『親子喧嘩 仲直りの方法』
どんなに仲良しな親子でも、ふとしたきっかけで、親子間でケンカになってしまうこと、あるよね〜。
でも何日も口をきかないなんてことになったら、お互いに辛いし、仲直りのタイミングが難しくなってしまう。
それに、家庭の雰囲気も悪くなっていくよね。
それは避けたい...!ケンカしちゃっても、早く仲直りしたい...!
そんな、みんなの内なる声に応えるべく、この記事では、親とケンカになってしまったときの対処法や、ケンカをしないためのポイント、仲直りのコツなどをお伝えしていくね。
目次
まずはケンカを悪化させないために
中学生は心身ともに、子どもから大人に急成長する時期。
大人からは反抗期、と思われて、ちょっとした言動からケンカに発展しやすいんだ。
親とのやりとりをストレスに感じる人もいるんじゃないかな。
でも大丈夫。もしケンカになりそうな場面に遭遇しても、上手にコミュニケーションをとればケンカは回避できる!
ここでケンカになりやすいNGパターンを勉強して、悪化を防いでいこう。
感情的になってはダメ
一番ダメな行動、それは感情的に気持ちをぶつけること。
怒りに任せて感情をぶつけても、相手の怒りをエスカレートさせてしまうだけだ。
大事なのは、怒りに怒りをぶつけても、決して解決しないということを理解しておこう。
気持ちを伝えるのは悪いことではない。
でも、伝える方法には気を付けて。
お互い感情的なときは、冷静になれる時間をあけることも大切だよ。
過去の話を持ち出してはダメ
小学校のときや、はたまた幼稚園のころまで。
「あの時もこうだった」「ずっとこう思っていた」など、過去のケンカの内容まで持ち出すのはご法度。
家族だと過ごしたきた時間が長いので、つい過去の話を交えて怒りを伝えたくなってしまうけれど、そんな昔のことまで根に持っているなんて!とこじれること間違いなし。
大事なのは、もしケンカになってしまっても、今は今、過去は過去、割り切って話すことが必要だ。
人格を傷つける言葉は控える
どんなに腹が立っていても、親自身の人格を否定する言葉は、絶対に言ってはいけないよ。
怒りに任せて、本心では思ってもいないこと。
例えば
「ママの子供として生まれたくなかった!」
「パパなんていなければいいのに」
などつい口走ってしまったことはないかな。
もしも感情に任せてひどい言葉を言ってしまったら、どんな状況だとしても、とにかく即謝ろう。 家族だから暴言を吐いても仕方ない、とは思わずに心を深く傷つける言葉は、家族だとしても関係修復を難しくすることは覚えておこう。
親子ケンカはこうして防ごう
小学生のときよりも、中学生の親子間はどうしてもケンカは起こりやすい。
でも、日頃から注意しておけば防げるケンカもあるよ!
ここでは、ケンカになりそうなときの、うまい対処のしかたを紹介していくね。
むかっときたら一度深呼吸
人間の怒りって、爆発力はあるけれど、持続力はない。
これは心理学上でも検証されていて、ひとの怒りのピークは5-8秒くらいと言われているんだ。
言い争いになって、ムカッときたとしても、そのまま口に出すのではなく、ひと呼吸おく。
簡単だけど、とても効果があるから試してみてね。
それでも怒りがおさまらないときは、とにかく怒りのピークをやり過ごそう。
おすすめは、一度トイレに行くなど、1人になる時間をさりげなく作ることだ。
なんでも口に出さない
思ったことを全部伝えるのは、自分はスッキリしたとしても相手にとってはものすごく負担だ。
友達と違い、家族だと遠慮がない分、今言う必要がないことまで口に出してしまう可能性があるのは、要注意だね。
日ごろから良いところを見つけよう
ケンカをなくすには、日頃から相手の良いところに目を向けておくのが大切だよ。
たとえば、ほめることがなく、いつも注意ばかりしてくる先生には、反抗したい気持ちにならない?
同じように、常に否定されたり、ケンカ腰では、親でも心を閉ざしてしまう。
少し口うるさいと感じることがあっても、じつは愛情あってこその心配から来るものだったりするもの。
親子だからこそ、感謝を態度で示すのも大切だよ。
仲直りのコツ
もしケンカしてしまっても、キミが仲直りしたいなと思っているならきっとうまくいく!
