『美術館の楽しみ方! 初心者でもだいじょうぶ!』
みんなは美術館って行ったことある?
おうちの人と行ったことがある!という人もいれば、
興味があっても、おとなが行く場所っていうイメージがあって、なかなか行く勇気が無い......という人もいるかもしれないね。
今回は、初めて行く人でも美術館を楽しめるコツを紹介するよ。 この記事を読んで、おもしろそうだと思ったら、ぜひお出かけ先の候補(こうほ)にしてみてね!
美術館って、「美術にくわしくないと行っちゃいけないのかな?」、「全部の絵を見ないといけないのかな?」、「芸術ってなんか難しそう」って思ってしまう人もいるよね。
でも、そんなことはないんだよ。
美術館に行くからには、美術にくわしくないといけないって思ってしまう人もいるかもしれないけど、そんなことはないよ。
なぜなら特別な知識がなくても、楽しく鑑賞することができるから。
作者の個性が表れた色彩や、作品のメッセージに触れることで、感情が刺激(しげき)されたり、感性が豊かになったりするんだ。
それに、美術館は静かで落ち着いた雰囲気があって、ゆったりとした時間を過ごせるのも魅力だよ。
美術館は、アートにくわしくなくても楽しめる場所だから、気軽に足を運んでみてほしいな。
美術館にはたくさんの美術作品があって、全部の展示物を見ないといけないと思ってしまう人もいるかもしれないけど、そんなルールはないよ。
だから、自分の興味ある作品や、好きなアーティストの作品だけを見てみたり、1つのフロアにある人気な作品や有名な作品だけをざっと見てみたり、自由に鑑賞していいんだ。
自分のお気に入りの作品を見つけて、その絵をじっくりと見てみることで、新しい発見を得られることがあるからね。
全部の絵を見ようとしてあせるより、一つひとつの作品と向き合うことで、より楽しい時間を過ごすことができるよ。
無理に興味のない作品を見ると、逆につまらなく感じたり、美術鑑賞があまり楽しくなくなりそうだよね。
だから最初は、難しい作品や興味のないものは、スルーしてもかまわない。
休けいをとりながら、自分が本当に興味を持った絵やアートに集中してみるのが、失敗しない楽しみかたなんだ。
そのほうが、まちがいなく美術館を楽しむことができるよ。
美術館に行くのが、楽しい経験になることが大切だ。
まずは自分が楽しいと思えるやりかたを試してみるのがいいんじゃないかな。
美術館で絵を見たら、必ず感想を持たないといけないと思ってしまう人もいるかもしれないね。
でも、絵を見たとき、必ずしも感想を持つ必要はないんだ。
ただ絵を見て楽しむだけでもOK!
それにもし、「なんとなくこの絵が好き」と思ったとしたら、それは十分ステキな感想だよね。
芸術鑑賞に正解はないから、まずは気軽に鑑賞して、自由に解釈してみよう。
美術館がつまらないと思う人のなかには「絵を見てもなにも感じない」と思っている場合がある。でも安心して。そんな場合に絵画を楽しむやり方があるんだ。
絵画を見るとき、絵画を単なる視覚の対象として見るのではなく、絵を読むアプローチを試してみてはどうかな。いくつかのプロセスをふむことで絵画の意味がわかったり、共感できるようになるんだ。
絵画鑑賞を始める際に大切なのは、まず絵画を注意深く観察すること。
美術館やギャラリーの壁にかけられた絵画を前にして、じっくりと時間をかけて観察してみよう。以下は観察する際のポイントだよ。
色彩: 絵画に使われている色彩に注目。鮮やかな色、暗い色、色の組み合わせが何を表現しているのかを考えてみよう。
構図: 絵のなかに描かれた対象物やキャラクターの配置やバランスを見てみよう。
アーティストが意図的に配置した要素がどのように作用しているのかを考えよう。
タッチ: 絵画のタッチにも注意を払います。タッチが荒々しい場合となめらかな場合、それぞれが異なる感情を表現しているよね。
絵画を観察したら、次に絵画の解説を読むことがおすすめ。
美術館やギャラリーでは、ほとんどの展示物に解説がついているよ。
これらの解説には、アーティストの生涯、制作背景、時代背景、そして絵画のテーマに関する情報が含まれている。
解説を読むことで、絵画の背後にあるストーリーやメッセージを理解しやすくなるんだ。
