『ミライ科 夏の映画祭2024
2日目「ミモザ」』
運動会のランナー決め、様子を見ながら賛成の手をあげるコウ。
好きなものを聞かれても、頭の中でぐるぐる考えて、思っていることとは違うことを言ってしまう。
部屋でなぜ自分は思っていることが言えないのか考えながら、ふと猫のミモザの写真に目をやる。
映画にはアニメーションもあるよね。アニメーションを作るアニメーターはどんなお仕事だろう?
アニメーターは自分の絵の動きで人を感動させる仕事
絵を0.1ミリ単位で動かしながら描く技術者です。
アニメをつくる工程にはたくさんの人が関わりますが、一般にアニメーターと言えば、原画を描く人(原画マン)と、その原画をもとに1コマ1コマを少しずつ動かしながら動画を描く人(動画マン)をさします。
アニメーターのやりがいはもちろんアニメ作品に関われること、自分の絵の動きで人をアッと言わせたり、感動させたりできることがやりがいの大きな部分です。
もっと具体的に言うと、有名なアニメ作品のテロップに自分の名前が載ったり、あこがれの作画監督の直筆が見られたり、といったアニメ好きだからこその楽しみ、やりがいもあるようです。
また、仕事を続けていけば1日何枚も描きます。当然画力は上がっていきますから、絵を描くことが好きな人は充実感を感じるでしょう。
アニメプロダクションなどで修業し、一人前になれるよう修行します
アニメプロダクションなどに就職したら、数年は修業の期間です。
先ぱいたちの作業の様子を見て、覚えていくことが多いようです。
一人前になると、フリーのアニメーターになる人もいて、いろいろなところから仕事を引き受けることも可能になります。
作品によっては長時間の作業になることもあり、さまざまな苦労を理解した上で、アニメが好きであることが基本条件です。
また、デザインやデッサンの能力も求められます。さらに、自分の力で新しいものをつくり出す独創性も必要です。