トクイ教科:英語 ニガテ教科:数学
部活:放送部
志望校合格までの壁:中2で芽生えた数学へのニガテ意識に向き合ったこと
「中学校の授業は大変」。そんなウワサを聞いていたからこそ、少しでもいい学校生活が送れるように、私は中1の春から気合いを入れて勉強に取り組みました。
とくにがんばったのは予習です。次の日に授業がある教科は、必ず〈デジタルチャレンジ〉で内容を先取り。どんなことを教わるのかや、何がわからないかを確認してから授業を受けることで、先生の話が頭に入りやすくなりました。
予習はもちろん、授業中もがんばりました。私の学校は、定期テストの前後で授業ノートを提出しなければいけなかったので、先生の話や、板書の内容は、なるべく丁寧にまとめるようにしていました。
テスト前に復習するとき、がんばってつくったノートが役立っていたので、ノートを真剣に取るのは大切だと思います。それから、「ここ、わかる人?」と聞かれたときは、積極的に挙手することも心がけていました。
おかげで内申点は、1年生のときは45点中42点。いいスタートが切れていたと思います。
私は学校の規模を決め手に、志望校を決めました。中学校は人数が多くてにぎやかだった反面、高校は人数が少なくて落ち着いた学校がいいなと思っていたからです。それに、少人数の学校のほうが、先生も丁寧に指導してくれそうだと感じていました。
いくつか迷う学校もあったのですが、学校説明会に行ったり、パンフレットを読んだりして、自分なりに学校同士を見比べたうえで、志望校を決定しました。
実は中2で成績がダウンした時期がありました。とくにふるわなかったのが、数学です。成績は中3で持ち直したものの、当時、証明問題に苦戦した図形の単元はニガテなまま。それもあって、受験勉強を始めたら、真っ先に克服しなきゃと考えていました。
ニガテ克服は問題を解くのが一番。そう考えて、教科書の章末問題やワーク、それから『中三受験講座』の〈合格への予想問題100〉の問題に、とにかくたくさん取り組みました。それもただ解くだけではなく、解答・解説をきちんと見て、「こういう問題はこういう解き方をすればいいんだ」と、問題と解答のパターンを覚えることも意識。解いた問題は時間がたったら復習して、本当にパターンが身についているかを確かめました。
受験勉強の一方で、学校テスト対策もおろそかにはしませんでした。中3の内申点も評価されるからです。
そうはいっても時間は限られているので、入試で課されない理科や社会は、なるべく効率よく用語を覚えようと、「ゼミ」が教えてくれる語呂合わせを積極的に活用しました。
とくに〈オンラインライブ授業〉はたくさん語呂合わせを教えてくれて、見ているだけで勉強になりました。
私は文化部だったので引退が遅く、本格的に受験勉強を始められたのは中3の秋になってからでした。正直、自分でも遅いスタートだったとは思いますし、焦りもしました。
まだ部活があるのに、周りは休み時間に勉強していたり、模試の点数を話し合ったりしている。本当に、このままで大丈夫なのかなと不安に思うときもありました。
そんなときは、よくカイロを握っていました。昔からあたたかいものに触ると、気持ちが落ち着いたからです。家で勉強しているときも、学校でも、カイロはいつもポケットに。落ち着いたら「ずっと勉強してきたから」と自信をつけ直して、再度集中するようにしました。
入試が終わった高校からの帰り道、私はすっかり落ち込んでいました。集団面接が終わって、部屋を出るとき、私だけ「失礼します」と言い忘れていたからです。
一つ気になると、ほかにも気になるところが出てくるもの。数学の問題も解けなかった気がするし、中学校の先生に注意されていたのに、面接中に目が泳いでいた気がする。あまりできなかったな、ダメかもなという気持ちで、家に帰りました。
合格発表の日、私は体調を崩していて代わりに父と母が高校の掲示板を見に行ってくれました。ドキドキしながら待っていると、母から電話が。「合格しているよ!」と言われて、まさか、でもがんばったし、と、いろいろな気持ちがあふれてつい泣いてしまいました。
中学生活を振り返って、自分でも、勉強にはまじめに取り組んでいたと思います。授業中は進んで手を挙げていたし、ノートもしっかり取っていたし、予習・復習もちゃんとしました。
受験勉強中は焦りも不安も、たくさん感じました。それでも乗り越えられたのは、努力が自信につながったからだと思います。
受験生になって、焦りや不安を感じない人はいないはず。でも、努力は裏切りません。努力した分だけ、焦りや不安をはねのけるパワーが手に入るので、自分を信じて最後までがんばってください。
中学生になると、勉強に部活に忙しく、お子さまの生活スタイルは大きく変わります。授業のスピードは速くなり、予習・復習が必要です。
そういった状況変化に応じて、限られた時間の中で効率的に勉強するスタイルに切り替えることが大切です。また、勉強の時間配分もお子さまのトクイ・ニガテによって調整すると、スムーズに進みます。
「ハイブリッドスタイル」では、お子さまに最適な学習プランを提案し、効率のよい学習をサポート!
〈チャレンジパッドNext〉に学習時間や目標点などを教科ごとに入力すると、お子さま専用のカリキュラムを作成。お子さまの生活スタイルや目標に合わせて、効率的に〈デジタルチャレンジ〉に取り組むことで、日々の授業対策が短時間でできます。
「オリジナルスタイル」は、要点をわかりやすくまとめたテキストで、効率的に学習できます。
〈Challenge〉1回15分×1日2回が目安です。授業で習っている範囲に合わせて〈Challenge〉に取り組むよう、お声がけください。平日にできなかった分は週末に行うなどして、1週間のサイクルで調整するとよいでしょう。
お子さまの生活スタイルに合わせて調整を行えば、やる気をキープでき、学習のリズムがつくりやすくなります。