また、アーティスト自身の視点や意図を知ることで、絵画をより深く理解できるよ。
アーティストが特定の感情や思考を表現しようとしたり、社会的な問題を取り上げたりすることがあるため、その背後にあるストーリーを知ることはとても大切なんだ。
絵画を読む過程で、共感のポイントを探してみよう。
絵画が持つ感情やメッセージに共感することで、絵画鑑賞はより豊かな体験になるんだ。
以下は共感を見つけるためのアプローチだよ。
自分の経験と照らし合わせる: 絵画が表現する感情やテーマが、自分の人生や経験にどのように関連するかを考えてみよう。
自分自身の感情や思考と結びつけることで、絵画がより身近に感じられるはず。
アーティストの視点と照らし合わせる: アーティストが絵画で表現した視点や意図に共感することもあるよね。 アーティストの視点から自分の視点へとつながる共感の糸を見つけてみよう。
感情を自由に表現する: 絵画を通じて感じたことや思ったことを自由に表現することも大切だ。
友達や家族と絵画について話し合い、共感や異なる視点を共有することで、より深い理解が得られるかもしれないよ。
「絵画を読む」ことで、美術館での絵画鑑賞が新たな魅力を持つものになるかもしれないよ。絵画は単なる視覚の楽しみだけでなく、感情やストーリーが込められた芸術作品。
観察し、解説を読み、共感を見つけることで、絵画の世界に没頭(ぼっとう)し、新たな視点を得ることができるよ。
「美術館は思っていたより気軽に行ける場所かも」と思えたら、次は美術館での楽しみかたについてさらに見ていこう!
現代アートの展示や美術館独自の展覧会など、美術館の作品には見どころがたくさんあるんだ!
ここでは、美術鑑賞のコツを紹介(しょうかい)するよ!
美術館では立って鑑賞するし、作品を見るためにたくさん歩くから、実はけっこう体力が必要なんだ。
長い時間見てもだいじょうぶなように、できるだけ身軽になっておこう。
美術館にはコインロッカーが設置されていることが多いから、上着や重たいかばんなどは預けてしまうことがおすすめだよ。
身軽になると、疲れにくくなって、作品をゆっくりと鑑賞することができるね。
もちろん、つかれたら無理(むり)はせずに、こまめに休憩(きゅうけい)しよう。
美術館の展覧会にはたくさんの作品があるから、ひとつひとつ集中して見ていると、時間が足りなくなってしまうよね。
だから、最初はざっと見てみることがおすすめだよ。
一通り見たら、気になると感じた作品の場所に戻って、じっくり見てみよう。
自分が気になった作品を見つけたときは、そのアーティストに注目してみよう。
作品のテーマや表現方法をじっくりと観察してみると、アーティストの世界観が伝わってくるはず。
さらに、時代に注目するとおもしろい発見があるかも。
絵には、描かれた時代の社会情勢や文化が反映されていることがあるんだ。
気になった作品があったときには、ぜひやってみてね
美術館に行ったら、お気に入りの作品を見つけてみることがおすすめだよ。
まずは自分が気になった作品や、好みの雰囲気(ふんいき)を持つ作品を探してみて。
もし気に入った作品があったら、その絵を見てどんな気持ちになるのか、自分自身の感じかたを大切にしよう。
お気に入りの作品なら、作品がなにを表現しているのか、作者のメッセージを考えるのも楽しいよね。
美術館の作品を鑑賞するときは、作品の前でじっくりと時間をかけてみよう。
細部までよく見ることで、作者の表現やメッセージを感じ取ることができるはずだよ。
美術館に行ったら、ぜひ実践(じっせん)してみてね。
解説には作品の背景や作者の意図、時代背景、技法などが書かれていることが多いよ。
海外のアーティストなら、日本とはちがった背景を知れるかもしれない。 解説を読むことで、作品の意味やメッセージをより深く理解できるし、作品を鑑賞する視点も広がるんだ。
作品についての知識を深めることで、友達や家族との会話もより楽しくなるよ。
絵画をもっと楽しく鑑賞してもらえるように、美術館にはさまざま工夫が用意されているんだ。
美術館に行ったときには、積極的に利用してみよう。
美術館によっては、オーディオガイドを借りられる場合があるよ。
