懐中電灯で手元を照らそう。

花火をするとき、あると便利なもの


・虫よけスプレー・蚊取り線香
花火をしているときに気になるのが虫刺され。
虫よけグッズや蚊取り線香があると、虫刺されを気にせず花火を楽しめるよ。
虫よけ効果のあるローソクがあれば、代用できる。
・ウエットティッシュ
花火は手が汚れることがあるので、ウエットティッシュがあると便利だよ。
・アウトドア用折りたたみチェア
保護者のかたに花火につきそってもらうとき、座って見守れるように折りたたみのアウトドア用の小さなチェアがあると便利かも。

花火で遊んだあとの片付けに必要なもの


① 水入りのバケツ
さきほども紹介したけれど、遊んだあとの片づけには「水入りバケツ」は必須アイテム。
遊び終わった花火は、火が消えたと思っても内部でまだ火薬が燃えている可能性がある。
水入りバケツに入れて、確実に消火しよう。
② ゴミ袋
これも安全に楽しむための準備で紹介したけど、ゴミ袋はあと片付けに必要。
花火の包装や、使用済み花火などのゴミを持ちかえるゴミ袋を用意しよう。
持ち帰ったゴミ袋は、自治体に決められた方法で処分しよう。
花火の燃えカスやマッチのゴミなどを散らかしたまま帰るのはマナー違反。

まとめ

夏の夜のステキな思い出を作ってくれる花火。
家庭用花火には「ススキ花火」「スパーク花火」、「線香花火」、「カラーチェンジャー」、「手筒花火」などの手持ち花火のほか、地面に置いて着火する「噴出し花火」「ねずみ花火」「へび花火」「ロケット花火」などたくさんの種類がある。
夏のうちに楽しんじゃおうよ!

花火といえば、花火大火などのイベントを企画するものイベントプランナーの仕事。
花火の知識があれば、さまざまな企画にいかせるよ。

「おしごと事典」を見てみよう!



どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!

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