『1文字の苗字 漢字がムズカシすぎる読み方 』
今日は苗字の意外な読み方 についてお話ししよう!
日本の苗字には、一文字の漢字で表されるものもたくさんあるよね。
そのなかでも、意外な読み方がある苗字を紹介しよう!!
よくある1文字苗字
まずはよくある1文字苗字を紹介しよう。よくあるといっても、それぞれの意味まで深く考えてみるとおもしろいんだ。
関(せき)
関という漢字には水の流れをせき止めるために作った土手、人をせき止める関所などの
意味があるよ。
東(あづま・ひがし)
「あづま」については、ヤマトタケルが、亡くなった妃をしのんで「あづまはや」(わが妻よ)と呼びかけたという説、あつみ族(海部族)が東国で勢力をふるったことにより、「あつみ」がなまったなどの諸説がある。
「ひがし」は太陽が登る方角を意味する「日向処(日向かし)」が語源と言われるよ。
原(はら)
野を下った所に広がる平らな場所、開けたところ、広いところなどの意味から成り立っているんだ。
森(もり)
相模国の毛利庄(現在の神奈川県愛甲郡の辺り)の「毛利」が「森」と変形したものに由来する説。地形の「森」の由来とする説などがある。
林(はやし)
草木を生やす、土地や現象を盛んにするという意味から、転じて囃す(はやす)→林に。
地形の「林」の由来とする説もがあるよ。
読むのが難しい1文字苗字
次に、「たぶん、これは読めないよ?」の1文字苗字を紹介しよう。
漢字自体は簡単なんだけど意外な読みかたなんだよね。
一(にのまえ)
「一」と書いて「にのまえ」。二の前にあるから「にのまえ」。
ちょっと驚くよね。
「はじめ」と読むのは知っているけど「にのまえ」は知らなかったんじゃないかな?
二(したなが)
「一」が「にのまえ」なら「二」は「さんのまえ」?
違うんだなー。
「二」は「したなが」と読みます。ほらよく見てごらん?
「二」は上の棒より下の棒のほうが長いじゃない? なので「したなが」と読むんだって。
九(いちじく)
「九」は「きゅう」と読むけれど「いちじく」とも読むんだ。
「一字 九」と書くから転じて「いちじく」。なるほどー。
十(つなし)
一は「ひとつ」二は「ふたつ」三は「みっつ」四は「よっつ」五は「いつつ」六は「むっつ」七は「ななつ」八は「やっつ」九は「ここのつ」って読むよね。
でも十は「とお」で「つ」がつかない。そこから「つなし」と読まれるようになったんだって。
植物に由来する1文字苗字
じつは植物に由来する1文字苗字も多い。その植物の特性が漢字の形に反映されていることが多いよ。
柊(ひいらぎ)
植物の「柊」から。柊はギザギザの葉を持つことから魔除け、厄除けに使われてきたよ。
榊(さかき)
ツバキ科の植物から。榊は神木とされていて、枝を神に供えることがある。
橘(たちばな)
日本に古くから存在している柑橘系の植物から。常緑の葉が「永遠」を示すとして家紋などにも用いられているよ。
椿(つばき)
椿は2−4月のまだ寒い時期に開花するので春を告げる花なんだ。常緑広葉樹で寒い冬にも青々として、色あせない植物だね。
画数が多い1文字苗字
響(ひびき)
音や声が広く周囲に伝わって聞こえることを意味するよ。
耀(あかる)
[耀]は光が高く躍り上がる「かがやく」を意味するんだ。
魁(さきがけ)
「魁」の本来の意味は「大きな柄杓(ひしゃく)」なんだ。そこから「大きく優れた」の意味を持つようになったよ。
漣(さざなみ)
「漣」は海が小さな波を起こすようす。水を表す「氵(さんずい)」と、連続する意味の「連」を組み合わせた漢字だね。
鐵(くろがね)
「鐵」 は「鉄」の旧字体なので両方とも「てつ」「くろがね」の読み方を持つよ。黒い金属を意味しているんだ。
興味深いと思ったら漢字検定を受けてみよう!
今回の1文字の苗字のはなしで読めたり、興味深いと思った漢字はあったかな?
「興味あるかも!」と思ったキミは漢字検定を受けてみるのもいいかもよ。
身近な漢字の知らなかった側面がわかってびっくりしちゃうかもしれないね!
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