大きな美術館だと、声優や俳優とコラボしていることもあるんだ。
作品についてのくわしい説明や解説を聞きながら鑑賞すると、より深い理解ができるし、新たな発見もあるかもしれないよ。
美術館では、ワークショップや体験イベントが行われることもある。
自分で絵を描いたり、工作をしたりすることで、アートをもっと好きになれるかも。
友達といっしょに参加すると、より楽しむことができるね。
ガイドが美術館を案内してくれる、ガイドツアーに参加すると、作品をさらに好きになれるかも。
たとえば、作品が制作された歴史的な背景や、その絵が完成するまでにどのくらいかかったのかなど、くわしく解説してくれるよ。
絵を見ただけではわからない情報まで知ることができるんだ。
予約が必要な場合もあるから、事前にチェックしておこう。
美術館で作品を鑑賞するときは、マナーを守ることも大切だよ。
美術館に入る前に、必ず確認しよう。
美術館の作品には絶対に触らないようにしよう。
壊してしまう心配があるからね。
触れたくなるくらい素敵な作品があっても、ぐっと我慢(がまん)しよう。
美術館では、撮影が許可されている場合もあるけれど、撮影する前にルールを確認しよう。
フラッシュが禁止されていたり、撮影禁止の作品があったりするよ。
ルールを守って鑑賞しようね。
美術館の展示室では、飲食は控えよう。
まわりで鑑賞している人の迷惑になってしまうよ。
みんなが気持ちよく美術館を楽しむために必要なルールだから、必ず守ろうね。
美術館での楽しみかたは、ただ絵を見るだけに限らないんだ。
最後に、絵画以外でも楽しむコツを紹介するよ。
美術館にはミュージアムショップもあるから、美術に関連するグッズや本を見てみよう。
おしゃれなデザインのアイテムが、たくさん販売されているよ。
お気に入りのものを見つけて、思い出に残る一日にしよう。
美術館には写真を撮れるスポットもあるから、記念写真を撮ってみるのもおすすめだよ。
作品と一緒に写真を撮れる場所もあるから、探してみてね。
家族や友達と思い出の写真を共有しても楽しいよね。
思い出をたくさんの写真に残してみよう。
美術館内にはカフェやレストランもあるから、時間に余裕があったらぜひ行ってみてね。
カフェ自体がおしゃれな空間になっていることも多いよ。
おしゃべりをしながら、おいしいスイーツやドリンクを楽しんでみよう。
美術館には展示室以外にも魅力的な場所が本当にたくさんあるよ。
建物のデザイン、内装も美術館自体も見どころの一つだから、ゆっくりと散策してみよう。
ここでは、ぜひ行ってみてほしい、オススメの美術館を紹介するよ!
絵画展示だけでなく、現代アートの展示も多く開さいされているよ!
フォトスポットも充実していて、アートを体感しながら楽しめるのがおすすめポイント!
国内で初の野外美術館!
シンボルの「幸せを呼ぶシンフォニー彫刻」は、全面にステンドグラスを張り巡らせた巨大な塔なんだ。
見るといやされる、幻想的な作品だよ。
広い敷地(しきち)に展示がいくつもあるから、1日中楽しめるところもオススメ!
海外の有名な絵画を見てみたいならここ!
ゴッホの『ヒマワリ』、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』など、教科書にも出てくる芸術作品を多く展示しているよ。
実物の絵画は教科書で見るよりずっと大きいから、きっとおどろくはず!
みんなは、隈研吾(くまけんご)という建築家を知っている?
世界的に有名な建築家で、2022年に開催された東京五輪の会場になった、新国立競技場を設計した人でもあるよ。
長崎県美術館は、その隈研吾が設計した美術館。
建物そのものがアート作品のようにきれいなんだ!
ダリやピカソなど、スペイン画家の作品が多く展示されているよ。
美術品も建物も見どころがたくさんだから、機会があったらぜひ行ってみてね!
2022年に新しく開館した美術館だよ。
特徴は、撮影自由なスペースが多いこと!
高さが7メートルもある腹話術人形や巨大なネコの像など、ユニークな展示が見どころだよ。
1階にはおしゃれなカフェもあって、充実した日を過ごせそうだよね。
芸術作品はやっぱりハードルがある......という人にオススメの美術館!
