トクイ教科:英語 ニガテ教科:数学
部活:合唱部
志望校合格までの壁:早くから推薦入試での合格を意識。内申点をアップすることが、何よりの課題だった。
夏休みは絶好の復習チャンス。私はとくに、英語の単語や熟語、文法といった暗記事項を覚え直すことに力を入れていました。使うのは、「ゼミ」の教材。〈定期テスト暗記BOOK〉のような暗記向けの教材もどんどん使って、うろ覚えの内容を復習しました。英語がトクイになったのは、こうしたこまめな復習のおかげです。
なかなかやる気が出ないときもあると思います。私のおすすめ勉強法は、夜寝る前に軽く教材を見て、「明日ここをやろう」と思ったページを開いたまま、机に置いておくこと。私は朝起きて、教材が目に入ったらそのまま勉強していました。目に入りやすいところに、やりやすい形で教材を置いておくと、やる気を出しやすいですよ。
夏休みの課題はもともとやらなければならないものですが、私はただ終わらせるのではなく、なるべく本気で取り組むようにしていました。内申点と復習、両方につながるからです。
例えば理科や数学のワークを解くとき、わからない公式や重要な語句を見つけたら、付せんに書き出してワークにペタリ。間違えた問題も別の紙に解き直して、またワークにペタリと貼っていました。課題はA~Cでしか評価されませんが、私は“S”を取るつもりで、取り組んでいたんです。努力を形として残しておくと、後々になって「あのとき頑張った」と自信を深められますよ!
私は学校行事が好きで、学校生活は何でも楽しみたい派。勉強はもちろん、合唱部の活動も頑張りましたし、生徒会にも入っていました。中1・中2の頃はまだ志望校が決まっていませんでしたが、ぼんやり「せっかくの高校生活なんだから、いろんなことに本気になれる高校がいいな」と思っていました。
そんな私が戸畑高校にひかれたのは、受験期も深まった中3・11月。そろそろ志望校を決めないとな、と高校を調べていて、たまたま戸畑高校の校訓「一生懸命がかっこいい」が目に入ってからです。実際に体育祭の様子などを調べて、本当に何にでも一生懸命になれそうな学校だと感じ、志望を決めました。
私は、中2の終わりにはもう推薦入試での合格をねらっていました。なので、中3の1学期は内申点対策が受験勉強のようなものでした。
一番力を入れたのは、授業を理解すること。先生が「ここは受験に出るよ」と教えてくれるし、何より授業の受け方やテストの点数が内申点につながるからです。そして授業は準備が大事。授業中は先生の話に集中できるように、毎日〈チャレンジ〉のレッスンで予習をしていました。〈チャレンジ〉のレッスンは講義がとってもわかりやすい!例題の精度も高くて、授業でそのまま同じ問題が出されることもありました。
推薦入試では、面接と作文が課されます。受験期の後半は、この作文対策に力を入れていました。
作文に必要なのは、ずばり語い力。私は小説を読んだり、先生の言葉遣いをメモしたりして、日頃から作文で使える言葉を増やすよう心がけました。
私はもともと緊張しやすいタイプなのですが、試験会場に着いてからは不思議とあまり緊張していませんでした。面接は学校の先生とたくさん練習しましたし、作文もしっかり対策してあったからだと思います。それに、周りの受験生もすごく緊張しているのが伝わってきて。「みんな同じなんだ」と思ったら、不思議とリラックスできました。
もう一つ大きかったのが、いとこからの手紙の存在です。実は、歳も近くてよく遊ぶいとこが、応援の手紙をプレゼントしてくれていたんです。私にとってはお守りのようなもので、この手紙のおかげで「やってやる!」なんてスイッチが入ったんだと思います。
合格の秘訣は、夏休みを含めて、学校の課題に手を抜かなかったことです。ワークを解き直したり、付せんを貼ったり、課題にはいつも全力で向き合っていました。それが教科の理解や内申点、そして最後の最後で“スイッチ”を入れるための自信、全部につながったんだと思います。
保護者として、受験期にかける言葉にはとても気を遣いました。とくに注意したのは、プレッシャーをかけないようにすること。例えば「頑張れ」とは言わない。「勉強しろ」とも言わない。心配ごとがあってもまくしたてずに、少しずつ、日常会話の中でそれとなく話すよう心がけていました。
あとは、保護者がうろたえないようにすることも大切だと思います。実際、入試本番は本人より私のほうがドキドキしていたと思います(笑)。ただ、それを見せてしまうと、本人はプレッシャーを感じてしまうでしょう。だからあくまで定期テストに送り出すような振る舞いを通しました。ドンと構えて、余裕を見せられるといいのかなと思います。
※体験談は2024年度の入試情報です。
中学1年生の方にとっては、中学で初めての夏休み。時間がたっぷりあるように思えても、部活や遊びなどであっという間に過ぎてしまうものです。
ただ、「夏休みに、夏休みまでの範囲の総復習をするかしないかで、その後のテスト結果に差がつく」と答えた先輩が、93.1%!(※1)
忙しくても、夏休みに総復習をしておくことで、新学期の成績が上がります。
※1)2023年3月、中学1年生846人対象の「中1・1-2学期に関するアンケート」より。「とてもそう思う・まあそう思う・どちらかというとそう思う」と答えた人の割合。
『中一講座』の8月号は、これまでに習った範囲の復習が “最短”でできる特別号。
「ハイブリッドスタイル」の方
AI Naviがニガテを分析して、最短15分でできるレッスンを提案。たった9日間で総復習が完成します。
さらに、「みんなで!集中!オンライン自習室」で夏休みの過ごし方をサポート。読書感想文や自由研究の取り組み方もわかり、夏休みの宿題がサクサク終わります。
「オリジナルスタイル」の方
8月号の〈夏・特別チャレンジ〉で、夏までの総復習ができます。大切なポイントをまとめてあるので、まだ終わっていない〈Challenge〉があったとしても、安心して先に8月号に取り組みましょう。
総復習ができたら、仕上げは〈実力診断マークテスト〉。自分では気づかないようなニガテ分野もあぶりだしてアドバイスをお届けするので、自信をもって新学期を迎えられます。
7月27日(土)・28日(日)には、各都道府県の高校受験についてお伝えするセミナー「47都道府県別高校入試セミナー」を実施します。
高校受験は先手必勝。早めに情報収集することで、中1からやるべきことが明確になり、志望校合格に向けて迷わず歩めます。ぜひ、ご家族で視聴ください。
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