『声のかけ方 友達へのファーストステップ』

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2023.03.31
2024.03.26

目次

新学年のスタートまであと少し!
クラス替えや委員会などで新しい人間関係や出会いが始まりそうだね。
キョロキョロまわりを見渡してもじもじしたり、だれかが声をかけてくれるのをじっと待っていたりするより、自分から声をかけたほうが逆にキンチョーしないしステキかもよ。
といってもどうやって声をかければいいか不安!ってこともあるよね。
今回は友達へのファーストステップとなる声のじょうずな声のかけかたのヒケツを紹介していくよ!

あまり知らない人に声をかけにくい理由

ところで知らない人に声をかけにくい理由って知っている?
声をかけにくい理由にはさまざまなパターンが考えられる。
だけど次に解説する3つのありがちな理由を知るだけでも、「なんだみんなもいっしょなんだ」と気がラクになるし、対策もたてやすくなるよ。

どう思われるか不安

声をかけにくい理由の1つ目は、「どう思われるか不安」ってこと。
勇気を出して話しかけたのに、無反応だったり、クールな反応だったりしたらがっかりするよね。
キミだけでなく、多くの人たちも「どう思われるか不安」で声をかけようか、どうしようか...って心の中で不安に思っていそうだよ。
逆にどう思われるか不安にならない人のほうが少ないかもしれない。

話題がない

2つ目は、「話題がない」ってこと。
声をかけようにも、声をかけたあとどうやって会話すればいいかネタが思いつかないよー。
そんな状況だとやっぱり声はかけにくいよね。
だって声をかけたあと、「しーん」ってお互い沈黙(ちんもく)で気まずくなるのはちょっとこわいもんね。

自信がない

3つめは、「自信がない」こと。
自分に声をかけられても、相手はうれしくないかも~⁉
自分なんかと友達になってくれるかな?
なんて、最初に相手を自分より上に見てしまうとおじけづいてしまうのも当たり前かも。
とくに相手が自分よりイケてる感じとか、恋愛感情はなくてもあこがれっぽい感じの子だとなおさら、自信がゆらいだりするかも。
はずかしがり屋さんや、謙虚すぎる人、傷つきやすいタイプの人は、ちょっと心当たりあるんじゃない?
さて声をかけづらい3大理由を紹介したけど、どうだったかな?
3つとも心当たりのあった人も大丈夫!
このあと対策をいろいろ紹介するので安心しよう。

話しかけづらい人もいる

ここで「話しかけづらい人」の特徴を知っておこう。
そういう人に話しかけるのは、より多くの勇気がいるし、リアクションが薄い可能性もある。
逆に自分がそうなっていないか、気をつけてみるといいんじゃないかな。

姿勢が悪い

基本的に姿勢が悪いと、心の中はあったかくても、話しかけづらい雰囲気(ふんいき)を作ってしまう。
たとえばしょんぼりと猫背だったり、うつむいていたりしている人に対しても、「話しかけないでくださいね」という無言のアピールを感じちゃうかも。
あとはオラオラした姿勢の人も、圧を感じて話しかけづらいかもね。

しかめっつら

基本的に表情がいつも「しかめっつら」の人も話しかけづらい。
本当は話しかけてほしくて待っているのだとしても、下手に声をかけたらとばっちりで怒られそうだし。
少なくとも「しかめっつら」の相手に、「わっ!あの人に話しかけちゃおう!ドキドキッ」とときめく人はかなり少ないといえるよ。

ノールックで返事

サッカーのパスじゃないんだし、ノールックで(相手の方向を見ずに)返事をする人も話しかけづらい!
極端にテレ屋なだけかもしれないけど、「この人、他人に興味ないのかな?」
「自分の話、理解してくれるのかな?」と不安になってしまう。

こういう人に声をかけよう

声をかけるのが苦手な人ほど最初に声をかける相手はちゃんと選んだほうがいいかもしれない。
さきほど紹介したような「話しかけづらいタイプ」はコミュ力の高い上級者にお任せして、まずは次のような「話しかけやすい」タイプに話しかけてみよう。
そうすればよい返事が返ってくる可能性が高い。
ここからは、話しかけやすいタイプの人の特徴を5つ紹介するよ。

いつも笑顔

最初に話しかけるなら、いつもニコニコな人に話しかけてみよう。
笑顔は話しかけてOK!というサインでもある。
いつも笑顔の人ならコミュ力が高い可能性があるし、こちらから話しかけたら、笑顔で返してくれる可能性が高いよ。