万華鏡をテーマとしていて、万華鏡の展示や、映像を用いた展示をしている。
実際に万華鏡を作ることもできて、気軽に楽しむことができるよ!
ベネッセが展開するアートな場所も紹介するよ!
ベネッセと瀬戸内の島々とが協力して誕生した「ベネッセアートサイト直島」は、島が丸ごとアートになっているんだ!
なかでも直島には、「地中海美術館」だけでなく、ホテルと美術館がいっしょになった「ベネッセハウスミュージアム」もあるよ。
泊まりながら芸術鑑賞ができるなんて、おもしろそうだよね。
草間彌生(くさまやよい)が手がけた水玉もようのかぼちゃのオブジェも有名だ。
島のいたるところに芸術作品が展示されていて、観光しながらアートを楽しめるんだ!
友だちと美術館を楽しむためには、事前の下調べをしておくといい。
展示されているアーチストやコレクションについて少し調査してみよう。
事前に知識を仕入れておけば、ちんぷんかんぷんなんてことはなくなる。
話も盛り上がるよね。
友だちが以前に訪れた美術館についてたずねてみよう。
友だちの過去の経験や好みがわかれば、美術館を楽しむ計画を立てる際に役立つよ。
とくに好きなアーチストや展示内容があるかもしれないよね。
友だちの好みや経験を考えて、美術館を楽しむ計画を練ってみよう。
友だちが特定のアーチストや時代の作品に興味がある場合、その場所を重点的に訪れるのもいい。
また、美術館内のカフェやレストランでランチやお茶を楽しむ予定も立てておこう。
プランを立てる際には、相手が楽しむことを第一に考えてみて。
美術館では、いくつかのNG行動を避けることも大切。
美術館内でのマナーやエチケットに気をつけて楽しもう!
美術館内にはほかの来館者もいるよ。
友だちと楽しく過ごすのはいいけれど、大声を出したり騒いだりしないように心掛けよう。美術館は静かな環境でアートを楽しむ場所だもんね。
アートは主観的なものであり、人それぞれ異なる感じかたをするものだよね。
だから、友だちと一緒に美術館を訪れた際、作品に対して否定的な感想を言うことは避けよう。ポジティブな意見や感想を共有したほうが盛り上がれるよ!
友だちといっしょならなおさらマナーやエチケットを守ること。
非常識な行動は美術館内でことさら目立つ。友だちも引いてしまうかも。
はしゃぎたい気持ちを抑えてマナー厳守でいこう!
以上、初心者でも美術館を楽しむためのポイントを紹介したよ!
美術館の楽しみかたがわかったかな?
気になっているけど行ったことないがない人は、ぜひ一度、美術館に行ってみてね!
どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!
おうちの人と行ったことがある!という人もいれば、
興味があっても、おとなが行く場所っていうイメージがあって、なかなか行く勇気が無い......という人もいるかもしれないね。
今回は、初めて行く人でも美術館を楽しめるコツを紹介するよ。 この記事を読んで、おもしろそうだと思ったら、ぜひお出かけ先の候補(こうほ)にしてみてね!
目次
・美術館に行くにはなにが必要なの? ありがちな美術館の勘違い
・美術館で絵を見てもなにも感じないという人は
・美術館の楽しみかた
・絵画をさらに楽しく鑑賞するために
・鑑賞のマナーを守ろう
・絵画だけじゃない楽しみかた
・友だちと行く美術館の楽しみ方
・友だちと行く美術館でのNG行動
・美術館に行くにはなにが必要なの? ありがちな美術館の勘違い
・美術館で絵を見てもなにも感じないという人は
・美術館の楽しみかた
・絵画をさらに楽しく鑑賞するために
・鑑賞のマナーを守ろう
・絵画だけじゃない楽しみかた
・友だちと行く美術館の楽しみ方
・友だちと行く美術館でのNG行動
美術館に行くにはなにが必要なの? ありがちな美術館の勘違い
でも、そんなことはないんだよ。
美術にくわしくないと行っちゃいけない?
なぜなら特別な知識がなくても、楽しく鑑賞することができるから。
作者の個性が表れた色彩や、作品のメッセージに触れることで、感情が刺激(しげき)されたり、感性が豊かになったりするんだ。
それに、美術館は静かで落ち着いた雰囲気があって、ゆったりとした時間を過ごせるのも魅力だよ。
美術館は、アートにくわしくなくても楽しめる場所だから、気軽に足を運んでみてほしいな。
全部の絵を見ないといけない?
