『勉強してないアピールにだまさせるな!』
今日はテスト。ああぁ本当に、今日こそは本当に勉強できていない......!
登校して、みんなに「ヤバい、全然できてない」と訴えたら「わたしも~!全然やってないよ~」と共感してくれる。
でも、そういう子に限って、ノートはカンペキ、暗記もバッチリ、答案が返ってきてみたら95点とか。その度に「やられた......」と思うのだけど、いったい何を信じたらいいの!?
登校して、みんなに「ヤバい、全然できてない」と訴えたら「わたしも~!全然やってないよ~」と共感してくれる。
でも、そういう子に限って、ノートはカンペキ、暗記もバッチリ、答案が返ってきてみたら95点とか。その度に「やられた......」と思うのだけど、いったい何を信じたらいいの!?
「勉強してない」は本当なのか?
そう、もうキミは気づいていると思うけれど、「勉強してない」というのには3つのタイプがあるんだ。
本当に勉強していない場合
まずはこれ、本当に勉強時間ゼロ!やったとしても一夜漬けというパターン。
本当に目が泳いでいるとか、むしろ開き直ってへっちゃらとか、やらなくてもできちゃうとか。
本当に目が泳いでいるとか、むしろ開き直ってへっちゃらとか、やらなくてもできちゃうとか。
嘘をついている場合
次は、本当は結構しっかりやっているのに嘘をついている場合。嘘というか、話に合わせてくれている、もしくは謙遜しているという場合だ。
「勉強した」のレベルがそもそも高すぎる場合
最後は、自分の中の勉強量の基準が高くて、一般的な「勉強した」レベルでは満足できないタイプという場合。
だから「勉強してない」というのも本人的には嘘ではないというパターン。
だから「勉強してない」というのも本人的には嘘ではないというパターン。
なぜ「勉強してない」といいはるのか
問題なのは「嘘をついている場合」というタイプ。
どうして「あ、勉強したよ」と言わずに「勉強してない」といいはるんだろう?実はそこには理由があったんだ。
どうして「あ、勉強したよ」と言わずに「勉強してない」といいはるんだろう?実はそこには理由があったんだ。
失敗の予防線を張っている
それなりに試験勉強をしてテストを受けたのに、思ったよりも点数が悪かった。
みんなにも「今回は頑張った!」とアピールしたのに悪い点数だったとすると、「ああ、自分は能力が足りないのかも」とショックを受けてしまうし、周りからも「勉強したって言ってたのに、クスクス」なんて思われてしまうかもしれないよね。
前もって「勉強してない」といっておくことで、そのショックに対する予防線を張っているんだ。
みんなにも「今回は頑張った!」とアピールしたのに悪い点数だったとすると、「ああ、自分は能力が足りないのかも」とショックを受けてしまうし、周りからも「勉強したって言ってたのに、クスクス」なんて思われてしまうかもしれないよね。
前もって「勉強してない」といっておくことで、そのショックに対する予防線を張っているんだ。
まだ本気出していないと思い込む余地を残している
そして、「勉強してなくて......」ということで、点数が悪かったら「いや、でも本気を出せばいい点数が取れるはず。次は頑張れば大丈夫!」と思える余地を残しているともいえる。
自分に対する言い訳ができるようにすることで自分を守っているんだね。
自分に対する言い訳ができるようにすることで自分を守っているんだね。
セルフハンディキャッピングとは
実は、こういった行動には名前が付けられている。
あらかじめ言い訳をしておいて自分自身に不利な条件(ハンディキャップ)を課すことを「セルフハンディキャッピング」というんだ。
「勉強してない!」と言うことで、点数が悪くても「仕方なかった」と思えるし、もしもいい点数だったら「勉強してないのにいい点数ってすごくない!?」と満足感が上がる、という仕組みだ。
あらかじめ言い訳をしておいて自分自身に不利な条件(ハンディキャップ)を課すことを「セルフハンディキャッピング」というんだ。
「勉強してない!」と言うことで、点数が悪くても「仕方なかった」と思えるし、もしもいい点数だったら「勉強してないのにいい点数ってすごくない!?」と満足感が上がる、という仕組みだ。
勉強してないアピールがうざいとき
さて、周りから「勉強してない!」というアピールをされることもあるよね。
「あ、これはセルフハンディキャッピングというやつだな......」そう感じたらどう対処するのがいいんだろう?
「あ、これはセルフハンディキャッピングというやつだな......」そう感じたらどう対処するのがいいんだろう?
無視
うざいな、と思うレベルだったらその話はサラリと無視してしまうのがいいかもしれない。「ところでさ!」と違う話題に切り替えてしまおう。
スルー言葉でやり過ごす
「へー」「そうなんだー」くらい、気のない返事をして流しておくのもうまい手だよ。「え~そんなことないでしょ!」とか、相手の思うツボともいえる反応は返さずに、あくまでスルーすること。
牽制する
ちょっと高度なテクニック!それは相手に対して牽制する言葉を返すこと。
「へー!でもそれでいい点数取るんだよね、笑」とか、「そうなんだ~。まあ、いつも私の方が点数低くて傷付くんだけど、笑」とか、楽しそうな雰囲気にくるんで相手にチクリと投げ返すことだ。相手がドキッとしたら、牽制成功。
「へー!でもそれでいい点数取るんだよね、笑」とか、「そうなんだ~。まあ、いつも私の方が点数低くて傷付くんだけど、笑」とか、楽しそうな雰囲気にくるんで相手にチクリと投げ返すことだ。相手がドキッとしたら、牽制成功。
本当に勉強してない どうしたらいい?
さて、本当に勉強できていない、どこからどう見ても勉強時間が足りていない!というときはどうしたらいいんだろう?
テストのスケジュールを確認
まずは落ち着いて、いつが何のテストなのかスケジュールを確認しよう。
そのスケジュールに沿って、いつどの勉強をすべきか考えてみよう。あまりにテスト直前だという場合は、対策する教科を絞ったほうがいいかもしれない。
そのスケジュールに沿って、いつどの勉強をすべきか考えてみよう。あまりにテスト直前だという場合は、対策する教科を絞ったほうがいいかもしれない。
基礎を集中して勉強
本当に勉強できていないという場合は、とにかく基礎を確認することに時間を使おう。
ギリギリで応用問題に手を付けると、解けずに焦る気持ちも合わさり余計にパニックになる!
ギリギリで応用問題に手を付けると、解けずに焦る気持ちも合わさり余計にパニックになる!
まとめ
テスト前の不安定な気持ちのときは、自分も周りもイライラしやすい、不安も募りやすい状態になっているよね。
「ああ、これはこういう行動なんだな」と冷静に受け止めることで、イライラもおさまるかもしれないね。
惑わされることなく、テストに向けて頑張ってね!
「ああ、これはこういう行動なんだな」と冷静に受け止めることで、イライラもおさまるかもしれないね。
惑わされることなく、テストに向けて頑張ってね!
勉強してないアピールに興味を持ったキミにぴったりな仕事
テストにまつわるアレコレすら、楽しい思い出にしてほしい!学校という環境が好きだというキミは「中学校教諭・高校教諭」が向いているかも。
勉強に集中してサポートできる環境を作りたい、という場合は「塾講師」もいい。
セルフハンディキャッピングなど、人間の心理に興味がわいたキミは「カウンセラー」を目指してみてはどうかな。 どんな仕事かな?と思ったら「おしごと事典」を見てみてね!
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