感情表現が豊か

笑ったり、喜んだり、感情表現が豊かでリアクション大きめの人は、最初に話しかけてみる相手にふさわしいかも。
リアクションにとぼしい人に話しかけてしーんとなるより、「こちらこそよろしくね!」のようないいリアクションが返ってきてホッとしそう。

清潔感があり健康的

どうせ話しかけるなら清潔感があって健康的な人に話しかけてみるのがよさそう。
清潔感や健康的な印象を持つ人は、それだけで相手に安心感を与えることのできる人。
基本的にコミュ力高めのことが多いので、声をかけたらいい反応をもらえそう。
自分が友達になりたい人はどんな人だろう?と想像してみると、「清潔感があって健康的」ってけっこういい感じだと思わない?

必ず挨拶(あいさつ)してくれる

「おはよう!」って必ず挨拶してくれる子は、人とのコミュニケーションを大事にしているはず。
そんな子には、友達へのファーストステップで自分から話しかけてみると、いい反応を返してくれそう。

よく相槌を打ってくれる

相槌(あいづち)って「人の話を聞いてますよ~」っていう気持ちのサイン。
よく相槌を打って話を丁寧(ていねい)に聞いている子は、基本的にコミュ力が高く、話しかけやすいタイプ。
勇気を出して話しかけたとき、ちゃんと受け止めてくれる可能性も大きいよ。
さて、話しかけやすい人の特徴を5つ紹介してきたよ。
つまりキミもこうなれば、相手から話しかける確率も上がるってわけだ。
新しい人間関係の中に飛び込むときは、こんな人は周りにいないか観察すると同時に、自分もこんな人になろう。

声をかける準備をしておく

さてここからはいよいよ声かけのウォーミングアップ!
「声をかけるのにわざわざ準備するの?」と思ったかもしれないけど、準備は大事、大事。
でもそんな大げさなことじゃないから安心してね。
コミュ力の高い人なら無意識にやっているような準備を紹介しよう。

清潔感 爽やかさ

声をかける前に身だしなみをチェック!
多くの人は、知らない相手と接するとき、まずは身だしなみで多くを判断したりするもの。
寝ぐせでぼさぼさの髪型とか、だらしない服装とかもチェックされがちだよ。
キミが相手だったらそういう子に話しかけられるより、清潔感のある爽やかな印象を与える相手に話しかけられたほうが安心しない?
清潔&爽やかに自分を整えることは相手へのマナーともいえるし、自信にもつながるよ。
朝出かける前や声をかける前に、できれば身だしなみを確認しよう。
特別にイケメン、イケジョじゃなくたって、清潔感、爽やかささえあれば、友達になりたいな~って思うものだから。

話題を仕込んでおく

話題を仕込んでいこう!
何話したらいいんだろう?という不安がなくなるだけで、声をかける勇気がぐんと出るよ。
ネタといってもいきなり笑いをとらなくてもいいはずなのでまずは相手がこたえやすい気軽な話題で十分!
初対面の相手でも盛りあがりやすい具体的な話題は、このあと紹介する「木戸に立ちかけし衣食住」というおまじないを参考にしよう。
ちんもくがコワイ人ほどまったく話題のネタを用意していないことが多いもの。
裏を返すと、初対面ですぐ打ち解けられる人ほど、話すネタをある程度用意するとか陰で努力していたりするんだよ。

笑顔を作る練習

笑顔は話しかけやすいムードづくりに欠かせないポイント!
笑顔だけで親しみやすいキャラにイメージチェンジできる。
笑顔でニコニコ話しかけられたら、相手は心をひらきやすいし、嫌な印象をもたないはず。
でも緊張で表情が固まったり、日ごろ笑顔に慣れていなかったりする人は、笑顔になる練習が必要だよ。
次の2つを意識してトレーニングしておこう。
1 広角をあげる。
2 目の力を抜いて目尻を下げる。
マスクをしているときは、口元だけ笑っていても伝わらない。
目元で笑顔をつくることが大切だよ。

体の力を抜く自然体で

話しかける前には、身体の力を抜いてリラックスしよう。
こちらがリラックスしたムードで話しかけることは重要ポイント。
もしもキミがガチガチに緊張していると、相手にも緊張が伝わってぎこちない感じになってしまうし。
でも(ダメ!!なんか緊張しちゃってる~!)って思ったときにはこんな方法がおすすめ。
「フ~~ッ」と息を思い切りはいて一度5秒間ぐらい体の力をダラ~ッっとゆるめてみよう。
脱力して自然体で話しかけると、それだけでお互いの心が打ち解けやすくなる効果があるよ。