だから、自分の興味ある作品や、好きなアーティストの作品だけを見てみたり、1つのフロアにある人気な作品や有名な作品だけをざっと見てみたり、自由に鑑賞していいんだ。
自分のお気に入りの作品を見つけて、その絵をじっくりと見てみることで、新しい発見を得られることがあるからね。
全部の絵を見ようとしてあせるより、一つひとつの作品と向き合うことで、より楽しい時間を過ごすことができるよ。
無理に興味のない作品を見ると、逆につまらなく感じたり、美術鑑賞があまり楽しくなくなりそうだよね。
だから最初は、難しい作品や興味のないものは、スルーしてもかまわない。
休けいをとりながら、自分が本当に興味を持った絵やアートに集中してみるのが、失敗しない楽しみかたなんだ。
そのほうが、まちがいなく美術館を楽しむことができるよ。
美術館に行くのが、楽しい経験になることが大切だ。
まずは自分が楽しいと思えるやりかたを試してみるのがいいんじゃないかな。
感想がないといけない?
でも、絵を見たとき、必ずしも感想を持つ必要はないんだ。
ただ絵を見て楽しむだけでもOK!
それにもし、「なんとなくこの絵が好き」と思ったとしたら、それは十分ステキな感想だよね。
芸術鑑賞に正解はないから、まずは気軽に鑑賞して、自由に解釈してみよう。
美術館で絵を見てもなにも感じないという人は
絵画を見るだけでなく「読んで」みよう
絵画を観察する
美術館やギャラリーの壁にかけられた絵画を前にして、じっくりと時間をかけて観察してみよう。以下は観察する際のポイントだよ。
色彩: 絵画に使われている色彩に注目。鮮やかな色、暗い色、色の組み合わせが何を表現しているのかを考えてみよう。
構図: 絵のなかに描かれた対象物やキャラクターの配置やバランスを見てみよう。
アーティストが意図的に配置した要素がどのように作用しているのかを考えよう。
タッチ: 絵画のタッチにも注意を払います。タッチが荒々しい場合となめらかな場合、それぞれが異なる感情を表現しているよね。
絵画の解説を読み背後のストーリーを知る
美術館やギャラリーでは、ほとんどの展示物に解説がついているよ。
これらの解説には、アーティストの生涯、制作背景、時代背景、そして絵画のテーマに関する情報が含まれている。
解説を読むことで、絵画の背後にあるストーリーやメッセージを理解しやすくなるんだ。
また、アーティスト自身の視点や意図を知ることで、絵画をより深く理解できるよ。
アーティストが特定の感情や思考を表現しようとしたり、社会的な問題を取り上げたりすることがあるため、その背後にあるストーリーを知ることはとても大切なんだ。
共感のポイントを探す
絵画が持つ感情やメッセージに共感することで、絵画鑑賞はより豊かな体験になるんだ。
以下は共感を見つけるためのアプローチだよ。
自分の経験と照らし合わせる: 絵画が表現する感情やテーマが、自分の人生や経験にどのように関連するかを考えてみよう。
自分自身の感情や思考と結びつけることで、絵画がより身近に感じられるはず。
アーティストの視点と照らし合わせる: アーティストが絵画で表現した視点や意図に共感することもあるよね。 アーティストの視点から自分の視点へとつながる共感の糸を見つけてみよう。
感情を自由に表現する: 絵画を通じて感じたことや思ったことを自由に表現することも大切だ。
友達や家族と絵画について話し合い、共感や異なる視点を共有することで、より深い理解が得られるかもしれないよ。
「絵画を読む」ことで、美術館での絵画鑑賞が新たな魅力を持つものになるかもしれないよ。絵画は単なる視覚の楽しみだけでなく、感情やストーリーが込められた芸術作品。
観察し、解説を読み、共感を見つけることで、絵画の世界に没頭(ぼっとう)し、新たな視点を得ることができるよ。
美術館の楽しみかた
現代アートの展示や美術館独自の展覧会など、美術館の作品には見どころがたくさんあるんだ!
ここでは、美術鑑賞のコツを紹介(しょうかい)するよ!
