『冬に冷やし中華がない理由』

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2023.07.19
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「冷やし中華始めました」そんなのぼりを見たことはあるかな? 
中華料理屋さんだけじゃなくて、スーパーやコンビニでも、夏の風物詩として売り出し始める冷やし中華。
でも、どうして「そうめん始めました」とはお知らせされないのはなんでだろう......そうめんは、冬でも食べることがあるからかな? 
じゃあ、冷やし中華はどうして冬には食べないんだろう?

冷やし中華はいつから食べられている?

冷やし中華は、「中華」とついているけど、日本発祥とされる料理だよ。
昭和初期、1930年頃に誕生したといわれているんだ。
今でこそクーラーの効いたお店で食事ができるのは一般的だけど、当時はまだ空調も無かったため、暑い季節は中華料理店にはあまりお客が入らなかったんだとか。
そこで考え出されたのが、元祖冷やし中華だったんだ!

発祥の店とされているのは2つ

冷やし中華はどこで誕生したのか? 
実は、2つの店が「元祖」と名乗っているんだ。
1店目は宮城県仙台市にある「龍亭」。
昭和12年に「涼拌麺」という名前で開発・売り出されたのが元祖冷やし中華だといわれている。
きゅうりや卵などの具材は麺と別の皿で提供されて、自分の好きなバランスで食べるんだそうだ。
2店目は、東京都新宿区の「揚子江菜館」だ。誕生したのは昭和8年、富士山のような形に盛り付けられた「五色涼拌麺」が元祖冷やし中華と呼ばれるメニューだ。

地域で呼び名が違う

冷やし中華は全国各地で愛されているメニューだけど、実は呼び名が違うんだ。
関東では「冷やし中華」だけど、関西では「冷麺」と呼ばれることが多い。
ちなみに、冷麺は韓国料理としてよく食べられるものもあるけれど、それはそば粉などを使ったこしの強い麺を使う違う料理。
冷やし中華の場合は中華麺を使うんだ。他にも、北海道では「冷やしラーメン」と呼ばれているよ。

冷やし中華の日

冷やし中華をこよなく愛する人たちは日本中にいる! 
そして、そんな冷やし中華を愛してやまない人たちが作ったのが「冷やし中華の日」、7月7日。この日は二十四節季で「小暑」となることが多く、冷やし中華がピッタリの季節が始まるタイミングということで選ばれたといわれているよ。

冬に冷やし中華が売っていない理由

ところで、なぜ冬には冷やし中華の麺は売っていないんだろう?見かけるのはいつからいつまで......?

冬でもスーパーで冷やし中華を見かけることはある

実は乾麺を使ったインスタントの冷やし中華も登場しているから、1年中手に入る場合もあるんだ。
乾麺なら、比較的日持ちもするからいつでも冷やし中華を楽しむことができる!

冬の冷やし中華販売期間はいつからいつまで?

ただし、冷やし中華の具材としてよく使われる、きゅうりやトマトは夏野菜。
今では一年中手に入るけれど、やっぱり夏のイメージだよね。
麺の販売期間はその店によって違っていて、早ければ3月ごろから、秋を過ぎて売り上げが下がってくる10月ごろまでが多いみたい。

冬でも食べたい! コンビニ冷やし中華の代用品は?

コンビニで買う冷やし中華が好き! 
という人も多いかもしれないね。
乾麺と違って保存がきかず、売り上げが上がるかどうかが仕入れの決め手となるコンビニでは、5月ごろ~10月ごろまでが多いようだよ。
どうしても食べたいけれど売ってない......そんなときは、別のレシピで代用してみる手もある。

サンラータンメンを作ってみよう

黒酢のきいたすっぱいタレの冷やし中華が好きというキミは、サンラータンメンがオススメだ! 
漢字で書くと「酸辣湯麺」になるこのメニュー、トロリとした酸味と辛みのきいたスープに、細かくほぐした卵がピッタリ!

●サンラータンメン レシピ

気になったキミは作ってみよう!
■材料(2人分)
・中華麺......2玉
・木綿豆腐......4分の1丁
・えのきだけ......4分の1袋
・溶き卵......1個
・鶏がらスープの素......大さじ1
・醤油......大さじ1
・酒......大さじ1
・塩コショウ......好みの量
・酢......大さじ1
・ラー油......好みの量
・水溶き片栗粉......小さじ1の片栗粉を同量の水で溶いておく
・水......300CC

■作り方
1.豆腐は1cm角くらいに切り、えのきだけは半分に切ってほぐす
2.鍋で湯を沸かして、鶏がらスープの素を溶かす
3.2に1の材料を入れて火を通す
4.醤油、酒、塩、こしょうを入れて味をととのえる
5.水溶き片栗粉を加えて、とろみが出たら溶き卵を箸に沿わせながら少しずつ流し入れる
6.麺を規定の時間ゆでて、しっかり湯を切る
7.どんぶりに入れた麺にスープをかけ、酢を回し入れたら完成!

寒暖差で変わるコンビニ商品

コンビニの売り場で季節の移り変わりを感じる......それくらい、コンビニの商品は季節に合わせて変わっているよ。
冷やし中華以外にどんなものがあるかな?

おでん

まずはおでん。冬になると登場して、コンビニに入った瞬間「あ、おでんが始まってる!」と気付くくらい、いい匂いがするよね!

中華まん

冬の代名詞ともいえるのが中華まん。
8月頃からスタートして、4月頃まで販売されることが多いみたい。

花火

食べ物ではないけれど、花火も季節を感じさせるアイテムだよね。1年に1度はやりたいのが手持ち花火!

甘酒

冬になると飲みたくなる甘酒も季節商品といえるかも。
最近では、夏バテ予防にもいいということで、冷たい甘酒も売られていることがあるよ。
そもそも、甘酒は夏の風物詩だったという歴史があるんだ。

まとめ

季節によって食べ物のメニューが変わるのも、四季の変化がある日本ならでは。
冷やし中華も、夏しか食べられないことで季節を感じられる。
だから、販売されている貴重な期間にたらふく楽しもう♪

冬に冷やし中華がない理由に興味を持ったキミにぴったりな仕事
季節に合わせて商品を入れ替え、どうしたら売り上げが上がるか考えてみたいと思ったら「スーパーコンビニ店主」の仕事を調べてみよう。
冷やし中華を愛するあまり、自分で新商品を開発したい、なんて思ったキミは「食品メーカー」がピッタリかも。
おいしい冷やし中華を作るために、何度も試作してレシピを考えてみたい!というキミは「料理研究家」になれるかも。

どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!

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