ここでは、仲直りの仕方について解説していこう。
解決はその日のうちに
ケンカしたまま何日も過ごすと、謝るという行為のハードルがどんどん上がっていってしまう。 もはや怒りはすっかり消えているのに、なんて声をかければ良いのかわからなくなってしまうことも。
お互いに「ごめんね」のタイミング待ちのまま、ずるずる過ごすのはつらいよね。
ケンカをしてしまったら、出来るだけ時間をあけずに、その日のうちに解消を目指そう。
話し合いの場を設ける
なにも話さない、というのがケンカにおいて1番問題になる。
だまって無視をしていると、親もキミの気持ちがわからなくて、不安になって、余計にピリピリしてしまうよ。
なんでケンカになってしまったのか、理由をきちんと話すようにするだけで仲直りはグッと近くなるよ。
自分が悪いと感じたら素直に謝ろう
ケンカをしていると、つい意固地になって絶対謝るものか!と思ってしまうかもしれないね。
でも、素直にごめんね、と気持ちを伝えられるだけで、じつはほとんどのケンカって丸く収まるもの。
キミからごめんね、って言えたら、きっと親も歩み寄ってくれるはずだよ。
相手の話を遮らずにきく
違う意見を言われると、つい「でも!」「だって!」と話の腰を折りたくなるけれどこのような否定語は、だいたいケンカを悪化させてしまう。
親の言い分をまずは全部聞いてみる。
ちゃんと聞いてくれた、と思うだけで、親も満足して、結果的にケンカも解決することもある。
ムカッときても、一呼吸おいて、まず相手の話を聞いてみるのは大切だよ。
おはようやおやすみのコミュニケーション
おはよう、おやすみ、という当たり前のあいさつもケンカをしていると無視しあったりしてしまいがち。
どんなにケンカをしていても、あいさつをするだけで、意固地になっていた気持ちがふっと和らぐもの。
ごめんね、のハードルが高かったら、小声でもいいからあいさつだけでもしてみると、案外親も、応えてくれるものだよ。
伝わる言い方をめざそう
相手に自分の気持ちを伝えるって、想像以上に難しいもの。
キミを赤ちゃんの頃から育児してきた親にとって、どんどん成長していくキミの気持ちが、 わからなくなるのはとっても不安なことなんだ。
うまく伝わる方法を、一緒に考えよう!
人の責任にして逃げない
自分の気持ちが伝わらないとき、(わかってくれないなら、もういいや)と伝えることをあきらめていないかな?
親でも、キミの心のなかまで見ることはできないから、やはり気持ちを伝えるのって大切なんだよね。
思っていることはきちんと言葉にして伝えてみると、案外うまくいくものだよ。
事実とキミの希望を混ぜない
事実と意見がごちゃ混ぜになっていないかな?
ありがちなのが、「みんなが言っている」といったが、じつはクラスで5人だけだった、など。
自分の周り=全員、など、希望を事実みたいに伝えてしまうことで、親ともめるケースは多い。
それって本当にみんなかな?など、一度自分のなかで整理してみるといいね。
自分の言葉のくせに気をつける
ひとは無意識のうちに、自分に都合のいいように言葉を置き換えるものなんだ。
自分の言葉に、そんなクセがないか、客観的に考えてみるのも大事だね。
ポジティブな表現を心がける
いつもネガティブな話し方をしていると、何気ないことがケンカや不和につながりやすい。
ポジティブな言葉は、前向きな気持ちを生むよ。
普段から、前向きな言葉を使うようにしていくと、それだけでケンカの火種はほとんど鎮火できるものだよ。
まとめ
どうだったかな?
親とのケンカのときに一つ思い出してほしいのが、親が口うるさく言うのは、キミを大事に思っているからってこと。
大切だから、心配になってしまって、あれこれ口を出してしまうのが親ってものなんだよね。
そう思うと、少し気持ちが和らがない?
親もキミとのケンカは望んでいないはず。
ムカッとしても、深呼吸して、このことを思い出して仕方ないなぁ、って逆に大人になってみよう!
ケンカが減って、キミが気持ち良く過ごせるように、応援しているよ!