身軽になって鑑賞しよう
長い時間見てもだいじょうぶなように、できるだけ身軽になっておこう。
美術館にはコインロッカーが設置されていることが多いから、上着や重たいかばんなどは預けてしまうことがおすすめだよ。
身軽になると、疲れにくくなって、作品をゆっくりと鑑賞することができるね。
もちろん、つかれたら無理(むり)はせずに、こまめに休憩(きゅうけい)しよう。
まずはざっと見てみよう
だから、最初はざっと見てみることがおすすめだよ。
一通り見たら、気になると感じた作品の場所に戻って、じっくり見てみよう。
特定のアーティストや時代に注目してみる
作品のテーマや表現方法をじっくりと観察してみると、アーティストの世界観が伝わってくるはず。
さらに、時代に注目するとおもしろい発見があるかも。
絵には、描かれた時代の社会情勢や文化が反映されていることがあるんだ。
気になった作品があったときには、ぜひやってみてね
お気に入りの作品を見つけてみよう
まずは自分が気になった作品や、好みの雰囲気(ふんいき)を持つ作品を探してみて。
もし気に入った作品があったら、その絵を見てどんな気持ちになるのか、自分自身の感じかたを大切にしよう。
お気に入りの作品なら、作品がなにを表現しているのか、作者のメッセージを考えるのも楽しいよね。
作品の前でじっくり時間を過ごしてみる
細部までよく見ることで、作者の表現やメッセージを感じ取ることができるはずだよ。
美術館に行ったら、ぜひ実践(じっせん)してみてね。
解説も読んでみよう
海外のアーティストなら、日本とはちがった背景を知れるかもしれない。 解説を読むことで、作品の意味やメッセージをより深く理解できるし、作品を鑑賞する視点も広がるんだ。
作品についての知識を深めることで、友達や家族との会話もより楽しくなるよ。
絵画をさらに楽しく鑑賞するために
美術館に行ったときには、積極的に利用してみよう。
オーディオガイドを借りてみる
大きな美術館だと、声優や俳優とコラボしていることもあるんだ。
作品についてのくわしい説明や解説を聞きながら鑑賞すると、より深い理解ができるし、新たな発見もあるかもしれないよ。
ワークショップも楽しい!
自分で絵を描いたり、工作をしたりすることで、アートをもっと好きになれるかも。
友達といっしょに参加すると、より楽しむことができるね。
ガイドツアーに参加してみよう
たとえば、作品が制作された歴史的な背景や、その絵が完成するまでにどのくらいかかったのかなど、くわしく解説してくれるよ。
絵を見ただけではわからない情報まで知ることができるんだ。
予約が必要な場合もあるから、事前にチェックしておこう。
鑑賞のマナーを守ろう
美術館に入る前に、必ず確認しよう。
作品には触らない
壊してしまう心配があるからね。
触れたくなるくらい素敵な作品があっても、ぐっと我慢(がまん)しよう。
撮影のルールを確認しよう
フラッシュが禁止されていたり、撮影禁止の作品があったりするよ。
ルールを守って鑑賞しようね。
鑑賞しながら飲食はしない
まわりで鑑賞している人の迷惑になってしまうよ。
みんなが気持ちよく美術館を楽しむために必要なルールだから、必ず守ろうね。
絵画だけじゃない楽しみかた
最後に、絵画以外でも楽しむコツを紹介するよ。
ミュージアムショップを見てみよう
おしゃれなデザインのアイテムが、たくさん販売されているよ。
お気に入りのものを見つけて、思い出に残る一日にしよう。
フォトスポットに行ってみよう
作品と一緒に写真を撮れる場所もあるから、探してみてね。
家族や友達と思い出の写真を共有しても楽しいよね。
思い出をたくさんの写真に残してみよう。
カフェに行ってみよう
カフェ自体がおしゃれな空間になっていることも多いよ。
おしゃべりをしながら、おいしいスイーツやドリンクを楽しんでみよう。
美術館全体を見てみよう
建物のデザイン、内装も美術館自体も見どころの一つだから、ゆっくりと散策してみよう。
全国のおすすめ美術館!
21世紀美術館(石川県)
フォトスポットも充実していて、アートを体感しながら楽しめるのがおすすめポイント!
箱根彫刻の森美術館(神奈川県)
シンボルの「幸せを呼ぶシンフォニー彫刻」は、全面にステンドグラスを張り巡らせた巨大な塔なんだ。
見るといやされる、幻想的な作品だよ。
広い敷地(しきち)に展示がいくつもあるから、1日中楽しめるところもオススメ!