話題は「木戸に立ちかけし衣食住」で

さてここからは具体的な会話のネタの選び方を解説!
話のネタの参考になるのが「木戸(きど)に立ちかけし衣食住」っていう言葉。
これは、初対面の人とでも盛り上がる話題のテーマの頭文字をとったものだよ。
「木(き)」=気象の話題。「寒いね~」「暑いね~」から会話はスタート。
「戸(ど)」=道楽、趣味についての話題。共通の趣味があれば盛り上がるね。
「に」=ニュース。最近のニュースについて知っておいて、話してみよう。
「立」=旅。旅行の話題はネタになる。最近行った旅行のこと。学校の旅行のことなど。
「ち」=知の話題。共通の友達について、とかだと話しやすいね。
「か」=家庭。家族のぐちも友達なら分かり合えるかも。
「け」=健康。キミたちの年代ではそれほど話題にならないかも!?
「し」=仕事。委員会とか部活の役割の相談とかね。
「衣」=着るもの。ファッションが好きなら盛り上がる!
「食」=食べ物。好きな食べ物、自分の食事時間や習慣についてなど!
「住」=住居。自分の家や部屋について。自分の部屋が狭い...とか弟がよく遊びに来るとか!? 

あまり知らない人に声をかけるコツ

さて最後に、あまり知らない人に声をかけるときの簡単だけど効果のあるコツを解説!
これらのコツを使えばスムーズに話しかけられて、ニガテ意識がなくなるかも。

横から声をかける

相手の真向かいや、後ろから話しかけずに、近くに寄って横の位置から声をかけよう!
人って真正面から話しかけると緊張しやすいし、後ろから話しかけられると本能的にこわい感じがするものなんだって。
でも横からだとフレンドリーな安心感を与える心理効果があるんだ。
話しかける前に、ささ~っと相手の横側のポジションに立って首や上半身をくるっと相手の方に向けてみよう。

まずは挨拶(あいさつ)

いきなり話題をふって話しかけるのもありだけど、まずはひと事挨拶して相手の警戒心をほぐし、そこから話に入ろう。
この2ステップを意識した流れなら、自分も相手も緊張しづらいかも。
おはよう、ありがとう、じゃあまた明日...など、あいさつの言葉なら、とくに考える必要ないし、実践しやすい。
話好きな相手なら、挨拶したことがきっかけで、むこうから話し始めることだってありうる。
相手からのあいさつを待つより、自分からしてしまうほうが、好印象にもなれるよ。

相手が聞かれたことのない質問をする

相手のことや状況をよく観察したうえで、相手が初対面であんまり聞かれたり言われたりしないような言葉をかけてみよう。
たとえば
「なんか(後輩)に好かれそうじゃない?」
「歴史の時間に目がキラキラしてたけど、歴史好きなの?」
「いつも猫のしっぽの小物持っているけど、猫のしっぽ好き?」
など。
これらの質問は、相手をよくみていないと出てこない質問だし、キミが相手に興味があることを伝えられる効果がある。
だからこそ相手にとってキミのことが印象に残り、好印象になりやすいんだ。
逆に毎回み~~んなから言われていそうな平凡なネタで話しかけると、「またか」と思われてしまうので印象に残らない。
たとえば、珍しい名前の人「めずらしい名まえだね」とか名前ネタで話しかけること。
美人の子に「美人だね」っていうことや、成績がよくて有名な子に「頭いいんだね」っていうことなんかもそう。
ただし、奇をてらうようなことや、マイナスなこと、失礼なことは聞かないでおこう!(←そんなのわかってると思うけど)

まとめ

もうすぐ新学年で新しい友達や仲間との出会いがいろいろありそうだね。
今回紹介したような声かけのコツを知っておくのもいいんじゃない?
自分から話しかけるのが苦手だっていうキミは、まずは話しかけやすい人を探したり、自分も話しかけやすいムードを心がけたりしよう。
話題を準備しておくなら、初対面でも盛り上がりやすい「「木戸に立ちかけし衣食住」の中から選ぶのがおすすめ。
ほかにも、横側から声をかけたり、自分からまずは気軽に挨拶するのもいい感じ。
コミュ力や観察力に自信のあるキミは、相手や状況をよ~~く観察してないと言えないようなことを質問して、ぐっと心を近づけてみよう。

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