大塚国際美術館(徳島県)
ゴッホの『ヒマワリ』、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』など、教科書にも出てくる芸術作品を多く展示しているよ。
実物の絵画は教科書で見るよりずっと大きいから、きっとおどろくはず!
長崎県美術館(長崎県)
世界的に有名な建築家で、2022年に開催された東京五輪の会場になった、新国立競技場を設計した人でもあるよ。
長崎県美術館は、その隈研吾が設計した美術館。
建物そのものがアート作品のようにきれいなんだ!
ダリやピカソなど、スペイン画家の作品が多く展示されているよ。
美術品も建物も見どころがたくさんだから、機会があったらぜひ行ってみてね!
大阪中之島美術館(大阪府)
特徴は、撮影自由なスペースが多いこと!
高さが7メートルもある腹話術人形や巨大なネコの像など、ユニークな展示が見どころだよ。
1階にはおしゃれなカフェもあって、充実した日を過ごせそうだよね。
仙台万華鏡美術館 (宮城県)
万華鏡をテーマとしていて、万華鏡の展示や、映像を用いた展示をしている。
実際に万華鏡を作ることもできて、気軽に楽しむことができるよ!
直島(香川県)
ベネッセと瀬戸内の島々とが協力して誕生した「ベネッセアートサイト直島」は、島が丸ごとアートになっているんだ!
なかでも直島には、「地中海美術館」だけでなく、ホテルと美術館がいっしょになった「ベネッセハウスミュージアム」もあるよ。
泊まりながら芸術鑑賞ができるなんて、おもしろそうだよね。
草間彌生(くさまやよい)が手がけた水玉もようのかぼちゃのオブジェも有名だ。
島のいたるところに芸術作品が展示されていて、観光しながらアートを楽しめるんだ!
友だちと行く美術館の楽しみ方
事前にアーチストを調べておこう
展示されているアーチストやコレクションについて少し調査してみよう。
事前に知識を仕入れておけば、ちんぷんかんぷんなんてことはなくなる。
話も盛り上がるよね。
今まで行ったことがある美術館を聞いておこう
友だちの過去の経験や好みがわかれば、美術館を楽しむ計画を立てる際に役立つよ。
とくに好きなアーチストや展示内容があるかもしれないよね。
相手の経験を踏まえてプランを練ろう
友だちが特定のアーチストや時代の作品に興味がある場合、その場所を重点的に訪れるのもいい。
また、美術館内のカフェやレストランでランチやお茶を楽しむ予定も立てておこう。
プランを立てる際には、相手が楽しむことを第一に考えてみて。
友だちと行く美術館でのNG行動
美術館内でのマナーやエチケットに気をつけて楽しもう!
館内ではお静かに
友だちと楽しく過ごすのはいいけれど、大声を出したり騒いだりしないように心掛けよう。美術館は静かな環境でアートを楽しむ場所だもんね。
否定的な感想はひかえる
だから、友だちと一緒に美術館を訪れた際、作品に対して否定的な感想を言うことは避けよう。ポジティブな意見や感想を共有したほうが盛り上がれるよ!
マナーを守ろう
非常識な行動は美術館内でことさら目立つ。友だちも引いてしまうかも。
はしゃぎたい気持ちを抑えてマナー厳守でいこう!
以上、初心者でも美術館を楽しむためのポイントを紹介したよ!
美術館の楽しみかたがわかったかな?
気になっているけど行ったことないがない人は、ぜひ一度、美術館に行ってみてね!
美術館の楽しみかたに興味を持ったキミにぴったりな仕事
この記事を読んで美術館や美術館で働く人に興味を持ったキミは「学芸員」を調べてみたらどうだろう?
イラストを見ることや描くことが好き! なキミは「CGデザイナー」がおすすめだよ。
インテリアや美しいものを見ることが好き! なキミは「空間デザイナー」という職業があるよ!
この記事を読んで美術館や美術館で働く人に興味を持ったキミは「学芸員」を調べてみたらどうだろう?
イラストを見ることや描くことが好き! なキミは「CGデザイナー」がおすすめだよ。
インテリアや美しいものを見ることが好き! なキミは「空間デザイナー」という職業があるよ!
どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!
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